(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:米シカゴ連銀エバンス総裁発言で米利上げ幅加速期待が一時減退

FXニュース:米シカゴ連銀エバンス総裁発言で米利上げ幅加速期待が一時減退|

参照元 URL

FXニュース:米シカゴ連銀エバンス総裁発言で米利上げ幅加速期待が一時減退

FXニュース:米シカゴ連銀エバンス総裁発言で米利上げ幅加速期待が一時減退

東西FXニュース – 2022年5月18日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長は米金融引き締め継続強調
  • 欧中銀(ECB)利上げ予想と北欧二カ国NATO加盟で対露ユーロリスクも
  • 英国物価指数で英中銀(BoE)の利上げ継続予想が減退しポンド下落

今日2022月18日の水曜日の東京外国為替市場のFXの円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が129円45銭前後から高値128円95銭前後の値動き幅50銭程で、今夜17時の東京市場終値は129円32銭前後で、同時刻の前日比で約8銭の円高ドル安であった。

今朝早朝は前日比で円安であったが、今日の日本市場の取引時間に前日比で円高になった理由は、まず昨夜から今朝早朝までの米国ニューヨーク市場時間に発表された米小売売上高が堅調であったことと、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)誌主催イベントの講演で、米国の政策金利を中立金利以上に利上げすることを「必要ならば、全く躊躇しない」と発言し、米利上げ予測につられて米長期金利が上昇し、日米金利差拡大予想によるドル買いの円売りが優勢であった。

ニューヨーク市場では米株式も回復上昇し、米株安時のリスク回避で買われた低リスク通貨の円が売られた影響も出た。そのため、今朝9時には今日の円の安値の129円45銭付近になっていた。

しかし、今日は米国シカゴ連邦準備銀行エバンス総裁が「現在の0.5%幅の利上げから、7月か9月には0.25%の小刻みな利上げ幅に移行する可能性が高い」と発言したことがニュースとなり、米利上げ幅加速への期待値が減退してのドル売りが起き始めた。

長期金利も一時下がってきたことから日米金利差での円安要因が一時軽減し、朝の今日のドルの高値圏での利益確定のドル売りで円が買い戻されていき、特に朝10時の仲値決済の頃からは日本の輸出大企業のまとまったドル売りの円買いが活発になった。また、今日発表の1~3月の国内総生産GDP)がコロナ影響等で1%減だったために、一時円が売られた後に国内市場を支える動きで円が買い戻されたりもして、13時半頃には今日の円の高値の128円95銭付近に達した。

ただし、そこからは安値でドルが買い戻され始め、午後に時差で朝の欧州英国市場が参入してくると、今日はロシアのウクライナ侵攻をきっかけに欧州ユーロ圏の北欧フィンランドスウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟申請で、ロシアが反発しており、先日もロシア隣接地域のあるフィンランドへの電気供給をロシアが止めたりする事件も起きていたことから、地政学的リスクへの警戒でユーロ売りでの安全資産のドル買いの影響もあり、夕方にはドルは円に対する下げ幅を縮めていた。

ユーロは、昨夜の欧州市場で欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオランダ中央銀行総裁が7月に0.25%の利上げを示唆し、欧州インフレの状況次第ではより大幅な利上げ幅の可能性も排除しないと発言したことで、欧中銀の利上げ予想から円やドルに対してユーロが買われた影響が残っており、今日は先述の北欧2カ国の北大西洋条約機構NATO)加盟でのユーロリスク売りの安全資産ドル買いの動きはあったものの、今日もレーン・フィンランド中央銀行総裁が「ECBはマイナス金利から早く脱却する必要がある。最初の利上げは夏に実施される可能性が高い」と発言しており、今夜17時の東京終値では、135円96~99銭で前日比べ58銭の円安ユーロ高であった。

ユーロは先日には一時は記録的な安値をつけていた対ドルでも、今日17時の東京終値では1.0514~15ドルで同時刻の東京終値前日比で0.51セントのドル安ユーロ高だった。また、今夜18時に速報で発表のあった欧州ユーロ圏の4月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)も前年同月比で前回と予想通りで、欧中銀への利上げ期待が継続していた。

英ポンドは、昨夜のロンドン市場では英国中央銀行イングランド銀行BoE)の利上げ継続期待からポンド買いが起きていたが、今日は利益確定売りなどで下げており、今日15時頃に速報で発表された最新の4月の英国物価指数が、前月比で前回5.2%(改訂4.6%)と大きく上がっていた生産者物価指数が今回は1.1%で、予想の1.2%ほどの上昇率ではなく、一方で小売物価指数や消費者物価指数は予想通りまたは予想以上に上がっており、生産者の過剰な料金上乗せ継続などもインフレによる消費低迷を招いている可能性があることが分析できた。

そのため、英中銀(BoE)によるインフレ抑制目的での利上げ継続予想がやや減退し、15時に161円台前半だった英ポンドは、16時半頃には160円台前半に達するまで大きく売られており、今日17時の東京終値も160円28〜34銭で前日比1円25銭の大幅な円高ポンド安になった。また、今夜その後の時差で朝の欧州英国市場でも、同様の傾向が見られ、今夜18時頃には159円85銭付近に下げていた。

オーストラリアドルも、今日発表された1〜3月期豪賃金指数が前期比+0.7%と前年比+2.4%の予想以下だったことが原因で、91円台の高値から90円台まで下げており、今夜17時の東京終値時にも90円64〜68銭で、前日比23銭の円高豪ドル安であった。

今日の東西F Xニュース執筆終了時の2022年5月18日の日本時間(JST)19時14分(英国夏時間(GMT+1)11時14分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

 

通貨ペア JST 19:14の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.11 〜 129.13 -0.28(円高
ユーロ/円 135.91 〜 135.93 +0.53(円安)
ユーロ/ドル 1.0525 〜 1.0527 +0.0062(ドル安)
英ポンド/円 160.33 〜 160.39 -1.20(円高
スイスフラン/円 129.64 〜 129.70 -0.50(円高
豪ドル/円 90.71 〜 90.75 -0.16(円高

 

