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FXニュース:米経済指標で長期金利反落

FXニュース:米経済指標で長期金利反落

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FXニュース:米経済指標で長期金利反落

FXニュース:米経済指標で長期金利反落

 東西FXニュース – 2023年8月30日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 今年の円安ドル高再更新後
  • 一時147円台から145円台
  • 世界株価上昇のリスク選好
  • 今週の米雇用統計発表控え

今日2023年8月30日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の145円85銭前後から円の安値でドルの高値の146円51銭前後の値幅約66銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円40~41銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の146円44~46銭付近の前東京終値比で約4銭の小幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国現地のサマー・バンク・ホリデーの祝日連休明けの英国ロンドン外国為替市場の後半の21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場では、欧米株式市場の続伸を受けたリスクオンによる低リスク通貨の円売りや、安全資産の米国債売りの影響があり、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利の上昇に伴った日米金利差拡大時の円売りドル買いの勢いが増し、昨夜21時25分頃に一時147円37銭付近の昨年2022年11月以来の約9カ月半ぶりの今年最大の円安ドル高の記録を更新した。

昨夜22時に発表された最新米国経済指標の6月の米国ケース・シラー住宅価格指数の前年同月比は前回の-1.7%と市場予想の-1.3%に対し-1.2%に鈍化し、同時発表だった6月の米国住宅価格指数は前月比では前回の0.7%と市場予想の0.6%に対し0.3%に低下したものの、4〜6月四半期の米国住宅価格指数の前期比では前回の0.5%と前回修正の0.8%に対して1.7%に大きく上昇しており、米国の住宅価格インフレの想定以上の根強さを示していたことでも、米国のインフレ圧の根強さが意識され、インフレ抑制のための米国連邦準備制度理事会 (FRB) の金融引き締め長期化の日米金利差拡大予想により、円相場で年内高値を記録後のドルは利益確定売りの抵抗で高止まりをしながらも、昨夜23時までは147円台前半での推移を続けていた。

しかし、昨夜23時に米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新米国経済指標の7月の米国雇用動態調査 (JOLTS) 求人件数が、前回の958.2万件と前回修正の916.5万件と市場予想の946.5万件に対し882.7万件と大幅な減少を見せ、2021年3月以来の低水準を示したことでは、これまでの堅調な米国雇用市場を背景にした米国利上げ長期化予想が減退し、米国長期金利の低下に伴った日米金利差縮小時の円買いドル売りに転じたことで、円相場でドルはそれまでの147円台前半から145円台後半に向けて一時大幅に急落した。

昨夜23時に同時発表だった全米産業審議会のコンファレンス・ボード (Conference Board) による8月の米国消費者信頼感指数も、前回の117.0と前回修正の114.0と市場予想の116.0に対して106.1と大幅に低下し、米国の所得や労働の短期的見通しの期待指数も前月の88.0から80.2に低下し、米国リセッション (景気後退) のリスクの高まりを示すと考えられている80に近づいたことで、米国景気懸念による安全資産の米国債買いや、午前3時の米国7年債入札の影響にもよる利回り低下の影響で、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.23%台から4.10%台に急低下し、主要通貨に対するドル売り要因となったことで、円相場だけでなく他の主要通貨のユーロやポンドなどに対しても一時全面的なドル安に傾き、主要通貨に対するドルの強さを示すドルインデックスは一時104.36付近だった市場高値圏から103.37の市場安値に急落し、今朝の午前4時20分頃にドルは円相場で一時145円67銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、米国ニューヨーク株式市場では、先日の中国の市場活性化案の発表後から欧米株価が続伸し、先ほどの最新米国経済指標を受けて米国金利上昇への警戒感が緩和されたことでも欧米株価上昇時のリスク選好のリスクオンになっており、米国市場の高値記録後の低リスク通貨の円の利益確定売りの抵抗も混ざった。

また、仮想通貨 (暗号資産) 市場では、米国ワシントン連邦高裁の判事3人によるパネルが、米国初のビットコイン上場投資信託 (Bitcoin ETF) の申請を以前に米国証券取引委員会 (SEC) が退けた決定を覆す判定をしたというニュースが報道された影響で、ビットコイン (Bticoin / BTC) を中心に仮想通貨が買われて大幅に上昇したことでも、欧米株高に加えた仮想通貨高のリスクオンムードが継続していたため、やや横ばいに近い値動きに転じた。

今週後半には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が重視することで知られている「今後のデータ次第」の「データ」の一つにあたる最新米国雇用統計などの発表イベントを控えているほか、今夜この後にも米国雇用関連の最新米国経済指標の8月の米国ADP雇用者数の発表予定や、最新米国重要経済指標の第2四半期の米国実質国内総生産 (GDP) 改定値や米国個人消費 (PCE) などの発表予定があり、イベントを前にした持ち高調整も入り始めていた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値でドルの高値の147円37銭前後から円の高値でドルの安値の145円67銭前後の値幅約1円70銭の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を145円88銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約66銭の円高ドル安でつけていた。

