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FXニュース:米FRB高官の発言でドル上昇

FXニュース:米FRB高官の発言でドル上昇

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FXニュース:米FRB高官の発言でドル上昇

FXニュース:米FRB高官の発言でドル上昇

東西FXニュース – 2023年05月23日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年5月23日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値138円87銭前後から高値138円32銭前後の値幅約55銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は138円40~41銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約57銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの要因と世界FX市場のトレンド動向の解説と分析はまず、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で昨夜21時半頃から予定されていた米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言で、米国セントルイス連銀のブラード総裁が、「年内に米国政策金利を、さらに0.5%利上げする必要があるかも知れない」とタカ派発言をしたことをきっかけに、米国利上げ長期化予想で米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大予想の円売りドル買いが強まり、22時50分頃には円相場でドルが138円66銭付近に上昇した。

ただし、直後にツイッターなどの一部のソーシャルメディアで、米国防総省ペンタゴンの近くで大規模な爆発が起きたような偽画像が拡散されたフェイクニュースで米国市場が一時混乱し、米国ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種株平均が一時80ドル近くも急落したことで、米国株安時のリスク回避の円買いドル売りでドル円が一時138円付近にドルが急落する抵抗が入ったものの、地元の消防局が爆発や火災を否定する声明を出すなどして、実際はペンタゴン付近で爆発や火災が発生した事実がなかったことが明らかになると、すぐにドルの買い戻しが優勢に転じた。

 

また、米国のCNBCテレビのニュース番組に出演した米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官で次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、次回6月に予定されている米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で米国政策金利の利上げ継続と利上げ見送りとのどちらを支持するかについて、「今のところ、6月にもう1回利上げするか、一旦停止するかは、五分五分だと思う。私にとって重要なのは、例え6月に1回停止したとしても、それで終わりという合図は出さないということだ」と発言したことで、米国利上げ長期化の可能性もあることが市場で指摘された。

さらに、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国セントルイス連銀のブラード総裁が、米国フロリダ州フォートローダーデールで開かれたイベントで、「米国インフレに充分な抑制圧を与え、物価上昇率をタイムリーに目標水準に戻すためには、米国政策金利を引き上げざるを得なくなるだろうと思う」として、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) は、今年あと2回利上げを余儀なくされるだろうとタカ派の発言をした。

昨夜の深夜過ぎから発言が予定されていた米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の中でも、最もハト派寄りで知られていた米国サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も、「データが我々を導くべき」として米国利上げ継続の選択肢を残す必要性を強調したことで、米国連邦準備制度理事会 (FRB) は、データ次第では米国利上げが長期化する可能性が意識された。

一方で、日本銀行 (日銀 / BoJ) は金利抑制の大規模緩和金融政策を継続する市場予想が優勢で、米10年債の利回りが指標となる米国長期金利が3.726%付近の3月13日以来の高利回りに上昇した日米金利差拡大と、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが勢いを増し、今朝1時頃に一時138円68銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

米国連邦債務上限問題についても、様子見の雰囲気が強かったものの、米国政府のバイデン大統領と共和党マッカーシー下院議長が日本時間の今朝会談し、会談後にマッカーシー下院議長は、「まだ合意には達していないが、議論の雰囲気はこれまでよりも良かった」と発言したことを受け、市場では今回の交渉は決裂せずに合意に向けて前向きに進んでいると受け止められて、期待感が再び高まったことも、今日のドルの支援材料になった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値138円68銭前後から高値138円0銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を138円60銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約62銭の円安ドル高でつけていた。

その後に始まった今朝早朝のオセアニア市場では、今朝8時32分頃に一時138円80銭付近の2022年11月30日以来の高値を円相場でつけたドルには利益確定売りの抵抗が入り始めた。

今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場でも、米国トレンドを受け継いだ日米金利差拡大時の円売りドル買いと、米国連邦準備理事会 (FRB) 高官達の発言を受けた米国利上げ長期化予想、そして、米国連邦債務上限問題の協議への期待感もあり、円相場でドルが上昇していたため、早朝には高値のドルの利益確定売りが先行し、今朝9時53分頃の138円42銭付近を記録した。