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。

FXニュース:米景気リスク回避で長期金利変動の日米金利差が円相場に影響

FXニュース:米景気リスク回避で長期金利変動の日米金利差が円相場に影響|

参照元 URL

FXニュース:米景気リスク回避で長期金利変動の日米金利差が円相場に影響

FXニュース:米景気リスク回避で長期金利変動の日米金利差が円相場に影響

東西FXニュース – 2022年5月17日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 今夜も米景気指標とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長イベント前
  • 昨夜のベイリー英中銀総裁のインフレ不満足発言で英利上げ継続予想
  • 今日発表の豪準備銀行(RBA)の議事要旨がタカ派で豪ドル買いも

今日2022年5月17日の火曜日の東京外国為替市場のFXの円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が129円44銭前後から高値128円85銭前後の値動き幅59銭程で、今夜17時の東京市場終値は129円38〜39銭で、前日比3銭の円安ドル高であった。ただし、今夜その後の欧州市場では、ドルからユーロが買われた影響や米イベント前リスクなどで、東京前日終値17時比では横ばいレンジや円高ドル安圏での値動きもあった。

今朝の日本市場の円相場では、昨夜から今朝の米国ニューヨーク市場時間に発表された5月のニューヨーク連銀製造業景気指数が前月比で36.2ポイント減のマイナス11.6で、市場予想のプラス16.5を大きく下回っており、米株安も相まっての米景気減速懸念から安全資産の米国債買いのリスク回避が出た影響で、米長期金利指標の米10年債金利が今朝一時低下し、今朝早朝のニューヨーク終値時に2.88%に下がっていたため、今朝の日本市場でも9時過ぎ頃まではドル売りの円買いが一時は優勢で、9時過ぎに今日の円の高値を記録し、前日比では円高ドル安から始まっていた。

しかし、今朝10時の仲値決済の頃からは、長引く円安で日本企業の輸入実需増加などで再び円からドルが買われ始め、今日の昼過ぎには米長期金利が2.91%台に上昇回復し、日米金利差拡大でのドル買いが起きたほか、欧米株価指数の上昇回復も見られたことからドルや外貨が買われ、午後は今日の円の安値圏で、欧州市場が参入した午後から夕方にもドルが上昇して、今夜17時の終値を前日比の円安ドル高で迎えた。

ただし、今夜この後には日本時間で21時半から、米国の景気経済指標の4月小売売上高などが発表される予定で、明日未明3時にも米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長などがイベントに参加し講演をする予定で発言が注目されており、今夜の欧州市場では米国イベント前の持ち高調整や様子見の投資家達もおり、結果が分かるまでは積極的な売買を控えた横ばいや抵抗などで19時には東京前日終値17時比では円安と円高の境界での抵抗なども混ざっていることから、今後も最新のニュース速報による値動きには注意が必要である。

今日のユーロは、東京終値17時には135円33~34銭で、前日比69銭の円安ユーロ高であった。ユーロは対ドルでも今日は反発しており、同時刻17時には1.0459~60ドルで、前日比0.50セントのドル安ユーロ高であった。

ユーロ上昇の原因は、昨夜の欧州英国市場時間に欧州中央銀行(ECB)参加のフランス中央銀行のビルロワドガロー総裁が、「安すぎるユーロは、欧州中央銀行(ECB)の物価安定目標の抵抗になる」と発言し、またE C Bの今後の利上げにも言及したことから、ユーロ買いが起きた影響が出た。また、今日米長期金利が一時低下していた時には、米欧金利差縮小予想でのユーロ買いドル売りがあったことや先述の米国イベント前の値動きも影響した。

また、今日の午後に発表されたフランス雇用統計第一四半期の失業率も0.1%減で、前回と予想の7.4%に対して結果が7.3%であった。ロシアのウクライナ侵攻で懸念されている欧州景気であるが、今夜18時に発表の欧州ユーロ圏の経済指標の欧州のG D Pは、前回と予想の5%に対して、結果5.1%でやや改善が見られたことも今夜のユーロ買い理由だった。

今日の英ポンドは、英国中央銀行イングランド銀行BoE)のベイリー総裁が昨夜の欧州英国市場時間に、最近の英国での記録的なインフレ急上昇について「全く満足していない」と発言しており、英国の利上げ継続予想が強まってポンドが買われる動きが優勢だった。 また、今日の午後に発表された英国雇用統計も改善しており、4月英雇用統計(失業率)が前回4.3%と改訂4.2%に対して今回が4.1%で、3月の英ILO失業率も前回と予想の3.8%に対して結果3.7%であったために、ポンドが買われていた。そのため、今日の東京外国為替市場17時の終値は160円73〜79銭で、前日比1円68銭の大幅な円安ポンド高であった。

今日のオーストラリアドルは、今日の最新ニュースで発表された豪中央銀行の豪準備銀行(RBA)の議事要旨がタカ派で、実際の利上げの幅の0.25%を超える0.4%の利上げ幅も議論していたことから、今後の積極的な金融引き締めに前向き姿勢が期待値を上げて、投資家に豪ドルが買われていた。そのため、今夜17時の東京終値の頃も、90円70〜74銭前後で、前日比約75銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年5月17日の日本時間(JST)19時10分(英国夏時間(GMT+1)11時10分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:10の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.28 〜 129.29 -0.07(円高
ユーロ/円 135.49 〜 135.50 +0.85(円安)
ユーロ/ドル 1.0479 〜 1.0481 +0.0070(ドル安)
英ポンド/円 161.12 〜 161.18 +2.07(円安)
スイスフラン/円 129.76 〜 129.82 +0.93(円安)
豪ドル/円 90.96 〜 91.00 +1.01(円安)

 

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。

FXニュース:最新米卸売物価指数(PPI)が予想通りで日米金利差円安に抵抗が

FXニュース:今日の日本銀行黒田総裁発言でも日米金利差拡大の円安止まらず|

参照元 URL

FXニュース:今日の日本銀行黒田総裁発言でも日米金利差拡大の円安止まらず

FXニュース:今日の日本銀行黒田総裁発言でも日米金利差拡大の円安止まらず

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日本銀行が今日発表の4月国内企業物価が1980年以来の10%上昇を記録
  • 上海都市閉鎖中の中国景気悪化で世界景気リスク回避の低リスク円買いも
  • 夕方のビルロワドガロー仏中銀総裁発言でユーロ安牽制の買い戻しが

