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FXニュース:米FRBの利上げに長期化予想

FXニュース:米FRBの利上げに長期化予想

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FXニュース:米FRBの利上げに長期化予想

FXニュース:米FRBの利上げに長期化予想

東西FXニュース – 2023年05月24日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点

  • 米サービスPMIが市場予想以上
  • 日欧米株安時の低リスク通貨
  • 米債務上限問題の協議が続く

今日2023年5月24日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値138円73銭前後から高値138円23銭前後の値幅約50銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は138円61~65銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約25銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの要因と世界FX市場のトレンド動向の解説と分析はまず、昨夕の欧州市場では、日本市場の終値の頃に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標の5月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が市場予想以下のおよそ3年ぶりの低水準であったことを受けたユーロ売りドル買いがあった一方で、日本やアジアの株式市場が下落して大引けしたことに加えて欧州株式市場も低調であったために、リスク回避のユーロ売りや利益確定のドル売りで低リスク通貨の円買いが強まり、対ドルの円相場は昨夜17時25分頃には一時138円24銭付近に上昇していた。

しかし、続いて始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、「米国のインフレが高止まりした場合には、追加利上げが必要」というタカ派の発言をしたというニュースが話題になり、米国利上げ長期化予想などで米国長期金利の指標の米10年債の利回りが一時3.757%付近の3月10日以来の高利回りに上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になり、昨夜21時55分頃には一時138円91銭付近の2022年11月30日以来の円安ドル高を記録し、米国市場での円の安値でドルの高値となった。

しかし、同時進行していた米国株式市場では、米国連邦債務上限問題に関する米国政府バイデン大統領と米国野党の協議が、同日の米国市場時間中にもまだ合意に達していないことでは再びリスク回避のリスクオフの米株売りが強まり、米国主要株価の三指数が揃って下落したことで、低リスク通貨の円買いが強まり、また安全資産の米国債も買われて利回りが指標となる米国長期金利が一時低下したことをきっかけに、高値後のドルには利益確売りや日米金利差縮小時の円売りドル売りが入り、一時138円29銭付近に対ドル円相場が反発した。

ただし、昨夜22時45分に発表された最新米国経済指標の5月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、前回の53.4と市場予想の53.0に対し54.5に上昇し、5月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、前回の50.2と市場予想の50.0に対し48.5に低下していたものの、5月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の53.6と市場予想の52.6に対し55.1に大きく上昇し、米国のサービス・インフレの想定以上の根強い高止まりの観測から、米国利上げ長期化予想が強まり、日米金利差拡大予想による円売りドル買いもあった。

また、昨夜23時に発表された4月の米国新築住宅販売件数も、年率換算件数が市場予想の66.5万件に対し前回と同じ68.3万件で、前月比は前回の9.6%と市場予想の-2.6%に対し4.1%で、市場予想よりも堅調であった。

しかし、23時に同時発表された5月の米国リッチモンド連銀製造業指数は前回の-10と市場予想の-8に対し-15に低下したことなどの懸念材料もあったことでは、最新米国経済指標の発表後のドルの高値圏は今朝未明1時20分頃の138円81銭付近で、米国市場でのそれまでのドルの高値記録以下の範囲に留まり、テクニカル分析的なダブルトップの2回目が1回目を越えられなかったことなどではドルの利益確定売りなどの抵抗も入った。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値138円91銭前後から高値138円29銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を138円59銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比とほぼ同じ横ばいレンジ圏で終えていた。

続いて今朝早朝から始まったオセアニア市場と今朝9時からの日本の東京外国為替市場では、昨夜に発表されていた最新米国経済指標の5月の米国総合とサービス部門の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値に市場予想を超える指標があったことや、米国連邦準備理事会 (FRB) の利上げ継続や長期化予想による日米金利差拡大予想の円売りドル買いが優勢で、今朝9時6〜7分頃にかけて138円63銭付近を記録した。

しかし、昨夜の米国市場で記録していたドルの高値の一時138円91銭付近の2022年11月30日以来の円安ドル高記録を超えられなかったこともあり、今朝の市場高値圏のドルには投資系の利益確定売りや、輸入実需の円売りドル買いの抵抗もあったものの、国内輸入企業の円買いドル売りなどが入ったほか、欧米株式市場のトレンドの影響の波及もあり、今日の日経平均株価が午前中から下落しており、リスク回避で日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いの勢いが強まった。

