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FXニュース:米雇用統計が強弱入り混じる

FXニュース:米雇用統計が強弱入り混じる

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FXニュース:米雇用統計が強弱入り混じる

東西FXニュース – 2023年07月10日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年7月10日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値142円12銭前後から円の安値でドルの高値143円0銭前後の値幅約88銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は142円30~31銭付近と、前営業日同時刻の前東京終値比で約92銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で先週金曜の夜の欧州英国市場では、世界的な株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いの影響で円相場が一時142円台後半に上昇し、その後も143円台前半で推移していた。

欧州英国市場時間の後半から時差で始まった先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、先週金曜の夜21時半に米国労働省が発表した注目の最新米国重要経済指標の6月の米国雇用統計が強弱入り混じる結果で、ドル売りが先行し、再び142円台に円相場が上昇した。

前日に発表されていた米国民間給与計算代行業大手のADP (Automatic Data Processing) による6月の米国ADP全米雇用報告では非農業部門の娯楽やレジャー業界のサービス部門の雇用者数が前月比で市場予想の倍以上に大幅に増加していたために米国雇用統計に先駆けてドルには期待買いが入っていたものの、米国ADP統計では米国内企業が米国外雇用への給与支払い分を計上した会計分も含まれていた可能性があり、注目の先週金曜の米国労働省の6月の最新米国雇用統計の米国非農業部門雇用者数 (NFP) の前月比では、前回の33.9万人と前回下方修正の30.6万人と市場予想の22.5万人に対し20.9万人に低下というサプライズで円相場のドル売りが強まり、143円台から142円台にドルが一時急落した。

ただし、6月の米国雇用統計の米国失業率は、前回の3.7%に対し市場予想通りの3.6%に改善されており、6月の米国平均時給も前月比が前回の0.3%と前回上方修正の0.4%と市場予想の0.3%に対し0.4%に上昇し、前年同月比でも前回の4.3%と前回上方修正の4.4%と市場予想の4.2%に対し4.4%の市場予想以上の上昇を見せたことでは、想定以上の米国の賃金インフレが米国インフレ抑制のための米国連邦準備制度理事会 (FRB) の今後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) での米国利上げ長期化に影響を与える可能性があることから、明後日の今週水曜の夜に発表予定の最新米国重要経済指標の6月の米国消費者物価指数 (CPI) が注目され始め、米国ニューヨーク債券市場では米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大時のドルの買い戻しでドル円は再び一時143円台前半にタッチした。

日米金利差拡大予想の影響もあり、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りは一時4.0898%付近に上昇し、昨年2022年11月10日以来の高利回りを記録した。

しかし、同時進行だった米国ニューヨーク株式市場では、世界株安の影響に加えての米国金利上昇への警戒株売りもあり、米国主要株価三指数が続落したため、米国市場は安全資産の米国債買いや低リスク通貨の円買いで反応し、米国債買いにより債券価格が上昇する一方で利回りは低下したことでは、米国長期金利の上昇後の反落により、日米金利差縮小時の低リスク通貨の円買いドル売りが勢いを増し、先週土曜の朝の5時半前には対ドル円相場は一時142円7銭付近と、6月22日以来の円の高値でドルの安値を記録した。

その後には、米国10年債の利回りは再び上昇に転じたものの、米2年債利回りが5%割れをした影響もあり、週末を控えた利益確定や持ち高調整に加えて、7月12日に発表予定の最新米国重要経済指標の6月の米国消費者物価指数 (CPI) のイベントに向けた持ち高調整や買い控えや様子見の動きも強まったことで、市場終盤は小動きとなった。

また、日本の経済指標でも先週金曜に発表された5月の毎月勤労統計では、日本も現金給与総額が上昇していたが、その一方で物価インフレによる家計の倹約が想定以上であったため、5月の景気先行指数は現状も先行きも上昇していたが、円安による輸入物価インフレの中で想定以上に消費が停滞し続けると経済に悪影響を与える可能性があることなどから、日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和金融政策への修正圧を指摘した日本の経済紙の翻訳記事が米国市場でも出回っていた。

そのため、先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の安値でドルの高値143円40銭前後から円の高値でドルの安値142円7銭前後の値動きで、先週土曜の朝6時頃のニューヨーク終値は142円21銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円86銭の大幅な円高ドル安をつけていた。

週が明け、今朝早朝のオセアニア市場では、今朝8時50分に日本の最新経済指標の5月の国際収支が発表され、貿易収支が前回の-1131億円と市場予想の-9731億円に対して-1兆1867億円と赤字額が大幅に増加したことでは、貿易赤字による低リスク通貨の円のリスク増加による高値圏の円の利益確定の円売りが起き始めた。