今日2022年5月16日の月曜日の東京外国為替市場のF Xの円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が129円67銭前後から高値128円70銭前後の値動き幅97銭程で、今夜17時の東京市場終値は129円31〜32銭で、前営業日比で51銭の円安ドル高であった。

原因は、今日も朝と夕方に、米長期金利上昇や日本銀行金利抑制の大規模緩和の金融政策継続による日米金利差拡大予想と、長引く円安と物価上昇で輸入企業の実需でのドル需要などの影響で、円売りとドル買いが優勢であったことが大きい。

日本銀行が今朝発表した4月の企業物価指数(速報値)は113.5で、前年同月比10.0%もの上昇で、第二次石油危機後に10.4%を記録した1980年末以来の二桁の企業物価上昇率を記録した。1年2ヶ月連続で前年の水準を上回っており、ロシアのウクライナ侵攻による原油資源高や、資源国の中国などでのコロナ減産での物価高や、長期化する円安による輸入コスト増加などで、石油や資源を中心に幅広い品目の企業物価が上昇していた。

今朝は10時の仲値決済の頃には、米長期金利も2.9%を超えて上昇しており、投資系の日米金利差拡大のドル買いと共に、先述の様に企業の輸入実需のドル買いがあり、10時過ぎには一時は今日の円相場の安値の129円67銭付近まで円が売られた。

しかし、直後の11時前に速報で発表された最新の中国の景気経済指標の4月の工業生産高が悪化しており、市場予想に反しての減少で世界景気の先行き懸念のリスク回避姿勢が強まり、低リスク通貨の円が大きく買われて、11時過ぎには一時128円70銭付近の今日の円の高値にまで急反発した。

中国の上海がコロナ流行で現在も都市封鎖のロックダウン中で、来月6月の解除方針が今日発表されたものの、今日発表のあった中国景気指標はいずれも悪化しており、それが少なくとも来月まで続くことから世界景気への影響が懸念され、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ率加速への期待値が一時減退し、今日の午後に米長期金利上昇が一休止した時には、ドルに続く安全資産の低リスク通貨の円が買われていた。

今日の午後には日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁が「為替はファンダメンタルズを反映し、安定推移が重要で、為替の過度の変動は望ましくない」と発言し、一時は128円80銭台まで円が買われた一時的な円安是正方向への値動きもあった。しかし、その後に「(日銀の金利抑制の)金融緩和は粘り強く継続」とも発言したことで、日米金利差拡大予想での円安への歯止めにはならずに、夕方16時頃には欧州市場も参入し始めて、米10年債の利回りが2.92%台に再上昇したことで、再び円が売られて129円35銭付近までドルが買われて、その流れのまま17時に今夜の東京終値を迎えた。

ユーロも、16時頃から時差で朝の欧州英国市場が参入したことで、クロス円で買い戻しが優勢となり、対円のユーロ円は一時134円70円付近に買い戻され、今日の東京終値17時にも134円58~61銭で、前営業日比44銭円安ユーロ高であった。ユーロは安全資産の対ドルでは17時には1.0407~09ドルで、前営業日比で0.07セントのドル高ユーロ安だった。しかし、その後の欧州市場では18時前から僅差でドル安ユーロ高のレンジにも入っている。

原因は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、以前は伝統的にロシアと西欧の中立政策を取ってきたロシア隣接地域がある北欧の欧州ユーロ圏のフィンランドと近隣国のスウェーデン北大西洋条約機構(NATO)への正式な加入申請を先週より進めていたことで、先週末にロシアのプーチンから「中立政策の放棄は誤っている」と批判があり、地政学的リスクの高まりから、先週末にユーロリスク売りの安全資産のドル買いが大きく進んでおり、先週末のユーロはドルに対して記録的な安値の1.03台に達していた影響が残っており、その後に利益確定のドル売りや円からのユーロの買い戻しが今日起きていたが、東京終値時点では円に比べるとドルに対してのそれまでのユーロの下げ幅が大きかった。

とはいえ、今日の午後夕方から時差で朝の欧州英国市場では、月曜の朝で現地通貨の実需もあり、余剰に買われていたドルや円などの外貨からユーロが買い戻されたほか、今日は欧州ユーロ圏で欧州中央銀行制度参加のフランス中央銀行のビルロワドガロー総裁が、パリの今朝の講演で、「欧州中央銀行(ECB)は為替レートを注視しており、弱過ぎるユーロはECBの物価安定のゴールへの抵抗となる」とユーロ安牽制の発言をしており、「ECBは、少なくとも中立金利に向けた動きをとるべき」等と発言し、欧州中央銀行の利上げ期待からユーロを買い戻す動きが今夜はあった。

今夜その後の18時には、欧州の3月貿易収支が発表され、季調済の前回が−94億ユーロ(修正後−113億ユーロ)で予想が−178億ユーロだったことに対し、結果は−176億ユーロで、予想ほどの悪化ではなかったが、やはり前回よりも大きく悪化していたので、その18時頃をピークに、ユーロの買い戻しはやや弱まったものの、18時頃には円に対してもドルに対しても前日比でユーロ高になっていた。

今日は英ポンドも対円で今日はドルと似た値動きをしており、日英金利差で早朝には買われていたが、11時過ぎには前述の低リスク通貨の円買いの影響で下落し、午後に低迷した後に、夕方16時頃から時差で朝の欧州英国市場が参入したことで現地実需があり、多少のポンドの買い戻しの抵抗もあったが、それまでに英国の記録的インフレによる景気減退懸念で英ポンドが売られた影響が残っており、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値でも158円6〜12銭で、前営業日比で31銭の円高ポンド安であった。

しかし、今夜23時15分には、英国中央銀行イングランド銀行BoE)のベイリー総裁の発言が予定されており、ニュースによる今後の値動きには注意が必要である。

また、今夜この後には、米ドルも21時半に米国の5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表予定で、明日5時にも3月対米証券投資が発表予定なので、値動きに影響が出る可能性がある。

