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FXニュース:米雇用統計前の利上げ長期化予想で134円台に

FXニュース:米雇用統計前の利上げ長期化予想で134円台に|

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FXニュース:米雇用統計前の利上げ長期化予想で134円台に

FXニュース:米雇用統計前の利上げ長期化予想で134円台に

東西FXニュース – 2023年01月06日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米ADP雇用指標でも米長期金利上昇時のドル高に
  • 米連邦準備理事会(FRB)利上げ長期化予想優勢
  • 「日銀長短金利操作のYCC再修正急がず」の報道
  • 円安要因の日米欧英金利差拡大予想の円売り影響

今日2023年1月6日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値134円42銭前後から高値133円28銭前後の値幅約1円14銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は134円25~27銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円77銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の値動きの主な原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国経済指標の数々を受けて米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予想が優勢になり、米長期金利が上昇し、かねてからの円安要因であった日米金利差拡大予想による円売りドル買いが再燃した。

日本時間の昨夜22時15分に発表された最新の米国経済指標の前年12月分の米ADP全米雇用報告の非農業部門雇用者数の前月比が、前回の12.7万人と市場予想の13万人を上回る23.5万人増で、続いて22時半に発表された前週分の米新規失業保険申請件数も前回と市場予想よりも改善しており、堅調な米国雇用市場を背景とした賃金上昇圧や景気懸念の後退などもあり、米国のインフレ抑制を目的とした米連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予想が優勢になり、日米金利差拡大予想による円売りドル買いで円相場のドルが一時大幅に急騰し、ユーロなどの他の主要通貨に対しても一時全面ドル高になった。

同時刻の昨夜22時半には前年11月分の米国貿易収支も発表され、前回と市場予想よりも赤字額が減っており、米利上げ継続や長期化の抵抗要因となる米国の景気懸念も減退した。

更に、昨夜23時45分にも米国経済指標の発表が続き、前年12月の米サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値が前回と市場予想の44.4に対して44.7に上昇し、また同月の総合の米国購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回の44.6に対して45.0に上昇し、米利上げ継続の抵抗要因であった米国の景気懸念が緩和された。

長期金利が上昇して一時3.78%を超え、日米金利差拡大時の円安ドル高が進んだことで、市場開始時頃には一時132円74銭付近の円の高値でドルの安値だったドル円は、これらの経済指標発表後の深夜過ぎには一時134円4~5銭付近の同米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

その後には米セントルイス連銀のブラード総裁が「米国のインフレは依然として高すぎるが、緩やかになってきている」と発言したなどをきっかけとした高値のドルの利益確定売りが入ったほか、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では金利上昇での企業の決済への影響の警戒感からリスク回避の株売りで反応したことで株価三指数が下落し、ドルに続く安全資産の低リスク通貨の円が安値で買われる抵抗が加わり、ドル円は一時132円95銭付近にまで戻した。

しかし、同じく同時進行中だった米債権市場では、米10年債利回りが指標となる米長期金利が一時の安全資産の国債買いのリスクオフでやや下げた後には反発し、再び上昇して3.7%台を超えたため、日米金利差拡大時の円売りドル買いが入り、再びドル円は133円台に乗せて上昇トレンドになった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の終値は133円41~45銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約80銭の円安ドル高であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、米国トレンドを引き継いで、最新の米国経済指標を受けた米長期金利上昇時の日米金利差拡大予想の円売りドル買いで、ドルが上昇し、円相場が下落した。

今朝は8時半の日本市場の開始前には日本の最新経済指標の発表もあり、日本政府の厚生労働省が昨年11月分の毎月勤労統計調査を発表しており、物価変動の影響を除く実質賃金は前年同月比3.8%減で、インフレ物価上昇の影響がやや懸念され、今朝9時には今日の日本市場の円の高値でドルの安値の133円28銭付近から始まった。

しかし、今朝9時55分の仲値決済に向けては、日本は来週の月曜日は「成人の日」の祝日で、今日は連休前の週末ではあるが、米国市場からの上昇トレンドのドルを安値感のあるうちに輸入用で押さえておきたい日本企業のオーダーなどもあり、まとまった円売りドル買いで円相場が下落した。国内輸出企業による円買いドル売りの抵抗も混ざったものの、日米金利差拡大による大きな流れでのドルの上昇トレンドの中では一時的な抵抗となり、今朝133円台前半から始まったドル円は、10時台には133円台後半へと円相場が下落した。

