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FXニュース:米長期金利4.30%台に上昇

FXニュース:米長期金利4.30%台に上昇

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FXニュース:米長期金利4.30%台に上昇

FXニュース:米長期金利4.30%台に上昇

東西FXニュース – 2023年9月12日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 国内長期金利が一時0.72%
  • 日米欧主要株価が反発上昇
  • 欧ユーロ圏景気見通し低調
  • 英利上げ継続予想を再意識

今日2023年9月12日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の146円43銭前後から円の安値でドルの高値の146円94銭前後の値幅約51銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円81~82銭付近と、前営業日同時刻の昨日17時の146円19~20銭付近の前東京終値比で約62銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日のニュースでもお伝えした通り、先週末の日本銀行 (日銀 / BoJ) の植田和男総裁の読売新聞のインタビュー記事がきっかけとなった将来的なマイナス金利解除の可能性を含めた大規模金融緩和政策修正予想により、昨日の日本市場では大幅な円高ドル安が進行したが、現状では大規模緩和金融政策を粘り強く維持という発言もあり、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利が再び4.30%台に上昇したことを受けた実質的な日米金利差拡大時の円売りドル買いで、昨夜20時15分頃に一時146円98銭付近にドルが円相場で反発した。

昨夜21時頃に一時146円80銭付近から始まった週明けの米国ニューヨーク外国為替市場では、日本の将来的なマイナス金利政策の解除を含めた日米金利差縮小予想や、「米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の金融政策への姿勢に、重要な転機が進みつつある。一部の高官は、過度の金融引き締めが米国経済や金融市場の混乱を引き起こす事を懸念」という米国経済紙ウォールストリートジャーナル (WSJ) のニック・ティミラオス記者の記事などを受け、今週に最新米国重要経済指標の発表予定や来週に米国連邦公開市場委員会 (FOMC) のイベントを控えていることで、持ち高調整のドル売り円買いで参入したため、昨夜23時15分頃には一時146円19銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では、過度の金融引き締めへの警戒感の緩和から株価が上昇し、アップルと契約を結んだクアルコムマイクロソフトなどの大手ハイテク株の一部や、モルガン・スタンレーの金融アナリストが投資目標価格を上げた電気自動車のテスラ株などが上昇したことを受けて、ブル・マーケット (強気市場) のリスクオン (リスク選好) ムードになり、ドルから買われていた低リスク通貨の円が売られる抵抗も入ったことでは、午前5時55分頃に一時146円60銭付近にまで反発した。

ハイテク企業が多い米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ) は続伸し、1万3917.894の終値と、先週末の前営業日比で156.368ポイント高で、米国ダウ工業株30種平均 (DJI) も続伸し、今朝早朝の終値は3万4663ドル72セントと、先週末比で87ドル13セント高であった。

しかし、昨日の日本市場で大幅な円高ドル安が進行した影響は残り、今週と来週のイベント前の持ち高調整と様子見なども混ざり、また他の主要通貨に対するドルの値動きも示したドルインデックスが一時104.42付近まで低下したため、前営業日比では円高ドル安の範囲であった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の146円80銭前後から円の高値でドルの安値の146円19銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を146円59銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比では約1円24銭の大幅な円高ドル安でつけていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、日本の長期金利がおよそ9年8カ月ぶりに0.72%付近に上昇した影響や、時間帯の近いアジアの中国市場で中国人民元の基準値が市場予想よりも元高ドル安に設定された外貨影響の波及などで、今朝10時13分頃に一時146円43銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、米国長期金利も高止まりしていたことで日米金利差拡大や、今朝までの米国株式市場の影響もあり、今日の日本の東京株式市場で日経平均株価が大幅な上昇を見せたことで、リスクオンで低リスク通貨の円が売られたことで、ドルは円相場で反発上昇を始めた。

また、先週末の日銀の植田和男総裁の読売新聞掲載の独占インタビュー記事が一部の市場の混乱を招いたとの懸念などもあり、今朝の会見では自民党世耕弘成参院幹事長が、植田総裁の発言について、「金融緩和の継続が趣旨だと、理解している」と発言し、「金融緩和にはいつか終わりが来るが、『2%の物価目標の達成後』と植田総裁は答弁している」と指摘し、「賃上げを伴う物価の好循環という本当の意味での2%の目標の達成には至っていない点で、政府与党と日銀との見解の相違はない」と言及したことで、早期の金融修正予想による日米金利差拡大予想が減退した円売りドル買いも入った。

また、世耕参院幹事長は、輸入物価高の円安対策として日銀の金融政策を利用する可能性についての質問に対し、「為替政策に金利を使うのは禁じ手」と、否定的であったと、国際通信メディアのロイター通信社などが報道していた。