オーストラリアドル対円も、今日の中国景気悪化の世界景気懸念による低リスク通貨の円買いの影響が及んでおり、今日の17時の東京終値には89円24〜28銭で前日比42銭の円高豪ドル安であった。ただし、明日の朝10時半には、豪準備銀行(中央銀行)の金融政策会合議事要旨が発表予定なので、注意が必要である。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年5月16日の日本時間(JST)19時14分(英国夏時間(GMT+1)11時14分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:14の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.28 〜 129.30 +0.48(円安)
ユーロ/円 134.73 〜 134.74 +0.59(円安)
ユーロ/ドル 1.0419 〜 1.0421 +0.0005(ドル安)
英ポンド/円 158.24 〜 158.30 -0.13(円高
スイスフラン/円 128.62 〜 128.68 -0.40(円高
豪ドル/円 89.30 〜 89.34 -0.36(円高

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。

FX週刊ニュース(5月3週)|米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏。

FX週刊ニュース(5月3週)|米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏|

参照元 URL

FX週刊ニュース(5月3週)|米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏。

FX週刊ニュース(5月3週)|米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏。

主な点:

  • 米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?
  • ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏。5年ぶりの安値水準を更新。
  • 英ポンド/米ドル:加速する英ポンドの売り相場。先行き不透明な英国経済。
  • 豪ドル/米ドル:注目経済指標は市場を売り市場、買い市場に導くのか?来週の相場は転換期となり得るか?
  • 石油輸出国機構OPEC)2022年の世界石油需要の増加を下方修正。
  • ドルの影響を大きく受ける金相場。相場の値動きは不透明か

米ドル/円:激しい値動き相場展開続く。円安傾向は一時ストップか?

週初め9日の東京外為市場では、ドル/円が131.25円と4月28日に付けた高値を超えて、20年ぶりの円安水準を更新した。ドルは一時131.35円の高値を付け、その後も底堅く推移して、11日のドル円相場は午前9時時点で1ドル=130円36銭前後と、前日に比べドル安・円高と横ばい圏。

12日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。17時時点では128.85円と15時時点(129.60円)と比べて75銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが2.82%まで低下すると、昨日の安値129.45円を下抜けた。その後も欧州株の大幅下落などにより、株安も重しとなり先月28日以来となる128.59円まで下げ幅を拡大した。13日の外国為替市場のドル円相場は午後3時時点で1ドル=128円89銭前後と、前日午後5時時点に比べ9銭の小幅なドル高・円安。

今週の相場を見ると右肩上がりで上昇してきたドル・円相場の雲行きが怪しくなってきている。米国の積極的な金融引き締めや中国の都市封鎖などによる世界景気の減速懸念を背景に、株式下落や米長期金利の低下が、円の買い戻しを促している。一本調子のドル高・円安は転換点を迎えたとの見方も出ており、より来週の相場の動きに着目をしていく必要がある。

ユーロ/米ドル:長引くウクライナ危機の影響を受けるユーロ経済圏。5年ぶりの安値水準を更新

                                      12日、1.0513レベルで取引が始まり、ユーロドルは日中には1.05台前となりほとんど動きは見られなかった。夕刻頃には欧州の主要株価指数が大きく値を下げた影響などで、1.04台前半まで下落した。

週末の13日には、予想を上回る米消費者物価の結果を受けて、リスク回避の雰囲気を強める中で、為替市場はドル買いが優勢となっており、ユーロドルは下値を切り下げる展開が見られた。一時1.0358ドル付近まで下落する場面が見られ、2017年以来の5年ぶりに安値水準を更新した。

先週の下落市場より、パリティ(1.00)になることも現実味を増してきた。米大手金融からは、ウクライナ危機の影響が欧州経済を圧迫する一方、米金利上昇がドルを押し上げ、ユーロドルは20年ぶりにパリティになる可能性が非常に高いと言う。

長引くウクライナ危機はユーロ圏経済にとって大きなダメージを与え続けてきており、それがユーロに対する脅威であることをようやく市場関係者が認めてきているようである。

英ポンド/米ドル:加速する英ポンドの売り相場。先行き不透明な英国経済。

4月下旬からポンドドルの下落トレンドが継続している。10日には1.2460レベルまで下がりその後相場に大きな動きは見られなかったが、12日には大きくポンドが売られることとなった。原因としては発表された3月英GDPが前月比-0.1%と昨年12月以来のマイナス成長となったことに反応したためである。

ポンドドルは1.22台を割り込むと、安値を1.2185レベルに広げた。13日にはポンドドルはロンドン朝に1.2230台を付けた後、一転して売りが強まる展開となり1.2156前後まで下落した。

市場では英ポンドの売りが加速している。この主因は、英国経済の先行き不透明感にある。政府による大きなテコ入れがない限り当分は英ポンドの売り相場は続きそうである。

豪ドル/米ドル:注目経済指標を大きく迎える豪市場。来週の相場は転換期となり得るか?

今週の豪ドル/円は大幅下落。9日、豪ドル/円は92.20円付近で週初を迎えましたが、米国の金融引き締め加速への警戒感により、世界的に株価が下落したことで、資源国通貨である豪ドルやNZドルには売り圧力がかかった。

11日に発表された米4月消費者物価指数(CPI)が予想ほど低下しておらず、米長期金利が低下しまた、中国のロックダウン長期化などの影響から世界経済減速懸念も根強く、結果的には12日には豪ドル/米ドルは大きく下落した。来週は豪の注目経済指標が数多く予定されている。

まず、17日には豪準備銀行(RBA)理事会の議事要旨が公表される。市場予想の0.15%を上回る0.25%の利上げを行った経緯や、今後の利上げ見通しなど、RBAの姿勢に注目が集まっている。

18日には豪1-3月期賃金指数が発表される。専門家は前回(同+2.3%)よりも上昇することを予想している。予想以上に3%を超える結果となれば、RBA理事会での利上げ幅拡大期待が強まりそうである。19日には豪4月雇用統計が発表される。注目経済指標は市場を売り市場、買い市場に導くのか?来週の市場は豪ドル/米ドルにとっての一つの転換期となりそうだ。

石油輸出国機構OPEC)2022年の世界石油需要の増加を下方修正。

石油輸出国機構OPEC)は12日に発表した月報で、2022年の世界石油需要の増加を日量336万バレルとし、前回予想から31万バレル下方修正した。引き下げは2カ月連続となる。ロシアのウクライナ侵攻やインフレ高進、中国での新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染再拡大が要因。