今日の午後のニュースでは、「日本銀行 (日銀 / BoJ) は、先月の日銀金融政策決定会合で決めた長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) の運用見直しの影響と効果を見極める局面にあり、現段階でさらなる修正を急ぐ必要はないとみている」という政府関係者への取材時の発言が米ブルームズバーグ日本語版などで報道されたことをきっかけに、年始の円買い要因であった年末の日本の経済紙掲載の日銀の早期の金融政策修正の可能性の市場予想の減退が起き、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが勢いを増したことが原因となり、午後には一時134円台へとドルの上昇と円相場の下落が続いた。

今日の日経平均株価は今朝の一時下落後に反発上昇し、午後15時15分に25,973円85銭の前日比153円5銭高で大引けしていたことでリスクオン市場に転じ、低リスク通貨の円売りではユーロ買いも入っており、ユーロに対しても円安になっていた。

ただし、今夜この後の米国市場でも米連邦準備制度理事会 (FRB) が重視する最新の重要米国経済指標の米雇用統計などの発表予定があるために、午後からの欧州英国市場の参入では今夜の米ドルのイベント前の持ち高調整も入り、また時間外の米10年債の利回り上昇がやや低下してきたことや、昨年12月28日のドルの高値の134円50銭付近がレジスタンスとして意識されたことでは、134円台から一旦133円台に戻したドル円は再び134円台に乗せた後には、イベント前のドルの買い控えの抵抗もやや混じり始めたものの、昨夜や今朝と比較すると、日米金利差拡大予想などにより大幅に上昇していた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は134円25~27銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約1円77銭の大幅な円安ドル高になった。

また、今夜の欧州英国市場では、18時台に前述のレジスタンスの134円50銭の手前付近にまで上値を伸ばし、その後の19時台にはやや横ばいに近い動きになっている。

今夜この後には最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間でのスケジュールは、重要度が高い22時半の米国雇用統計の米失業率、平均時給、非農業部門雇用者数、製造業雇用者数に続き、深夜24時に2022年12月の米ISM非製造業景況指数と11月の米製造業新規受注などが発表される。

特に米雇用統計は、今後の市場予想や値動きに影響を与える可能性が高いとして、世界のFXトレーダーや投資家達にも注目されている。結果によっては、昨夜のADPなどで上昇したドルが反落するリスクも抱えている一方で、さらなるドルの上昇の可能性もあるために、今夜の欧州英国市場では、発表前のドルの持ち高調整や買い控え等の様子見も入っている。

また、今夜その後には米連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の発言予定もあり、日本時間25時15分から米FRBのクック理事の発言と米アトランタ連銀のボスティック総裁の発言、26時15分には米リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言、27時からは米カンザスシティ連銀のジョージ総裁の発言予定などがあり、値動きに影響を与える可能性のあるタカ派またはハト派の発言などにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円13~16銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約63銭の円安ユーロ高であった。

原因は、今日のドルに対する大幅円安の影響が波及したほか、午後には前述の日本株上昇時のリスクオンの円売りユーロ買いの影響などもあった。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0511~1.0512ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.94セントのユーロ安ドル高であった。

原因には、先述の米国経済指標を受けた米国利上げ長期化予想による欧米金利差によるドル高の影響が見られた。

また、今夜の欧州市場では19時に最新の欧州ユーロ圏の重要経済指標の12月の欧消費者物価指数 (HICPコア指数) の速報値が発表され、前年同月比が前回の10.1%と市場予想の9.5%に対して9.2%であったが、HICPコア指数の前年同月比は前回の5.0%と市場予想の5.1%に対して5.2%で、ユーロドルには横ばいに似た動きでやや揉み合うような印象もあったが、HICP低下では欧州中央銀行 (ECB) の積極的な大幅利上げ継続予想がやや弱まったことではそれまでのユーロ安ドル高が20時台になっても継続している。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は159円70~76銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約91銭の円安ポンド高であった。

原因は、ドルやユーロに対する今日の日米欧米金利差拡大予想による円売りの影響が、同じく利上げ方向の金融政策を取ってきた英国ポンドに対しても円安として波及しており、今日の東京終値では、主要通貨に対する全面的な前日比の円安が観測されていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月6日の日本時間(JST)20時32分(英国時間 (GMT) 11時32分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:32の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.31 〜 134.32 +1.83 (円安)
ユーロ/円 141.12 〜 141.14 +0.62 (円安)
ユーロ/ドル 1.0504 〜 1.0508 -0.0101 (ドル高)
英ポンド/円 159.24 〜 159.30 +0.45 (円安)
スイスフラン/円 142.99 〜 143.05 +0.59 (円安)
豪ドル/円 90.56 〜 90.60 +0.53 (円安)

 

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FXニュース:米FOMC議事要旨で米利上げ長期化予想が優勢に

