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FXニュース:明日の日銀発表イベント前の持ち高調整

FXニュース:明日の日銀発表イベント前の持ち高調整|

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FXニュース:明日の日銀発表イベント前の持ち高調整

FXニュース:明日の日銀発表イベント前の持ち高調整

東西FXニュース – 2023年01月17日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利上昇時の日米金利差ドル買い
  • 米利上げ幅予想0.25%優勢で一部0.5%
  • 今年4月任期満了の黒田総裁の後任人事
  • 日経株価上昇時のリスクオンの円売りも

今日2023年1月17日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値129円16銭前後から高値128円30銭前後の値幅約86銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は128円67~69銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約70銭の円安ドル高であった。

今日の値動きの主な原因は、今日から明日にかけて開催される日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合が意識され、明日の発表イベント前の持ち高調整が優勢になった。

昨日の日本市場では日銀の長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正予想による円買いドル売りが進み、一時127円22銭付近の2022年5月30日以来の円高ドル安を記録した後であったため、今日の世界市場では日銀のイベント前リスクの円は、高値後の利益確定売りや、明日の日銀発表結果が分かるまでの買い控えと日銀が大規模緩和金融政策を据え置いた場合に備えての持ち高調整などの反動が起きやすくなっていた。

ただし、日銀が金融政策会合の後に公表する「経済・物価情勢の展望」では、2023~2024年度の物価見通しを引き上げるとの市場予想が出ており、再修正圧はあるために、大幅な円高の反動でも大幅な円安にはならずに、イベント前の持ち高調整の範囲に留まった。

時間に沿った市場トレンドの動きでは、昨夜の日本市場が終了した後の欧州英国市場から、高値になった円やユーロの利益確定売りによる安値のドル買いや持ち高調整が始まった。

昨夜の欧州英国市場でも、米国インフレ鈍化を受けて米国連邦準備理事会 (FRB) が米利上げペースを0.25%に減速させるという市場予想が約91%の優勢で、続いての0.5%の米利上げ継続予想は約9%に低下していたことで一時急速に円買いやユーロ買いでドル売りが進んだ後であったが、昨夕発表された経済指標では欧州インフレも鈍化傾向を示すデータが出てきたため、高値圏だったユーロの利益確定売りと安値のドル買いが入り、日銀の発表イベント前の持ち高調整でも高値圏だった円の利益確定売りと安値のドル買いが入り始め、一時128円87銭付近にドルが反発した。

昨夜の欧州英国市場時間後半から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場は、キング牧師生誕記念日の祝日休場中で、米国経済指標などの発表がなかったことでは、横ばいに近い動きに転じたが、今朝7時頃の米国ニューヨーク外国為替市場終値相当時間の世界市場でドルは円相場で3営業日ぶりに反発した128円58銭付近で、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値と比較すると、約71銭の円安ドル高になっていた。

今朝早朝8時台のアジア・オセアニア市場では、128円22銭付近まで円買いも入ったものの、そこからは再び持ち高調整のドル買いが入り始めた。

今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場でも、今日から明日の日銀金融政策決定会合で、金利抑制で円安要因になってきた大規模緩和の金融政策の再修正予想による昨日までの円高の後の安値のドル買いが入った。

また昨日の円高ドル安のニュースの後で、今夜から連休明けの米国市場が再開するため、今朝9時55分の仲値決済に向けても、日本企業の輸入実需や円高時購入の輸入準備資金などの円売りドル買いオーダーが活発になってドルが上昇し、11時台には一時129円16銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

円高要因となり得る日銀の大規模緩和の金融政策の再修正予想がある中でも、その一方では明日の発表では日銀が円安要因の金利抑制の大規模緩和金融政策を据え置く可能性もあり、また米利上げには減速があったとしても次回も0.25%の利上げ幅の市場予想が9割超えの優勢で、市場の一部では0.5%のタカ派の利上げ継続予想などもあるために、今日の時間外の米債権市場では米長期金利が再上昇時の実質的な日米金利差による円売りドル買いと、明日の日銀発表イベントリスクでの円の利益確定売りなどの持ち高調整や買い控えがあり、今日は日経平均株価上昇時のリスクオンの低リスク通貨の円売りもあった。

ただし、一時129円台の高値圏からはドルの利益確定売りと円買いの抵抗が入り、今日の市場トレンドのイベント前の持ち高調整や明日の結果が分かるまでの様子見と揉み合うような形で、横ばいや反発を交えた128円台中盤から後半付近で推移した。

今日の日本のニュースでは、今年4月に任期満了予定の日銀の黒田東彦総裁の後任人事案に関して、日本政府が2月に国会へ提示する方向で検討していると一部メディアが報道した。

鈴木俊一財務相は、黒田総裁の後任人事に関して「一般論として、その時点に於いて様々な状況を総合的に検討して、最もふさわしい方を任命するのが基本だ」と発言しており、異次元とも呼ばれた大規模緩和金融政策を推進してきた黒田総裁の引退は、大規模緩和金融政策の修正時期が近いのではという市場予想と重なる部分があり、円買いの抵抗も入った。

午後13時半には日本の最新経済指標の前年11月分の第三次産業活動指数が発表され、前月の0.2%と前回修正の0.5%と市場予想の0.1%に対して-0.2%であったことでは、円買い抵抗の勢いが弱まり、やや横ばいに近い動きになった。

15時15分には、今朝から上昇していた日経株価が26,138円68銭の前日比316円36銭髙で大引けしたことも、リスクオン市場の低リスク通貨の円売りの一因だった。

午後からの欧州英国市場の参入では、再び円の利益確定売りでドルが買われて上昇した。16時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの先月分の独消費者物価指数 (CPI) が市場予想通りの前回と横ばいの高止まりで、昨夕のデータと合わせて考えると欧州中央銀行 (ECB) も欧州インフレ高止まりでは積極的な追加利上げが鈍化する可能性もあるために、ドル買いで一時ドルが上昇すると利益確定売りが入るが、再び安値圏からはドルが買い戻された。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は128円67~69銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約70銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、連休明けの米国ニューヨーク外国為替市場が再開するため、米国経済指標の発表予定などがある。日本時間でのスケジュールは、22時半に1月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表予定で、29時には米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定もあり、世界が注目している明日の日銀金融政策会合の結果発表前のドル円の値動き予想材料としてFXトレーダー達に注目されている。

また、今夜の米国ニューヨーク株式市場に向けて、今夜21時頃にはゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーなどを含めた米国の主要企業決算発表予定もあり、株高時のリスクオンや株安時のリスクオフは安全資産のドル円や債権の値動きの影響を与える可能性もあることにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロにも、今日はドル同様に日銀イベント前の持ち高調整が入っており、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は139円36~37銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約75銭の円安ユーロ高になった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0829~1.0831ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.01セントの横ばいレンジに近い僅差のユーロ安ドル高であった。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、19時に発表された最新経済指標の欧州ユーロ圏の1月の欧ZEW景況感調査が前回の-23.6に対して16.7に大幅上昇し、またドイツの1月独ZEW景況感調査の期待指数も前回の-23.3と市場予想の-15.0に対して16.9のプラス圏に上昇したことでは再びユーロが買われて上昇し、一時ユーロ高ドル安に転じた時間もあった。

