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FXニュース:今夜の米雇用統計の発表を控え

FXニュース:今夜の米雇用統計の発表を控え

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FXニュース:今夜の米雇用統計の発表を控え

FXニュース:今夜の米雇用統計の発表を控え

東西FXニュース – 2023年8月4日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 英中銀が0.25%の小幅利上げに
  • 米ISM非製造業が市場予想以下
  • 米10年債利回り一時4.1955%
  • 10時10分の日銀オペが非通知

今日2023年8月4日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、kara円の安値でドルの高値の142円88銭前後から円の高値でドルの安値の142円31銭前後の値幅約57銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は142円62~63銭付近と、前日同時刻の昨夜17時の142円91~93銭付近の前東京終値比では約29銭の円takaiた高ドル安であった。

 

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析は、昨夜20時の英国ロンドン外国為替市場で、英国中央銀行イングランド銀行 (Bank of England / BoE) の金融政策委員会 (MPC) の結果発表があり、市場予想で優勢だった通りの0.25%の小幅利上げを発表した。ただし、一部では前回と同じ0.5%の大幅利上げ継続期待のポンド買いの動きもあったために、発表時には主要通貨に対するポンド売りが先行したが、30分後から始まったベイリー総裁の記者会見では、次回の英国利上げ停止に関しては明確な発言を避け続ける形で強く示唆されなかったことではドル売りポンド買いに転じたため、ドル下落圧が円相場にも波及した。

 

続いて始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場でも、米国債格下げを受けた世界的なリスク回避の株価下落を受けたリスクオフの低リスク通貨の円買いが継続したため、米国市場開始頃の142円95銭付近が米国市場の円の安値でドルの高値になった。

 

昨夜21時半に発表された最新米国経済指標の前週分の米国失業保険継続受給者数は前回の169.0万人と前回修正の167.9万人に対し市場予想通りの170.0万人であったが、前週分の米国新規失業保険申請件数は前回の22.1万件と市場予想の22.5万件に対し22.7万件と市場予想よりもやや増加したことでもドルが売られた。

 

同時発表の4〜6月の第2期四半期の米国非農業部門労働生産性の前期比の速報値は前回の-2.1%と前回修正の-1.2%と市場予想の2.3%に対し3.7%に上昇したが、同四半期の米国単位労働コストの前期比年率の速報値は前回の4.2%と前回修正の3.3%と市場予想の2.5%に対し1.6%と、市場予想よりも米国の賃金インフレ圧が緩和されている可能性を示唆していたことでは、ドル売りが続いた。

 

昨夜22時45分に発表された7月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は前回と同じ52.0と、不景気と好景気を分けるボーダーラインの50を上回る好景気寄りの横ばいで米国経済の堅調さは示していたが、内訳では7月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が前回と市場予想の52.4に対し52.3にやや低下していた。

 

昨夜23時には昨夜発表された最新米国経済指標の中では最も重要度が高いと市場で考えられている7月の米国サプライマネジメント協会 (ISM) 非製造業景況指数の総合指数が発表され、前回の53.9と市場予想の53.0に対し52.7の市場予想以下であったことでドル売りの勢いが強まり、深夜24時15分頃には一時142円6銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

 

ただし、翌米国市場で発表予定の最新の米国重要経済指標の米国雇用統計を前にした持ち高調整が続く中でも米国雇用市場は比較的堅調と市場では受け止められていたことや、最近の米国経済指標がいずれも不景気と好景気の境界線の50を超えた好景気側で推移を続けていたことでは米国経済の底堅さが意識され、この日に発表されていた6月の米国製造業新規受注の前月比も前回の0.3%と前回修正の0.4%と市場予想の2.2%に対して2.3%と市場予想以上に改善されていたことなどでは、市場安値後のドルにはテクニカル分析的にも142円の手前にサポートラインがあり、安値圏からの買い戻しが始まった。

 