FXニュース:米FOMC議事要旨で米利上げ長期化予想が優勢に|

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東西FXニュース – 2023年01月05日

FXニュース:米FOMC議事要旨で米利上げ長期化予想が優勢に

FXニュース:米FOMC議事要旨で米利上げ長期化予想が優勢に

東西FXニュース – 2023年01月05日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 円安要因の日米金利差拡大予想の円売りドル買い
  • FRB高官のタカ派発言が円売りドル買いに影響
  • 円安抵抗要因は日銀金融政策修正予想と輸出実需
  • 黒田日銀総裁は物価安定の為の金融緩和継続発言
  • 10年債入札利回りが日銀上限の0.5%に達し反落

今日2023年1月5日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円63銭前後から高値131円69銭前後の値幅約94銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円44~45銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約2円20銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の値動きの主な原因は、昨日の東西FXニュースのタイトルでも予告していた通り、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された先月開催分の米国連邦公開市場委員会FOMC)議事要旨がタカ派であったことなどから、米利上げ継続と長期化予想が優勢になり、円安要因であった日米金利差拡大予想による円売りドル買いが再燃した。

米国連邦準備制度理事会 (FRB) が公式発表した2022年12月開催分の米連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨の内容は、「米国のインフレが持続的に(目標の)2%に向かうと確信するまでには時間がかかり、金融引き締めを維持する必要がある」と述べられていた。

また、昨日には米連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言機会もあり、「現在4.25~4.50%の米国政策金利は5.4%付近まで上昇すると想定している」とタカ派の発言をしたことも、米利上げ継続と長期化予想を強めたことで、円売りドル買いが進んだ。

一方で、日本銀行 (日銀 / BoJ) の黒田東彦総裁が、昨日に東京で開かれた全国銀行協会の賀詞交歓会の挨拶で、日本経済について「コロナ禍からの経済再開に加えて、緩和的な金融環境が維持されていることを主な背景とし、比較的しっかりとした安定的な成長を続ける見通しだ。日本銀行としては、経済をしっかりと支えて、賃金の上昇を伴う形で物価安定の目標を持続的安定的に実現するために金融緩和を継続する方針だ」と発言しており、金利抑制の金融緩和を続ける姿勢を強調したことが対照的な印象となった。

今年4月に予定されている日銀総裁の交代時期を前にして、円安要因の日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策修正の可能性はあるものの、今朝までの米国市場では米利上げ長期化予想が優勢になったことで、日米金利差拡大予想による円安ドル高が進行した。

また、昨夜から今朝までの米国市場で発表された最新の米国経済指標も値動きに影響を与えており、12月の米ISM製造業景況指数は前回の49.0と市場予想の48.5に対してほぼ市場予想通りの48.4であったが、米雇用動態調査 (JOLTS) の非農業部門の求人数は前月比では5万4000件減の1045万8000件であったが、市場予想の1000万件を上回ったことで、堅調な米景気を背景とした米利上げ継続が可能であることも、円安ドル高を後押しした。

円相場は、前日までに年末の日本の経済新聞による日銀の金融緩和修正への圧力に関する一部報道が起因の市場予想で一時大幅な円高ドル安をつけていたために、高値圏になっていた円には利益確定売りや、ドル買い時の持ち高調整が入りやすくなっていたことも影響し、ドル円は米国市場開始時頃の130円59銭付近から円相場が下落し、米国市場終盤には一時132円71銭付近に円安ドル高が進行した。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は132円55~65銭付近で、前日同時刻比で約1円60銭の大幅な円安ドル高であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝10時前の仲値決済に向け、今日は5日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく日の「五十日(ゴトービ)」であったため、輸出企業による円買いドル売りの抵抗があり、10時過ぎには一時131円69銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、その直後からは輸入実需の円売りドル買いも入り、先述の米国トレンドによる日米金利差拡大予想も継続してドルが再上昇を始め、昼から午後にかけて円相場が下落した。

ただし、午後14時台には日本の最新経済指標の12月の消費者態度指数・一般世帯が発表され、前回の28.6と市場予想の28.3に対して30.3に上昇していたことでは、日本景気の好感などからの円買いの抵抗も一時混じったが、それまでに上昇トレンドだったドルは、抵抗を受けて一時横ばいに近い動きになる範囲に留まった。

午後からの欧州英国市場の参入では、米国トレンドの日米金利差拡大予想や、午後の時間外の米債権市場で米長期金利が上昇基調であったことなどから円売りドル買いで参入したことでは再びドルが上昇し、円安ドル高が進行した。

今日は日経平均株価も昨日の下げ幅を一部回復して上昇しており、午後15時15分に25,820円80銭の前日比103円94銭高で大引けしていたことでは、昨日の様な日本株安時のリスク回避の国内安全資産の低リスク通貨のまとまった円買い抵抗は起きなかった。