ウクライナ戦争によって原油価格は今週も高値を付け、インフレ圧力を高めた。中国が新型コロナ感染対策の厳格なロックダウン(都市封鎖)を導入したことも影響を与えているものと思われる、ドルの影響を大きく受ける金相場。相場の値動きは不透明か。

今週金相場は、株式市場が速い利上げペースとそれによる景気後退の懸念で大きく下げる中で、究極の安全資産と見られているドルへの需要が高まり、ドルが再び20年来の高さへ上昇する中で、マージンコール(他の資産下げに対する追加証拠金支払い)のための現金化の動きからも、ドル建てベースで金はほぼ今年の上げ幅を失うこととなりました。今週週末金曜日にはオンスあたり1808ドルと2月初旬以来の低さとなった。

今後、米連邦準備制度理事会FRB)は急激な利上げを実施する見込みであり、その利上げを金相場がどう評価するかは、いまのところ不透明要因は大きい。

ドル相場の影響を大きく受ける金価格。ドル高傾向が少し落ち着いたいま、安全資産としての金価格の上昇も少し落ち着いた傾向になると予測している専門家もいる。

今週の経済指標カレンダー
時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日 – 2022年5月16日
11:00 固定資産投資 (前年比) (4月) CNY
11:00 鉱工業生産 (前年比) (4月) CNY
11:00 中国鉱工業生産 (前年比) (4月) CNY
11:00 失業率 CNY
11:00 統計局記者会見 CNY
17:20 ECBのパネッタ氏発言 EUR
18:00 EU 経済見通し EUR
18:00 貿易収支 (3月) EUR
18:30 ドイツBubaヴエルメリンク氏発言 EUR
19:30 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
21:15 住宅着工件数 (4月) CAD
21:30 ニューヨーク連銀製造業景気指数 (5月) USD
21:30 製造業売上高 (前月比) (3月) CAD
21:30 卸売売上高 (前月比) (3月) CAD
21:55 連邦公開市場委員会メンバーの
ウィリアムズ氏の発信
USD
23:15 MPC国家財政委員会公聴会 GBP
火曜日 – 2022年5月3日
00:10 ドイツBubaマウデラー氏発言 EUR
05:00 ネット長期TICフロー (3月) USD
10:30 金融政策委員会議事要旨 AUD
13:30 第三次産業活動指数 (前月比) JPY
15:00 平均賃金(含ボーナス) (3月) GBP
15:00 失業保険申請件数 (4月) GBP
15:00 雇用者数(対前3ヶ月) (前月比) (3月) GBP
15:00 労働生産性 GBP
15:00 失業率 (3月) GBP
15:30 ECBのエンリア氏発言 EUR
18:00 消費者物価指数 (前月比) (4月) EUR
18:00 国内総生産 (前年比) (Q1) EUR
18:00 国内総生産 (前期比) (Q1) EUR
21:00 連邦公開市場委員会メンバー、ダドリー発言する USD
21:30 コア小売売上高 (前月比) (4月) USD
21:30 小売売上高 (前月比) (4月) USD
21:30 対外証券投資 (3月) CAD
22:15 鉱工業生産 (前月比) (4月) USD
22:15 鉱工業生産 (前年比) (4月) USD
23:00 企業在庫(前月比) (前月比) (3月) USD
23:00 小売業在庫(自動車を除く) (3月) USD
水曜日 – 2022年5月4日
00:00 世界乳製品取引価格指数 NZD
00:05 MPC委員カンリフ氏 GBP
02:00 ラガルドECB総裁 発言 EUR
03:00 FRBパウエル議長発言 USD
03:30 FOMCメンバー、メスター談話 USD
05:30 米国石油協会 週間原油在庫 USD
07:45 生産者物価指数(原材料価格) (前期比) (Q1) NZD
08:50 国内総生産 (前期比) (Q1) JPY
08:50 国内総生産 (前年比) (Q1) JPY
10:30 労働賃金指数 (前期比) (Q1) AUD
13:30 鉱工業生産 (前月比) (3月) JPY
15:00 消費者物価指数 (前月比) (4月) GBP
15:00 消費者物価指数 (前年比) (4月) GBP
15:00 生産者物価指数(原材料価格) (前月比) (4月) GBP
16:00 欧州中央銀行非金融政策会合 EUR
17:00 ECBのエンリア氏発言 EUR
18:00 コア指数 (前年比) (4月) EUR
18:00 消費者物価指数 (前年比) (4月) EUR
18:00 消費者物価指数 (前月比) (4月) EUR
未定 ECB金融安定報告 EUR
21:30 建築許可 (前月比) (4月) USD
21:30 建築許可件数 (4月) USD
21:30 住宅着工、変化 (前月比) (4月) USD
21:30 住宅着工件数 (4月) USD
21:30 コアCPI (前月比) (4月) CAD
21:30 消費者価格指数コア (前年比) (4月) CAD
21:30 消費者物価指数 (前月比) (4月) CAD
21:30 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
23:30 原油在庫量 USD
 
