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FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に|

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FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

東西FXニュース – 2022年6月17日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 英インフレ予想が秋に11%超で対策での英政策金利が1.25%に利上げ決定
  • FRB利上げ後の景気減速懸念の欧米株安では低リスク通貨の円買い抵抗も
  • スイス中銀(SNB)の予想外の0.5%利上げの影響

今日2022年6月17日金曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が134円64銭前後から高値132円19銭前後の値動き幅約2円45銭で、今夜17時の東京市場終値は134円31〜34銭前後で、前日比で約9銭の円安ドル高であった。

原因は、今日の日本銀行(日銀)政策金利発表で、日本市場の予想通り、日銀はこれまでの−0.1%のマイナス金利を現状据え置きで、日米金利差拡大で最近の円安要因となっている金利抑制の大規模緩和の金融政策も現状維持で継続する方針であったことが影響した。

一方で、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場では、昨日のスイス中央銀行SNB)の予想外の利上げ後で、その前日0.75%の利上げをした米連邦準備理事会(FRB)や、昨夜に1.25%の英政策金利への0.25%の利上げした英国中央銀行イングランド銀行BoE)などのイベント後の利益確定や持ち高調整が進むなか、米国市場の海外の一部の投資家達の間では、スイス中銀と同じくハト派として知られる日銀の利上げの可能性への思惑もあったことからドル売りの円買いが入っており、FRB利上げ後の米株式市場での米景気減速懸念の株売りで欧米株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いなども加わって、ニューヨーク市場時間には対ドルの円が一時131円中盤まで上昇もしていたが、今日の日本市場では日銀の金利抑制の大規模緩和継続発表のニュースを受けて、再び円が売られてドルや外貨が買われて上昇し、大きな流れでの日米金利差拡大予想の円安ドル高トレンドが再開した。

今朝10時頃の仲値決済でも、今朝の日銀政策金利発表後で、イベント前の一時の買い控えからは一転して、実需での輸入用の円からのドル買いが入り、特に来週月曜の20日は日本では5と10のつく日で企業の決済日の集中しやすい「五十日」にあたるが、貿易先の米国は6月19日の日曜日のジューンティーンス独立記念日の振替休日で、今年の6月20日は休業予定であるために、今日のうちに決済が済まされる企業も多く、ドルが上昇した。

日銀は公表文では「金融・為替市場の動向やその経済・物価への影響を、十分注視する必要がある」とはしていたが、今日の日銀の黒田東彦総裁の現状維持で口先介入だけの「最近の急激な円安は経済にとってマイナス」の発言後には、市場ではむしろ円売りのドル買いが強まり、今日の円の安値の134円64銭付近にまで円が売られて一時急落した。

しかし、今日のドルの高値であったために、直後には利益確定のドル売りの一時抵抗や、安値での円の持ち高調整に加え、米長期金利の指標となる10年物の米国債の利回りが上昇幅を下げた際などに円が一時は少し買い戻されたが、午後にも黒田総裁が会合後の記者会見で、現状の日銀の長短金利操作のイールドカーブ・コントロール(YCC)にも「まだ限界は来ていない」と現状維持姿勢を貫き、日銀は金融引き締めはしないという意思を改めて強調していたことで、再び元の円売りドル買いのトレンドが継続し、17時に134円31~34銭で前日比9銭の円安ドル高で今日の東京終値をつけた。

日本時間の午後から時差で朝の欧州英国市場でも、欧米豪などの主要国の各国中銀がインフレ対策などで利上げを進める中で、金利抑制で方向性の違う日銀の金融政策との違いが意識されていた。

今日の欧州ユーロも、先述の円売りの影響などで相対的に上昇し、17時の東京終値は141円23~27銭で、前日比1円69銭の大幅な円安ユーロ高であった。

ユーロ対ドルも、米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会FOMC)の利上げ加速後の米景気減速懸念やイベント後の利益確定や持ち高調整などのドル売りの影響で、17時の今夜の東京終値は1.0515~1.0516ドルで、前日比1.19セントのドル安ユーロ高だった。

今日の英ポンドは、兼ねてから西欧最悪の記録的な英国のインフレが、前回4月の春の「英エネルギー・ショック(Energy Shock)」に続く秋の電気代再値上げ時期に11%を超える予想が出ており、英インフレ対策と外貨投資獲得目的等もあり、昨夜20時に英国中央銀行イングランド銀行BoE)は市場予想通りの0.25%の利上げを継続し、英国の新政策金利を1.25%に決定した。そのため、今日の日銀の発表を受けて、日英金利差拡大による円売りの英ポンド買いが優勢で、今夜17時の東京終値の対円の英ポンドは、165円14〜20銭で、前日比約1円94銭の円安ポンド高であった。

ただし、昨夜から今朝の英国ロンドン市場や米国ニューヨーク市場では、一部の投資家の間では英国にも0.5%の大幅利上げの期待があったことや、米国やスイスの大幅利上げ幅と比べると小さかったことから、結果発表後に一時はポンドが売られた時もあった。

今日のスイスフランは、昨日にスイス中央銀行スイス国立銀行SNB)が、市場予想外の利上げを決定したことでは、欧米株式市場で世界経済が物価高と景気後退が同時に起きるスタグフレーションに陥るのではないかという警戒感が広がり、株売りによる欧米株安が起きた一方で、スイス銀行への投資条件に有利な金利上昇に加えて、リスク回避の安全資産としてスイスフランも買われたことで、今日の日銀の影響での円売りもあって円相場で上昇しており、今夜17時の東京終値は139円32〜38銭で、同時刻の前日比で約2円56銭の大幅な円安スイスフラン高となっていた。

今日の豪ドル対円も、豪中央銀行のオーストラリア準備銀行(RBA)も以前に利上げしていたことから日豪金利差が拡大していたが、今日の日銀の金利抑制継続の円売りの影響もあり、今夜17時の東京終値は93円89〜93銭で、前日比77銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月17日の日本時間(JST)19時13分(英国夏時間(GMT+1)11時13分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:13の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.83 〜 134.84 +0.61(円安)
ユーロ/円 141.84 〜 141.85 +2.30(円安)
ユーロ/ドル 1.0519 〜 1.0520 +0.0123(ドル安)
英ポンド/円 166.07 〜 166.13 +2.87(円安)
スイスフラン/円 139.53 〜 139.59 +2.77(円安)
豪ドル/円 94.30 〜 94.34 +1.18(円安)

