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FXニュース:米経済指標受け景気懸念緩和

FXニュース:5月の米製造業景況指数が悪化

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FXニュース:米経済指標受け景気懸念緩和

FXニュース:米経済指標受け景気懸念緩和

東西FXニュース – 2023年05月17日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年5月17日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値136円99銭前後から高値136円30銭前後の値幅約69銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は136円96~97銭付近と、前営業日の前東京終値比で約1円17銭の大幅な円安ドル高であった。また、今夜その後の欧州英国市場では、一時137円台の円安ドル高も記録した。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向の分析は、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で昨夜21時半に発表された最新米国経済指標の4月の米国小売売上高の前月比は前回の-1.0%と前回修正の-0.7%と市場予想の0.8%に対し0.4%で、一時135円69銭付近に円相場でドルが売られたものの、自動車を除いた米国小売売上高の前月比では前回の-0.8%と前回修正の-0.5%に対し市場予想通りの0.4%で、米国国内総生産 (GDP) の高い個人消費の比率もあったことで、前日安値の135円59銭手前付近がテクニカル分析的なサポートラインになり、安値でのドルの買い戻しが始まった。

さらに、続いて昨夜22時15分に発表された米国経済指標の4月の米国鉱工業生産の前月比は前回修正と市場予想の0.0%を上回る0.5%で、昨夜23時に発表された5月の全米ホームビルダー協会 (NAHB) 住宅市場指数も前回と市場予想の45を超えた50に上昇したことで米国景気懸念が緩和され、安全資産の米国債売りで利回りが指標の米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大時の低リスク通貨の円売りとドル買いが勢いを増し、前日の高値を超えた一時136円68銭付近に円相場でドルが上昇した。

また、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言もドル買いを進めており、米国クリーブランド連銀のメスター総裁は、「米国政策金利は、景気にとって充分に抑制的だと考えられる水準には、まだ達していない」と発言しており、米リッチモンド連銀のバーキン総裁も、「米国のインフレ抑制のために必要である場合には、一層の利上げを実施することに抵抗はない」と発言していた。

ただし、米国債務上限問題に関する協議では、バイデン大統領と共和党マッカーシー下院議長達は予定通りに協議を実施はしたが、上限引き上げの合意にはまだ至っておらず、バイデン大統領と協議後のマッカーシー下院議長は、「今週末迄に取引を成立させることは、可能である」と発言したニュースが米国ニューヨーク現地時間の夕方に報道された。まだ合意に至っていない原因には、米国の与野党の間の見解の相違が報じられ、バイデン大統領はG7広島サミットの後に予定していたオーストラリアとパプアニューギニアの訪問を中止し、米国債務上限問題についての協議のために、今週末に米国に帰国する予定になった。

米国金融システム不安の後の米国債務上限問題は、6月1日までに合意に至らないとデフォルトになる可能性もあるために、まだ合意には至っていないという先行き不透明さへの一部での警戒感によるリスク回避の米国銀行株売りなどもあり、米国ダウ平均株価 (DJI) が一時340ドル以上も下落した時には、安全資産の米国債が安値から一部で買い戻されて米国長期金利の上昇が止まり始めると、安値からの低リスク通貨の円買いが入ったことは対ドルの円相場の抵抗要因になったが、米国長期金利は3.54%付近の前日比上昇で終えていたことでは、日米金利差拡大による円安ドル高になっていた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は円の高値135円68銭前後から安値136円69銭前後の値幅約1円1銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値を136円39銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約27銭の円安ドル高でつけていた。

今朝8時頃には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) メンバーの米国アトランタ連銀のボスティック総裁と米国シカゴ連銀のグールズビー総裁の米国アトランタ連銀主催の年次金融市場会議での発言の機会があり、「米国経済のソフトランディングは可能」とポジティブな発言をしたことがニュースの話題になった。ソフトランディングがチャレンジであることについては、以前によくパウエル議長も言及していた。ただし、ボスティック総裁は、「当局に誤りがあることが判明すれば、厳しい試練に直面することになる。失業率の急激な上昇はなしに、インフレを抑制できると確信している理由の1つは、利上げサイクルのこの時期には通常見られない米国経済の強さが一部にあるからだ」とコメントし、ドルが買われていた。

今朝8時50分には日本の最新重要経済指標の1~3月期四半期の実質国内総生産 (GDP) の速報値が発表され、コロナ禍からの経済正常化で個人消費の伸びが目立ち、年率換算は前回の0.1%と前回修正の-0.1%と市場予想の0.7%に対し1.6%に上昇し、前期比も前回の0.0%と市場予想の0.1%に対し0.4%といずれも市場予想以上に上昇したことでは、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者達の発言を受けたドル上昇トレンドの中でも円買いの抵抗要因となり、今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場はやや抵抗を交えた横ばいに近い値動きを見せながら始まり、今朝9時31分頃に今日の日本市場での円の高値でドルの安値の一時136円30銭付近を記録した。