しかし、20時頃には再び今夜の米国市場再開に向けた持ち高調整などで、横ばいレンジ圏に近い僅差のユーロ安ドル高にも転じている。

英国ポンドに対しても、今日は持ち高調整のトレンドによる円の利益確定売りなどが入っており、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は157円20~26銭付近で、前日17時の前東京終値比では約47銭の円安ポンド高であった。

また、今日の午後16時に発表された英国の最新経済指標の前年11月の英国平均賃金が6.4%上昇し、11月の失業率は3.7%の完全雇用に近い状態が継続し、12月の失業保険件申請件数も前回の3.05万件から1.97万件に減少したことで英国景気好感によるポンド買いが主要通貨に対して入っていた。

ただし、同時発表だった英国の失業率は、11月のILO方式では前回と市場予想と同じ3.7%の横ばいで堅調推移していたが、12月の失業率が前回の3.9%から4.0%にやや増加したことでは、円相場でも大幅なポンド高にはならなかった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月17日の日本時間(JST)20時16分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時16分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:16の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.85 〜 128.87 +0.88 (円安)
ユーロ/円 139.39 〜 139.41 +0.78 (円安)
ユーロ/ドル 1.0816 〜 1.0818 -0.0014 (ドル高)
英ポンド/円 157.41 〜 157.47 +0.68 (円安)
スイスフラン/円 139.82 〜 139.88 +1.09 (円安)
豪ドル/円 89.36 〜 89.40 +0.02 (円安)

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FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

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FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

東西FXニュース – 2023年01月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月16日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値128円20銭前後から高値127円22銭前後の値幅約98銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は127円96~97銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比で約41銭の円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因は、明日から始まる日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合を前にした期待値や市場予想による値動きを見せており、日銀に長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正圧が高まっていることに加えて、米国のインフレ鈍化を示した経済指標データによる米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米利上げ減速予想から、円安要因の日米金利差拡大予想が減退し、日本国債長期金利が上昇し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢で、円相場が一時127円台の円高ドル高を記録した。

先月の前回の日銀金融政策決定会合で±0.5%に上方修正されたばかりの日本の長期金利の指標となる国債利回りが上限値を先週金曜までに一時0.545%付近と大きく超えたことで、日銀は史上最大規模と言われる約5兆円規模の国債買い入れオペを連日実施して一時抑制したが、今日も再び変動許容幅の上限値を超えており、日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) の限界が近い可能性から、金利抑制の日銀の大規模緩和金融政策に再修正期待の円買いドル売りが強まっていた。ただし、先週末の米国市場と今日の日本市場の日銀発表前の期待値による円相場上昇後には、欧州英国市場では日銀金融政策のイベント前の高値の円の利益確定売りや、日銀金融政策据え置きの場合に備えた安値のドル買いの抵抗も混ざった。

時間に沿った市場トレンドの動きとしては、まず先週金曜の夜の日本の東京外国為替市場が終了した後から始まった先週土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、先週の米国消費者物価指数 (CPI) の鈍化などの米国経済指標データを受けて米国連邦準備理事会 (FRB) がインフレ抑制のための米利上げペースを減速させる市場予想によるドル売りがある一方で、対照的に日銀には金融緩和縮小予想による円買いがあったため、日米金利差縮小予想の円買いドル売りが優勢で、米国市場は月曜がキング牧師記念日の祝日連休予定であったために連休前のポジション調整で勢いが増し、先週末の米国ニューヨーク外国為替市場で一時127円46銭付近の2022年5月30日以来の円高ドル安を記録した。

また、金曜の夜から土曜の朝までの米国市場では日本よりも時差遅れで週末の日本のニュースが減ったことから、ファンダメンタル分析に加えて、テクニカル分析チャート上で短期移動平均線が長期移動平均線を上に交差(クロス)する上昇トレンド転換時の買いサインと考えられていたゴールデンクロス (Golden Cross) が対ドルの円相場の50日移動平均線と200日移動平均線で発生したこともFXトレーダーの間で話題になり、テクニカル分析予測による自動売買などの円買いドル売りも入っていた。

そのため、先週末の土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は127円80~90銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円45銭の大幅な円高ドル安で先週末の取引を終えていた。

週が明けて始まった今日の日本の東京外国為替市場では、市場開始10分前の8時50分に日銀が日本の最新経済指標を発表し、先月12月分の企業物価指数の速報値は119.5で、前年同月比で10.2%上昇し、昨年9月の10.3%に続く高水準になった。昨年の年間ベースの上昇幅は9.7%と1981年以来と言われる歴史的な高記録であったことからも、日銀会合前の日本のインフレ圧の高まりが意識された。

日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、日本の貿易企業の主要取引先の米国市場が今日はキング牧師記念日の祝日で連休であるために輸入実需は少ないが、円高感から輸入準備資金や投資用の円売りドル買いの抵抗が9時台に入り、ドル円は9時台に一時128円20銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、その後には輸出企業の円買いドル売りや日米金利差縮小予想の円買いなどが続き、ドル円は10時台から再び127円台の円安ドル高へと円相場が上昇した。

今日の日本市場では明日の17日から明後日の18日に予定されている日銀金融政策決定会合が注目されており、日銀が円安要因の金利抑制の大規模緩和の金融政策を再修正する市場予想が高まる一方で、米国トレンドを引き継いだ米インフレ鈍化データによる米国連邦準備理事会 (FRB) の米利上げ減速予想も優勢で、日本国債売りで利回りが指標となる日本の長期金利が今日も日銀許容変動幅の±0.5%を超えたことで、日米金利差縮小予想の円買いドル売りトレンドが継続し、今日の日本市場の正午前には一時127円22銭付近の円高ドル安を記録し、先週末の米国ニューヨーク市場での127円台の円高ドル安の記録を更新した。

ただし、午後からの欧州英国市場の参入では、日銀の金融政策の再修正の期待値で円が上昇し過ぎている観測もあり、実際の結果が異なる可能性もあるために、高値の円には利益確定売りや安値のドル買いなどの抵抗が入り始めた。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は127円96~97銭付近で、前営業日17時の前東京終値比では約41銭の円高ドル安になった。

今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、17時半前に一時128円86銭付近にまでドルが買われて円相場で上昇を続けたが、その後には高値のドルの利益確定売りの円買いも入り、20時頃にはドル円は128円台前半付近で推移している。

今夜この後の米国市場はキング牧師記念日で祝日休場予定のため、米国経済指標の発表予定はないが、英国ロンドン外国為替市場では日本時間の深夜24時から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言予定を控えており、日英金利差も意識される。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は138円54~56銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約72銭の円高ユーロ安だった。前述の日米欧金利差縮小予想から、今日もドルやユーロに対する円高が観測された。

ユーロドルは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0826~1.0828ドル付近で、前営業日17時の前東京終値比では約0.22セントのユーロ安ドル高であった。

