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FXニュース:米利上げ長期化と政策金利TR引き上げ予想の調整

FXニュース:米ISM非製造業景況感指数増で利上げ長期化予想|

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FXニュース:米利上げ長期化と政策金利TR引き上げ予想の調整

FXニュース:米利上げ長期化と政策金利TR引き上げ予想の調整

東西FXニュース – 2022年12月7日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 来週の米FRBFOMCの新金利や米CPI発表を控え
  • 最新米経済指標の10月貿易収支は2か月連続赤字
  • 米利上げ警戒と世界景気懸念で安全資産のドル買い
  • 欧ECBレーン専務理事発言では欧米金利差拡大予想も

今日2022年12月7日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の137円85銭前後から高値の136円79銭前後の値幅約1円6銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は137円39~40銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約45銭の円安ドル高であった。

今日の値動きの原因はまず、昨日の東西FXニュースでもお伝えしていた通り、最新の米国雇用統計や米ISM非製造業景況感指数などの米経済指標を受けて、来週13〜14日に米国の新金融政策やフェデラルファンド(FF)レート誘導目標を決定する米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えている米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米利上げ長期化予想と、最終的な米政策金利の到達点のターミナルレート (TR) の引き上げ予測報道などを受けて、日米金利差拡大予想による円売りドル買いや円売りが優勢の市場トレンドが継続していた。

また、米利上げ警戒による企業ローン金利上昇で業績悪化警戒の株売りでは米株安時のドル買い戻しがあり、欧州でもインフレ・金利上昇・リセッション(景気後退)の3懸念で米国主要株価3指数やコモディティ原油価格と共に欧州株価も下落した影響があり、世界景気懸念のリスク回避で、世界的に流動性が高い安全資産のドル買い需要でドルが上昇した。

しかし、欧米株安時のリスク回避では、ドル同様に安全資産の米国債も買われたことからは、今日は米長期金利の上昇幅が限られており、また対外純資産額世界一でドルに続く安全資産とも言われる低リスク通貨の円も、原油安時の貿易赤字リスク軽減で一時買われたことでは、今日は米長期金利上昇時の日米金利差拡大ほどの大幅な円安にはなっていなかった。

時間に沿った市場トレンドの動きでは、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では前述の米利上げ長期化予想のドル買いに加えて、昨夜22時半に発表された最新米国経済指標の10月の米貿易収支が、前回の-733億ドルと前回修正の-741億ドルと市場予想の-800億ドルに対して-782億ドルで、市場予想ほどではないが2ヶ月連続の赤字決算であった原因に米ドル上昇幅の下落があったものの、結果的には米株安と景気懸念のリスク回避の安全資産のドル買いがその後も進んだことで、ドル円は一時137円5銭付近の円安ドル高になった。

昨夜の欧州英国市場の市場後半は米国市場と重なっていたため、前回の東西FXニュースでお伝えしていた昨日の欧州中央銀行 (ECB) のレーン専務理事発言を受けた欧米金利差拡大予想や、欧州株安や原油安時のリスクオフのユーロ売りでもリスク回避市場に強い安全資産のドルが買われており、他の主要通貨である円相場にもドル高として影響が波及した。

ただし、米債権市場では、欧米株安時と原油先物取引価格下落のリスク回避では、ドル同様に安全資産と考えられている米国債も買われたことからは、米長期金利が低下したことでは、日米金利差が縮小時には低リスク通貨の円買いによるリスク回避や持ち高調整もあったために、日米金利差拡大による大幅な円安への抵抗要因もあった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は136円95銭~137円5銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比では約20銭の比較的小幅な円安ドル高をつけていた。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝は米長期金利低下の円安抵抗で136円台に戻していたドル円が、米連邦準備理事会 (FRB) の利上げ長期化と高金利化予想などの円売りドル買いで再び137円台になった。

今朝10時前の仲値決済に向けては、日本の貿易企業の輸入実需の円売りドル買いも加わったために、10時過ぎには137円35銭付近に達したが、その後には輸出企業のドル売り円買いや、利益確定売りや持ち高調整や、欧米株安の波及もあり今朝の日経株価も下落時の国内安全資産の日本円の買い戻しなどの一時抵抗も入ったために昼前には一時136円台後半に戻したものの、その後には再び、米利上げ長期化予測の日米金利差拡大予想や世界的な安全資産のドル買いや持ち高調整などでドル円は137円台にシフトしていった。

14時には日本の最新経済指標の10月の景気先行指数 (CI) の速報値が発表され、前回の97.5と前回修正の98.2と市場予想の98.3に対して99.0であったが、景気一致指数 (CI) の速報値は前回の101.4と前回修正と市場予想の100.5に対して99.9であった。