また、先日の米国債のフィッチ格下げ以来の米国債売りや、米国財務省による米国債券発行額の上昇などの影響もあり、米国長期金利の指標となる米国10年債の債券価格は低下する一方で利回りは上昇を続けており、米国長期金利が一時4.1955%付近の2022年11月8日以来の高利回りを記録したことで日米金利差拡大による円売りドル買いの抵抗も入り、今朝未明の午前4時5分頃には一時142円75銭付近にドルは円相場で下げ幅を縮めた。

 

米国株式市場でも一部の株の銘柄が下げ幅を縮めたことや、時間外のナイト・セッションの日経平均株価先物が、一時の大幅安から下げ幅を縮めて持ち直してきた市場のリスク回避の緩和感からも、市場高値後の低リスク通貨の円の利益確定売りが入ったことも、為替相場に対ドルの円相場に影響を及ぼした。

 

しかし、今夜この後の翌米国市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が注視する最新「データ」 の米国雇用統計の発表イベントを控えており、結果が分かるまでのイベント前のイベントリスクによるドルの買い控えもあったことでは、ドルの反発上昇幅は限られた。

 

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の安値でドルの高値の142円95銭前後から円の高値でドルの安値の142円6銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は142円58銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約74銭の円高ドル安をつけていた。

 

今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、早朝には昨夜発表された最新米国重要経済指標の7月の米国ISM非製造業景況指数が、好景気寄りの52.7は保ったものの、前回の53.9よりも減速感があり、市場予想の53.0に届かなかったことではややドル売りが入った。

 

ただし、明日の5日が週末にあたるため、今日が実質的な日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10が付く日の五十日で、今朝9時55分の仲値決済に向けた輸入実需の円売りドル買いが優勢になり、今朝9時47分頃に一時142円88銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

 

しかし、その後には輸出企業の円買いドル売りが入ったことや、今朝は10時10分に日本銀行 (日銀 / BoJ) が、以前の±0.5%が目処の金利抑制の臨時の国債買い入れオペの指値オペを0.6%超えの国内長期金利の継続でも通知をしなかったことにより、市場では日銀の長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) 運用の柔軟化による一定の許容が意識されたこともあり円が買われ、午前11時46分頃には一時142円31銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

 

一方で、今日の日本市場での円の高値後の利益確定売りに加えて、今日は日経平均株価が、一時の大幅続落後に小幅ではあるがプラス圏に転じ始めたことでは、リスク回避のリスクオフによる低リスク通貨の円買い需要が弱まって低リスク通貨の円が売られたことで、142円台中盤から後半へとドルが円相場で下げ幅を縮めた。

 

午後15時15分に今日の東京株式市場で日経平均株価は3万2192円75銭の前日比33円47銭高の小幅高のプラス圏で大引けし、国内安全資産の低リスク通貨の円が売られた。

 

午後からの欧州英国市場の参入でも、今夜の最新米国重要経済指標の発表イベントを控えた持ち高調整が進む中で、米国長期金利上昇による日米金利差の円売りドル買いも入った。

 

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は142円62~63銭付近で、昨夜17時の142円91~93銭付近の前東京終値比では約29銭の円高ドル安になった。

 

今夜この後には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) メンバー達が重視する「今後のデータ次第」の「データ」の一つでもある最新米国重要経済指標の7月の米国雇用統計の米国平均時給、米国失業率、米国非農業部門雇用者数変化などの発表予定が日本時間の21時半に予定されており、市場ではイベントと週末を控えた持ち高調整や、結果が分かるまでのイベント前のドルの買い控えの様子見などの動きも入ってきており、イベント時の為替相場の値動きには注意が必要である。

 

なお、来週の8月10日にも、最新の米国重要インフレ「データ」である米国消費者物価指数の発表予定や、その翌日に米国生産者物価指数などの発表予定を控えているが、市場では今夜のイベントが週末前であるために、一旦利益確定やポジション調整をする可能性もある。

 

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円11~12銭付近で、昨夜17時の156円4~7銭付近の前東京終値比で約4銭の円安ユーロ高であった。

 