また、今日は日本の10年物国債入札があり、最高落札の利回りが日銀の新たな許容上限の0.5%に達したことで、落札後の債券市場ではそれを上限とした利回りが指標となる長期金利が反落し、許容上限値修正後も金利抑制方向の日銀と比較すると、米FRBは対照的な利上げ継続方向で、米国債は利回り上限が操作されていないことなどから、日米の金融政策の方向性の違いも意識されていた。

今日は国際通貨基金 (IMF) のチーフエコノミストのギータ・ゴピナート氏が、「米国のインフレは、峠を越えていない」と発言したニュースも、米利上げ長期化予想を後押しした。

午後には円安ドル高が進行し、一時132円63銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は132円44~45銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約2円20銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定や、米FRB関係者の発言予定などがある。日本時間での今夜の発表スケジュールは、21時半から12月の米チャレンジャー人員削減数、21時半から米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言、22時15分に米ADP全米雇用報告、22時半に11月の米貿易収支、前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数、23時20分から米アトランタ連銀のボスティック総裁の発言、23時45分に12月の米サービス部門購買担当者景気指数と米総合購買担当者景気指数、25時に週間の米原油在庫、27時20分に米セントルイス連銀のブラード総裁の発言予定などが、世界のFXトレーダーや投資家達に値動き予想材料として注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は140円51~53銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約2円53銭の円安ユーロ高であった。

原因は、今日のドルに対する大幅円安のユーロ円相場の波及に加えて、今冬の欧州本土が記録的の暖かさになったことで、欧州エネルギー懸念の一因であった天然ガス価格が下落したことで、ユーロ景気好感による安全資産のドル売りユーロ買いの影響などがあった。

そのため、ユーロドルも、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0607~1.0610ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.13セントのユーロ高ドル安になっていた。

また、昨夜の欧州市場でも、最新の欧州経済指標の2022年12月の欧州ユーロ圏総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が、以前の速報値から上方修正されていたことを受けて欧州ユーロ圏の景気懸念が緩和され、欧州中央銀行 (ECB) も利上げを継続しやすくなるという市場予想などからユーロ買いが入っており、今朝の米国市場でもユーロ高ドル安のニューヨーク終値をつけていた円安ユーロ高とユーロ高ドル安の世界市場トレンドが、今日の日本市場でも継続された形となった。

今日の夕方16時には欧州ユーロ圏主要国の経済指標のドイツの11月の独貿易収支が発表され、前回の69億ユーロと市場予想の75億ユーロに対して108億ユーロに上昇したことも、今日のユーロ高の継続に繋がった。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、先ほど19時に欧州ユーロ圏の最新経済指標の11月の欧州卸売物価指数 (PPI) の発表があり、前月比は前回の-2.9%に対して市場予想通りの-0.9%であったが、前年同月比は前回の30.8%と市場予想の27.5%に対して27.1%であったことでは、対ドルではユーロ売りの抵抗も入っていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は159円1~7銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約91銭の円高ポンド安であった。

英国ポンドも、対ドルやユーロなどの主要通貨に対して売られた影響があり、円相場にも英国景気懸念もあり、ポンド安として波及していた。

その後の今夜18時半には最新の英国経済指標の12月の英サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の発表があり、前回と市場予想の50.0に対してほぼ市場予想通りの49.9であったことでは、20時台にはやや小幅に対円での下げ幅を縮めている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月5日の日本時間(JST)20時28分(英国時間 (GMT) 11時28分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:28の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.52 〜 132.53 +2.28 (円安)
ユーロ/円 140.56 〜 140.58 +2.58 (円安)
ユーロ/ドル 1.0604 〜 1.0606 +0.0010 (ドル安)
英ポンド/円 159.21 〜 159.27 -0.71 (円高)
スイスフラン/円 142.87 〜 142.93 +0.26 (円安)
豪ドル/円 90.51 〜 90.55 -0.15 (円高)

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FXニュース:今夜の米FOMC議事要旨発表等を控えた調整

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FXニュース:今夜の米FOMC議事要旨発表等を控えた調整

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東西FXニュース – 2023年01月04日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月4日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値131円29銭前後から高値130円12銭前後の値幅約1円17銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は130円27~28銭付近で、昨夜17時の世界市場の130円11~13銭付近と比較すると約15銭の小幅な円安ドル高ではあるが、昨日までは日本市場が年末年始と三賀日の連休であったため、前営業日にあたる2022年12月30日の金曜の夜17時の日本市場の132円17~18銭付近の前東京終値比と比較すると約1円90銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の値動きの原因はまず、昨夜の欧州英国市場で発表された最新の欧州経済指標のドイツの独消費者物価指数 (CPI) 上昇率が市場予想よりも鈍化したことを受け、高インフレ抑制のための欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想が弱まったことでユーロ売りドル買いが起き、ドルが一時、主要通貨に対して前日比で全面高に上昇していた。