木曜日 – 2022年5月5日
00:00 ECBマッコール氏発言 EUR
00:10 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
01:00 ドイツ連銀ベーアマン氏発言 EUR
07:45 生産者物価指数(原材料価格) (前期比) (Q1) NZD
08:50 季節調節済み貿易収支 JPY
08:50 輸出 (前年比) (4月) JPY
08:50 貿易収支 (4月) JPY
10:30 雇用者数 (4月) AUD
10:30 フルタイム雇用変更 (4月) AUD
10:30 失業率 (4月) AUD
11:00 予算案発表 NZD
16:05 ドイツBubaヴエルメリンク氏発言 EUR
未定 10年物スペイン国債入札 EUR
19:00 CBI製造業受注指数 GBP
20:30 ECBは、金融政策の会議のアカウントを発行した。 EUR
21:30 失業保険申請件数 USD
21:30 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (5月) USD
21:30 フィリー連銀雇用 (5月) USD
21:30 新築住宅価格指数 (前月比) (4月) CAD
21:30 原材料価格指数 (前月比) (4月) CAD
21:30 欧州中銀(ECB)ルイス・デギンドス副総裁発言 EUR
23:00 中古住宅販売戸数 (4月) USD
23:00 中古住宅販売 (前月比) (4月) USD
金曜日 – 2022年5月6日
01:20 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
07:45 貿易収支 (前年比) (4月) NZD
07:45 貿易収支 (前月比) (4月) NZD
08:30 全国コアCPI (前年比) (4月) JPY
10:15 PBoC ローンプライムレート CNY
15:00 小売売上高コア(前月比) (前年比) (4月) GBP
15:00 小売売上高コア(前年比) (前月比) (4月) GBP
15:00 小売売上高(前月比) (前年比) (4月) GBP
15:00 小売売上高(前年比) (前月比) (4月) GBP
15:00 生産者物価指数 (前月比) (4月) EUR
15:30 鉱工業生産 (前期比) CHF
15:30 ECB監査役会メンバー
フェルナンデス・ポジョ氏発言
EUR
16:30 BoEのMPCピル委員発言 GBP
19:00 CBI製造業受注指数 GBP
20:45 ドイツ連銀総裁ナーゲル氏発言 EUR
21:00 ECBのレーン氏発言 EUR
21:30 卸売売上高 (前月比) (3月) CAD
土曜日 – 2022年5月7日
02:00 ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウント USD
02:00 ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数 USD
04:30 米国商品先物取引委員会 英ポンド 投機的ネットポジション GBP
04:30 CFTC原油の投機的なネットポジション USD
04:30 米国商品先物取引委員会 金
投機的ネットポジション
USD
04:30 米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100
投機的ネットポジション
USD
04:30 米国商品先物取引委員会 S&P500
投機的ネットポジション
USD
04:30 米国商品先物取引委員会 豪ドル
投機的ネットポジション
AUD
04:30 米国商品先物取引委員会 円
投機的ネットポジション
JPY
04:30 米国商品先物取引委員会 ユーロ
投機的ネットポジション
EUR
 

 

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。



FXニュース:米消費者物価指数(CPI)発表後の米長期金利低下の為替の影響

FXニュース:米消費者物価指数(CPI)発表後の米長期金利低下の為替の影響|

参照元 URL

FXニュース:米消費者物価指数(CPI)発表後の米長期金利低下の為替の影響

FXニュース:米消費者物価指数(CPI)発表後の米長期金利低下の為替の影響

東西FXニュース – 2022年5月12日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米株安リスク回避でドルに続く安全資産の低リスク通貨の円買いが
  • 独10年債利回りが一時0.8%台に低下し日欧金利差縮小のユーロ売りも
  • 英インフレ景気懸念の英GDPと貿易収支が前回と予想以下でポンド安に

今日2022年5月12日の東京外国為替市場の円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が129円90銭前後から高値128円59銭前後の値動き幅1円31銭程で、今日17時の東京市場終値は128円85〜87銭で前日比約1円11銭の円高ドル安であった。また、今夜その後の17時過ぎの朝の欧州市場では、一時は128円41銭付近にまで円が買われて、今日の対ドルの円の為替相場の高値を更新した。

原因は、日米金利差拡大時には円安要因となる米10年債利回りの米長期金利が、昨夜発表のあった米国の重要景気指標の4月分の米消費者物価指数(CPI)の発表後に一時急上昇した後から下落しており、今日の日本市場時間には株安時の債権でのリスク回避などもあって更に低下して午後には2.82%付近まで下がり、日米金利差縮小によるドル売りで128円台にまで円が買われた。同じく午後には時差で朝の欧州市場が参入してきており、今日の欧州株安やドイツ長期金利低下などでも、低リスク通貨の円が買われたことが影響した。

昨夜21時半から発表があった米連邦準備理事会(FRB)の今後の利上げ予想に影響する重要経済指標の4月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比では市場予想の8.1%を上回る8.3%に上昇し、米FRBのインフレ抑制の利上げ期待などから一時的に大きなドル買いが起きた。それまでは米CPI発表前にはイベントリスクで買い控えられていたドルが吹き上がる形で、対円では129円台後半から一気に130円82銭付近にまで一時は急騰した。

しかし、直後に発表された米CPIの前月比では、1981年12月以来の記録的な高水準だった前回の3月の米CPIの8.5%と比較すると、今回の4月の上昇率は8.3%ではやや減速しており、記録的な米インフレのピークアウト感から、発表直後にはドル同様に一時は急騰して3%を超えていた米長期金利もピークアウトと下落をして2.9%台に低下すると、日米金利差縮小でドルが売られて低リスク通貨の円が買われ、ドルが下がり円が上がり始めた。

また、昨日から今朝未明のニューヨーク市場では、世界景気不安やインフレ懸念などから、記録的な米株安となっており、株安時は債権などでのリスク回避の動きがある一方で、米長期債の利回り低下時には、為替へのリスク回避で低リスク通貨の円も買われたことも今日の円高方向の為替の値動きに影響した。また、米株安と共にビットコインなどの仮想通貨も下落したため、下落継続時に売りポジションから始められない仮想通貨市場ではコモディティーや通貨ペアのどちらかが下がっても利益の出せるF Xの為替取引でリスク回避する動きも見られ、株安と仮想通貨安が重なったために、低リスク通貨の円を買う動きも出ていた。

しかし、長期的視点では、依然として米CPIの上昇率は高水準であり、日本銀行金利抑制の大規模緩和を継続する一方で、米連邦準備理事会(FRB)は今後も積極的な金融引き締めの利上げを続ける予想が強く、大きな円安ドル高の流れの中での抵抗と見る専門家も多いので、今後も値動きには注意が必要である。

今日のユーロは、欧州の株安時のリスク回避の債権市場でもドイツ10年債利回りが一時0.8%台に大幅に低下したことと、長期深刻化するロシアのウクライナ侵攻による欧州インフレとエネルギー問題や、フィンランドの大統領と首相が北大西洋条約機構NATO)加盟を支持したニュースなどで、FXの外国為替でのリスク回避のユーロ売りの安全資産の流動性の高いドル買いが起きており、一時2017年1月以来のユーロの安値の1.0444ドル付近を記録した。今日の東京外為終値17時にも、ユーロドルは1.0456〜1.045ドルで、前日比0.94セントのユーロ安ドル高だった。

その影響もあり、今日のユーロは、ドルに続く安全資産の低リスク通貨の円に対しても大幅に下落しており、東京終値17時には134円74~78銭で、前日比で約2円37銭の円高ユーロ安であった。