米国のインフレ鈍化による米利上げ減速予想では、一時1.0874ドル付近のおよそ8カ月半ぶりのユーロ高ドル安を記録したが、欧州ユーロ圏のインフレも横ばいから低下傾向になってきている予測などが影響し、ユーロの高値圏からは利益確定売りが入り、安値のドル買いの勢いが増したことで、ユーロ安ドル高に転じた。

その原因は、今日の午後16時に欧州ユーロ圏の主要国ドイツの最新経済指標の発表があり、先月分の独卸売物価指数 (WPI) が前月の-0.9%から-1.6%に低下したことで、欧州インフレも鈍化傾向を示したと受け止められ、欧州利上げ減速予想のユーロ売りに繋がった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は156円47~53銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約4銭の僅差の円高ポンド安であった。

原因は、英国のインフレは特にまだ鈍化傾向を示していないことに加えて、先週末の英国ロンドン外国為替市場で発表された2022年11月の英国内総生産 (GDP) が前月比で0.1%増と、市場予想の減少に反して上昇したことから、景気好感と英利上げ継続予想などによるポンド買いがあったことなどから、他の主要通貨よりも小幅な僅差な円高ポンド安であったために、今夜その後の英国ロンドン市場では、20時台には円安ポンド高にも市場反転した。

理由は、今夜この後の深夜頃から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言予定があり、堅調な英GDPが示した英国経済を背景とした利上げが継続されるようなタカ派の発言が出る場合には英ポンドが上昇する可能性もあるために、市場ではイベント前の期待買いが入っているものと見られるが、結果次第では再び英ポンドが上下するために、市場ではイベント前の持ち高調整が進んでいる。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月16日の日本時間(JST)20時33分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時33分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:33の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.12 〜 128.15 -0.24 (円高)
ユーロ/円 138.83 〜 138.85 -0.43 (円高)
ユーロ/ドル 1.0834 〜 1.0836 -0.0014 (ドル高)
英ポンド/円 156.57 〜 156.63 +0.14 (円安)
スイスフラン/円 138.42 〜 138.48 +0.36 (円安)
豪ドル/円 89.34 〜 89.38 +0.10 (円安)

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FXニュース:米インフレ鈍化と日銀修正予想で円急騰

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FXニュース:米インフレ鈍化と日銀修正予想で円急騰

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東西FXニュース – 2023年01月13日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月13日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値129円43銭前後から高値128円25銭前後の値幅約1円18銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は128円37~39銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約3円23銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因は、前回までの東西FXニュースで予告していた注目の最新の米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) が昨夜発表され、米国インフレ鈍化を受けた米利上げ鈍化予想によるドル売りが強まり、前日の日銀金融政策緩和予想も相まって円安要因だった日米金利差拡大予想も減退し、米長期金利が一時3.4%台に低下したことで日米金利差縮小予想による円買いドル売りが増えて、円相場でドルが下落した影響が最も大きい。

市場トレンドの動きとしては、まず日本時間の昨夜22時半に発表された注目の最新の先月分の米国消費者物価指数 (CPI) の前月比が、前回の0.1%と市場予想の0.0%に対して-0.1%と、市場予想を超える米国物価インフレ上昇率の低下を示したことで、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のインフレ抑制のための米利上げ長期化予想が後退し、次回の米利上げ幅の縮小や鈍化予想が優勢になり、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では日米金利差縮小予想による円買いドル売りが起きて、円相場が大幅に上昇した。

米国消費者物価指数 (CPI) は前年同月比でも前回の7.1%に対して市場予想通りの6.5%に低下しており、米国消費者物価指数 (CPI) のエネルギーと食品を除くコア指数も、前月比は前回の0.2%に対して市場予想通りの0.3%であったが、前年前月比では前回の6.0%から市場予想通りの5.7%に低下していたことで、米インフレ鈍化による米利上げ減速予想が優勢になり、米長期金利が低下し、日米金利差縮小予想による円買いドル売りが強まった。

ただし、同時発表だった前週分の米国失業保険継続受給者数は前回の169.4万人と前回修正の169.7万人と市場予想の170.5万人に対して163.4万人に改善し、米国新規失業保険申請件数も前回の20.4万件と前回修正の20.6万件と市場予想の21.5万件に対して20.5万件と、いずれも市場予想より良かったことでは米国景気好感のドル買いの抵抗も混じったため、円相場のドルは一時急落というよりは段階的に下げていく形になった。

28時に発表された米国の先月分の月次財政収支も、前回の-2485億ドルと市場予想の-700億ドルに対して-850億ドルであった。

ただし、米国消費者物価指数 (CPI) 発表後の余波もあり、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が、このまま米国のインフレ緩和が続けば、今年の米利上げはあと数回で終わる可能性があることなど、米利上げ鈍化予想を後押しする様な発言をしたことでもドル売りトレンドが継続した。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、日本時間の今朝未明3時頃にドル円は一時128円85銭付近のおよそ7カ月ぶりの円高ドル安を記録した。

また、今朝7時頃のニューヨーク終値は129円25~35銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約3円20銭の大幅な円高ドル安であった。

今朝8時50分には日本の最新経済指標が発表され、先月分のマネーストックM2の前年同月比は前回の3.1%に対して2.9%であった。前週分の対外対内証券売買契約等の状況の対外中長期債は、前回の-918億円に対して5668億円であった。同対外対内証券売買契約等の状況の対内株式も、前回の-2651億円と前回修正の-2657億円に対して1319億円と、大幅黒字に転換したことも、日本の景気好感による今朝の円買いドル売りの一因となった。

米国市場トレンドを受け継いで始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝9時には米国トレンドを受け継いだ日米金利差縮小予想による円買いドル売りが先行し、ドル円は9時過ぎに再び128円80銭付近になり、ドルは今朝までのニューヨーク安値を今日の日本市場で更新した。

ただし、今朝9時55分頃の仲値決済に向けては、今月15日は日曜のため、今日が実質的な日本の貿易企業の決済日が集中しやすい「5と10がつく日の五十(ゴトー)日」に相当するため、128円台になったドルには日本企業の輸入実需や輸入準備資金の円売りドル買い注文が入りやすくなり、10時頃には一時129円台に戻したが、続いては輸出企業の円買いドル売り注文も入ったため、再び128円台後半から129円台前半付近で売買が交錯した。

午後からの欧州英国市場の参入では、米国消費者物価指数 (CPI) 発表後の米国インフレ沈静化観測から、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が米利上げペースを減速させる市場予想が強まっており、円買いドル売りが再開した。

また、来週の日銀金融政策会合を控え、円安要因だった金利抑制の日銀の大規模緩和金融政策のイールドカーブ・コントロール (YCC) などの再修正予想も昨日の新聞報道以来は海外でも意識され、今日は日本の長期金利が日銀の±0.5%の変動許容上限を実際に大きく超えて上昇したこともあり、日米金利差縮小予想による円買いドル売りが、欧州英国市場参入の午後から再び強まり、17時前には一時128円25銭付近に円高ドル安が進行した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は128円37~39銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約3円23銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後の英国ロンドン外国為替市場でも、17時台後半には一時128銭11銭付近にさらに円安ドル高が進んだが、そこからは基軸通貨のドルには反発も観測されている。

今夜この後にも、最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間の22時半に先月分の米国輸入物価指数と、深夜24時には1月の米ミシガン大学消費者態度指数も発表される予定である。