ただし、その欧州英国市場の後半から始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、欧州英国市場のユーロとポンド売りのドル買い参入で一時131円台の全面高になった高値のドルが、昨日までにお伝えしていた年末の日本の経済紙に掲載された日銀の緩和修正の可能性の報道を受けた日米金利差縮小予想の影響もあり、高値のドルの利益確定売りや持ち高調整などでドル円は一時130円台に戻した。

しかし、米国市場では、今夜この後に発表予定の先月開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨や、今週6日に予定されている米国連邦準備制度理事会 (FRB) が重視する最新の米国重要経済指標の12月の米雇用統計などの発表イベントを控えた持ち高調整が入り、年始ポジションで安値のドルの買い戻しなどもあり、ドル円は131円台に反発した。

そのため、今朝7時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値130円5銭前後から安値131円10銭前後の値幅約1円5銭で、ニューヨーク終値は131円2~5銭付近で前日同時刻の前ニューヨーク終値比では約22銭の円安ドル高になっていた。

その後の今朝7時台の世界市場では、一時131円45銭付近の今朝の円の安値の更新もあり、昨年末の12月31日の土曜日の米国ニューヨーク外国為替市場で、日本の経済紙が掲載した日本銀行 (日銀 / BoJ) が消費者物価指数 (CPI) の生鮮食品を除くコアCPIの前年度比の上昇率の見通しの上方修正を検討中で、円安要因の大規模緩和の金融政策の修正への圧力が強まる可能性の報道に起因した日銀の金融緩和修正予想による日米金利差縮小予測での円買いドル売りによる円高ドル安が、今朝は連休明けの日本市場を前にして、平日には政府や日銀が否定する可能性もあるために、今朝早朝にはやや一段落してきた傾向も見られた。

昨年の主な円安要因であった日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策を今年見直す可能性について、政府や日銀からの公式発表はまだないが、市場予想などにより米長期金利が低下したことで日米金利差縮小時の円買いドル売りがあり、年始に円相場が急騰した後であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場は連休明けで、新年のポジション調整などで、9時頃には131円台の今日の日本市場の円の安値でドルの高値圏から始まったために、日本の前営業日比の上昇トレンドを背景とした安値での円買い注文があり、今朝9時過ぎには再び対ドルの円相場が上昇し、一時130円台になった。

今朝10時前の年始の日本市場の仲値決済に向けては、連休明けの日本企業の輸入実需もあり、130円台で安値感のあったドル買いの注文でドル円が一時131円台に戻すと、続いては輸出企業のまとまった円買いドル売り注文も入り、円相場は再び130円台に上昇した。

今日のニュースでは、日本政府の岸田文雄首相がラジオ番組で、2%が目標の物価上昇率を定める政府と日銀の共同声明(アコード)について、「見直すかどうかも含めて、新しい日銀総裁と話をしなければならない」と発言していたことが伝えられ、今年4月までが任期で大規模緩和継続を推進してきた黒田東彦総裁の引退後の新総裁の時期を示唆していた。

今月1月17~18日に予定されている次回の日銀金融政策決定会合で、日銀が日本の消費者物価指数 (CPI) の生鮮食品を除くコアCPIの前年度比の上昇率の見通しの上方修正を検討中したとしても、円安要因の大規模緩和金融政策の修正への圧力が強まる可能性はあっても、春の日銀の新総裁が決まるまでは実際の修正が行われないという円安要因の大規模緩和金融政策の継続の可能性も国内予想では高いことから、昼頃には円売りドル買いの抵抗も加わり、ドル円は130円台後半付近でやや横ばいに近い穏やかなドル上昇の値動きに転じた。

しかし、午後15時15分に日経平均株価が大幅下落し、25,716円86銭の前営業日比377円64銭安で大引けすると、日本の株安時のリスク回避の安全資産の低リスク通貨の円買いが優勢になり、130円台前半への値動きに変わった。

午後からは欧州英国市場の参入もあり、今日のこの時間の時間外の米債権市場では米国債買いで債権価格が上昇する傍らで米長期金利の指標となる米10年債価格の利回りが低下していたことなどから、昨日のドル買い参入とは対照的に今日はドル売りの参入となり、その影響でドル円相場も、ドルが昨夕の欧州市場からの上昇幅を今日の夕方の欧州市場で縮めた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は130円27~28銭付近で、昨夜17時の欧州市場の130円11~13銭付近と比較すると約15銭の小幅な円安ドル高になったが、日本市場の前営業日にあたる年末の金曜の夜17時の132円17~18銭付近の前東京終値比と比較すると約1円90銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜その後の欧州英国市場でも時間外の米10年債利回りが3.7%台を下回り、一時3.6%になったため、日米金利差縮小時の円買いドル売りが継続し、17時台には一時129円93銭付近までドルが売られて下げたものの、その直後には安値のドル買いや高値の円の利益確定売りなどで反発し、ドル円は130円台中盤から後半で推移している。