また、今日は日本の国債入札があったが、国債の利回り上昇は債券価格低下につながるため、最近の日本国債の利回り上昇で警戒感があったものの、午後に日本の5年利付国債の入札が終わり、5年債入札の最低落札価格は市場予想の100.00円を上回る100.02円で応札倍率も4.41倍と堅調であったことから、新発10年国債も利回りも今朝記録した一時0.72%台の高利回りから0.70%台に低下し、日米金利差による円売りドル買いが続いた。

午後15時15分には、今日の日経平均株価が3万2776円37銭の終値をつけ、前営業日比で308円61銭高の大幅高で大引けしたため、日本株高時のリスクオンの低リスク通貨の円売りの勢いが強まり、午後からの欧州市場の参入もあって、午後15時32分頃には一時146円94銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録し、前東京終値比で円安ドル高になっていた。

ただし、米国長期金利も4.29%台付近で高止まりした後に、欧州英国市場の本格参入の夕方には4.27%台に向けて一時低下したため、市場高値後のドルの利益確定売りの一時抵抗も入った。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は146円81~82銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の146円19~20銭付近の前東京終値比では約62銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、日本時間26時に米国長期金利の指標となる米国10年債の入札予定がある。今夜は特に市場注目度が高い最新米国経済指標の発表予定はないものの、今週は明日の夜に最新米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) の発表予定があり、明後日の夜にも米国小売売上高と米国生産者物価指数や、その翌日の15日にも米国ミシガン大消費者信頼感指数などの重要指標の発表イベントを控えており、来週には米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の大イベントも予定されているため、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言自粛期間のブラックアウト期間も近く、市場予想での値動きや持ち高調整や様子見も入り始めている。

また、今週の9月14日には欧州ユーロ圏の欧州中央銀行 (ECB) 理事会の欧州新金融政策の発表予定のイベントもあり、来週は米国と日本と英国とスイスの新金融政策の発表予定のイベント週である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円29~31銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の156円81~82銭付近の前東京終値比で約48銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、昨夜と今日の午後の欧州主要株価の上昇を受けて、日本株高時のリスク選好の低リスク通貨の円売りとユーロ買いも相まって、円安ユーロ高に傾いた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0713~1.0714ドル付近と、昨夜17時の1.0725~1.0727ドル付近の前東京終値比で約0.12セントのユーロ安ドル高だった。

主な原因は、昨夜に欧州委員会は最新の夏季の欧州経済見通しを発表したが、欧州ユーロ圏の2023年経済成長率が前回の春季の1.1%から0.8%に下方修正され、2024年の見通しも1.6%から1.3%に引き下げられ、欧州景気懸念のユーロ売りの影響や、米国長期金利上昇時のドルの買い戻しが影響を及ぼした。

今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標のドイツの8月の独卸売物価指数 (WPI) の前月比は前回のマイナス圏の-0.2%からプラスの0.2%に改善されたものの、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の9月の欧州ZEW景況感調査は前回の-5.5から-8.9に悪化した。

ただし、同時発表のドイツの9月の独ZEW景況感調査の期待指数は、前回の-12.3と市場予想の-15.0に対し-11.4であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円26~32銭付近と、昨夜17時の183円6~12銭付近の前東京終値比で約20銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、昨夜に英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のマン金融政策委員が、英国の根強いインフレ持続感を受けて、一段のインフレリスクが表面化するよりは、「金融引き締めすぎの方向で間違う方がまだ良い。もし私が間違っていて経済に過剰な悪影響を及ぼしたとしても、それを修正するのはインフレ修正に比べれば容易だ」と発言し、英国利上げ継続予想が再燃した。

なお、今日の午後15時には英国の最新雇用統計が発表され、7月のILO方式の英国失業率は前回の4.2%に対し市場予想通りの4.3%に悪化したが、8月の英国失業率は前回と同じ4.0%の横ばいで、8月の英国失業保険申請件数は前回の2.90万件と前回修正の0.73万件に対し0.09万件であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月12日の日本時間(JST)19時28分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時28分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:28の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 146.83 〜 146.84 +0.64 (円安)
ユーロ/円 157.42 〜 157.43 +0.61 (円安)
ユーロ/ドル 1.0720 〜 1.0721 -0.0005 (ドル高)
英ポンド/円 183.17 〜 183.23 +0.11 (円安)
スイスフラン/円 164.67 〜 164.73 +0.59 (円安)
豪ドル/円 94.33 〜 94.37 +0.27(円安)

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