続いて、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、昨夜に一時147円台の今年の円安ドル高の記録を更新後のドルが、最新米国経済指標の発表後の米国利上げ長期化予想の減退と米国長期金利低下に伴った日米金利差縮小時の円買いドル売りで反落したニュースを受けた利益確定売りや持ち高調整の影響もあり、今朝9時55分の仲値決済でも今日は月末最後の5と10が付く日本の貿易企業の決済日が集中しやすい「五十日 (ゴトーび) 」であったために日本の輸出企業による円買いドル売りが強まり、今朝9時57分頃に一時145円85銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝は日本銀行 (日銀 / BoJ) の田村直樹審議委員が、北海道で開催された金融経済懇談会で挨拶をし、「現時点においては、金融緩和を継続することが適当だ」と発言した影響があり、金利抑制の大規模緩和金融政策を継続する日本と、高金利継続予想のある米国や欧州などとの金融政策の方向性の違いが意識され、日米欧金利差拡大予想による円売りドル買いが入り、円相場でドルは再び146円台に上昇した。

また、欧米株式市場のトレンドを受けて、今朝はアジア株価の上昇や日本の東京株式市場の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) も続伸し、日経平均株価は前日比で一時300円以上の大幅高も見せたことでは、世界株高時のリスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りにより、主要通貨に対して円相場が下落した影響もあり、ドルは円相場で反発と上昇し、今朝までの下げ幅を縮め始めた。

午後15時15分に、今日の日経平均株価は3万2333円46銭の終値と、前日比で106円49銭高の大幅高で大引けしたことや、午後からの欧州英国市場の株式市場も続伸で始まったことから、世界株高時のブル・マーケット (強気市場) のリスクオンで低リスク通貨の円が売られて、午後16時24分頃に一時146円51銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。低下後の米国長期金利も、一時4.154%台に回復していた。

また、今夜この後や今週に発表予定の最新米国経済指標の「データ」を控えた持ち高調整や、結果が分かるまでのイベント前の様子見なども入り始めていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円40~41銭付近と、昨夜17時の146円44~46銭付近の前東京終値比では約4銭の小幅な円高ドル安であった。

また、その直後の欧州英国市場では、17時17分頃に一時146円54銭付近まで円が売られてドルが買われていたが、その後には、欧州市場のリスクオンでは、低リスク通貨の円だけでなく、世界的に流動性が高い安全資産のドルも売られて、強気市場の投資実需もあり欧州ユーロや英国ポンドが買われる抵抗も混ざっている。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定が続き、日本時間の経済指標カレンダーの予定では、今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時15分に米国雇用関連で現在注目されている8月の米国ADP雇用統計、21時半に4〜6月四半期の米国実質国内総生産 (GDP) 改定値と、同四半期の米国GDP個人消費 (PCE) とコアPCEデフレーターの改定値、同時刻に7月の米国卸売在庫、23時に7月の米国住宅販売保留指数、23時半には週間の米国原油在庫などの発表予定がある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円94~95銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の158円48~49銭付近の前東京終値比で約46銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、日米欧株価上昇時のリスク選好市場で低リスク通貨の円が売られて、リスクオンでユーロが買われた影響が見られたほか、今日は日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和の金融政策の継続予想による日欧金利差拡大予想の円売りユーロ買いも入っていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0855~1.0857ドル付近と、昨夜17時1.0821~1.0822ドル付近の前東京終値比で約0.34セントのユーロ高ドル安だった。

主な原因は、昨夜の米国経済指標を受けた米国長期金利低下時の欧米金利差によるユーロ買いドル売りに加えて、世界的に流動性の高い安全資産でもあるドルも、欧州株式市場の上昇時のリスクオンでは、低リスク通貨の円同様にユーロに対して売られやすくなっていた。

なお、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新欧州経済指標の8月の欧州消費者信頼感の確定値は、前回と市場予想通りの-16.0の横ばいで、同時発表の8月の欧州経済信頼感は、前回の94.5と市場予想の93.7に対し93.3であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は185円2~8銭付近と、昨夜17時の184円71~77銭付近の前東京終値比で約31銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、欧英株価上昇時のリスクオン市場では、ユーロ同様に英国ポンドも安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して買われており、また日銀の金利抑制方向の金融緩和継続予想を受けては、日英金利差拡大予想でも円売りポンド買いが入っていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年8月30日の日本時間(JST)19時15分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時15分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:15の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 146.34 ~ 146.35 −0.10 (円高)
ユーロ/円 159.27 ~ 159.28 +0.79 (円安)
ユーロ/ドル 1.0881 ~ 1.0883 +0.0060 (ドル安)
英ポンド/円 185.12 ~ 185.18 +0.41 (円安)
スイスフラン/円 166.33 ~ 166.39 +0.65 (円安)
豪ドル/円 94.64 ~ 94.68 +0.37 (円安)

 

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