今夜この後には為替相場の値動きに影響を与える可能性のある最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間でのスケジュールは21時に米MBA住宅ローン申請指数、深夜24時に米JOLTS求人と、重要度の高い米12月ISM製造業景況指数、そして世界のFXトレーダー達が注目している28時の先月開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨公表を控えており、市場では持ち高調整やイベント前のドルの買い控えや、様子見の動きなども混ざり始めている。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は137円97〜98銭付近で、日本市場の前営業日の年末金曜17時の前東京終値比では約2円77銭の大幅な円高ユーロ安であった。

原因は、前述の昨夜の欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の消費者物価指数 (CPI) の上昇率が市場予想よりも鈍化したことで、高インフレ抑制のための欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想が弱まり、日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策の修正疑惑もあったことから、日欧金利差縮小予想による円買いユーロ売りなどが影響していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0589〜1.0592ドル付近で、日本市場の前営業日の年末金曜17時の前東京終値比では約0.62セントのユーロ安ドル高であった。

今日の夕方の欧州市場の参入では、米長期金利の低下時のドル売りユーロ買いが入り、ドルは昨夜の欧州市場でのユーロに対する上昇幅を縮めていた。

今夜の欧州市場では昨夜に続いて最新の欧州経済指標の発表があり、17時55分にフランスとドイツと18時に欧州ユーロ圏総合の12月のサービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値は、フランスが前回と市場予想の48.1に対して49.5で、ドイツが前回と市場予想の49.0に対して49.2、欧州ユーロ圏総合が前回と市場予想の49.1に対して49.8に上昇したことでは、この時間から円やドルに対してユーロが買われる動きもあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は156円59〜65銭付近で、日本市場の前営業日17時の前東京終値比では約21銭の円高ポンド安であった。

ただし、その後の今夜18時半には英国の最新経済指標の発表もあり、11月の英国消費者信用残高は前回の8億ポンドと前回修正の7億ポンドと市場予想の9億ポンドに対し15億ポンドで、11月の英マネーサプライM4は前月比が前回の0.0%に対して-1.6%で、前年同月比は前回の4.8%に対して2.5%であった。

今夜の英国ロンドン市場では、20時台には前営業日比で円安ポンド高にも転じていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月4日の日本時間(JST)20時30分(英国時間 (GMT) 11時30分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:30の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.41 〜 130.42 -1.72 (円高)
ユーロ/円 138.37 〜 138.39 -2.37 (円高)
ユーロ/ドル 1.0609 〜 1.0611 -0.0042 (ドル高)
英ポンド/円 157.27 〜 157.33 +0.47 (円安)
スイスフラン/円 140.65 〜 140.71 +0.76 (円安)
豪ドル/円 89.67 〜 89.71 +1.60 (円安)

 

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FXニュース:日銀の緩和修正警戒でドル円が一時129円台

FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に|

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FXニュース:日銀の緩和修正警戒でドル円が一時129円台

FXニュース:日銀の緩和修正警戒でドル円が一時129円台

東西FXニュース – 2023年01月03日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀1月物価見通し上方修正の一部報道のリスク
  • 市場流動性が減少時の海外短期筋の仕掛け売買も
  • 欧州最新経済指標発表前後のユーロの値動きの影響
  • 連休明け英国市場の欧州通貨売りのドル円買い参入

今日2023年1月3日火曜日の日本の東京外国為替市場は三賀日で休場ですが、東西FXで扱う海外FXでは世界市場では日本の祝日も通常通りのお取引が可能ですので、本日も東西FXニュースをお送りします。尚、FXチャート画像の時間帯は、日本時間よりも冬季9時間遅れのグリニッジ標準時 (GMT) の英国ロンドン外国為替市場時間になっています。

日本時間で今朝8時台に世界市場で一時131円40銭前後一時記録した後の今朝9時から今夜17時までの今日の東京外国為替取引時間に相当する対ドル円相場の為替レートは、円の安値130円90銭前後から高値129円52銭前後の値幅約1円38銭で、今夜17時の今日の東京外為市場の終値相当時間には130円11~13銭付近で、昨夜17時の130円91~93銭付近と比較すると約80銭の円高ドル安であった。