 

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FXニュース:米連邦公開市場委員会(FOMC)が通常の3倍の0.75%の利上げを決定

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FXニュース:米連邦公開市場委員会(FOMC)が通常の3倍の0.75%の利上げを決定

FXニュース:米連邦公開市場委員会FOMC)が通常の3倍の0.75%の利上げを決定

東西FXニュース – 2022年6月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年6月16日木曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が134円68銭前後から高値133円95銭前後の値動き幅約73銭で、今夜17時の東京市場終値時点は134円24〜25銭前後で、昨朝に米連邦公開市場委員会FOMC)の0.75%の大幅利上げ加速予想で一時135円60銭付近の円安ドル高を記録した前日比では、今日は約46銭の円高ドル安の終値であった。

また17時の東京終値後の今夜19時前の欧州英国市場では、後述のスイス中銀利上げでのユーロリスクや欧米株安などのリスク回避で、低リスク通貨の円は対ドルで一時132円台前半付近に買われた時間もあった。ただし、大きな流れとしては、日米金利差による円安要因は大きく、ここ3ヶ月ほどで15円近い円安ドル高が進んでいた。

日本時間で今朝3時頃に、時差で15日付の米国では米連邦準備理事会(FRB)が、今月の米連邦公開市場委員会FOMC)の最新結果発表で、昨日の東西FXニュースでもお伝えした市場予想通りの、通常の3倍となる0.75%の利上げを決定した。これにより、米国の新政策金利の米フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は1.50%〜1.75%になり、日米金利差が拡大した。利上げの理由は、現在8.6%を超えているとも言われている米国の高インフレ対策が主な要因で、1994年以来で最大の利上げ幅になった。

この発表を受けて、昨夜から今朝のニューヨーク外国為替市場では、利上げ発表時のドル買いが一時活発になり、イベント前には134円台中盤だったドル円が、一瞬で135円寸前の134円96銭付近にまで跳ね上がった。

しかし、すぐに高値での利益確定のドル売りと、利上げ理由などで欧米の8〜9%の高インフレ率が再意識され、比較すると米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%のインフレ率に近い日本の低リスク通貨の円がドル売りのペアで買われ、対円のドルは利上げ時の一時急上昇後に急落し、一時は133円台中盤の133円51銭付近にまで売られ、わずか数時間で約1円近いイベント時特有のボラティリティの高い値動きを見せた。

原因は、米連邦準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が、会合後の記者会見で次回の7月の会合について「0.5%か0.75%の利上げを見込んでおり、0.75%の利上げが普通になるとは考えてはいない」と発言した影響が大きく、今月に続いて来月にも0.75%の積極的な利上げ継続の期待が市場で強まっていただけに、議長の発言が予想ほどのタカ派ではなかったことでインフレ警戒や米景気懸念のドル売りが再燃し、今後の日米金利差拡大予想が減退したことで、米債券市場では米長期金利が一時3.28%に低下し、前日終値の3.47%から大幅下落した際にドル売りと低リスク通貨の円買いが優勢になった。

米連邦準備理事会(FRB)に対しては、約40年ぶりの高インフレを予想できなかったことや、対応の遅さへの批判も浮上しており、今回のFOMCの声明は、「委員会はインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている」と強調されたことで、ドル売りのペア先に、その目標に近い2.1%のインフレ率の低リスク通貨の日本円が再意識された。また、米景気懸念時のドルから買えるリスク回避用の低リスク通貨としては、最近の円安で円にはお買い得感が出ており、リスク回避や持ち高調整で買われる機会もあった。

また、米連邦準備理事会(FRB)が発表した2022年末の経済見通しが2.8%から1.7%に下がっていたが、米株式市場では今後の利上げペースが予想ほど加速されなければ、利子払いのある借入金での投資やレバレッジも扱う米株投資では、利上げ加速継続による米株景気減速懸念は減少し、ニューヨーク株式市場は主要三指数が上昇し、株安時のリスク回避用に買われていた安全資産のドルが売られた。

そのため、米連邦公開市場委員会FOMC)で、米インフレの高止まりによる大幅利上げが予想の範囲内で決定された日米金利差でのドル買いの一方で、米連邦準備理事会(FRB)議長の発言やFOMC要旨発表の内容が予想以下だったことで米長期金利が低下し、利上げ発表時のドルの一時上昇後には、利益確定のドル売りや持ち高調整の円買いが優勢になり、今朝までのニューヨーク外国為替市場の円相場は、米国では9営業日ぶりに大反発して、133円75~85銭の前日比1円70銭の円高ドル安だった。

その流れを受けて始まった、今日の日本の東京外国為替市場では、今朝の利上げのニュースによる日米金利差拡大ではドルが買われ上昇し、特に10時前の仲値決済では日本の輸入企業が円売りのドル買い注文が目立ち、11時過ぎには一時134円68銭付近で、昨日の円安ドル高の東京終値付近の横ばいレンジに近くなった。

原因は、今朝発表された最新の日本の5月分の貿易収支が、ロシアによるウクライナ侵攻の影響での原油資源高や長引く円安などで、市場予想を超えた2兆3847億円の大赤字で、1979年以降で2番目と言われる赤字額を記録した。そのため、日本市場では、貿易企業などが輸入用実需の外貨需要を意識し、円売りのドル買いが優勢であった。