米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者達の発言予定もあり、23時15分から米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、深夜24時からは米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、24時20分からは米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言も予定されている。

また、日米首脳会議や、米国の株式市場で決算シーズンであること、来週の日銀イベントなどもFX市場では意識されている。

欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は139円24~26銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約2円39銭の大幅な円高ユーロ安であった。基軸通貨のドルの対する大幅な円高がユーロなどの他の主要通貨にも波及し、全面的な一時円高になっていた。

ユーロドルも、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0850~1.0851ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.88セントのユーロ高ドル安であった。

原因は、米インフレ鈍化による米利上げ減速予想などにより、欧米金利差縮小予想のユーロ買いドル売りも起きていた。

欧州中央銀行 (ECB) が昨日発表した先々月分の欧州ユーロ圏の消費者予想調査では、1年先と3年先の期待インフレ率も前月より低下しており、欧米の株式市場では金利上昇への警戒感の緩和などにより、欧米株高時のリスクオンのユーロ買いドル売りも影響していた。

今夕に発表された欧州ユーロ圏の経済指標では一部の景気好感もあったものの、フランスの先月の仏消費者物価指数 (CPI) の改定値は、まだ横ばいで低下していなかったことから、欧州では利上げ継続予想が出ており、米国に利上げ鈍化予想との違いで、ユーロ買いドル売りがあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は156円78~84銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約1円7銭の円高ポンド安であった。

今日は円がドルやユーロなどの主要通貨に対して全面高になっていたために、英ポンドに対しても円高が波及していたが、今日の午後16時には英国の最新重要経済指標の前年11月分の英国月次国内総生産(GDP) が発表され、前月の0.5%と市場予想の-0.2%に対して0.1%で、市場予想ほどは悪化していなかったことでは英ポンドが買われる抵抗もあった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月13日の日本時間(JST)20時43分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時43分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:43の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.62 〜 128.63 -2.98 (円高)
ユーロ/円 139.06 〜 139.07 -2.57 (円高)
ユーロ/ドル 1.0811 〜 1.0812 +0.0049 (ドル安)
英ポンド/円 156.74 〜 156.80 -1.11 (円高)
スイスフラン/円 138.34 〜 138.40 -0.91 (円高)
豪ドル/円 89.42 〜 89.46 -0.62 (円高)

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FXニュース:日銀が大規模緩和副作用点検の報道

FXニュース:日銀が大規模緩和副作用点検の報道|

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FXニュース:日銀が大規模緩和副作用点検の報道

FXニュース:日銀が大規模緩和副作用点検の報道

東西FXニュース – 2023年01月12日

 

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 今夜米消費者物価指数(CPI)が発表
  • FOMC利上げ幅は0.25%か0.5%か
  • 欧州景気懸念の緩和等でユーロ上昇

今日2023年1月12日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円3銭前後から高値131円37銭前後の値幅約66銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は131円60~62銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約81銭の円高ドル安であった。今夜18時台の欧州英国市場では、一時130円台後半の大幅な円高ドル安も記録した。

今日の日本市場での大幅な値動きの原因は、今朝早朝に日本銀行 (日銀 / BoJ) が来週1月17~18日に予定されている日銀金融政策決定会合で、「大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」という報道があり、日銀の円安要因の大規模緩和金融政策の修正の可能性から、日米金利差縮小予想による円買いドル売りが影響を及ぼした。

時間に沿った市場トレンドの動きを追うと、まず昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、日本時間で今夜22時半に発表予定の最新の米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) のイベントを控えた持ち高調整などで、ドルは円相場で一時132円87銭付近に上昇していたが、米利上げ長期化予想の減退などにより、米長期金利の低下時にはドルが売られる機会も増えてきていた。

原因の一つは、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米ボストン連銀のコリンズ総裁がこの日の米国紙のインタビューで、今月末の1月31日~2月1日に開催予定の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) での米利上げ幅に関して「0.25%か0.5%のいずれか」と回答しており、「個人的には、0.25%の方向に傾いている」と発言したことなどで、先日の米雇用統計でも弱まっていた米利上げ長期化予想が後退し、米長期金利が3.59%付近から3.53%付近に低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが入り始めた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は132円45~55銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約25銭の比較的小幅な円安ドル高であった。

ところが、今朝の早朝8時頃に日本の新聞が、「日銀、大規模緩和の副作用点検へ…年末の政策修正後も市場金利にゆがみ」という記事を掲載したことを受けて、今朝9時の日本市場の開場前の8時台から海外FX市場では急速な円買いドル売りに転じたことで、8時前には132円台だったドル円相場は、9時前には131円台にドルが急落し、円相場が急騰した。

今朝8時50分には、日本の最新経済指標の前年11月分の国際収支・貿易収支が発表され、前回の-1兆8754億円と市場予想の-1兆6200億円に対して-1兆5378億円に、赤字額が改善されていたことも円買いドル売りに繋がった。

同時発表の日本の同月の国際収支・経常収支も、季調前が前回の-641億円と市場予想の4711億円に対して1兆8036億円の大幅な黒字に転換しており、季調済でも前回の-6093億円と市場予想の6575億円に対して1兆9185億円の大幅黒字であったことも、日本景気好感による円買いドル売りの一因となった。

そして、今日の日本市場の東京外国為替市場が9時から始まり、今朝9時過ぎには今朝9時55分の仲値決済に向けての日本企業の輸入実需の円売りドル買いの抵抗があり、今日の日本市場での円の安値でドルの高値の一時132円3銭付近を記録したものの、続いては日本企業の輸出実需や日米金利差縮小予想による円買いドル売りも入り、ドル円相場は再び131円台で推移していた。

午後14時には、日本の最新経済指標の景気ウオッチャー調査が発表され、現状判断 (DI) は前回の48.1と市場予想の47.7に対して47.9で、先行き判断 (DI) は前回の45.1と市場予想の45.0に対して47.0と、市場予想以上であったことも日本景気好感となった。14時台には131円37銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

午後からの欧州市場の参入では、今夜発表予定の最新の米国重要経済指標の前年12月分の米国消費者物価指数 (CPI) の市場予想中間値で、前年同月比の上昇率が鈍化するとの市場予想が優勢で、米利上げ長期化予想が更なる減退を示したことで、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.51%台付近に低下したことでも日米金利差縮小予想による円買いドル売りが入った。

その後には、時間外の米債権市場で安全資産の債権売りなどが入り、米長期金利が3.55%に回復したことでは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は131円60~62銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約81銭の円高ドル安になった。

今夜の欧州英国市場では18時台には、一時130円台後半にまでイベントリスクのあるドルが円相場で持ち高調整などで売られた時間もあったが、直後には131円台に反発したが、20時台には再び一時130円台後半を記録している。

今夜この後には、日本時間22時半に最新の米国重要経済指標の前年12月分の米国消費者物価指数 (CPI) が発表予定で、市場予想以下であれば円買いが続き、市場予想以上であればドル買いに転ずる可能性もあるため、世界のFXトレーダーや投資家達が注目している。