原因はまず、昨夜に世界市場の多くが年始休場の中で、欧州主要国のドイツや東欧近郊のトルコが開場中だった昨夜から今朝未明までの欧州市場では、先週土曜の日本の経済紙記事の「日本銀行 (日銀 / BoJ) は1月17~18日の日銀金融政策決定会合で、物価見通しの上方修正を検討。政府・日銀が目標とする2%に近い水準で物価が高止まりすることになり、緩和修正への圧力がさらに増す可能性がある」という一部報道をきっかけにした、前営業日の米国市場からの日銀の大規模緩和金融政策の修正の可能性への警戒による円買いドル売りの影響が継続し、主要通貨に対して円が一時全面高になり、ドル円も130円台の円高で推移していた。

ただし、日銀の否定時や大規模緩和が継続した際には再び巻き戻しの円安リスクもあることから一部では買い控えられていたものの、休暇期は新規ニュース材料に乏しく、日本が今日も年始休暇中で日銀が否定発表をすぐにできないという予測から、ホリデー期で市場流動性が減少した市場では値幅が増幅されるということを利用した様な海外短期筋のドル円の仕掛け売買の値動きなども今日は観測された。

今日の日本の東京外国為替市場は休場中であったが、今朝は時間帯が近いアジア・オセアニア市場はニュージーランド以外が開場し、今日の午後からは欧米市場も参入するが、今朝は日本やニュージーランドの休場で市場流動性は普段よりも減少していたために、少しのまとまったオーダーでも値幅が増幅されやすく、ドル円は前述の一部の日銀の大規模緩和金融政策の修正の可能性への警戒と日米金利差縮小予想による円買いドル売りと仕掛け売買の影響などで、今朝10時台から一時129円台に対ドルの円相場が上昇し、午後14時前頃には一時129円52銭付近の2022年6月以来と言われる円高ドル安を記録した。

しかし、その今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値を記録した後からは、高値の円の利益確定売りや安値のドル買いや買い戻しなどが入ってドル円相場は反発を始めた。

午後には欧州市場の参入もあり、夕方前から欧州本土から約1時間遅れの時差の連休明けの英国ロンドン外国為替市場の本格参入も始まると、安値のドル買いでドルが円だけでなく、欧州ユーロや英国ポンドに対しても上昇して、ドルが下げ幅を縮めて130円台に戻した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間のドル円相場は130円11~13銭付近で、昨夜17時と比較すると約80銭の円高ドル安になった。

今夜その後の欧州英国市場でも、日銀報道の一部のメディア情報を利用した欧米投資系の仕掛け売買の噂もあって買い戻しなどが入り、安値で欧州英国通貨から年始ポジションの基軸通貨で世界的に流動性の高い安全資産のドルを買い戻す動きなどもあり、今夜17時半頃にはドル円は130円94銭付近の今朝早朝付近のレベルにドルは下げ幅を戻した。

欧州市場では、今夜この後の日本時間22時に欧州ユーロ圏の最新経済指標の12月の消費者物価指数 (CPI) 速報値が発表されるイベント前の持ち高調整なども入っていた。

今夜からは前日休場の米国市場も連休明けで開場予定のため、後半の市場時間が重なる欧州英国市場では、欧米間の取引準備用の安値のドル買い需要などもあったと見られている。

特に英国ロンドン市場の参入ではドル買いが目立ち、また欧州通貨売りから円も買われた。

今夜は連休明けの米国市場で最新の米国経済指標の発表予定もあり、日本時間のスケジュールでは23時45分に12月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値と、深夜24時に11月の米建設支出が発表される予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間のユーロ円相場は138円25~27銭付近で、昨夜17時の139円83~91銭付近と比較すると、約1円64銭の大幅な円高ユーロ安であった。

今日のドルに対する円高の波及に加えて、昨夜の欧州市場で発表された強弱混合の欧州の製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値の発表後にユーロの取引に方向感がなくなり、欧州中央銀行 (EBC) の利上げ継続予想による景気警戒感等もあり、今日は安値のドルの買い戻しなどの後に、ドルに対してユーロ安になった影響もユーロ円相場に波及していた。

そのため、ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間には1.0623~1.0625ドル付近で、昨日17時の1.0678~1.0682ドル付近と比較すると、約0.57セントのユーロ安ドル高であった。

今夜17時55分には欧州の最新経済指標の発表が続き、ドイツの12月の失業率は前回と市場予想の5.6%に対して前回修正と同じ5.5%で、失業者数は前回の1.70万人と市場予想と前回修正の1.50万人に対して-1.30万人に改善され、堅調なドイツの雇用市場を背景に、欧州中央銀行 (ECB) が大幅利上げ継続をしやすくなる市場予想が出る一方で、金利上昇の影響による景気懸念のユーロ売りが入り、今夜その後の22時に発表予定のドイツの12月の消費者物価指数が注目され、発表イベント前の持ち高調整などが進んでいる。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間のポンド円相場は156円55~61銭付近で、昨夜17時の158円3~9銭付近と比較すると、約1円48銭の大幅な円高ポンド安であった。