午後になって時差で朝の欧州英国市場が参入すると、再びドル買い後のドル売りと円買いが起き、ドルは対円で急落した。先日の欧州中央銀行(ECB)の利上げ発表後の反応や米国市場の反応と似ており、利上げ直後は一時買われたが、利上げ理由が欧州同様にインフレで米景気懸念が同時浮上し、米国市場同様の反応だが、米利上げ時のドル買いと会見後の円買いの影響で、ユーロに対してはドル高と円高になっていたのだが、特に16時半にはスイス中央銀行スイス国立銀行政策金利を0.50%利上げすると発表し、市場ではスイスは政策金利を据え置くという予想がこれまでは優勢であったために、予想外に急な利上げで欧州景気への影響の懸念からユーロリスクが増え、ユーロに対しても低リスク通貨の円買いが優勢となった。

安全資産のドルも米インフレ景気リスクが意識されていたことでスイスフランに対して売られ、ドル売りが円相場にも波及した。

また、欧米の高インフレによる景気経済減速懸念から、今夜の欧州英国市場では欧州株や米株指数先物が大幅安になり、低リスク通貨の日本円買いが活発になった。そのため、今日の東京終値17時の後の18時台の欧州英国市場では円相場が一時急騰し、19時前に一時132円前半を記録した。

欧州ユーロは、欧州中央銀行(ECB)が臨時理事会を開き、ユーロ圏の一部の国債利回りの急上昇リスクへの対応を決定したことで利回りが低下し、ユーロがドルや円に売られていた。それに加えて、米利上げ時のドル買いや円買いでユーロが下げていたところに、今日のスイス中銀のユーロリスク売りで、ユーロは今日の円相場では大幅なユーロ安になっており、今夜17時の東京終値は139円50~53銭で、前日比1円47銭の大幅な円高ユーロ安であった。ユーロは対ドルでも下げており、17時の東京終値は1.0392~1.0393ドルで前日比0.73セントのドル高ユーロ安だった。

今日予想外に利上げしたスイスフランは、対ドルでも円相場でも急上昇し、17時の東京終値では137円0〜7銭で、前日比2円51銭の大幅な円安スイスフラン高であった。

英ポンドも、今夜この後の20時に英国中央銀行イングランド銀行(BoE)が新政策金利を発表の予定で、執筆段階の19時時点では、まだ外貨波及のイベント前の値動きをしているが、今日17時の東京終値では162円30〜36銭で前日比52銭の円高ポンド安だった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月16日の日本時間(JST)19時13分(英国夏時間(GMT+1)11時13分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:13の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 133.21 〜 132.22 -1.49(円高
ユーロ/円 138.52 〜 138.54 -2.45(円高
ユーロ/ドル 1.0398 〜 1.0399 -0.0067(ドル高)
英ポンド/円 161.96 〜 162.02 -0.86(円高
スイスフラン/円 135.76 〜 135.82 +1.26(円安)
豪ドル/円 92.87 〜 92.91 -0.80(円高

 

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FXニュース:日米金利差拡大の円売りドル買いで円安ドル高トレンドが継続

FXニュース:日米金利差拡大の円売りドル買いで円安ドル高トレンドが継続|

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FXニュース:米長期金利3.49%記録で日米金利差拡大の円安が一時135円60銭付近に

FXニュース:米長期金利3.49%記録で日米金利差拡大の円安が一時135円60銭付近に

東西FXニュース – 2022年6月15日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年6月15日水曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が135円30銭前後から高値134円53銭前後の値動き幅約77銭で、今夜17時の東京市場終値時点は134円69〜71銭前後で、前日比27銭の円安ドル高であった。また、今日は朝7時前の世界市場では一時135円60銭付近の円安ドル高も記録し、一昨日に1998年以来の約24年ぶりの円安と言われた135円台前半の記録を135円台後半に更新した。

原因は、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場の米債券市場で、現地時間で今日(日本時間では時差で明朝3時頃)に米新政策金利を発表予定の米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会FOMC)が、米ウォール・ストリート・ジャーナルにも掲載されて世界的な話題になっている通常の3倍の0.75%の利上げを実施するのではないかという予想が強まっており、米長期金利が一時3.49%台と前日比で0.13%上昇の2011年4月以来の高水準を記録したことで、日米金利差拡大予想のドル買いと円売りの円安ドル高トレンドが優勢になった。

その一方で、日本銀行は円安要因の金利抑制の量的緩和の金融政策を現状維持するだけでなく、昨日の発表では今日の公開市場操作国債買い入れオペを、予定額よりも更に増額し、買い入れ対象も追加した入札方式で通知したために、利上げ方向の米国と金利抑制方向の日本の金融政策の方向性の違いが明確になり、今朝のニューヨーク市場の円相場は現地で8営業日続落の135円45~55銭で、前日比で約1円5銭の円安ドル高のニューヨーク終値をつけており、その後の今朝の世界市場や日本東京市場に多大な影響を及ぼした。

日本時間の今朝7時前には、その後の世界市場に今朝までのニューヨーク市場の円安ドル高トレンドが引き継がれ、対ドルの円は一時135円60銭付近まで売られて、1998年10月以来の円安ドル高の記録を更新した。

世界市場でも今日の円安ドル高の理由は同様に、米国時間で本日15日に発表予定の米連邦公開市場委員会FOMC)が世界的にFX投資等で注目されており、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ幅を通常の3倍の0.75%に加速する予想は世界ニュースで拡散されており、米長期金利上昇時の円売りドル買いが優勢になっていたからである。

しかし、今日の日本市場では、早朝に一時135円60銭付近の記録的な高値に達した後は、記録的な高値のドルの利益確定売りや、安値での円の持ち高調整買い等も入り始め、日本の投資家達の中には米連邦公開市場委員会FOMC)の結果が分かるまでは慎重な様子見の動きもあり、今朝の安値更新後の円は日本市場時間に下げ幅を縮小していった。

今日は10時頃の仲値決済でも、本来は15日で日本の貿易企業などの決済日が集中しやすい5と10の付く日の「五十日」であるが、今日は米連邦公開市場委員会FOMC)の結果発表前で米ドルにイベントリスクもあり、また先日から日本政府の急速な円安への牽制発言や、先日に撤回はされたものの「#値上げ受け入れてません」で一時ツイッター話題入りをした「家計の許容」問題発言の日銀黒田総裁への世論の批判も相次いでいたことから、大企業の派手な目立つ大取引は一時控えられ、なるべく手持ちの外貨で決済し、必要最低限だけ売買されている様な値動きも見られた。