同じく今夜22時半には、最新の米経済指標の前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数も発表されることに加えて、22時45分からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言予定があり、25時半からは米セントルイス連銀のブラード総裁の発言予定、そして26時40分からは米リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定もあり、27時には米30年債入札と28時には先月分の米国月次財政収支なども発表予定で、今夜のイベント時の値動きには注意が必要である。

また、来週には日銀の金融政策発表と黒田東彦総裁の記者会見も予定されていることも、今朝の日銀関連の報道による値動きが示した様に、市場ではかなり意識されてきている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円61~63銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約68銭の円高ユーロ安になった。

原因は、今朝の日銀関連の新聞報道を受けた日欧金利差縮小予想では、ドルだけでなくユーロに対しても円が買われた。また、今日の対ドルでの円高の波及や、日本景気好感による円買いなども影響していた。

ただし、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、後述のユーロドルの影響もあり、一時は円安ユーロ高に転じていた時間もあった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0759~1.0761ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.13セントのユーロ高ドル安であった。

昨夜の欧州市場でも、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、欧州ユーロ圏の冬の厳しいドイツなどにロシア産天然ガス供給が停止するなど、冬の暖房用のエネルギー不足の懸念のあった欧州が、今年は記録的な暖冬になったことで欧州景気懸念が緩和され、リスクオンのユーロ買いで安全資産のドルが売られ、ユーロ高ドル安になっていた。

欧州は中国が主要貿易先であるために、中国のゼロコロナ政策解除につれて、世界景気懸念の影響による欧州景気懸念も後退してきていたことなどでも、ユーロが買われやすくなっていた。

また、昨夜には欧州中央銀行 (ECB) 理事会関係者のフランス中銀のビルロワドガロー総裁とフィンランド中銀のレーン総裁が、欧州利上げ継続の必要性を強調する発言をしたことが原因となった米欧金利差縮小予想によるユーロ買いドル売りもあり、欧州市場の後半が重複する米国ニューヨーク外国為替市場時間ではドルや円に対してもユーロ高を記録していた。

ただし、今夜の欧州英国市場では、今夜22時半に発表予定の米国消費者物価指数 (CPI) のイベントを控えた持ち高調整の抵抗なども入っている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は159円93~99銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約95の円高ポンド安であった。

主な原因は、この時間の主要通貨のドルやユーロに対する円高の影響が英ポンドに波及していたことに加え、今日の日銀関連の新聞報道の後には、日英金利差縮小予想などにより、昨年に利上げが続いてきた英ポンドに対しても円が買われて上昇していた。

ポンドドルも、今夜の米CPI発表予定のイベント前の調整や、結果が分かるまでのドルの買い控えなどの様子見の影響が出ている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月12日の日本時間(JST)20時20分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時20分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:20の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.97 〜 130.99 -1.44 (円高)
ユーロ/円 140.99 〜 141.00 -1.30 (円高)
ユーロ/ドル 1.0763 〜 1.0765 +0.0017 (ドル安)
英ポンド/円 159.28 〜 159.34 -1.60 (円高)
スイスフラン/円 140.50 〜 140.56 -1.71 (円高)
豪ドル/円 90.44 〜 90.48 -1.07 (円高)

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FXニュース:明日の米消費者物価指数 (CPI) を控え調整が|

FXニュース:明日の米消費者物価指数 (CPI) を控え調整が|

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FXニュース:明日の米消費者物価指数 (CPI) を控え調整が

FXニュース:明日の米消費者物価指数 (CPI) を控え調整が

東西FXニュース – 2023年01月11日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRBパウエル議長発言は金利に言及せず
  • 米連銀ボスティック・デイリー総裁はタカ派
  • 欧州ユーロにドルが7ヶ月ぶりの一時安値圏に

今日2023年1月11日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円58銭前後から高値132円7銭前後の値幅約51銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円40~42銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約20銭の円安ドル高であった。

今日の値動きの主な原因はまず、明日の夜の米国の最新の重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) を控えた持ち高調整の動きが影響を与えていた。

また、前回の東西FXニュースでもお伝えした通り、昨夜は北欧スウェーデン中央銀行主催の国際シンポジウムが開催されており各国中銀関係者が参加する中で、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長の発言が特に注目されていた。

日本時間で昨夜23時からのパウエル議長の発言以前には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者達の米アトランタ地区連銀のボスティック総裁と米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が、「米金利が一段と上昇し、高い水準にとどまる」などのタカ派の発言をしていたために、米国市場ではパウエル議長もタカ派の発言をするのではという期待のドル買いが入り、発言前の22時台後半にはドルは円相場で132円48銭付近の米国市場での高値を記録していた。

しかし、討論会に参加したパウエル議長は、「議会による明確な立法が無い限りは、金融政策や監督手段を気候変動に基づく目標の達成に用いることは不適切」であり、「米国連邦準備制度理事会 (FRB) は、今も将来も気候政策当局ではない」、「気候変動に対処するための政策決定は政府機関が行うべきだ」と、「自らの責務に専念」する重要性を指摘する発言などをしたが、特に今後の米経済や金融政策の市場予想材料になる様な言及はなかった。ただし、同イベントは討論会であり、他の各国中銀関係者も同様の話題を中心にしていた。

「物価安定は、健全な経済の基盤で、物価安定を回復するには、人気のない行動が必要になる可能性はある」、「米連邦準備制度理事会 (FRB) は、本来の目標に焦点を合わせるべきだ」というパウエル議長の発言はあったものの、期待されていた様な米利上げに関してのタカ派の発言は特になかったことから、発言終了後にはドル売りに転じ、米長期金利も3.6%付近から3.5%台に一時急落し、日米金利差縮小時の円買いドル売りで23時台後半のドル円相場では、米国市場でのドルの安値圏の131円74銭付近にドルが一時急落した。

ただし、先週発表された米国雇用統計では賃金インフレの伸び悩みがあったことなどから、米インフレ抑制のための米国連邦準備理事会 (FRB) のこれまでの利上げ継続後の米政策金利の最終到達点のターミナルレートが5%を上回るとの米利上げ長期化予想には疑問点が出てきており、市場では米フェデラル・ファンド (FF) 政策金利目標は今年の夏頃までに5%弱でピークをつけた後には低下し始める可能性もあるのではないかという米利上げ長期化予想の減退によりドルが売られていたが、専門家の中には現在のドル安がやや行き過ぎており、もし米FRBのパウエル議長などにタカ派の発言があった場合や、明日の夜の米消費者物価指数 (CPI) によっては、再びドルが買い戻される可能性もなどが指摘されていた。

そのため、今回のパウエル議長にはタカ派の発言機会はなかったものの、明日12日の夜22時半に発表予定の米国連邦準備理事会 (FRB) が今後の金融政策決定の際に重視する最新の米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) に市場の注目が集まった。この最新の米CPIがインフレ圧の低下を示すかどうかが、今月31日〜2月1日の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) に影響を与える可能性が高いため、重要指標として注目されている。

