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FXニュース:今夜の米小売売上高発表控え

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FXニュース:今夜の米小売売上高発表控え

FXニュース:今夜の米小売売上高発表控え

東西FXニュース – 2023年07月18日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米NY連銀製造業景況指数上昇
  • 米経済指標受け景気懸念後退
  • 長期金利低下時のドル売り
  • 日銀大規模金融緩和修正期待
  • 欧利上げ継続予想のユーロ高

今日2023年7月18日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値138円92銭前後から円の高値でドルの安値138円17銭前後の値幅約75銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は138円22~23銭付近と、日本祝日休場中の昨日17時の世界FX市場の138円64~65銭と比較すると約42銭の円高ドル安であったが、日本の連休前の前営業日同時刻の先週金曜日17時の138円22~23銭付近の前東京終値比では約0銭の横ばいレンジ圏であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場は海の日の祝日休場であったが、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、昨日発表された欧州の主要貿易先である中国の4~6月期の実質国内総生産 (GDP) が市場予想を下回った影響や、欧州中央銀行 (ECB) の利上げ継続予想による欧州景気懸念を受けた欧州株価下落時のリスク回避で低リスク通貨の円買いがあり、また安全資産の米国10年債が買われた影響などで利回りが指標となる米国長期金利が低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢で一時137円99銭付近に対ドル円相場が上昇していた。

しかし、続いて始まった米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で昨夜21時半に発表された最新米国経済指標の7月の米国ニューヨーク連銀製造業景気指数が、前回の6.6と市場予想の-3.4に対して1.1と、マイナスだった市場予想を大幅に上回りプラス圏に留まったことで米国長期金利が低下幅を狭め、利益確定の円売りや持ち高調整のドル買いでドルが一時大幅に反発上昇し、昨夜22時35分頃に一時139円40銭付近の米国市場および日通しの円の安値でドルの高値を記録した。

また、20カ国財務大臣中央銀行総裁会議 (G20) に出席中の米国政府のイエレン財務長官が、米国のブルームバーグ (Bloomberg) テレビのインタビューで、中国の4~6月期の実質国内総生産 (GDP) の鈍化による世界経済への影響は他の国の経済にも波及する可能性はあるとしながらも、「米国では成長は減速したものの、米国労働市場は引き続き非常に堅調で、米国の景気後退 (リセッション) は想定していない」と発言したことも、米国経済指標と相まった米国景気懸念の後退により、景気好感によるドル買い戻しの一因となった。

しかし、一時139円台の高値を記録後のドルには、先週の米国利上げ長期化予想の減退以降のロングポジションのドルの利益確定売りが再び入り、また日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和金融政策の見直しや修正の可能性への警戒感などによる市場安値圏からの低リスク通貨の円買いの持ち高調整もあり、午前4時頃には一時138円60銭付近に円相場が反発した。

一方で、米国ニューヨーク株式市場では、米国主要企業の決算報告期が継続しており、今夜この後に決算報告予定のある米国大手投資銀行モルガン・スタンレー (MS) が株価目標額を上げたアップル (APPL) 株が前営業日比で1.73%上昇し、米国S&P 500銀行株指数も1.76%上昇と米国金融株とIT株に上昇が目立ったほか、今週に決算を控えた米国の大手電気自動車メーカーのテスラ (TSLA) 株も先日にサイバートラックの新規製造発表後で3.2%高、米国の人気ゲームソフトメーカーのアクティビジョン・ブリザード (ATVI) 株もマイクロソフト (MSFT) の買収後にもソニープレイステーション向けの人気商品のコール・オブ・デューティ (CoD) の継続供給に合意したニュースが好感され3.49%の大幅上昇を見せ、米国株価三指数は全体的に上昇銘柄の方が多かったことでは、低リスク通貨の円が売られる抵抗も入った。

ただし、米国内に設置された鉛ケーブルに関するリスクを理由に通信事業者の投資判断が引き下げられた影響で、米国のテレコミュニケーション通信株価は大幅に下落しており、携帯電話会社のA T&T株 (T) はおよそ30年ぶりの安値へと6.69%も一時急落し、同じくベライゾン株 (VZ) も7.5%下落して一時約13年ぶりの安値を記録したことでは、低リスク通貨の円買いや安全資産の米国債買いは一部の下落銘柄を受けて継続したことでは、株価終値後の市場終盤にはやや横ばいに近い動きに相殺されていた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値でドルの安値138円32銭前後から円の安値でドルの高値139円40銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を138円71銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約9銭の小幅な円高ドル安でつけていた。

続いて今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場は連休明けで、日本の連休中に発表された米国経済指標を受けた円売りドル買いや、今朝9時55分の仲値決済に向けた日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要が朝から優勢で、今朝9時16分頃に一時138円92銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、今日の日本時間の午前中の時間外の米国債券市場では、昨日発表された中国景気成長鈍化の影響の波及による世界景気警戒感による安全資産の米国債買いの影響がアジア市場でも続いており、 米国長期金利が一時3.8%以下に低下したため、今日の日本市場のドルの市場高値後で円の市場安値後には日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢に転じた。