英ポンドは、今日の午後にニュース速報で発表のあった英国の国内総生産GDP)が、かねてからの英ポンド売り要因となっていた英インフレ景気懸念を強めるような数値で、前期1.3%と予想1%以下の0.8%で、同日発表の英貿易収支も前回と予想以下の赤字であった。そのため、今日は英ポンドが売られて下がっており、ドルに続く安全資産として低リスク通貨の円も買われたことから、今日の東京終値17時には、157円8〜14銭で前日比2円10銭の円高ポンド安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年5月12日の日本時間(JST)19時15分(英国夏時間(GMT+1)11時15分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

 

通貨ペア JST 19:15の為替レートの為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.71 〜 128.72 -1.25(円高
ユーロ/円 134.32 〜 134.34 -2.79(円高
ユーロ/ドル 1.0434 〜 1.0436 -0.0116(ドル高)
英ポンド/円 157.13 〜 157.19 -2.05(円高
スイスフラン/円 129.30 〜 129.36 -1.49(円高
豪ドル/円 88.56 〜 88.60 -1.65(円高

 

www.tozaifx.com

 

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。

 

FXニュース:今日は米長期金利2.9%台に下落で日米金利差拡大の円安に抵抗が|

FXニュース:今日は米長期金利2.9%台に下落で日米金利差拡大の円安に抵抗が|

参照元 URL

FXニュース:今日は米長期金利2.9%台に下落で日米金利差拡大の円安に抵抗が

FXニュース:今日は米長期金利2.9%台に下落で日米金利差拡大の円安に抵抗が

東西FXニュース – 2022年5月11日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRBの利上げに影響する重要指標の米CPIが今夜発表前でイベント調整も
  • ウクライナ長期化と株安リスク回避に一時原油安時には低リスク円も
  • 今日の欧州中央銀行(ECB)利上げ予定発言での調整売りの影響も

今日2022年5月11日の東京外国為替市場の円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が130円49銭前後から高値129円90銭前後の値動き幅59銭程で、今日17時の東京市場終値は129円92〜93銭で前日比では約42銭の円高ドル安であった。また、今夜その後に時差で朝の欧州英国市場では、日本時間18時過ぎに一時は129円60銭付近まで今日の円の高値を更新した。

原因は、今日は円安要因の日米金利差の指標となる米長期金利が一時2.92%台まで低下して一時的に弱まっており、また今夜21時半に米連邦準備理事会(FRB)の利上げに影響する米国の重要経済指標の4月分の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることからイベントリスクもあり、結果が分かるまでは積極的なドル買いを控えたり、持ち高調整での値動きの影響が出ていたことがまず大きい。

今日は原油価格も一時100ドル前後の時間帯もあったので、原油高が低リスク通貨の円の貿易赤字リスクと考えられている関係上、持ち高調整での円買いも入っていた影響もあり、今朝9時から15時頃までは横ばいレンジに近い値動きをしていたが、午後16時時頃から時差で朝の欧州英国市場が参入すると、持ち高調整のドル売りや低リスク通貨の円買いの値動きが顕著になった。

そして、今夜17時の東京外国為替市場終値の頃に、時差で朝の欧州ユーロ圏では、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言があり、イベント調整のドル売りの値動きと朝の欧州実需もドルの一時下落と相対的な円一時上昇に影響した。

今日の午後には欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのフランス中央銀行のビルロワドガロー総裁が、ECBが今夏から段階的に利上げを開始するとの見解を表明しており、また、ドイツ連銀のナーゲル総裁も7月に利上げする必要があると発言したとの一部報道もあり、17時の欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁も今日の発言で、統一通貨を持つ欧州ユーロ圏のインフレ問題に言及し、欧州中央銀行(ECB)の利上げについても触れたために、日本時間で午後からの朝の欧州市場では現地実需に加えて、ドルが売られてユーロが買い戻される値動きで、ドル一時下落の影響がドル対円の夕方の為替相場に波及した。

また、長期深刻化するロシアのウクライナ侵攻での欧州エネルギー懸念や株安時のリスク回避で、これまでにユーロ売りで買われることが多かった第一安全通貨のドルが、今夜の米CPI発表前でイベントリスクがあるために今日は持ち高調整で売られたり、今日は原油価格が一時100前後時には低リスク通貨の円がリスク回避と持ち高調整などで買われたことも影響しており、ユーロ対円は今日の東京終値17時には137円10~12銭で、前日比では約50銭の円高ユーロ安であった。

ユーロ対ドルは、今日の債権市場では欧州長期金利低下時にはユーロは売られており、また先日のG7共同声明のロシア産原油禁輸措置合意に向けて、ロシア産エネルギー依存率の高い国のある欧州エネルギー懸念で、ユーロリスクに対する安全資産としてドルが買われてユーロが下がっていたものが、先述の今日のECB利上げ関係の一時ドル売りとユーロ買い戻しの影響と、今夜の米国CPI発表前のイベント前調整などで、ユーロが下げ幅を縮めてきており、今日の東京終値17時では1.0552~53ドルで、東京終値前日比ではわずか0.04セントのユーロ安ドル高であった。今夜18時台の欧州市場では、今夜21時半の米国CPI発表などのイベントリスクが近づくにつれてイベント調整の動きが強まり、一時はユーロ高ドル安に市場反転もしたが、直後の利益確定売りなどで19時には再び元のドル高ユーロ安に戻していた。

英ポンドは、先日に英国中央銀行イングランド銀行BoE)が公表した通り、今年の春の英国エネルギーショックの第二弾が秋に予定されているために年内10%超の英インフレ悪化懸念があり、英ポンドが売られ低リスク通貨の円がリスク回避で買われる機会があり、今夜17時には160円43〜49銭で前日比21銭の円高ポンド安であった。