それを踏まえた同時進行中の米国ニューヨーク債券市場では、明日に発表予定の米国消費者物価指数 (CPI) の結果次第では、今後の市場トレンドを変える可能性のあるイベントリスクから、発表日を前にした持ち高調整による米国債売りが入り、一時3.5%台に低下していた米10年債の利回りが指標となる米長期金利は再び一時3.64%付近に上昇したが、明日の米CPIの結果が分かるまでのドルの買い控えや様子見もあり、一時131円台後半になっていたドルは円相場で132円34銭付近に回復したが、パウエル発言前の期待値での米国市場での高値には届かなかった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は132円26銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約38銭の円安ドル高であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、米国トレンドを受け継いで、日本時間の明日の夜22時半に発表予定の最新の米国重要経済指標の米消費者物価指数 (CPI) を控えたドル円の持ち高調整や様子見が入り始めた。

また、早朝に米長期金利が3.6%に上昇していた時間には、日米金利差拡大時の円売りドル買いもあった。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需によるまとまった円売りドル買い注文もあり、10時台には132円41銭付近に円相場が下落した。

12時前には一時132円58銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値も記録したが、その後にはイベント前のドルの利益確定売りや様子見の買い控えなども入った。

日本市場では来週の1月17~18日に予定されている日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合で金融緩和の更なる修正がある可能性もあることから、今日の日本市場の円の安値圏では円買いドル売りも入った。

原因の一つには、日銀が13時半に発表した日本の「生活意識に関するアンケート調査」の結果で、一年後の物価水準は現在と比較して「上昇する」と回答した個人の割合が85.0%になり、昨年9月の85.7%からは小幅に低下していたが依然として高水準であることから、日銀への更なる緩和修正圧と受け止めた円買いがあった。

この時間は米長期金利も一時停滞し、日米金利差縮小時の円買いドル売りもあった。

しかし、14時には日本の最新経済指標の発表もあり、前年11月分の景気一致指数 (CI) の速報値は、前回の99.6に対して市場予想通りの99.1であった。同月の景気先行指数 (CI) の速報値も、前回の98.6に対して市場予想通りの97.6に低下したことでは、円売りも入った。

新型コロナによる景気ダメージなどから回復中の日本企業などへの貸付金利上昇懸念や、国債の利回り上昇分の追加の支払いを防ぐために、日銀が今後も金利抑制の大規模緩和の金融政策を据え置く可能性もあることも意識され、円売りも入った。

また、イベントリスクを避けた短期売りで、先ほど買われた円が市場後半には売られて、以前の価格と似た水準に戻るという、日本の証券用語の「往って来い」の動きに転じた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は132円40~42銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約20銭の円安ドル高になった。

明日の夜22時半に発表予定の重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) を控えた今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定などがあり、日本時間の今夜21時に米MBA住宅ローン申請指数、24時半に米週間原油在庫、27時には利回りが米長期金利の指標となる米10年債入札予定があり、FXトレーダー達が注視している。

また、来週には、日銀金融政策発表と黒田総裁記者会見や米国小売売上高や米国生産者物価指数の発表なども控えている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は142円31~32銭付近で、前日同時刻比で約42銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0746~1.0748ドル付近で、前日同時刻比で約0.15セントのユーロ高ドル安であった。

主な原因は、前述の今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対しておよそ7カ月ぶりと言われる安値圏付近を記録したほか、明日の米国消費者物価指数 (CPI) の発表などを控えたイベントリスクの持ち高調整と様子見の影響を受けていたことで、イベントリスクのないユーロが上昇し、対ドル及び対円でユーロ高になっていた。

英国ポンドも、元欧州連合で経済の影響を受けやすい欧州ユーロに一時連動してつられ高になり、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円98銭~161円4銭付近で、前日同時刻比で約33銭の円安ポンド高であった。

ただし、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、利益確定などのポンド売りも入り、20時台の英ポンド円相場は、前東京終値比では円高ポンド安に市場反転もしている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月11日の日本時間(JST)20時23分(チャート画像の時間帯は英国時間 (GMT) 11時23分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:23の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.43 〜 132.45 +0.21 (円安)
ユーロ/円 142.34 〜 142.36 +0.45 (円安)
ユーロ/ドル 1.0747 〜 1.0749 +0.0016 (ドル安)
英ポンド/円 160.57 〜 160.63 -0.08 (円高)
スイスフラン/円 143.25 〜 143.31 -0.01 (円高)
豪ドル/円 91.43 〜 91.47 +0.31 (円安)

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FXニュース:米消費者期待調査で短期インフレ率鈍化

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FXニュース:米消費者期待調査で短期インフレ率鈍化

FXニュース:米消費者期待調査で短期インフレ率鈍化

東西FXニュース – 2023年01月10日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米利上げ長期化予想が減退し多通貨にドル売り
  • 日米金利差縮小時の円買いドル売りと買い戻し
  • FRBパウエル議長や各国中銀高官発言予定
  • 欧米金利差縮小予想とリスクオンのユーロ高

今日2023年1月10日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円29銭前後から高値131円39銭前後の値幅約90銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円16~18銭付近で、昨夜17時の世界市場の132円20~22銭付近と比較すると約4銭の小幅な円高ドル安であるが、日本市場の連休前の前営業日にあたる先週金曜17時の前東京終値の134円25~27銭付近と比較すると、約2円9銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の値動きの原因はまず、昨夜に米国ニューヨーク連銀が発表した最新の前年12月分の米国消費者期待調査のニュースがあり、米国連邦準備理事会 (FRB) によるインフレ抑制のための積極的な米利上げが続いてきたことなどで、米国の消費者のインフレ期待の1年先が11月の5.2%から5.0%に低下し、2021年7月以来と言われる低水準を記録した。ただし、長期的な3年先の米国の消費者のインフレ期待値は前回からほぼ横ばいであった。

同調査でのポイントは、米国インフレによる収入上昇率の期待値は前月よりも上昇の4.6%で調査開始以来の最高値になったにも関わらず、家計支出の増加に関しては11月の6.9%から5.9%に大幅に低下し、賃金インフレの有無に関わらず、米国消費者は幅広い年代と所得層で、買い控えなどで消費を鈍化させる予想を示した。

この米国の短期インフレ率の鈍化に加えて、支出による消費期待値の鈍化が広範囲に及んだことで、消費停滞による企業の値引き合戦などもインフレを鈍化させる原因となるために、米国のインフレ抑制のための米国連邦準備理事会 (FRB) の米利上げ長期化予想が減退し、米長期金利が低下したことで、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になり、対ドルの円相場が上昇した。

加えて、昨日の東西FXニュースでもお伝えしていた通り、日本の連休前の先週末に発表された最新の重要経済指標の米国雇用統計でも、米平均時給の上昇率が市場予想を下回ったことから賃金インフレ鈍化による米インフレ鈍化予測があり、また米ISM非製造業景況指数が好景気と不景気のボーダーラインを数年ぶりに下回ったことから米利上げ継続の抵抗要因となる米国の景気懸念もあり、ドル高要因であった米利上げ長期化予想が減退しており、前日までの米国ニューヨーク外国為替市場でも、米長期金利低下による日米金利差縮小時の円買いドル売りにより、大幅なドル反落が起きた後であった。

