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FXニュース:今年の円安ドル高記録更新

FXニュース:今年の円安ドル高記録更新

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FXニュース:今年の円安ドル高記録更新

FXニュース:今年の円安ドル高記録更新

東西FXニュース – 2023年8月29日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米欧株高時のリスク選好
  • 米国債入札受け利回り低下
  • 政府と日銀の為替介入警戒
  • 日米欧英の金融政策の違い
  • 中市場活性化案の株価影響

今日2023年8月29日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の146円31銭前後から円の安値でドルの高値の146円56銭前後の値幅約25銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円44~46銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の146円52~54銭付近の前東京終値比では約8銭の小幅な円高ドル安であった。

また、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、19時台にはドル円は前東京終値比で横ばいレンジ圏付近の値動きや、小幅な円安ドル高の値動きにも転じている。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日は先週末の国際経済シンポジウムのジャクソンホール会議での米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長や欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁のタカ派寄りの講演発言の影響や、日本銀行 (日銀 / BoJ) の植田和男総裁がパネル討議で大規模緩和金融政策の継続についての発言をした影響などもあり、日米欧の金融政策の方向性の違いによる日米欧金利差拡大予想の円安が進行していた。

さらに、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、同時進行中だった欧米株式市場が欧州の主要貿易先である中国の市場活性化案の発表のニュースを受けた欧米株価の一時大幅上昇によるリスク選好市場になったため、低リスク通貨の円が売られてリスクオンでユーロやポンドが買われた影響が対ドルの円相場にも波及したほか、昨夜23時半に発表された米国ダラス連銀製造業活動指数も前回の-20.0と市場予想の-21.6に対して-17.2に大幅な改善を見せた影響のドル買いもあり、深夜24時10分頃には先週末に記録した前週末の高値の146円63〜64銭を上抜けて、一時146円74銭付近の昨年2022年11月以来のおよそ9カ月ぶりの今年最大の円安ドル高の記録を更新した。

米国ニューヨーク株式市場の米国ダウ工業株30種平均 (DJI) は、軍事用耳栓訴訟で和解のニュースのあったスリーエム (3M / 株式コード : MMM) 株が5%以上も上昇し、一部事業の売却合意報道のあった金融大手のゴールドマン・サックス (Goldman Sachs / GS) 株も2%近く高騰したことも牽引要因になり、米国ダウ平均は一時300ドル以上の大幅上昇を見せ、この後にも前営業日比で213ドル8セント高の3万4559ドル98セントの終値をつけていた。

ただし、昨夜は欧州本土市場よりも時差遅れの英国ロンドン市場が祝日休場で、深夜半頃に欧州市場がいつもより早く終了したため、その後には米国市場の値動きが中心になり、米国ニューヨーク債券市場で深夜24時半に行われた米国2年債の入札に買いが入って米国債の債券価格が上昇する一方で利回りが低下した影響もあり、連動するように米国長期金利の指標となる米国10年債などの利回りも低下したことでは、日米金利差縮小時の円買いドル売りで、円相場で今年の高値を記録後のドルの利益確定売りが一時強まった。

また、日本政府と日本銀行 (日銀 /BoJ) が昨年の秋に為替介入を実施した為替介入警戒域であることも意識され、持ち高調整では今年最大の安値を同市場で記録後の低リスク通貨の円が買われたことも抵抗要因となり、深夜24時45分頃には一時146円36銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、午前1時半頃からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長が金融サービスについての発言をしたほか、午前2時には米国5年債の入札も終わったため、米国市場の安値後からのドルの買い戻しも入り、午前2時15分頃には一時146円57銭付近に円相場でドルが反発してから、やや横ばいに近い値動きに転じた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の146円74銭前後から円の高値でドルの安値の146円36銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を146円54銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約10銭の円安ドル高をつけていた。

今朝早朝のオセアニア市場では、今朝8時半に発表された日本の最新経済指標の7月の日本の有効求人倍率が前回と市場予想の1.30に対し1.29で、7月の日本の失業率は前回と市場予想の2.5%に対し2.7%とやや弱かったことでも低リスク通貨の円が売られていた。