主な要因は、対ユーロの円相場は一時リスク回避の動きで155円台にも上昇していたが、今日の日本の株式市場では日経平均株価がプラス圏に転じたこともあり、世界市場での米国債格下げ以降の警戒感も徐々に緩和されてきており、株安時にリスク回避で買われた低リスク通貨の円が利益確定でユーロなどの主要通貨に対して売られた値動きが影響を及ぼした。

 

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0944~1.0946ドル付近で、昨夜17時の1.0918~1.0920ドル付近の前東京終値比で約0.26セントのユーロ高ドル安だった。

 

主な要因は、昨夜発表の7月の米国ISM非製造業景況指数が市場予想よりも弱かったことを受けたドル売りの影響や、今夜この後の世界市場も注目している重要経済指標の米国雇用統計発表イベント前のイベントリスクによる持ち高調整やドルの買い控えなどで、週末を控えた欧州市場ではユーロの買い戻しが入っていた。

 

また、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の6月製造業新規受注は、前年同月比は前回の-4.3%と前回修正の-4.4%と市場予想の-5.3%に対し3.0%のプラスに転じて好調で、前月比も前回の6.4%と前回修正の6.2%と市場予想の-2.0%に反して7.0%と前月よりも上昇したことも好感された。

 

ただし、続いて15時45分に発表されたフランスの6月鉱工業生産の前月比は、前回の1.2%と前回修正の1.1%と市場予想の-0.3%に対し-0.9%に想定よりも悪化した。

 

なお、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の6月の欧州小売売上高は、前年同月比は前回の-2.9%と前回修正の-2.4%と市場予想の-1.7%に対し-1.4%であったが、前月比では前回の0.0%と前回修正の0.6%と市場予想の0.2%に対し-0.3%だった。

 

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円18~24銭付近で、昨夜17時の181円29~35銭付近の前東京終値比で約11銭の円高ポンド安であった。

 

主な要因は、昨夜発表された前述の英国利上げが、前回の大幅利上げに対し小幅利上げに転じたことで、以前の大幅利上げ継続予想で買われた日英金利差拡大予想の英国ポンドが低リスク通貨の円に対して売られた影響が出ていた。

 

ただし、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の金融政策委員会 (MPC) の声明文では、「一部の英国主要指標、特に英国賃金の上昇率は、さらに持続的な英国のインフレ圧のリスクが現れてきている可能性がある」と指摘されており、「現在の英国の金融政策のスタンスは金融引き締め的だ。より持続的なインフレ圧のデータがあれば、更なる利上げが必要になる可能性もある」と、利上げ継続の可能性を示した一方で、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長や欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁は、「今後のデータ次第」で、「次回の利上げは、するかもしれないし、しないかもしれない」という姿勢であったことに対して、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁は、次回の英国利上げ停止はありますかという記者からの質問の回答を避けるような形で次回の英国の利上げ停止の可能性については言及しない姿勢を保っており、一部では英国の世論で住宅ローン金利上昇などへの懸念に対する配慮とも受け止められる一方で、欧米よりも英国のインフレ悪化が長引いていた背景があるために、警戒感から発言を自粛している印象も市場に与えた。

 

なお、今夜17時半の英国ロンドン外国為替市場で発表された最新英国経済指標の7月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) は、前回の48.9と市場予想の48.0に対し51.7に改善しており、利上げ抵抗となる景気懸念が緩和されたことでは、その後には英国ポンド買いが入り、今夜19時台には前日比で僅差の円安ポンド高にも転じている。

 

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年8月4日の日本時間(JST)19時31分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時31分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:31の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 142.77 〜 142.78 -0.14 (円高)
ユーロ/円 156.26 〜 156.28 +0.22 (円安)
ユーロ/ドル 1.0944 〜 1.0945 +0.0026 (ドル安)
英ポンド/円 181.35 〜 181.41 +0.06 (円安)
スイスフラン/円 162.69 〜 162.75 +0.04 (円安)
豪ドル/円 93.53 〜 93.57 +0.29 (円安)

 

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