新年ポジションの持ち高調整などもあり、世界的に流動性が高い基軸通貨のドルには安値ではドル買いやショートカバーの買い戻しの抵抗も入ったものの、ユーロドル相場でも欧米金利差縮小予想からドルが売られてユーロが上昇していた影響も、ドル円相場に波及した。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値でドルの高値の132円27銭前後から円の高値でドルの安値の131円54銭前後の値動きの値幅約73銭で、今朝の米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は131円85~95銭付近で、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比では約20銭の円高ドル安であったが、祝日連休だった日本市場の前営業にあたる先週金曜17時の前東京終値の134円25~27銭付近と比較すると、約2円32銭の大幅な円高ドル安であった。

今朝は連休明けの日本市場の開場前の8時半に日本の最新経済指標の発表があり、日本政府の総務省の前年12月分の東京都区部消費者物価指数 (CPI) の生鮮食品を除く総合の前年同月比が前回の3.6%と市場予想の3.8%を超えた4.0%上昇の103.9で、1982年4月以来40年8カ月ぶりの上昇率を記録したことでも、日本のインフレ圧が今後の日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の金融政策修正圧に繋がる可能性から、世界市場の一部で円が買われた。

ただし、同時発表の日本の経済指標の前年11月分の全世帯家計調査・消費支出の前年同月比は、前回の1.2%と市場予想の0.5%に対して-1.2%で、日本でも買い控えによる消費支出の低下によるインフレ鈍化予測も観測されていたことでは大きな円買いにはならなかった。

今朝9時からは連休明けの日本の東京外国為替市場が再開し、今朝9時55分頃の仲値決済に向けては、今日は日本の貿易企業の決済日が集中しやすい五と十のつく日の「五十(ゴトー)日」で、日本企業の輸入実需のまとまった円売りドル買い注文が先行し、9時台には一時132円22銭付近にドルが上昇したが、続いては日本の輸出企業によるまとまった円買いドル売り注文が入り始め、10時台後半には一時131円39銭付近に対ドルの円相場が上昇し、今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、11時前の安値圏からは、世界的に流動性が高い基軸通貨のドルには、日本市場などでも新年ポジションの持ち高調整などの安値のドル買いや、ショートカバーのドルの買い戻しなどが14時頃まで続き、午後からの欧州英国市場の参入時の抵抗はあったものの、17時前には一時132円29銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、先週末の米国雇用統計の賃金インフレ伸び悩みなどに起因した米国トレンドを世界的に継承した米利上げ長期化予想の減退による日米欧金利差縮小による円買いドル売りやユーロ買いドル売りなどの影響も続いており、夕方に132円台の今日の日本市場での高値をつけたドルには利益確定売りなども入り、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円16~18銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比では約2円9銭の大幅な円高ドル安になっていた。

今夜は北欧スウェーデン中央銀行主催の国際シンポジウムが開催されており、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長や、日銀 (BoJ) の黒田東彦総裁、欧州中央銀行 (ECB) のシュナーベル理事、英国中央銀行 (BoE) のベイリー総裁などを含めた多数の各国中銀関係者達が参加するために、発言予定があることが注目されている。

今夜この後のドル円相場の市場予想で注目度が高いのは、日本時間の23時からの米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長の発言予定で、同国際シンポジウムでは「中央銀行の独立性と権限」に関する討論会に参加する予定である。

今夜の日本時間の深夜24時には最新の米国経済指標の11月の米卸売売上高の発表予定もあり、27時には米3年債入札予定もある。

今週は12日の木曜に、より重要度が高い米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI)の発表を控えており、結果によっては現在のドル売りトレンドに再び変更が生じる可能性もあるために、ロングポジション用の安値のドル買いなどの持ち高調整なども始まっている。

また、今週金曜には日米首脳会談、来週には日銀金融政策発表も予定されており、イベント時の値動きには注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円87~90銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約75銭の円安ユーロ高であった。後述の欧米金利差予想やリスクオン市場でのドルに対する今日のユーロの大幅高の影響が、円相場にも波及していた。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0734~1.0735ドル付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約2.22セントの大幅なユーロ高ドル安であった。

原因は、先週末からの最新の米国経済指標の発表や米国インフレ鈍化予測のニュースを受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) による米利上げ長期化予想の減退による米欧金利差縮小予想や、欧米金利上昇への警戒感の緩和から欧米株上昇時のリスクオン市場になったことで、安全資産のドルや低リスク通貨の円が売られてユーロが買われた影響が大きかった。

今日の午後16時45分には、欧州ユーロ圏のフランスの最新の経済指標の発表もあり、前年11月分の仏鉱工業生産の前月比は、前回の-2.6%と市場予想の0.8%から大幅に改善された2.0%に上昇していたことなども、今日のドルや円に対するユーロ高の一因になった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円56~62銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約5銭の僅差の円高ポンド安であった。

昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、欧州ユーロと共に英ポンドも対ドルで上昇していたが、今日の日本市場では英ポンドは対ドルで利益確定売りやドルのショートカバーの買い戻し時に売られていたことや、前営業日比での大幅な円高ドル安の影響の波及などもあった。

ただし、今朝発表された最新の英国経済指標の前年12月の英小売連合 (BRC) 小売売上高調査では、前年同月比で前回の4.1%に対して6.5%に上昇はしており、前東京終値比でも小幅な円高ポンド安の範囲にとどまっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月10日の日本時間(JST)20時29分(チャート画像の時間帯は英国時間 (GMT) 11時29分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:29の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.03 〜 132.05 -2.21 (円高)
ユーロ/円 141.80 〜 141.82 +0.68 (円安)
ユーロ/ドル 1.0738 〜 1.0740 +0.0226 (ドル安)
英ポンド/円 160.68 〜 160.74 +0.07 (円安)
スイスフラン/円 143.31 〜 143.37 +0.20 (円安)
豪ドル/円 90.96 〜 91.00 -0.15 (円高)

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FXニュース:米雇用統計の平均時給伸び悩みでドル反落

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FXニュース:米雇用統計の平均時給伸び悩みでドル反落

FXニュース:米雇用統計の平均時給伸び悩みでドル反落

東西FXニュース – 2023年01月09日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米利上げ長期化予想減退で米長期金利低下
  • 日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響
  • 金利警戒緩和で米欧英株高時のリスクオン

今日2023年1月9日月曜日の日本の東京外国為替市場は成人の日で祝日休場ですが、海外FXは通常営業で世界市場の9時から17時までの外為取引相当時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円36銭前後から高値131円31銭前後の値幅約1円5銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円20~22銭付近で、前営業である先週金曜17時の前東京終値の134円25~27銭付近と比較すると、約2円5銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因は、先週末金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国重要経済指標の米国雇用統計の発表を受けて、米国の平均時給が伸び悩んだことがきっかけとなり、堅調な雇用市場と賃金上昇を背景とした米国インフレ抑制のための米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米利上げ長期化予想がやや後退し、米長期金利低下に伴って日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢に転じ、発表前には円安要因の日米金利差拡大予想で一時上昇していたドルが、発表後に一時2円78銭ほど急落した。