そのため、今日の日本時間の取引で円相場は今朝の下げ幅を徐々に回復していき、日本時間の取引で米長期金利の上昇も午後には落ち着いてきたので、米連邦公開市場委員会FOMC)の結果発表前でイベントリスクのドルの利益確定売りの円の買い戻しや、円の持ち高調整も進んでいき、今朝よりは比較的小幅な円安ドル高での今夜17時の東京終値をつけた。

日本時間で今夜21時半にも、米国重要経済指標の米小売売上高5月分などの発表が予定されており、日本時間では明朝3時の米連邦公開市場委員会FOMC)の発表前に、世界の投資家たちが注目している。

今日のユーロは、欧州インフレ経済懸念のユーロ売りもある中で、今日はドルに対する円安が波及した他にも、今日の午後に日本時間18時から欧州中央銀行(ECB)が臨時会合を開くというFXニュースが話題になって午後には一時は金融政策期待のユーロ買いが入った。

その後、ロイター通信などが今夜の欧州中央銀行(ECB)の臨時会合はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の再投資について話し合われる予定との報道が入ってからは再びユーロ売りも混在したが、今夜17時の東京終値時点のユーロの円相場は141円2~5銭で、前日比で約32銭の円安ユーロ高であった。ユーロは対ドルでも、17時には1.0470~1.0471ドルで、前日比0.03セントのドル安ユーロ高だった。

また、今夜17時の東京終値の後の時差で朝の欧州英国市場では、18時に発表されたユーロ・鉱工業生産指数4月分は前月比では市場予想通りの0.4%に前回改定値の−1.4%から改善されていたが、同時発表の欧州ユーロ圏の貿易収支4月分は、季調前が前回の164億ユーロ減に対し今回は324億ユーロ減で、 季調済も前回176億ユーロ減(改定値 178億ユーロ減)と市場予想145億ユーロ減に対して今回317億ユーロ減で、欧州景気対策の必要性での欧州利上げ予想と、欧州経済懸念でのユーロ売りとが揉み合うレンジ市場も見られた。

今日の英ポンドは、日本時間で明日の夜20時に英国中央銀行イングランド銀行BoE)が新金融政策を発表予定で、イベント前の値動きも見られた。そのため、今日17時の東京終値では162円8〜14銭で前日比37銭の円高ポンド安であったが、その後の欧州英国市場では、西欧先進国で最悪のインフレ率の英国でも利上げがされる可能性もあることから英ポンドが買われ、19時前に東京終値前日比でレンジになる時間もあったほか、19時頃には一時円安ポンド高に市場反転の域になった時間もあり、その後、19時台に再び円高ポンド安にも戻るレンジ圏での値動きがあった。

オーストラリアの豪ドルは、今日発表された豪ウェストパック(Westpac)消費者信頼感指数6月分が、前回マイナスの5.6%減に対して、今回も4.5%減だった。17時の今日の東京終値は、93円4〜8銭で2銭の円高豪ドル安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月15日の日本時間(JST)19時23分(英国夏時間(GMT+1)11時23分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:23の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.42 〜 134.43 +-0.00(レンジ)
ユーロ/円 140.83 〜 140.85 +0.13(円安)
ユーロ/ドル 1.0476 〜 1.0478 +0.0009(ドル安)
英ポンド/円 162.41 〜 162.47 -0.04(円高
スイスフラン/円 134.68 〜 134.74 -0.52(円高
豪ドル/円 93.26 〜 93.30 +0.20(円安)

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FXニュース:日米金利差拡大の円売りドル買いで円安ドル高トレンドが継続

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FXニュース:日米金利差拡大の円売りドル買いで円安ドル高トレンドが継続

FXニュース:日米金利差拡大の円売りドル買いで円安ドル高トレンドが継続

東西FXニュース – 2022年6月10日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年6月10日金曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が134円48銭前後から高値133円 37銭前後の値動き幅1円11銭程で、今夜17時の東京市場終値時点は133円61〜63銭前後で同時刻の前日比で約14銭の円安ドル高であった。

原因はまず、昨夜の東京終値の後に、欧州中央銀行(ECB) 理事会が来月7月1日の量的緩和金融政策の終了と、7月中の0.25%の利上げ実施を発表し、更に9月には通常の倍となる0.5%の追加利上げも行う可能性を示唆したことで、欧州国債利回りが上昇した影響が米国債にも波及しており、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場では、米長期金利が一時3.07%と約1カ月ぶりの高水準に上昇し、日米金利差拡大によるドル買い円売りが優勢で、今朝9時頃までに134円48銭付近の円安ドル高になっていた。

そのトレンドの影響を受けて始まった今日の日本市場でも、米長期金利上昇による日米金利差拡大と、欧米の相次ぐ利上げに対して金利抑制の金融緩和を継続している日本銀行との金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想での円売りドル買いが継続していた。

今日は10日で、日本企業の決済日の集中しやすい5と10のつく日の「五十日」であったが、今朝10時頃の仲値決済では、輸入企業のドル買いと輸出企業のドル売りがほぼ相殺する値動きとなっていた。

しかし、今夜21時半には米連邦準備理事会(FRB)も注視している最新米経済指標の消費者物価指数(CPI)5月分の発表を控えており、前回の発表時にはドル円の値動きに大きく影響したことから期待のドル買いが入った後には、イベントリスクで発表前の持ち高調整の円買いドル売りの抵抗や、結果が分かるまでは積極的な売買を控えたいというドルの買い渋りや投資家達の慎重な様子見の動きなども出てきており、133円台になる時間も出てきた。

また、今朝、鈴木俊一財務相が「為替相場の安定は重要で、急速な変動は好ましくない」と発言した時には以前と同じ内容で反応薄だったが、今日のお昼のニュースで午後に日本政府の財務省金融庁日本銀行三者会合を実施すると報道された際には、為替介入の可能性も考えられたことから、為替安定方向の円買いドル売りの抵抗がより目立つようになった。

