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FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に|

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FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

FXニュース:日銀の金利抑制の金融緩和継続で主要国と金利差拡大の円安要因に

東西FXニュース – 2022年6月17日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 英インフレ予想が秋に11%超で対策での英政策金利が1.25%に利上げ決定
  • FRB利上げ後の景気減速懸念の欧米株安では低リスク通貨の円買い抵抗も
  • スイス中銀(SNB)の予想外の0.5%利上げの影響

今日2022年6月17日金曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が134円64銭前後から高値132円19銭前後の値動き幅約2円45銭で、今夜17時の東京市場終値は134円31〜34銭前後で、前日比で約9銭の円安ドル高であった。

原因は、今日の日本銀行(日銀)政策金利発表で、日本市場の予想通り、日銀はこれまでの−0.1%のマイナス金利を現状据え置きで、日米金利差拡大で最近の円安要因となっている金利抑制の大規模緩和の金融政策も現状維持で継続する方針であったことが影響した。

一方で、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場では、昨日のスイス中央銀行SNB)の予想外の利上げ後で、その前日0.75%の利上げをした米連邦準備理事会(FRB)や、昨夜に1.25%の英政策金利への0.25%の利上げした英国中央銀行イングランド銀行BoE)などのイベント後の利益確定や持ち高調整が進むなか、米国市場の海外の一部の投資家達の間では、スイス中銀と同じくハト派として知られる日銀の利上げの可能性への思惑もあったことからドル売りの円買いが入っており、FRB利上げ後の米株式市場での米景気減速懸念の株売りで欧米株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いなども加わって、ニューヨーク市場時間には対ドルの円が一時131円中盤まで上昇もしていたが、今日の日本市場では日銀の金利抑制の大規模緩和継続発表のニュースを受けて、再び円が売られてドルや外貨が買われて上昇し、大きな流れでの日米金利差拡大予想の円安ドル高トレンドが再開した。

今朝10時頃の仲値決済でも、今朝の日銀政策金利発表後で、イベント前の一時の買い控えからは一転して、実需での輸入用の円からのドル買いが入り、特に来週月曜の20日は日本では5と10のつく日で企業の決済日の集中しやすい「五十日」にあたるが、貿易先の米国は6月19日の日曜日のジューンティーンス独立記念日の振替休日で、今年の6月20日は休業予定であるために、今日のうちに決済が済まされる企業も多く、ドルが上昇した。

日銀は公表文では「金融・為替市場の動向やその経済・物価への影響を、十分注視する必要がある」とはしていたが、今日の日銀の黒田東彦総裁の現状維持で口先介入だけの「最近の急激な円安は経済にとってマイナス」の発言後には、市場ではむしろ円売りのドル買いが強まり、今日の円の安値の134円64銭付近にまで円が売られて一時急落した。

しかし、今日のドルの高値であったために、直後には利益確定のドル売りの一時抵抗や、安値での円の持ち高調整に加え、米長期金利の指標となる10年物の米国債の利回りが上昇幅を下げた際などに円が一時は少し買い戻されたが、午後にも黒田総裁が会合後の記者会見で、現状の日銀の長短金利操作のイールドカーブ・コントロール(YCC)にも「まだ限界は来ていない」と現状維持姿勢を貫き、日銀は金融引き締めはしないという意思を改めて強調していたことで、再び元の円売りドル買いのトレンドが継続し、17時に134円31~34銭で前日比9銭の円安ドル高で今日の東京終値をつけた。

日本時間の午後から時差で朝の欧州英国市場でも、欧米豪などの主要国の各国中銀がインフレ対策などで利上げを進める中で、金利抑制で方向性の違う日銀の金融政策との違いが意識されていた。

今日の欧州ユーロも、先述の円売りの影響などで相対的に上昇し、17時の東京終値は141円23~27銭で、前日比1円69銭の大幅な円安ユーロ高であった。

ユーロ対ドルも、米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会FOMC)の利上げ加速後の米景気減速懸念やイベント後の利益確定や持ち高調整などのドル売りの影響で、17時の今夜の東京終値は1.0515~1.0516ドルで、前日比1.19セントのドル安ユーロ高だった。

今日の英ポンドは、兼ねてから西欧最悪の記録的な英国のインフレが、前回4月の春の「英エネルギー・ショック(Energy Shock)」に続く秋の電気代再値上げ時期に11%を超える予想が出ており、英インフレ対策と外貨投資獲得目的等もあり、昨夜20時に英国中央銀行イングランド銀行BoE)は市場予想通りの0.25%の利上げを継続し、英国の新政策金利を1.25%に決定した。そのため、今日の日銀の発表を受けて、日英金利差拡大による円売りの英ポンド買いが優勢で、今夜17時の東京終値の対円の英ポンドは、165円14〜20銭で、前日比約1円94銭の円安ポンド高であった。

ただし、昨夜から今朝の英国ロンドン市場や米国ニューヨーク市場では、一部の投資家の間では英国にも0.5%の大幅利上げの期待があったことや、米国やスイスの大幅利上げ幅と比べると小さかったことから、結果発表後に一時はポンドが売られた時もあった。

今日のスイスフランは、昨日にスイス中央銀行スイス国立銀行SNB)が、市場予想外の利上げを決定したことでは、欧米株式市場で世界経済が物価高と景気後退が同時に起きるスタグフレーションに陥るのではないかという警戒感が広がり、株売りによる欧米株安が起きた一方で、スイス銀行への投資条件に有利な金利上昇に加えて、リスク回避の安全資産としてスイスフランも買われたことで、今日の日銀の影響での円売りもあって円相場で上昇しており、今夜17時の東京終値は139円32〜38銭で、同時刻の前日比で約2円56銭の大幅な円安スイスフラン高となっていた。

今日の豪ドル対円も、豪中央銀行のオーストラリア準備銀行(RBA)も以前に利上げしていたことから日豪金利差が拡大していたが、今日の日銀の金利抑制継続の円売りの影響もあり、今夜17時の東京終値は93円89〜93銭で、前日比77銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年6月17日の日本時間(JST)19時13分(英国夏時間(GMT+1)11時13分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:13の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.83 〜 134.84 +0.61(円安)
ユーロ/円 141.84 〜 141.85 +2.30(円安)
ユーロ/ドル 1.0519 〜 1.0520 +0.0123(ドル安)
英ポンド/円 166.07 〜 166.13 +2.87(円安)
スイスフラン/円 139.53 〜 139.59 +2.77(円安)
豪ドル/円 94.30 〜 94.34 +1.18(円安)

 

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