また、今日はニュージーランド準備銀行 (RBNZ) が新政策金利を0.25%利上げしたが、前回の0.50%から利上げ幅を縮小したことや、政策金利見通しで来年秋には利下げに転じると示したことからニュージーランドドルが売られて、世界的に流動性の高い安全資産のドルや低リスク通貨の円が買われて上昇した影響も他の主要通貨への値動きに波及していた。

14時50分頃には欧州国債利回りの上昇による欧米金利差のユーロ買いドル売りもあり、一時138円23銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録したが、安値のドル買いや日米金利差拡大予想の高値の円売りドル買いでドルが反発した。

また、15時に発表された最新英国経済指標の英国インフレ継続から一時の英国ポンド買いの後に英国景気懸念のポンド売りドル買いに転じた影響の波及もあり、他の主要通貨に対するドルの上昇もあってドルの円相場での反発は大幅に増幅され、16時1分頃には一時138円73銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は138円61~65銭付近と、昨夜17時の前東京終値比では約25銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新米国経済指標や要人発言予定などがあり、日本時間での今夜のスケジュールは、20時に米国MBA住宅ローン申請指数、23時5分頃からイエレン米国財務長官の発言予定、23時半から週間の米国原油在庫、25時10分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラーFRB理事の発言予定、26時に米国5年債入札、27時に前回5月2〜3日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事録公開などが予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は149円48~51銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で横ばいに近い僅差の約2銭の僅差の円安ユーロ高であった。ただし、今夜その後の欧州市場では円高ユーロ安にも転じている。

主な原因は、日欧金利差拡大による円売りユーロ買いがあった一方で、欧州株式市場が下落時などのリスク回避の低リスク通貨の円買いがあった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0782~1.0784ドル付近と、昨夜17時の前東京終値比で約0.20セントのユーロ安ドル高であった。

主な原因は、欧米の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値に、米国の方が市場予想以上の項目が多かったことや、米国利上げ長期化予想によるドル買いも為替相場に影響を及ぼした。

また、今夜17時の東京終値とほぼ同時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の5月の独IFO企業景況感指数も、前回の93.6と前回修正の93.4と市場予想の93.0に対し91.7に低下していた。

今夜この後には、日本時間では明日未明2時45分頃からになるが、欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の発言予定も注目されている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は172円5~11銭付近と、昨夜17時の前東京終値比でユーロ円と同じく僅差の約2銭の円安ポンド高であった。しかし、こちらもユーロ円同様に、今夜その後の欧州市場では円高ポンド安に転じている。

今日の午後15時には英国の最新経済指標の4月の英国消費者物価指数 (CPI) が発表され、前年同月比は前回の10.1%と市場予想の8.2%に対し8.7%であったが、前月比では前回の0.8%と市場予想の0.7%に対し1.2%に上昇し、英国CPIコア指数も前年同月比が前回と市場予想の6.2%に対し6.8%に上昇し、4月の英国小売物価指数 (RPI) も前年同月比と前月比ともに市場予想を超えていた。

そのため、一時はインフレ継続による英国利上げ継続予想による英ポンド買いが起きたものの、その後には長引く英国インフレ継続による景気懸念の英ポンド売りが世界的な安全資産の対ドルで起き、それから低リスク通貨の円に対しても起き始めた。

なお、今夜は18時半と22時に英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言機会があり、今後の日英金利差拡大予想などに影響を及ぼす可能性から注目されている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月24日の日本時間(JST)19時15分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時15分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:15の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 138.50 ~ 138.51 +0.14 (円安)
ユーロ/円 148.98 ~ 149.00 -0.48 (円高)
ユーロ/ドル 1.0755 ~ 1.0757 -0.0047 (ドル高)
英ポンド/円 171.36 ~ 171.42 -0.67 (円高)
スイスフラン/円 153.30 ~ 153.36 -0.40 (円高)
豪ドル/円 90.96 ~ 91.00 -0.62 (円高)

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