時間に沿った市場トレンドでは、日本時間の先週金曜の夜22時半に米国ニューヨーク外国為替市場で発表された先月12月分の最新の米国雇用統計で米国の失業率は前回と市場予想の3.7%よりも改善された3.5%の完全雇用に近い好水準で、非農業部門雇用者数変化の前月比も市場予想の20万人を上回る22.3万人に増加し、ドルは一時134円台後半で推移していた。

しかし、同時発表の米国平均時給の前年同月比が前回の5.1%と前回修正の4.8%と市場予想の5.0%に対して4.6%に低下し、前月比でも前回の0.6%と前回修正と市場予想の0.4%に対して0.3%に伸び悩んだことで、米賃金インフレ鈍化による米インフレ鈍化予測から、高インフレ抑制が目的の米連邦準備制度理事会 (FRB) の積極的な利上げ長期化予想が減退し、前述の日米金利差縮小予想から急速な円買いドル売りに転じ、132円0銭付近に向かってドルが反落した。

続いて、先週金曜の深夜に同米国市場で発表された別の最新米国経済指標の前年12月分の米ISM (Institute for Supply Management = 米供給管理協会) 非製造業景況指数の総合が、前回の56.5と市場予想の55.0と好不況のボーダ―ラインの50を2年7ヶ月ぶりに下回る49.6であったことで、米利上げ継続の抵抗要因となる米景気懸念も加わったことでもドル売りが継続していた。

また、同日発表の前年11月分の米製造業新規受注も前月の1.0%と市場予想の-0.8%に対し-1.8%と想定以上に減少したことも、米景気懸念のドル売りの一因となっていた。

同時進行中だった米国ニューヨーク債権市場でも、米利上げ長期化予想の減退を受けて、前日終値では3.72%付近だった米10年債利回りが指標となる米長期金利が一時3.55%付近に急落し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になった。

また、米国ニューヨーク株式市場では、米国金利上昇の影響による企業決算への影響などの警戒感の緩和から米株価が上昇し、米株高時のリスクオン市場になったことで安全資産のドルが売られ、ユーロなどが買われた影響もドル円相場に波及した。

そのため、先週末の土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の値動きはドルの高値で円の安値の134円78銭付近からドルの安値で円の高値の132円0銭付近の値幅約2円78銭で、終値は132円5~15銭付近で前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円30銭の大幅な円高ドル安であった。

先週末の日曜の朝には、岸田文雄首相が日本放送協会 (NHK) の日曜討論にテレビ出演し、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の関係について、今年4月に任期を終える予定の日銀の黒田東彦総裁の後任人事で、異次元大規模緩和の黒田路線を継承することが要件になるかとの質問の回答で、「黒田総裁の任期である4月の時点においてもっともふさわしい人事を考える必要があり、新しい総裁とともに政府と日銀の関係を引き続き議論しないといけない」「構造的な賃上げを実現する経済成長と、物価の持続的安定的な維持を、政府と日銀が連携して進める必要がある」などと発言し、次期日銀総裁と引き続き議論していく意向を示した。

日銀総裁が、昨年に大幅な円安の要因となった金利抑制の大規模緩和金融政策を修正する可能性については、「金融政策は、先行きの見通しがしっかりないといけない。丁寧な説明、市場(マーケット)との対話を考えながら、状況を考えていく」と説明し、「引き続き、政府と日銀が連携しながら、それぞれの責任を果たしていきたい」と発言していた。

週が明けて始まった今朝の世界市場では、日本市場は祝日休場ではあるが、9時台に発表されたオーストラリアの最新経済指標の前年11月分の豪住宅建設許可件数の前月比が前回の-6.0%と市場予想の0.0%に対し-9.0%に大幅低下したことなどを受けて、今朝9時台から10時前にかけては、前米国市場から売られて下げていた安全資産のドルが一時買われて131円80銭付近から132円10銭付近に上昇したが、132円台からは利益確定売りが入り、今日のアジア・オセアニア市場でも先週末の欧米株価上昇の影響を受けた株高時のリスクオン市場になりドル売りでアジア・オセアニア通貨が買われたほか、中国のゼロコロナ規制緩和による安全資産のドル売りの影響などもありドルが下落して円相場が上昇し、正午12時頃に一時131円31銭付近の今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値を記録した。

その後には高値の円の利益確定売りでクロス円がユーロやポンドなどに対して低下したことや、世界的に流動性の高い安全資産のドルの安値での買い戻しなどでドル円相場は反発し、特に午後からの欧州英国市場の参入では、16時台に発表されたドイツやフランスの経済指標が低下していた影響もあり、先週末の米国ニューヨーク市場で一時3.55%付近に低下していた米長期金利が、今日の夕方には再び安全資産の米国債買いがあり3.6%台に向かって回復傾向であったこともドル買いにつながり、夕方には再びドル円は132円台になった。

そのため、今夜17時の日本の東京外国為替市場の終値相当時間のドル円相場は132円20~22銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約2円5銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後には、日本時間で26時半頃から米連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の米アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定と、29時に最新の米国経済指標の前年11月分の米消費者信用残高の発表予定があるが、明日10日の夜に予定されているパウエル議長の発言や、今週12日の夜に予定されている米国消費者物価指数 (CPI) の発表予定の方が、市場のFXトレーダー達にはより重要視されている印象がある。また今週金曜には日米首脳会談や、米国の大手金融機関の決算発表シーズンが始まることにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間のユーロ円相場は141円12~14銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値の141円13~16銭付近と比較すると、ほぼ横ばいレンジに近い僅差の約2銭の円高ユーロ安であった。ただし、今夜その後の欧州英国市場では、円安ユーロ高にも転じている。

欧米株高時のリスクオン市場では安全資産のドルや低リスク通貨の円売りもあったものの、主要通貨のドルに対する今日の円高の影響は、他の主要通貨であるユーロにも波及していたが、日本祝日で実需がなく、その後の円売りユーロ買いの影響などでは市場反転した。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0674~1.0676ドル付近で、前営業日同時刻の前東京終値の1.0511~1.0512ドル付近と比較すると、約1.64セントの大幅なユーロ高ドル安であった。

原因は、先述のドル売りと、欧米株高時のリスクオン市場で安全資産のドルが売られてユーロが買われた影響があり、中国のゼロコロナ規制緩和によるアジアやオセアニアの資源国通貨に対する今日のドル売りの影響が残っていた。

英国ポンドは、17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間のポンド円相場は160円50~56銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値の159円70~76銭付近と比較すると、約80銭の円安ポンド高であった。

原因は、米国株高を受けた欧州や英国の株価上昇時のリスク選好のリスクオン市場で、大金融街シティのある英国ロンドン市場でも安全資産のドルや低リスク通貨の円売りで英ポンドが買われた影響が出ていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月9日の日本時間(JST)20時27分(チャート画像の時間帯の英国時間 (GMT) 11時27分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:27の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.42 〜 132.44 -1.83 (円高)
ユーロ/円 141.46 〜 141.48 +0.32 (円安)
ユーロ/ドル 1.0681 〜 1.0683 +0.0171 (ドル安)
英ポンド/円 160.70 〜 160.76 +1.00 (円安)
スイスフラン/円 143.34 〜 143.40 +0.29 (円安)
豪ドル/円 91.57 〜 91.61 +0.94 (円安)

 

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