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FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

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FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

東西FXニュース – 2023年06月06日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 欧米PMIが市場予想以下で景気懸念
  • 米ISM非製造業指数も想定以下に
  • 欧ECBラガルド総裁のタカ派発言
  • 米SECがバイナンスとCEOを提訴
  • 豪RBAの利上げ継続で豪ドル上昇

今日2023年6月6日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値139円65銭前後から高値139円9銭前後の値幅約56銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円30~31銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約1円10銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向は、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で昨夜22時45分に発表された最新米国経済指標の5月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が前回の54.5に対し54.3に低下し、5月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回と市場予想の55.1に対し54.9の市場予想以下で、続いて昨夜23時に発表された5月の米国サプライマネジメント協会 (ISM) 非製造業景況指数の総合も前回の51.9と市場予想の52.2に対し50.3と弱く、同時発表の4月の米国製造業新規受注の前月比も市場予想の0.8%に対し0.4%と、この日に発表された米国経済指標が軒並み低下していたことから、米国景気懸念による安全資産の米国債買いで米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.75%台から3.65%台に大幅に低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが起き始めた。

また、前営業日には米国雇用統計発表後の大幅な円安ドル高であったことでも、高値後のドルには利益確定売りや持ち高調整が入りやすくなっており、同時進行だった米国ニューヨーク株式市場でも、最新の米国経済指標による米国景気懸念を受けた一部の株売りがあり、米株価低下時のリスク回避の安全資産の米国債買いによる米国長期金利低下と低リスク通貨の円買いドル売りが強まり、最新米国経済指標発表前には140円台前半で推移していたドルは、発表後の23時台には円相場で一時139円25銭付近へと約1円近くも一時急落した。

ただし、米国株式市場では、先週の米国連邦債務上限停止法案の可決後のデフォルト回避や来週の米国米連邦準備制度理事会 (FRB) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 前の利上げ見送り予想などで、前市場で米国ダウ工業株30種平均株価が今年最大の上げ幅を記録して701ドル高に急伸した後で、ニューヨーク証券取引所 (NYSE) やナズダック (NASDAQ) の米株も大幅上昇後の上昇幅内の下落が多く、アップル (AAPL) など上場以来の高値を記録後の一部株には一定の利益確定売りは想定の範囲であったため、安全資産の米国10年債も買われて高値圏になると、利益確定売りの抵抗が入り始め、再び米国長期金利の指標となる利回りが上昇に転じた際には、日米金利差拡大時の高値の円の利益確定売りと安値のドルの買い戻しの抵抗が入り、午前2時台にはドルは円相場で一時139円81銭付近に反発した。

最近の世界株式市場が為替相場に影響を与える一方で、仮想通貨 (暗号資産) 市場からの影響もあり、昨夜には米国証券取引委員会 (SEC) が、世界最大の仮想通貨取引所のバイナンス (Binance) と最高経営責任者 (CEO) のチャンポン・ジャオらの経営陣を、米国連邦裁判所に米国証券規則違反で提訴したというニュース報道があり、ビットコイン (Bitcoin / BTC) などにも売りが出た時のリスク回避でも、コインから世界的に流動性の高い安全資産でもあるドルが買い戻される機会などもあったため、軒並みの弱い米国経済指標で米国景気懸念が強まり、来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) では利上げ停止見送り予想が大優勢であるにも関わらず、一部のドル買い要因もあったことでは、米国市場後半にはやや横ばいに近い値動きも見せた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の安値140円30銭前後から高値139円25銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は139円58銭付近で、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約37銭の円高ドル安であった。

ただし、その後に始まった今朝早朝のオセアニア市場では、再び市場予想以下の最新米国経済指標を受けた米国景気懸念の低リスク通貨の円買いドル売りや、昨夜17時の東京終値直後の英国ロンドン外国為替市場で一時140円45銭付近の円安を記録したというニュースを受けたドル売りや円買いなどの持ち高調整が入り始めた。

しかし、今朝8時半には日本の最新経済指標が発表され、4月の毎月勤労統計調査の現金給与総額の前年同月比が前回の0.8%と前回上方修正の1.3%と市場予想の1.8%に対し1.0%と弱く、4月の全世帯家計調査の消費支出の前年同月比が前回の-1.9%と市場予想の-2.3%に対し-4.4%と節約による消費停滞を示していため、円売りドル買いの抵抗があり、今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場は、139円41銭付近で始まった。