しかし、続いて今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、昨夜から今朝までの米国市場で一時146円74銭付近の今年最大の円安ドル高の記録を更新後のドルには為替介入警戒感による持ち高調整もあり、米国債入札後の債券価格上昇に伴う利回り低下の影響で米国長期金利の低下による日米金利差縮小時の円買いドル売りもあり、今朝早朝の146円台中盤からドルの利益確定売りと持ち高調整の円買いが先行し、今朝9時21分頃に一時146円31銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要があり、9時55分頃にはドルが再び146円台中盤の146円49銭付近に一時戻したが、その後には日本の輸出企業の円買いドル売りが続いたことでは、やや横ばいに近い値動きも混ざった。

また、昨夜の欧米市場に続いて、今日は日本の東京株式市場でも日経平均株価が上昇し、日本市場でも低リスク通貨の円売りドル買いが入った影響もあり、午後14時45分頃に一時146円56銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

今日の日経平均株価の午後15時15分の終値は3万2226円97銭と、前営業日比56円98銭高で大引けした。

また、午後からの欧州英国市場の参入では、世界的な安全資産でもある米国債が売られた影響もあり、午前は一時低下していた米国長期金利が低下幅を縮め始めたことでも、ドルが買い戻され始めた。

一方で、今週には米国連邦準備制度理事会 (FRB) が「今後のデータ次第」として注視している米国雇用関連やインフレ関連などを含めた最新米国重要経済指標の発表イベントの予定もあるため、高値を記録後のドルにはイベントを控えた利益確定や持ち高調整が抵抗要因となっていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は146円44~46銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の146円52~54銭付近の前東京終値比では、約8銭の小幅な円高ドル安になっていた。

今夜この後にも、最新米国経済指標の発表予定や、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定などがあり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールでは、今夜22時に6月および4〜6月の四半期の米国住宅価格指数と6月の米国ケース・シラー住宅価格指数、23時に 7月の米国雇用動態調査 (JOLTS) 求人件数と8月の米国消費者信頼感指数、26時に米国7年債の入札予定、28時頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定などが、今夜の為替相場の値動き予想材料としてFX市場では注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円48~49銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の158円39~40銭付近の前東京終値比で約9銭の小幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、前述の日米欧株価上昇時の低リスク通貨の円売りで、リスクオンのユーロ買いが入っていた影響が残った。

ただし、昨夜の欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連銀のナーゲル総裁の発言では、「次回の9月の理事会で、再び利上げを決定するべきかどうかは、まだ明言できない」とのことだったため、日欧金利差拡大予想による大幅な値動きは出ず、小幅域になった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0821~1.0822ドル付近と、昨夜17時の1.0808~1.0810ドル付近の前東京終値比で約0.13セントのユーロ高ドル安だった。

主な原因は、米国債の入札結果を受けて米国長期金利が低下した際に、ドル売りユーロ買いが入ったほか、世界的に流動性の高い安全資産でもあるドルも欧米株価上昇時のリスクオン市場では低リスク通貨の円同様に売られやすかったことも値動きに影響を及ぼしていた。

ただし、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の9月の独GFK消費者信頼感調査は、前回の-24.4と市場予想の-24.3に対し-25.5に悪化していたことでは、欧州景気懸念もやや燻っていたために、比較的小幅域に留まっていた。

なお、続いて今日の午後15時45分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの8月の仏消費者信頼感指数は、前回と市場予想通りの85の横ばいであった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は184円71~77銭付近と、昨夜17時の184円31~37銭付近の前東京終値比で約40銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、昨夜の英国市場は、先週末から昨日の英国のサマー・バンク・ホリデーの祝日で連休であったために英国ポンドの現地実需はなかったものの、昨夜の欧米株価上昇時のリスク選好のリスクオン市場では、世界市場で欧州ユーロ同様に英国ポンドが買われていたため、今日の午後の連休明けの英国市場での現地実需追加もあり、円安ポンド高が継続した。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年8月29日の日本時間(JST)19時7分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時7分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:07の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 146.53 ~ 146.54 ±0.00 (レンジ)
ユーロ/円 158.41 ~ 158.43 +0.02 (円安)
ユーロ/ドル 1.0809 ~ 1.0811 +0.0001 (ドル安)
英ポンド/円 184.82 ~ 184.88 +0.51 (円安)
スイスフラン/円 165.70 ~ 165.76 −0.17 (円高)
豪ドル/円 94.53 ~ 94.57 −0.37 (円高)

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