また、日本市場では、今月の日本銀行 (日銀 / BoJ) の金融政策決定会合を控えた日銀の大規模緩和金融政策の長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) の見直しや修正期待や警戒感による持ち高調整や低リスク通貨の円買い需要もあった。

今日の昼の13時半には日本の最新経済指標の5月の第三次産業活動指数の前月比が発表され、前回の1.2%と前回下方修正の0.9%と市場予想の0.4%に反し1.2%に上昇したことも日本景気好感による円買いの一因となった。

今日の日本景気好感や今朝早朝までの米国株価上昇の影響もあり、今日の日経平均株価は上昇し、終値は3万2493円89銭の前営業日比102円63銭高で大引けした。

ただし、午後からの欧州市場の参入では、日本時間の午後の取引でも時間外の米国債券市場で世界的な安全資産の米国債買いが続き、米国長期金利が3.7%台に更なる低下を見せたことで日米金利差縮小時の円買いドル売りが強まり、また欧州利上げ継続予想による欧州通貨に対する欧米金利差縮小予想のユーロ高ドル安の影響なども円相場に波及し、16時56分頃には一時138円17銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は138円22~23銭付近で、昨夜17時の世界FX市場の138円64~65銭付近の前日比では約42銭の円高ドル安であるが、日本の前営業日同時刻の先週金曜17時の138円22~23銭付近の前東京終値比では約0銭の横ばいレンジ圏になっていた。

その後の今夜17時13分頃と19分頃の英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利低下時の円買いドル売りが続き、一時138円9銭付近に円相場が上昇し、前東京終値比で円高ドル安になったが、テクニカル分析的なトレンド転換を示すダブルボトムを描く形になったため、その後にはドルの買い戻しも入り、再び前日比横ばいのレンジ付近で推移し、小幅な円安ドル高や円高ドル安に二転三転している。

今夜この後には、市場の注目度の高い最新米国重要経済指標の6月の米国小売売上高の発表イベントが日本時間の今夜21時半に予定されているほか、22時15分に 6月の米国鉱工業生産と 米国設備稼働率、23時に5月の米国企業在庫と7月の全米住宅建設業者協会 (NAHB) 住宅市場指数、29時に5月の対米証券投資などの経済指標の発表予定がある。

また、米国株式市場では米国主要企業の決算報告シーズンが今週も続いており、今夜20時頃にはバンク・オブ・アメリカ (BAC) の決算報告の予定があり、今夜21時頃にはモルガン・スタンレー (MS) の決算報告なども予定されており、世界の株式市場からのリスクオンやリスクオフなどによる為替相場の影響にも注意が必要である。他にも今週に決算発表を予定している米国企業には、前述のテスラ (TSLA) やネットフリックス (NFLX) 、ゴールドマン・サックス (GS) 、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン (BK) 、ロッキード・マーチン (LMT) などの大手主要企業が含まれている。

尚、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達は、来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えた発言自粛期間のブラックアウト期間入りをするため、タカ派ハト派の発言による値動きリスクが少ないため、最新経済指標などのファンダメンタル要因が注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は155円49~51銭付近で、連休前の前営業日同時刻の先週金曜17時の155円11~12銭付近の前東京終値比で約38銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1249~1.1251ドル付近で、前営業日同時刻の先週金曜17時の1.1220~1.1222ドル付近の前東京終値比で約0.29セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、前述の通り、欧州利上げ継続予想による日欧金利差拡大予想や、米国長期金利低下時の欧米金利差縮小予想によるユーロ高の影響が大きく、今日はユーロドルが午後の米国長期金利低下時に一時昨年2022年2月以来の高値も記録していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円89~95銭付近で、連休前の前営業日同時刻の先週金曜17時の181円24~30銭付近の前東京終値比で約35銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では先週末に急速なポンド高ドル安の進行後の利益確定や持ち高調整でポンド売りが出た影響が他の主要通貨である円相場にも波及したことや、先述の欧州株価低下時にはリスク回避 (リスクオフ) の低リスク通貨の円買いポンド売りがあった影響も見られた。ただし、ポンドドルが今日の午後の米国長期金利低下時には再び買い戻される動きもあったことでは比較的小幅域になった。

オーストラリアの豪ドルは、今日は7月4日開催分の豪準備銀行 (RBA) 金融政策会合議事要旨の発表があり、日豪金利差拡大予想の影響もあって今日の東京外国為替市場の豪ドル円相場の終値は94円7~11銭付近と、前営業日同時刻の先週金曜17時の94円98銭~95円2銭付近の前東京終値比で約95銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年7月18日の日本時間(JST)19時24分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時24分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:24の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 138.17 ~ 138.18 −0.05 (円高)
ユーロ/円 155.40 ~ 155.42 +0.29 (円安)
ユーロ/ドル 1.1246 ~ 1.1248 +0.0026 (ドル安)
英ポンド/円 181.04 ~ 181.10 −0.20 (円高)
スイスフラン/円 160.93 ~ 160.99 −0.18 (円高)
豪ドル/円 94.17 ~ 94.21 +0.81 (円安)

 

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