夕方16時頃に日本政府の財務省金融庁日本銀行は今日の三者会合後の共同声明で、「急速な円安の進行が見られ、憂慮している。各国の通貨当局と緊密な意思疎通を図ると共に、必要な場合には適切な対応をとる」という意向を発表をした。会見後のインタビューでも神田真人財務官が、「あらゆるオプションを念頭に置き、機動的に対応」する意向を述べており、同時刻の日本市場では為替安定方向の円の買い戻しが入り、一時133円37銭付近の今日の円安の中での円の高値を記録した。

しかし、夕方には時差で朝の欧州英国市場も参入しており、日米金利差拡大などによる円安ドル高のトレンドも継続していたため、133円61〜63銭付近にドルが買われた前日比14銭前後の円安ドル高で17時の今日の東京終値を迎えた。

今日のユーロは、先述の通り、欧州中央銀行(ECB)の来月の量的緩和政策終了と金融引き締めの利上げ開始での約11年ぶりの利上げの発表を受けて、欧州債の利回りが急上昇したのだが、理事会の声明では、ロシアのウクライナ侵攻の影響等による資源高などで、ユーロ圏の消費者物価上昇率が8%を超えており、欧州インフレ問題の対策で金融政策の正常化を急ぐ内容等が含まれていたことから、欧州経済懸念でのユーロリスクも同時浮上していた。

そのため、昨夜の英国ロンドン市場と昨夜から今朝の米国ニューヨーク市場では、欧州ユーロ圏の利上げ発表後のドイツなどの欧州債利回りの急上昇時にはユーロ買いが起きたものの、その後には欧州経済減速懸念のユーロ売りが、特に安全資産のドルと低リスク通貨の円で優勢となっており、今日の日本東京市場でも、円は対ユーロで11営業日ぶりに反発し、17時の東京終値は141円98銭~142円0銭で、前日比で約86銭の円高ユーロ安であった。

ユーロは安全資産のドルに対しても欧州経済減速懸念のユーロリスクで下げており、17時の今夜の東京終値は1.0625~1.0626ドルで、同時刻の前日比で約0.77セントのドル高ユーロ安だった。

今夜の東京終値後の18時半過ぎには、欧州中央銀行(ECB)理事会ではタカ派で有名なオーストリア中央銀行のホルツマン総裁が同内容を語ったことで、0.5%を超える9月の大幅利上げ予想が出ずに、一時1.0596ドル付近になり、今日の対ドルのユーロの安値を更新した。その影響で対円のドルも19時前に133円97銭付近に上昇した。

今日の英ポンドは、16時頃の財務省金融庁日本銀行三者会合の声明発表後の円買いの影響もあり、また欧州懸念の8%よりもさらに悪い9%の英国のインフレが年内に10%を超える見通しで、英経済減速懸念のリスクから安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して英ポンドが売られた影響で、17時の今日の東京終値の円相場でも166円60〜66銭で、前日比1円29銭の大幅な円高ポンド安であった。

欧米の先進国で現在最悪のインフレ率の英国では、今でも英国中央銀行イングランド銀行BoE)のホームページで、現在の1%の政策金利と9%のインフレ率とともに「英物価上昇目標の2%」を掲げているが、先日発表された日本の2.1%のインフレ率が、英国の目標の2%に近いことでは、日英金利差での円安要因もある一方で、原油高時でも低リスク通貨の円がドルに続く安全資産として評価され、安値で買われ円安抵抗となったことも影響した。

今日のオーストラリアの豪ドルも、今日の三者会合の声明発表後の円買いの影響もあり、95円19〜23銭の前日比16銭の円高豪ドル安で、17時の今夜の東京終値を迎えていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月10日の日本時間(JST)19時13分(英国夏時間(GMT+1)11時13分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:13の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 133.78 〜 133.80 +0.31(円安)
ユーロ/円 141.86 〜 141.88 -0.98(円高
ユーロ/ドル 1.0602 〜 1.0604 -0.0100(ドル高)
英ポンド/円 166.61 〜 166.67 -1.28(円高
スイスフラン/円 136.33 〜 136.39 -0.69(円高
豪ドル/円 95.29 〜 95.33 -0.06(円高

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FXニュース: 米雇用統計上昇等で日米金利差拡大予想が強まり円安ドル高に

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FXニュース: 米雇用統計上昇等で日米金利差拡大予想が強まり円安ドル高に

東西FXニュース – 2022年6月6日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 円安時の原油価格高騰も貿易赤字懸念で低リスク通貨の円のリスク売りに
  • 日欧の金融政策の方向性の違いによる円安ユーロ高も140円台を記録
  • 英首相の辞任を求める不信任投票が現地今夜予定で英ポンドがイベント前

今日2022年6月6日の月曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が130円84銭前後から高値130円43銭前後の値動き幅41銭程で、今夜17時の東京市場終値は130円78〜79銭前後で、同時刻の東京終値前日比で約90銭の円安ドル高であった。今朝の東京市場前の7時頃には、一時130円99銭付近の円安ドル高も記録していた。

原因は、先週末の東京終値後に時差で13時間遅れの米国ニューヨーク市場時間で発表された最新の米雇用統計5月分で、景気動向に敏感と考えられている非農業部門の雇用者数が市場予想の32万8000人増以上を超えて前月比39万人も増えており、市場予想を上回る伸び率から米景気懸念が一時減退し、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる日米金利差拡大予想が強まり、米長期金利も一時3%近くに上昇し、日米金利差拡大でのドル買い円売りが強まった影響が出た。そのため、今朝7時頃の東京始業前の世界円相場でも、一時130円99銭付近の5月9日以来の円の安値を記録した。

また、今朝の円安時に原油価格が高騰していたことも、世界一の対外純資産額保有により低リスク通貨とされている日本円の貿易赤字懸念リスクによる売りに繋がっていた。

前回のニュースでもお伝えした通り、欧州連合EU)によるウクライナ情勢でのロシア産の石油禁輸制裁で、石油輸出国機構OPEC)プラスによる増産が期待されていたが、米国の石油備蓄量減少での需要増問題が浮上し、原油先物相場が今朝は1バレル120ドル台に高騰していた。

