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FXニュース:欧中銀(ECB)も0.25%の利上げ

FXニュース:欧中銀(ECB)も0.25%の利上げ

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FXニュース:米雇用統計が市場予想を上回る

FXニュース:米雇用統計が市場予想を上回る

東西FXニュース – 2023年05月08日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 連休中の欧米金融不安円買い後
  • 米景気懸念緩和で長期金利上昇
  • 米株上昇で低リスク通貨円売り
  • 日銀金融政策決定会合議事要旨
  • 欧利上げ継続予想と米停止予想

今日2023年5月8日月曜日の日本の東京外国為替市場はゴールデンウィークの大型連休明け市場になり、9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値135円19銭前後から高値134円65銭前後の値幅約54銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値の対ドル円相場は135円0~1銭付近で、先週金曜17時の日本市場休場時の世界市場の前営業日の134円2~3銭付近と比較すると約98銭の円安ドル高であるが、日本の大型連休前の前営業日にあたる5月2日17時の137円59~60銭の前東京終値と比較すると、約 2円59銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの要因とFX取引市場および世界市場のトレンド動向の分析は、まず前回までの東西FXニュースでもお伝えしていた通り、先週からの日本のゴールデンウィークの大型連休中に、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) での米国小幅利上げ後の利上げ停止予想や欧米金融システム不安による株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いの大幅円高になった後ではあったが、日本時間で先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で金曜の夜21時半に米国連邦準備制度理事会 (FRB) も注目する最新重要米国経済指標の4月の米国雇用統計が発表され、ドルの買い戻しが起き始めた。

米国米労働省の米国雇用統計の内容は、米国非農業部門雇用者数が前月比で前回の23.6万人増と前回修正の16.5万人増と市場予想の18.0万人増を上回る25.3万人増で、米国失業率も前回の3.5%と市場予想の3.6%に対し3.4%と堅調で、平均時給の前月比も前回と市場予想の0.3%に対して0.5%に上昇し、前年同月比も前回と市場予想の4.2%を上回る4.4%の米国平均時給の高い伸びを示し、米国景気懸念の緩和により安全資産の米国債売りで利回りが指標となる米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大時の円売りドル買いとともに、それまでの米国金融システム不安の影響などによる景気懸念の欧米株安時にリスク回避で買われていた低リスク通貨の円売りとドルの買い戻しが進んだ。

米国の賃金インフレに関しては、米国連邦準備理事会 (FRB) のパウエル議長が以前の発言でも言及していたように、根強い米国サービスインフレを示唆するものでもあったために、今後のデータ次第では、市場予想で優勢だった次回の米国利上げ停止予想にも影響を及ぼす可能性もあることなどから、日米金利差拡大予想でも米国長期金利が上昇したことで、円売りドル買いが入った。

同時進行していた米国ニューヨーク株式市場でも、米国雇用統計を受けて、米国景気減速のリセッションの懸念が後退したことを受けて、これまでは米国主要企業の決算報告期に発覚した米国金融システム不安の影響などで下落トレンドが続いていた米国ニューヨーク株式市場では欧米株の買い戻しが進み、米株価主要三指数ともに大幅反発の上昇に転じたことで、リスクオンで安全資産の米国債や低リスク通貨の円が売られてドルやユーロなどが買い戻されていた。

先週の米国金融システム不安再燃のきっかけとなった株価暴落後の米国地方銀行のパックウエスト・バンコープ (PACW) や、一部報道で株価一時急落後のウエスタン・アライアンス・バンコープ (WAL) などの米地銀株も安値から買われて大幅に上昇したことを受け、米国銀行の連鎖的経営破綻への警戒感が緩和し、米国ダウ平均株価も一時620ドル以上も大幅に上昇し、以前のリスク回避のリスクオフで買われていた安全資産の米国債や低リスク通貨の円が売られて、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大時の円売りドル買いが進行した。

また、米国のコモディティ市場でも、WTI原油先物価格が一時4%以上の上昇を見せたことで、原油高による日本の貿易赤字リスク増加による低リスク通貨の円売りが、米国と同じく最新の雇用統計が堅調だった北米産油国の資源国カナダドル買いなどにも及んだことなども、他の主要通貨に対する円相場に影響を及ぼしていた。

そのため、21時半の米国雇用統計発表後にドルは円相場で前営業日高値の一時134円88銭の記録を更新した一時135円12銭付近の米国市場および日通しでの円の安値でドルの高値を記録し、22時台後半にもチャートがダブルトップを描く形で135円台を記録した。

しかし、日本では「毛抜き天井」とも呼ばれているダブルトップの2回目が1回目にわずかに届かなかったことで売りサインとして受け止められたほか、135円台中盤付近のテクニカル分析一目均衡表転換線のレジスタンスの手前までで折り返し始め、135円台からは高値のドルの利益確定売りの抵抗も入り、ドル円は134円台後半の横ばいに近い動きに転じ、土曜の午前2時前には一時134円63銭付近まで円相場が反発したが、原油高の影響もあり大きな円買いにはならずに、134円88銭付近に押し戻され、134円80銭付近に推移した。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の高値134円18銭付近から円の安値135円12銭の値動きで、前週末土曜の朝6時のニューヨーク終値は134円80銭付近で、前営業日の前ニューヨーク終値比では約51銭の円安ドル高であった。