ただし、同時発表の経常収支も、季調前が前回の1兆8951億円と市場予想の1兆8840億円に対し1兆8624億円と小幅減、季調済は前回の1兆8996億円と市場予想の1兆8678億円に対し1兆7027億円と低下していた。

今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、今日は10日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10が付く日の五十日であるため、輸入実需の円売りドル買いが活発で、今朝9時1分頃の一時142円12銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値となり、その後にはドルが円相場で上昇した。

また、日米金利差拡大予想の円売りドル買いに加えて、米国長期金利の再上昇による日米金利差拡大時の円売りや安値圏からのドル買いが続いたため、13時47分頃には今日の日本市場の円の安値でドルの高値の一時143円0銭付近を記録した。

米国長期金利が4%台に高止まりする一方で、日本の債券市場では今日も日本銀行 (日銀 / BoJ) が定例の公開市場操作国債買い入れオペを実施して国内債の利回り金利を抑制しており、金利抑制方向の日銀と利上げ方向で米国長期化予想もある米国連邦準備制度理事会 (FRB) との日米の金融政策の方向性の違いが再び意識されていた。

しかし、一時143円付近をタッチした後の142円台後半のドルには、今週予定されている米国消費者物価指数 (CPI) 発表前のイベントリスクなどもあり、利益確定売りが強まったほか、今日の日本の株式市場でも日経平均株価が続落しており、午後に下げ幅を大幅域に広げたことで日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円の買い戻しが優勢に転じた。

今日の午後14時に発表された日本の最新経済指標の6月景気ウオッチャー調査では、現状判断DIが前回の55.0と市場予想の54.7に対し53.6に低下し、先行き判断DIも前回の54.4と市場予想の54.2に対し52.8に低下しており、景気警戒株売りの一因となった。

午後15時15分に今日の日経平均株価は3万2189円73銭で大引けし、前営業日比で198円69銭安の大幅下落となったことで、日本株安時の低リスク通貨の円買いが強まり、対ドルの円相場は再び142円台前半に向けて上昇した。

午後からの欧州市場の参入でも、欧州ユーロ圏の主要国であるドイツの国債の利回りが指標となるドイツの長期金利が上昇したことを受けて、欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りが優勢であったことも、他の主要通貨のドル円相場にも影響し、ドル安として波及した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は142円30~31銭付近で、前営業日である先週金曜17時の前東京終値比で約92銭の円高ドル安で、円相場の続伸となった。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定などがあり、日本時間での今夜のスケジュールは、23時に5月の米国卸売売上高と、同じく23時頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定、続いて深夜24時頃からは次回の投票権は持たないがご意見番の高官達の米国サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言予定、同じく深夜頃から米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言予定、25時頃から米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定、28時には5月の米国消費者信用残高などが発表される予定である。

また、今週は明後日の水曜日に以前に米国の市場予想に影響を与えたことのある隣国の北米カナダの金融政策発表や、前述通りに市場注目度が高まっている最新米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) の発表イベントがある。翌日の木曜日にも米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI) の発表予定のイベントが続く予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は155円88~90銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比では約12銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、欧州長期金利上昇時の日欧金利差拡大による円売りユーロ買いが影響を及ぼしていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0953~1.0955ドル付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比で約0.78セントのユーロ高ドル安だった。

主な原因は、前述の先週金曜の夜発表の6月の米国雇用統計で、非農業部門雇用者数 (NFP) が市場予想以下であったことを受け、堅調な米国雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB) のタカ派の米国利上げ長期化予想がやや弱まったことに加えて、欧州中央銀行 (ECB) の欧州利上げ継続予想は優勢で、欧州ドイツの国債利回り上昇により、欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りが影響を及ぼした。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は182円32~38銭付近で、前営業日の先週金曜17時の182円29~35銭付近の前東京終値比では約3銭の僅差の円安ポンド高であった。

主な要因は、日英金利差拡大予想であるが、今夜この後の深夜24時頃から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言予定があるほか、明日の火曜の午後15時には最新の英国雇用統計の発表予定のイベントを控えていることには注意が必要である。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年7月10日の日本時間(JST)19時19分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時19分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:19の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 142.58 ~ 142.59 -0.64 (円高)
ユーロ/円 156.28 ~ 156.30 +0.52 (円安)
ユーロ/ドル 1.0960 ~ 1.0962 +0.0085 (ドル安)
英ポンド/円 182.52 ~ 182.58 +0.23 (円安)
スイスフラン/円 160.26 ~ 160.32 +0.39 (円安)
豪ドル/円 94.61 ~ 94.65 -0.35 (円高)

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