午後になり、欧州英国市場が参入すると、世界的な安全資産のドルは更に上昇し、15時台に今日の日本市場の円の安値でドルの高値の137円85銭付近を記録した。

しかし、今日の日経平均株価が下落し、15時台に27,686円40銭の前日比199円47銭安で大引けすると、直後に日本国内安全資産の円買い抵抗も入り、また安全資産の米国債買いで米10年債利回りが指標となる米長期金利も一時低下していたことからは、日本市場高値の後にはやや円安抵抗もあったが、一時は円が主要通貨に対して全面安にもなっていた。

中国のゼロコロナ緩和期待から、安全資産として買われていたドルと円の持ち高調整なども入っており、また世界FX市場でも、来週の最新の米国消費者物価指数 (CPI) 発表と米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の米ドルのイベントを前にした持ち高調整が始まっていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は137円39~40銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約45銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも米国経済指標の発表予定があり、日本時間で21時に米MBA住宅ローン申請指数、22時半に7~9月の第3四半期の米非農業部門労働生産性と単位労働費用の確報値、24時半に週間の米原油在庫、29時に10月の米消費者信用残高などが注視されているほか、深夜に北米のカナダ銀行 (BoC) の新政策金利の発表予定があることも、世界的な利上げ傾向のトレンド分析などで、今後の為替相場の値動き予想のために海外FXトレーダー達が注目している。この背景には、前回のカナダ利上げ時には、米国利上げ予想に影響を及ぼした経緯があることと、現在は米連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達が、来週の米連邦公開市場委員会 (FOMC) を前にした発言自粛のブラックアウト期間に入っていることなどが影響している。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は143円67~69銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約2銭の僅差の円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0458~59ドル付近で、前日同時刻の前東京終値比で約0.32セントのユーロ安ドル高だった。

昨夜の欧州英国市場では、前回のニュースでもお伝えした通り、欧州中央銀行 (ECB) のチーフエコノミストでもあるレーン専務理事が、「欧州インフレがピークに近づいている可能性が高い」と発言した影響で、欧州債利回りが低下し、欧米金利差拡大によるユーロ売りドル買いが優勢になり、円相場にもドル高として波及したが、米国ニューヨーク市場での欧米株安時の安全資産としてのドル需要ではリスクに弱いユーロが売られていたことも円相場に波及したために、対ドルでは円もユーロも低下していた。

今日の夕方16時には欧州ユーロ圏の最新経済指標のドイツの10月の独鉱工業生産の発表があり、前月比では前回の0.6%と前回修正の1.1%と市場予想の-0.6%に対して-0.1%でのマイナスに転じ、前年同月比では前回の2.6%と前回修正の3.1%と市場予想の-0.7%に対して0.0%で、市場予想ほどの悪化ではなかったものの前回よりも低下していた。

16時45分のフランスの10月の仏経常収支も前回の-73億ユーロに対して-38億ユーロで、同月の仏貿易収支も前回の-174.87億ユーロと前回修正の-171.67億ユーロと市場予想の-160.00億ユーロに対して-121.50億ユーロであった。

そこに、今日の円安ドル高の影響があり、今夜17時の東京終値時点では、ユーロ円はレンジに近い僅差の円安ユーロ高と、ユーロドルはユーロ安ドル高になっていた。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、19時に欧州ユーロ圏の重要経済指標の7〜9月の四半期の欧域内総生産 (GDP) の確定値が発表され、前年同期比で前回と市場予想の2.1%に対して2.3%に増加し、前期比でも前回と市場予想の0.2%に対して0.3%に上昇したことでは、ユーロが買い戻される機会があり、その後の欧州市場では、今夜20時台にはユーロドルは前日比で僅差のユーロ高ドル安にも転じていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は166円70〜76銭付近で前日同時刻の前東京終値比で約48銭の円安ポンド高であった。

今日の夕方には、前述の通り、一時円が主要通貨に対する全面安を記録した時間があった影響もあり、日英金利差拡大予想もある英ポンドに対しても円安になっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月7日の日本時間(JST)20時32分(英国時間(GMT)11時32分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:32の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 137.48 〜 137.49 +0.54 (円安)
ユーロ/円 144.33 〜 144.34 +0.68 (円安)
ユーロ/ドル 1.0497 〜 1.0499 +0.0007 (ドル安)
英ポンド/円 167.19 〜 167.25 +0.97 (円安)
スイスフラン/円 145.91 〜 145.97 +0.54 (円安)
豪ドル/円 91.83 〜 91.87 +0.21 (円安)

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