今夜はこの後の21時半から発表予定の、米連邦準備理事会(FRB)の今後の利上げ予想に影響する米国の重要経済指標の4月の米消費者物価指数(CPI)や、バイデン米大統領のインフレ対応策なども政府発表が予定されており、今後の為替相場の値動きに影響を与える可能性が高いので、今後も最新のFXニュースには注意が必要である。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年5月11日の日本時間(JST)19時22分(英国夏時間(GMT+1)11時22分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:22の為替レートの為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.88 〜 129.89 -0.46(円高
ユーロ/円 137.10 〜 137.12 -0.50(円高
ユーロ/ドル 1.0554 〜 1.0557 -0.0002(ドル高)
英ポンド/円 -0.12(円高) -0.31(円高
スイスフラン/円 131.28 〜 131.34 +0.34(円安)
豪ドル/円 90.89 〜 90.93 +0.38(円安)

 

 

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。

FXニュース:株安時の安全資産の米国債買いで米長期金利一時低下しドル売りが

FXニュース:日米金利差拡大で今日131円35銭の今年の円安ドル高記録を更新|

参照元 URL

FXニュース:株安時の安全資産の米国債買いで米長期金利一時低下しドル売りが

FXニュース:株安時の安全資産の米国債買いで米長期金利一時低下しドル売りが

東西FXニュース – 2022年5月10日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年5月10日の東京外国為替市場の円相場の為替レートは、9時から17時までの東京外為取引時間の円の安値が130円58銭前後から高値129円80銭前後の値動き幅78銭程で、今日17時の東京市場終値は130円34〜36銭で前日比では約86銭の円高ドル安だった。昨日の一時131円34.4銭で131円35銭に近い記録的な円安ドル高からの、一時抵抗が今日は見られた。

原因は、昨日には一時3.2%付近まで上昇して日米金利差拡大による円安ドル高要因となっていた米長期金利が、今朝未明の米国ニューヨーク市場で米インフレや世界景気不安からの米株安時のリスク回避の安全資産としての米国債買いなどで一時低下しており、今朝の日本時間10日午前の取引では一時は3%を下回り、日米欧金利差拡大幅の縮小から、対円や多通貨に対してドルが売られて下落していたことがまず影響した。

今朝の閣議後会見では、鈴木俊一財務相が、再び「最近の急速な円安は望ましくない」と、発言しており、持ち高調整などでの安値での円買いを助長したほか、今朝は米株安の影響で日経平均株価も一時下落しており、投資家のリスク回避で低リスク通貨の円買いも起きていた。今朝10時頃の仲値決済でも、今日は日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10の付く「五十日」の10日にあたり、多少の輸入実需はあったものの、大手輸出企業などから高値圏でドルが売られて円が買われる動きや、先述の持ち高調整の影響が出ており、今朝10時過ぎには、今日の円の高値の129円80銭付近まで円が買われていた。

しかし、今日の参院財政金融委員会では、日本銀行(日銀)の内田真一理事が、「長短金利操作のイールドカーブ・コントロール(YCC)の長期金利変動幅の拡大は、事実上の利上げとなり日本経済に望ましくない。長期金利ゼロから0.25%の日銀の金利誘導目標を変更することは考えていない」等と発言し、日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策の継続姿勢が再認識されたことは、再び円安ドル高方向の動きを助長する影響を及ぼしていた。

また、今日のその後は米10年債利回りが2.97%台から午後には3.04%台まで回復したことを受けて、11時過ぎには130円47銭付近にまで反発し、14時半頃にも今日の円の安値の130円58銭付近までドルが買い戻されたが、前日ほどの米長期金利上昇にはまだ至っていなかったため、今日の東京市場終値は前日比では円高となったが、大きな流れとしては円安ドル高が進んでおり、今日の終値は一時抵抗と見る専門家も多い。

昨夜から今朝未明の米国ニューヨーク市場では、米連邦準備理事会(FRB)関係者のミネアポリス連銀のカシュカリ総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁の昨夜の発言で、FRBや米政府がインフレ抑制のために積極的な金融引き締めを進めるという予想が強まり、ドル買いも入ったものの、今朝早朝に2018年以来の記録的な高水準に達していた米長期金利が下げると、ドルが売られて円や外貨が買い戻された影響を今日は引き継いでいた。

しかし、米国現地時間で今日この後(日本時間では時差で今夜深夜過ぎ0時半)から、バイデン米大統領の米インフレ対策に関する政策発表が予定されており、イベントリスクからそれまでは派手な売買を控える慎重な米投資家の動きも見られた。

ユーロも、昨日の上昇の抵抗と今日は長期化するロシアのウクライナ侵攻の影響でG7共同声明後のロシア産原油輸入禁輸へのエネルギー問題などのリスク回避売りなどが入り、ドイツ長期金利一時上昇時には買いも入ったが、今日発表の欧州やドイツの5月ZEW景況感調査(期待指数)などの景気指標も前回や予想ほどのマイナスではなかったがマイナスだったので、今日の東京終値17時は、137円64〜65銭で前日比では27銭の円高ユーロ安であった。

英ポンドも、今日発表された英国の景気経済指標の4月英小売連合(BRC)小売売上高調査(前年同月比)が、前回の-0.4%に比べて今回-1.7%で、英インフレ悪化の英景気先行き不安感から、低リスク通貨の日本円でリスクオフする動きもあり、今日の東京市場終値17時は、160円56〜62銭で前日比11銭の円高ポンド安だった。

オーストラリアドルは、今日公表された4月NAB企業景況感指数が前回18(修正15)に対して20で一時上昇していた時間帯もあったが、先日の利上げ時に上昇してから新規材料不足で下げていた分や、今日の持ち高調整の円買いの影響で、前日終値とレンジに近い90円53〜57銭の前日比わずか1銭差の円高豪ドル安で、今夜17時の東京外国為替市場終値を迎えていた。

尚、日本時間で明日の夜21時半にも米国では重要な景気経済指標の4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、明日の夕方17時にも欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言なども予定されているので、今後も最新のFXニュースによる値動きの影響には注意が必要である。

今日の東西F Xニュース執筆終了時の2022年5月10日の日本時間(JST)19時19分(英国夏時間(GMT+1)11時19分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:19の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.10 〜 130.11 -1.10(円高
ユーロ/円 137.20 〜 137.22 -0.71(円高
ユーロ/ドル 1.0545 〜 1.0546 +0.0034(ドル安)
英ポンド/円 160.36 〜 160.42 -0.31(円高
スイスフラン/円 130.48 〜 130.54 -0.63(円高
豪ドル/円 90.44 〜 90.48 -0.10(円高

 

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。