しかし、今朝9時55分頃今日の日本市場の仲値決済では日本企業の輸入実需のドル買いもあり、再び円売りドル買いが優勢になり、11時12分頃には138円87銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録し、今朝早朝のオセアニア市場時間での2022年11月30日以来の円安ドル高記録を更新した。

ただし、今日の市場高値後のドルには再び利益確定売りと安値の円買いの抵抗が入り始め、加えて今日は午前中には一時は前日比で200円近くも上昇を示した日経平均株価が午後になると低下に転じたことを受けて、日本の株式市場では日本株安時のリスク回避で国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いが強まり、午後15時台に日経平均株価は30,957円77銭の前日比129円5銭安で大引けしたことで、午後16時35分頃に前日比では円安ドル高の範囲内ではあるものの、一時138円32銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

その後には、欧州市場で発表された欧州ユーロ圏のフランスとドイツの最新の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値に市場予想以下の項目があった強弱入り混じる結果であったことからドルの買い戻しも入り、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は138円40~41銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約57銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定と米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官発言予定や米国債入札予定などがあり、日本時間で今夜22時頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官のダラス連銀のローガン総裁の発言予定、22時45分に5月の米国の製造業とサービス部門と総合の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値の発表予定、23時に5月の米国リッチモンド連銀製造業指数と4月の米国新築住宅販売件数年率換算件数と米国新築住宅販売件数、26時に米国2年債入札予定などがあり、トレーダー達に為替相場に影響を与える可能性から注目されている。

また、米国連邦債務上限問題の協議に関する様子見の雰囲気も市場では継続しており、今後のニュースで進行状況が伝えられると、米国株式市場からの値動きの影響が為替相場にも波及する可能性があることにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は149円50~52銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約57銭の円安ユーロ高であった。

主な原因は、日米金利差拡大による主要通貨に対する円安の影響の波及や、日欧金利差拡大予想も優勢であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0801~1.0804ドル付近と、昨夜17時の前東京終値比で約0.04セントのユーロ安ドル高であった。

原因は、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国利上げの長期化予想を強める発言や、米国長期金利上昇時のドル買いの影響に加えて、17時に発表された5月のユーロ圏の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が、夕方16時台に発表されていたフランスとドイツが強弱入り混じる結果で市場予想以下の項目があったことに加えて、欧州ユーロ圏総合も装用で、5月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の56.2と市場予想の55.6に対し55.9と市場予想ほどではないものの前回を下回り、5月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の45.8と市場予想の46.0に対し44.6と前回と市場予想を下回る3年ぶりの低水準であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は171円63~69銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約69銭の円高ポンド安であった。

昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、英ポンドが米長期金利上昇により対ドルで下落しており、他の主要通貨である円相場にも影響が波及した。

今夜17時半には欧州に続いて英国の最新経済指標の発表もあり、5月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の55.9と市場予想の55.5に対し55.1に低下し、5月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の47.8と市場予想の48.0に対し46.9に低下したことで、低リスク通貨の円に対しても英国景気懸念によるポンド売りがあった。

今夜18時15分頃からは、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁が、「英国のインフレは、曲がり角を迎えた」と発言し、英国利上げ終了時期についての市場予想が出たことも日英金利差拡大予想の減退による円買いポンド売り要因となった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月23日の日本時間(JST)19時29分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時29分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:29の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 138.50 ~ 138.51 +0.67 (円安)
ユーロ/円 149.18 ~ 149.20 +0.25 (円安)
ユーロ/ドル 1.0770 ~ 1.0772 -0.0035 (ドル高)
英ポンド/円 171.44 ~ 171.50 -0.88 (円高)
スイスフラン/円 153.61 ~ 153.67 -0.72 (円高)
豪ドル/円 91.68 ~ 91.72 -0.47 (円高)

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