今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需による円売りドル買いが優勢で、10時34分頃には一時139円65銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、日本市場でも最新の米国経済指標を受けた米国景気懸念による日米金利差縮小予想の円買いドル売りが始まり、特に午後からの欧州英国市場の参入で強まり、16時37分頃には一時139円9銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

来週に迫った米国の新政策金利発表を前に、今日の市場予想ツールのフェッドウォッチ (CME FedWatch Tool) でも、今月の米国利上げ見送り予想値が確定値と考えられている70%付近を超えて変動中で、現時点でも73.6%の米国利上げ見送り予想と26.4%の0.25%の米国小幅利上げ予想を示している。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は139円30~31銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円10銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後には特に重要な米国経済指標の発表予定はなく、また米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達も来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えた発言自粛期間のブラックアウトに入るため、他の主要通貨からの値動きの影響や、米国株式市場などからリスクオンやリスクオフなどの影響を受けやすくなっている点には注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は149円25~26銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約83銭の円高ユーロ安であった。

主な原因は、昨夕に発表された欧州ユーロ圏の総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も市場予想以下で、欧州景気懸念による低リスク通貨の円買いもあったことや、ドルなどの他の主要通貨に対する今日の円高の影響が波及した。

ただし、昨夜に欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁のタカ派発言が伝わった際には、日欧金利差拡大予想でユーロが買われた時間もあった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0713~1.0715ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.24セントのユーロ高ドル安だった。

主な原因は、欧米経済指標の景気懸念の一方で、米国の次回利上げ見送り予想が優勢であることに対し、昨夜の欧州市場での欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の「欧州の基調的なインフレが、ピークに達したことを示す明確な証拠はない」という利上げに積極的なタカ派発言をしたことに加えて、欧州ユーロ圏主要国のドイツ連銀のナーゲル総裁も、「欧州の基調的なインフレ圧は、余りにも高すぎるため、まだ数回の利上げが必要だ」とタカ派発言が続き、今朝の米国市場でもユーロ買いが優勢であった影響が日本市場にも残った。

今夜18時の欧州市場で発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標の4月の欧州小売売上高は、前年同月比は前回の-3.8%と前回修正の-3.3%と市場予想の-3.0%に対し-2.6%に改善されたものの、前月比では前回の-1.2%と前回修正の-0.4%と市場予想の0.2%に対し0.0%であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は173円9~15銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約41銭の円高ポンド安であった。主な原因は、今朝発表された最新の英国経済指標の5月の英小売連合 (BRC) 小売売上高調査の前年同月比が、前回と市場予想の5.2%に対しインフレ継続の影響もあって3.7%に大幅に低下していた。

ただし、今夜17時半に英国ロンドン外国為替市場で発表された5月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) は、前回と市場予想の51.1に対し51.6に上昇していたことでは、買い戻しも入っていた。

オーストラリアの豪ドルは、今日の日本市場時間の昼過ぎの13時半頃に、豪準備銀行 (RBA) が2会合連続で豪州政策金利の0.25%の利上げを決定し、今回は利上げ見送りの市場予想が優勢であったため、円相場で日豪金利差拡大の円売り豪ドル買いがあったほか、サプライズで豪ドルが主要通貨に対して買われて一時急伸した。

午後14時過ぎには豪ドル円が一時93円11銭付近の2022年12月中旬以来の円安豪ドル高を記録し、その後には利益確定売りの抵抗が入ったものの、今夜17時の今日の東京外国為替市場の豪ドル円相場の終値は92円78~82銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約44銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月6日の日本時間(JST)19時27分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時27分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:27の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 139.35 ~ 139.36 -1.05 (円高)
ユーロ/円 148.92 ~ 148.94 -1.16 (円高)
ユーロ/ドル 1.0686 ~ 1.0688 -0.0003 (ドル高)
英ポンド/円 172.92 ~ 172.98 -0.58 (円高)
スイスフラン/円 153.42 ~ 153.48 -0.55 (円高)
豪ドル/円 92.72 ~ 92.76 +0.38 (円安)

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