今日の日本市場でも、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ方向の金融引き締めに対し、相反的な日本銀行金利抑制の大規模金融緩和継続の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想での円安要因は継続していたが、ドルの高値圏での利益確定売りや持ち高調整での円買いの一時抵抗も入り、米長期金利原油先物の上昇が一休止していた時には円が買い戻される抵抗での横ばいに近い動きになる時間帯もあった。

今日は、日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁が、「日本経済は金融引き締めを行う状況には全くない」と東京の講演で発言し、日銀は円安でも現状維持であることを改めて認識させた。

今日のユーロは、欧州ユーロ圏の主要国のドイツやフランスやスウェーデンキリスト教聖霊降臨祭月曜日の祝日休場で現地実需は少ないにも関わらず、世界市場や日本市場では欧州中央銀行(ECB)による7月の利上げ予想も強まっており、今週に予定されているECB理事会を視野に入れた円からのユーロ買いの投資が増えたことなどで、今夜17時の東京外国市場終値の対ユーロの円相場は7営業日で続落し、140円45~48銭で前営業日の東京終値比で約75銭の円安ユーロ高であった。

また、今夜その後に時差で朝の英国市場では、17時過ぎに更に円安ユーロ高が進み、一時140円62銭付近の2015年6月以来の円の安値を記録した。

今日の英ポンドも英国の記録的なインフレを受けて、英国中央銀行イングランド銀行BoE)による利上げ継続予測による日英金利差拡大予想が優勢で、今夜17時の東京終値時点は、163円44〜50銭で前営業日の東京終値に比べて約18銭の円安ポンドであった。その後のロンドン市場では連休明けの現地実需もあり、18時頃には164円台の円安ポンド高に続伸していた。

しかし、今日の夕方のニュースでは、英ポンドにはイベントリスクが出てきた。英国のインフレによる景気不安の傍らで、ボリス・ジョンソン英首相が英国では罰金付きで警察が集会などを取り締まっていた新型コロナのロックダウン規制中に、一般市民は罰金対象であった違法パーティーを最近調査されるまでは罰金対象にならずに行っていたというパーティーゲート・スキャンダルが継続しており、英政治不安も英国通貨のリスク要因であったが、日本時間の夕方に時差で朝の英国では、連休明けの英国で現地時間の今夜(日本時間では明日未明で米国ではニューヨーク市場時間)の18時から20時に、ジョンソン首相の辞任を求める不信任投票を実施することを保守党(トーリー)の1922委員会のグラハム・ブレイディ委員長が党議員に通知し、今日のトップニュースになった。

英国では、先週末の96歳の女王在位70周年のプラチナ・ジュビリー祝いの連休のルードから一転して、連休明けの今日はボリス・ジョンソン英首相のパーティーゲート・スキャンダルによる不信任投票で、英首相の辞任を求める議員投票が行われることとなった。

ボリス首相本人は辞任をするつもりはないという意向ではあるが、先月に内部調査報告書が公表されてからは辞任や退陣を求める声が強まっており、もしも現首相の退陣が決まった場合には即日で後任も決める予定となっており、現地で今夜20時頃から即開票が予定されている投票結果によっては、今後の英ポンドも影響を与える可能性もあるので、日本時間19時(英国時間11時で投票の7時間ほど前)時点でも、すでに発表前のリスクオンの買いとリスクオフの売りとが混在してきており、この後のイベント時の値動きが注目されている。

今日のオーストラリアの豪ドルにも外貨に対する円安の影響が波及しており、今夜17時の東京終値は94円38〜42銭で、前営業日の終値と比較すると約12銭の円安豪ドル高だった。

今日はスイスも祝日休場で現地需要は少ないが、外貨に対する円安の波及と、円の代わりにスイスフランが安全資産として買われる機会もあり、今夜17時の東京終値は136円0〜6銭で、前営業日比約17銭の円安スイスフラン高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月6日の日本時間(JST)19時4分(英国夏時間(GMT+1)11時4分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:04の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.73 〜 130.74 +0.85(円安)
ユーロ/円 140.46 〜 140.48 +0.76(円安)
ユーロ/ドル 1.0743 〜 1.0744 -0.0013(ドル高)
英ポンド/円 164.14 〜 164.20 +0.82(円安)
スイスフラン/円 136.05 〜 136.11 +0.22(円安)
豪ドル/円 94.41 〜 94.45 +0.15(円安)

 

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FXニュース: 今夜19時過ぎに日米金利差で再び130円台の円安ドル高に

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東西FXニュース – 2022年6月3日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米連邦準備理事会(FRB)指標の最新5月米雇用統計が今夜発表で持ち高調整も
  • 石油輸出国機構OPEC)増産規模と米備蓄減少の相殺で原油高ドル売りも影響
  • 欧州中央銀行(ECB)利上げ予想で一時139円84銭近い円安ユーロ高

今日2022年6月3日の金曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が130円5銭前後から高値129円69銭前後の値動き幅36銭程で、今夜17時の東京市場終値は129円87〜88銭前後で、同時刻の東京終値前日比でわずか約1銭の横ばいレンジに近い僅差の円高ドル安であった。しかし、その後の欧州市場では、円安ドル高に市場反転している。

原因はまず、今夜は21時半に米連邦準備理事会(FRB)も重要視している重要景気経済指標の米雇用統計の発表を控えており、米ドルのイベントリスク前で持ち高調整があった。

また、結果が分かるまでは積極的な売買を控える投資家の慎重な動きも出てきている。

そのため、今日の東京市場後半では米株ダウ先物も小幅な動きで、米国債の米長期金利も2.91%台で上昇が停滞中していた。また、今日は中国と香港が休場で、午後からの市場に多大な影響を持つ英国ロンドン市場も祝日連休中なので、昨夜から今朝までのニューヨーク市場と今朝からの東京市場での影響、そして英国を除く欧州本土市場の影響が大きかった。