週が明け、ゴールデンウィークの大型連休明けの日本では日本の最新経済指標が発表され、今朝8時50分には日銀金融政策決定会合議事要旨が公開され、8時52分頃のアジア・オセアニア時間を中心とした世界市場では一時135円29銭付近を記録した。

今朝9時からの今日の東京外国為替市場では、今朝9時の連休明け開場時の135円19銭付近が今日の日本市場での円の安値でドルの高値になった。

日本はゴールデンウィークの大型連休明けのために、前営業日比が大型連休前の5月2日の17時の前東京終値比になるために、日本の連休中も営業していた米国市場や世界市場では前日比では円安ドル高であったものの、今朝のニュースでは日本の前営業日比では2円を超える大幅な円高ドル安とされており、日本市場では日本の連休中に優勢だったトレンドの再燃で米国利上げ後の終了予想による日米金利差縮小予想によるドル売り円買いへと転じた。

今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済では、日本企業の輸入実需の円売りドル買いの抵抗もあったが、輸出企業の円買いドル売りが優勢で、午後15時台には一時134円65銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、午後からの欧州市場の参入では、今日の英国ロンドン外国為替市場はチャールズ国王戴冠の祝日休場であるが、欧州本土市場などでは米国市場と同様に以前のリスク回避で買われていた低リスク通貨の円がユーロに対しても売られた影響などがあったため、円相場で再びドルが上昇した。

ただし、今夜この後には米国連邦準備制度理事会 (FRB) が、米国の銀行の3カ月毎の融資姿勢を調査した最新の上級貸出担当者調査 (SLOOS) を発表する予定があり、先日の米国金融システム不安の影響もあり、3月の米国シリコンバレー銀行 (SVB) の経営破綻をきっかけにした米国銀行の融資の貸し渋り状況のデータによる景気への影響が注目されており、イベント前の持ち高調整の影響の抵抗なども入った。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値ドル円相場は135円0~1銭付近で、先週金曜17時の世界市場の前営業日の134円2~3銭付近と比較すると約98銭の円安ドル高だったが、日本の連休前の前営業日の5月2日17時の137円59~60銭の前東京終値と比較すると、約 2円59銭の大幅な円高ドル安になっていた。

今夜この後には、最新の米国経済指標の発表予定などもあり、今夜23時には3月卸売売上高が発表され、29時45分からは次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言予定が今夜の値動き予想材料として注目されている。

また、今夜この後の米国株式市場でも決算報告シーズンや株主総会イベント時期が続いているため、株式市場からの為替相場へのリスクオフやリスクオンなどの影響にも、注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値のユーロ円相場は149円18~20銭付近で、先週金曜17時の日本市場休場時の世界市場の前営業日の147円79~81銭付近と比較すると約1円40銭の大幅な円安ユーロ高であるが、日本の連休前の前営業日の5月2日17時の151円7~11銭付近の前東京終値と比較すると、約1円90銭の大幅な円高ドル安であった。

主な原因はやはり、欧米金融システム不安による欧米株安時のリスク回避で買われた低リスク通貨の円が売られた影響や、欧州利上げ継続予想による円売りユーロ買いも影響した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1049~1.1051ドル付近で、先週金曜17時の日本市場休場時の世界市場の前営業日の1.1027~1.1029ドル付近と比較すると約0.22セントのユーロ高ドル安であるが、日本連休前の前営業日の5月2日17時の1.0978ドル付近の前東京終値と比較すると、0.72セントのユーロ高ドル安であった。

主な原因は、欧州中央理事会 (ECB) は先週の利上げ後にも利上げ継続予想であることに対し、米国連邦準備制度理事会 (FRB) は先週の利上げ後の次回には利上げ停止予想が優勢であることなどが影響していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円の終値は170円58~ 64銭付近で、先週金曜17時の世界市場の前営業日の168円96銭~169円2銭付近と比較すると約1円60銭の円安ポンド高であるが、日本の連休前の前営業日5月2日17時の170円17銭付近の前東京終値と比較すると、約41銭の円安ポンド高であった。

主な原因は、今日の午後からの英国市場は祝日休場であるが、世界市場では高インフレの英国にも、もうすぐ英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の新政策金利発表のイベントが予定されているため、日英金利差拡大予想が優勢であった。

先週金曜の夜の英国ロンドン外国為替市場では英ポンドが対ドルで上昇し、ポンドドルが一時1.2625ドル付近の2022年5月下旬以来のポンド高ドル安も記録していた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月8日の日本時間(JST)19時31分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時31分)の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:31の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 134.96 ~ 134.98 -2.63 (円高)
ユーロ/円 149.04 ~ 149.05 -2.11 (円高)
ユーロ/ドル 1.1040 ~ 1.1044 +0.0055 (ドル安)
英ポンド/円 170.78 ~ 170.84 +0.52 (円安)
スイスフラン/円 151.90 ~ 151.96 +0.50 (円安)
豪ドル/円 91.63 ~ 91.67 +0.61 (円安)

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