しかし、日本の輸出がマイナスとなるなどの懸念材料も報じられたことでは円買い抵抗は長く続かず、またその後の今朝9時55分頃の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需の円売りドル買いも入り、米国経済指標を受けた米国景気懸念の後退により米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いや、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言を受けた日米金利差拡大予想もあり、ドルが再び円相場で上昇を続けた。

また、今日の日本の株式市場では、先日の東証の株高記録に続き、今朝の日経平均株価が、取引時間中としてはおよそ1年8カ月ぶりと言われる2021年9月28日以来の3万円超えになった時間があり、日本株高時のリスク選好のリスクオンで国内安全資産の低リスク通貨の円が売られて主要通貨の外貨が買われた影響も、ドル円相場に影響が波及した。

ただし、米国債務上限問題協議についてはまだ合意に至らずに先行き不透明な部分があることでは、対ドルで低リスク通貨の日本円が安値で買われる抵抗も混ざっていた。

午後からの欧州英国市場の参入では、米国長期金利上昇による日米金利差拡大時の円売りドル買いが強まり、ドルが円相場で上昇を続け、午後16時56~57分頃には一時136円99銭付近の今日の日本市場時間での円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は136円96~97銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円17銭の大幅な円安ドル高になった。

また、その後の欧州英国市場では、17時17分頃に一時137円9銭付近の137円台を記録したほか、今夜18時12分頃にも137円17銭付近の円安ドル高も記録している。

今夜この後の米国市場では最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間のスケジュールでは今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時半に4月の米国住宅着工件数と米国建設許可件数、23時半には週間米国原油在庫などが発表される予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は148円37~39銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約52銭の円安ユーロ高であった。

主な原因は、前述の対ドルでの円売りドル買いの影響が他の主要通貨であるユーロにも波及したほか、日本株上昇時のリスク選好市場では低リスク通貨の円売りユーロ買いが優勢出会った。

また、欧州ユーロ圏のドイツやフランスなど欧州債の利回りが指標となる欧州長期金利上昇時には、日欧金利差拡大による円売りユーロ買いもあった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0832~1.0834ドル付近で、前営業日の前東京終値比で約0.56セントのユーロ安ドル高であった。

原因には、米国景気懸念緩和による米国長期金利上昇のドル買いの一方で、昨日発表されていた欧州ユーロ圏主要国のドイツの経済指標の大幅悪化を受けたユーロ売りドル買いの影響も出ていた。

欧州経済研究センター (ZEW) の5月のドイツ景気予測指数は、3カ月連続の低下で、市場予想も大幅に下回るマイナス10.7で、2022年12月以来5カ月ぶりの低調さが欧州景気懸念材料となり、世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルの米国長期金利上昇時には、対ドルでのユーロ売りの一因になっていた。

今夜18時の欧州市場では、欧州ユーロ圏総合の最新重要経済指標の4月の欧州消費者物価指数 (HICPコア指数) の改定値が発表れたが、前年同月比は前回と市場予想通りの5.6%の横ばいで、前月比も前回と市場予想一致の7.0%の横ばいであった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は170円12~18銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約11銭の円高ポンド安であった。

昨日の英国ロンドン外国為替市場に向けて発表された最新の英国経済指標では、英国の失業率が増加した一方で、英国の賃金インフレは続くという景気懸念材料などが注目され、安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して英国ポンドが売られる機会があった。加えて、先述の米国長期金利上昇を受けた英ポンド売りドル買いの影響なども円相場に波及していた。

しかし、今夜18時50分頃から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁が商工会議所の年次総会で演説発言することが話題になり、日英金利差拡大予想などで対円の英ポンドが買い戻される機会もあり、今夜19時台には小幅な円安ポンド高に市場転換もしている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月17日の日本時間(JST)19時5分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時5分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:05の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 136.87 ~ 136.88 +1.08 (円安)
ユーロ/円 148.21 ~ 148.22 +0.36 (円安)
ユーロ/ドル 1.0827 ~ 1.0829 -0.0061 (ドル高)
英ポンド/円 170.28 ~ 170.34 +0.05 (円安)
スイスフラン/円 152.10 ~ 152.16 ±0.00
豪ドル/円 91.00 ~ 91.04 +0.26 (円安)

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