昨夜から今朝までのニューヨーク市場では、昨日発表された石油輸出国機構OPEC)と非加盟国も含むOPECプラスの原油増産合意の規模を国際エネルギー機関(IEA)などが分析したところ、米国での石油在庫量が予想以上に減少していたことが判明し、OPEC増産分と米在庫不足分の相殺による原油不足問題の浮上で、OPECで増産幅が広げられたとしてもウクライナ侵攻で欧米が禁輸制裁対象としているロシア全土の原油生産量の減少幅を完全には補充できない可能性が強まってきたことから、原油先物価格が1%近くも高騰すると共に、米国の車社会にはガソリン不足は深刻であることから米景気不安のドル売りが資源国の豪ドルや欧州通貨などにも起きた影響で、対円でもドルが下落しており、今朝のニューヨーク終値でも129円85~95銭で、同時刻のニューヨーク前日比で25銭の円高ドル安であった。

一方で、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長が、今後数回に渉る連邦公開市場委員会FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の0.5%の利上げを実施していくことは米国のインフレ対策には合理的であるとし、米国のインフレが改善しなければ9月に利上げを休止する理由はほぼないとしており、米利上げ継続による日米金利差拡大予想での円売りドル買いの円安要因は続いていた。

利上げは為替の場合には海外からの投資を集めやすくなる利点のある一方で、米国内での投資には借用金の利率などにも影響を与えるために、米株式主要株価の3指数はレイナード副議長のインタビュー発言の報道後に一時下落していた。ただし、原油高時にも電気自動車や新家電には省エネタイプが多いのでハイテク株など一部には値上がりした銘柄もあったが、マイクロソフトは株価上昇の傍らでドル高の影響を考慮し、第4四半期の利益と売上高予測を下げて対応していた。

また、同ニューヨーク市場中に発表された最新の5月のADP全米雇用報告では、民間部門の雇用者数が、堅調な米雇用市場で市場予想が30万人増だったことに対して、12.8万人増にとどまっていることが判明し、市場予想を大きく下回った。このことによって、前回のニューヨーク市場で130円台を超えたドル買いの要因となった米好景気見通しが今回は減退し、米金利上昇や金融引き締めの一方で堅調だと思われていた米労働需要の上昇率が減速し始めている可能性があり、米景気予想の期待幅減少によるドル売りもあった。

その影響を受けて始まった今日の日本東京市場では、今朝10時前の仲値決済に向け、9時過ぎに130円台にドルが買われて一時上昇した。理由は、今日は3日ではあるが、週末の5日の繰り上げで、実質的に5と10のつく日に集中しやすい五十日決済日なので、原油高も受けて輸入企業による実需と追加の円からのドル買いや外貨買いが起きたことが影響した。

その後には高値でのドルの利益確定売りや、輸出企業のドル売りからの円の買い戻しで10時を過ぎるとドルは再び129円69銭付近に大きく下げたが、米長期金利は高水準で推移しており、日米金利差によるドル買い要因などから、昼や午後にはドルが買い戻される形で上昇し、今朝の下げ幅を縮めていき、上昇基調で前日とレンジに近い今日の東京終値をつけた。また、今夜その後の欧州市場では、日米金利差と安全資産のドルが買われる動きから、ドルが上昇し、19時頃には再び130円台の円安ドル高に市場反転もしている。

今日のユーロは、先述の米原油在庫不足時のドル売りがユーロにも波及したことと、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の正常化予想と、欧州株式市場の上昇でリスクオンのユーロ買いで上昇しており、日本市場時間でも一時は139円80銭近い円安ユーロ高を記録していた。

そのため、17時の今日の東京外国為替市場の終値でも、円は対ユーロで6営業日連続の円安の139円68~71銭で、前日比89銭の円安ユーロ高であった。

ユーロは対ドルでも上昇し、17時の東京終値では1.07ドル56~57セントで同時刻の前日東京終値比では0.7セントのドル安ユーロ高だった。

また、今日の東京終値17時の頃から今夜18時頃までに発表された欧州ユーロ圏の最新の経済指標の5月サービス部門購買担当者景気指数と4月小売売上高は予想以下のものが多く、欧州ユーロ圏のインフレ対策で欧州中央銀行(ECB)が金融政策の正常化を強めるという予想を後押しする形になった。

そのため、17時の東京終値の後の18時前にも、欧州中央銀行(ECB)利上げ予想で一時139円84銭近い円安ユーロ高を欧州市場で更新した。

今夜この後に世界の投資家達が注目しているのは、米連邦準備理事会(FRB)に影響を与える米雇用統計で、日本時間では21時半から、最新の 5月非農業部門雇用者数変化、5月失業率、5月平均時給が発表予定で、それに続き、22時45分から米5月サービス部門購買担当者景気指数と5月総合購買担当者景気指数、そして23時には総合の5月ISM非製造業景況指数が発表予定で、前回の発表後にも為替相場への影響が見られたので、今後も最新のFXニュースや速報には注意が必要である。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月3日の日本時間(JST)19時16分(英国夏時間(GMT+1)11時16分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:16の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.06 〜 130.07 +0.18(円安)
ユーロ/円 139.69 〜 139.70 +0.90(円安)
ユーロ/ドル 1.0739 〜 1.0740 +0.0053(ドル安)
英ポンド/円 163.44 〜 163.50 +0.18(円安)
スイスフラン/円 135.60 〜 135.66 +0.04(円安)
豪ドル/円 94.26 〜 94.30 -0.07(円高

 

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FXニュース: 米ISM製造業景気指数が予想以上の56.1で一時130円台の円安に

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東西FXニュース – 2022年6月2日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年6月2日の木曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が130円22銭前後から高値129円77銭前後の値動き幅45銭程で、今夜17時の東京市場終値は129円87〜88銭前後で、同時刻の前日比で約48銭の円安ドル高であった。今日で5営業日連続の円安ドル安の続伸となり、今日は朝などに130円台の円の安値を記録していた時間帯があった。

原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場時間に発表された米国重要経済指標の米供給管理協会のサプライマネジメント協会(ISM)の5月の製造業景況感指数が56.1で、前月の55.4や市場予想の54.5を大きく超えて上昇しており、同指数は50が景気拡大と縮小の境界と考えられているために予想以上の好景気指数で、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ対策の積極的な金融引き締めや利上げで米景気後退のリセッションが起きるのではないかという懸念が改善されてドルが買われやすくなり、その一方で低リスク通貨の円がリスクオンで売られ、対ドルの円相場が130円台に跳ね上がった。

一時は130円19銭付近の先月中旬以来の円安ドル高水準に達し、今朝のニューヨーク終値も130円10~20銭で前日比1円45銭の大幅な円安ドル高であった。

先行指標の米製造業の新規受注指数もインフレにも関わらず需要が回復上昇しており、供給業者納入指数は納期の遅れを示唆していたが、仕入れ価格指数は低下して米国のインフレがピークアウトしたのではないかと考えられた。その一方で、米雇用指数は49.6で、前月の50.9からやや下がったことから分析すると、米製造業の需要は景気回復で増えており、原料高もインフレのピークを超えた可能性はあるが、納期の遅れがあり、その原因は労働者不足などの問題ではないかということなので、改善の余地がある。

現に、米国では今年3月の終わりに記録的な求人件数がニュースになり、米労働市場は堅調と考えられていた。しかし、業界によっては労働者不足などが問題になっており、コロナ流行時の一時離職後の復帰遅れや、より安全で快適な仕事を求めての転職などで、米原油増産を考慮した際の問題点でも、賃上げされたにも関わらず重労働が多いという理由で転職での人手不足が問題になっていた。

米雇用動態調査(JOLTS)4月分でも、非農業部門の求人件数が高い水準で推移しており、米雇用市場の堅調さを示すと共に、米景気経済回復への期待と、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めや利上げ予想が強まり、円だけでなく幅広い外貨に対しても米ドルが買われて高騰した。

今朝の債権市場でも米長期金利が上昇し、一時2.95%付近になり、5月中旬以来の高水準で、日米金利差拡大によるドル買いの円売りも優勢となっていた。その流れを受けて始まった今日の日本東京市場でも、早朝には一時は130円24銭付近の円の安値をつけた。

しかし、円安から始まった今日の東京市場では、朝10時頃の仲値決済では、輸出企業の高値でのドル売りの円買いで円相場が反発し、輸入企業による円からのドル買いで再反発してドルが上昇したところから、利益確定売りや持ち高調整などで徐々に大幅な円安から小幅な円安方向へと円の下げ幅を縮めた。

今日の日本時間には、英フィナンシャル・タイムズ(FT)のニュースで、ロシア制裁により世界の原油生産量が大幅減少する場合にはサウジアラビアが西側諸国に対して原油生産量を増産する用意をしているとのことで、低リスク通貨の円のリスクと考えられていた原油価格上昇抑制への期待と、輸入コスト増加によるドル追加実需も節約できる可能性もあることから、低リスク通貨の日本円が安値で買われる機会も増えており、午後の円相場では欧州市場の参入もあり、円は今朝の下げ幅を縮めた。

また、先日に日本の純対外資産額が発表されたが、円安での貿易赤字懸念があった一方で、現在も日本は後続のドイツを引き離して世界一の純対外資産額を保っていたことで、最近は少々の原油高時でも低リスク通貨の日本円がリスク回避で買われる機会が増えていた。今日も日経平均株価が一時200円超ほど下落すると、リスク回避で低リスク通貨の日本円が買われて反発し、朝の130円台から午後の129円台に下げ幅を縮めていった。

今日のユーロは、欧州中央銀行(ECB)の金融政策正常化への期待値と、ドルに対する円売りの波及で、今日の17時の東京終値では円は対ユーロで5営業日連続の円安で、138円78~81銭で前日比15銭の円安ユーロ高であった。

ただし、今夜その後の18時に速報で発表された最新の欧州ユーロ圏の4月の卸売物価指数(PPI)の前年同月比は、前回修正36.9%と予想の38.5%に対して今回37.2%で、前月比が前回5.3%と予想の2.3%に対して今回が1.2%だった。もし、欧州ユーロ圏のインフレもピークアウトの可能性があると、インフレ対策での欧州中央銀行(ECB)の過剰な利上げ期待は下がるが、予想以上ではないものの欧州インフレは継続していることを示しており、欧州中央銀行(ECB)が利上げすると日欧金利差も拡大する可能性がある。 一方、ユーロは対ドルでは続落しており、今日17時の東京終値では1.0686~1.0687ドルで前日比0.28セントのドル高ユーロ安だった。

原因は、昨夜の欧州市場では欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオーストリア中央銀行のホルツマン総裁が、「0.5%の利上げは、ECBがインフレ対策に本気という明確なシグナルとなる」と発言したことではユーロ買いのドル売りが入ったのだが、先述の市場予想以上の米経済指標の発表で、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締め加速の方が速い可能性が高いことで、ドル買いのユーロ売りが優勢になった。円相場でのドル上昇も、ユーロや他の外貨に対しても波及していた。

英ポンドも、英国が祝日連休で休場中ではあるが、対ドル円相場が下げた影響もあり、今夜17時の東京終値は、162円70〜76銭で、前日比26銭の円安ポンド高であった。

また、今夜この後にも米国の重要な景気経済指標の発表が予定されており、特に21時15分の5月の米ADP雇用統計などは世界の投資家達に注目されている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月2日の日本時間(JST)19時6分(英国夏時間(GMT+1)11時6分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:06の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.80 〜 129.81 +0.41(円安)
ユーロ/円 138.75 〜 138.76 +0.12(円安)
ユーロ/ドル 1.0687 〜 1.0689 -0.0027(ドル高)
英ポンド/円 162.77 〜 162.83 +0.33(円安)
スイスフラン/円 135.13 〜 135.19 +0.05(円安)
豪ドル/円 93.34 〜 93.38 -0.08(円高

 

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