欧州連合 (EU) 離脱のブレグジット (Brexit) の後も、欧州通貨の影響を受けやすい英ポンドも、今日の欧州ユーロに対する大幅な円高の影響を受けており、今日の17時の円高ドル安や円高豪ドル安や円高スイスフラン安の影響もあり、昨日に続いて今日も主要通貨に対する前日比での全面的な円高傾向で東京終値相当時間の三賀日を17時に迎えていた。

今夜18時には英国の最新経済指標の発表があり、12月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想の44.7に対して45.3であったが、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の利上げ継続への景気警戒による英国ポンド売りの安全資産のドルや低リスク通貨の円買いの値動きも見られたため、発表後にはより大幅な円高ポンド安になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月3日の日本時間(JST)20時16分(英国時間 (GMT) 11時16分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:16の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.70 〜 130.71 -0.26 (円高)
ユーロ/円 137.58 〜 137.59 -2.32 (円高)
ユーロ/ドル 1.0525 〜 1.0527 -0.0155 (ドル高)
英ポンド/円 155.79 〜 155.85 -2.24 (円高)
スイスフラン/円 139.19 〜 139.25 -2.53 (円高)
豪ドル/円 87.53 〜 87.57 -1.55 (円高)

 

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FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に

FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に|

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FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に

FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高

東西FXニュース – 2023年01月02日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀のインフレ見通し上方修正検討の一部報道で
  • 中国製造業PMI悪化でオフショア人民元安ドル高抵抗
  • 欧中銀 (ECB) 利上げ継続予想で欧州債利回り上昇

明けましておめでとうございます。本年も東西FXニュースを宜しくお願い致します。

今日2023年1月2日月曜日の日本の東京外国為替市場は年始休場ですが、東西FXで扱う海外FXでは欧州主要国のドイツなどが開場しており、世界FX市場でのお取引が可能ですので、本日も東西FXニュースをお送りします。尚、チャート画像の時間帯は、日本時間より冬季9時間遅れのグリニッジ標準時 (GMT) の英国ロンドン外国為替市場時間になっています。

日本時間で今朝9時から今夜17時までの今日の東京外国為替取引時間に相当する対ドル円相場の為替レートは、円の安値131円4銭前後から高値130円79銭前後の値幅約25銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間には130円91~93銭付近で、前営業日である12月30日金曜日17時の前東京終値の132円17~18銭付近と比較すると、約1円25銭の大幅な円高ドル安であった。

原因はまず、昨年末最後の東京市場が終了した後の先週末金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で、昨年の円安ドル高市場の後の四半期末のポジション調整の利益確定のドル売りや持ち高調整の円買いが優勢であった。

さらに、土曜の朝の日本の経済紙が「日本銀行 (日銀 / BoJ) は1月の消費者物価指数の前年度比上昇率の見通しを上方修正する検討に入った」との一部報道をしたことを受けて、12月の日銀金融政策決定会合でのイールドカーブコントロール (YCC) の10年物国債金利が指標となる長期金利の変動許容幅を±0.25%から±0.5%に拡大したこともあり、円安要因だった金利抑制の大規模緩和の金融政策が今後修正に向かう可能性もあることから、市場の一部では円安抵抗の日米金利差縮小予想による円買いドル売りが加わった。

特に年末もあり、昨年2022年には、高インフレ抑制のために米国連邦準備制度理事会 (FRB) をはじめとする欧米各国が大幅利上げを継続したため、金利抑制の日銀との日米金利差拡大が円安要因となり、ドル円相場は昨年1月の115円台手前付近から急速な円安ドル高が進み、秋には一時152円台寸前になり、日本政府と日銀が為替介入を実施した記録的な年になった。その反動もあり、翌年2023年の一部の米FRBの利上げ減速予想や日本政府と日銀の金融政策修正思惑なども出てきており、ドルの利益確定売りと持ち高調整の円買いなどが進んでいた。

その一方で、米利上げ継続予想や日銀が大規模緩和を継続するという一部の市場予想もあったことから、多くのロングポジションが利益確定売りで閉じられてもドル円は前年末比では大幅な円安ドル高ではあったが、前日比では円高ドル安の値動きになっていた。

欧米ではクリスマスから新年にかけて冬季休暇を取ることが多いため、市場参加者の減っていた年末市場での流動性の減少から、アルゴリズムによる自動売買のエキスパートアドバイザー (EA) などが、値動き幅を増幅したことも市場に影響を及ぼした。

米国市場と後半が同時進行だった欧州英国市場でも年末のポジション調整が進んでおり、主要通貨に対するユーロの買い戻しや、欧州中央銀行 (ECB) の利上げ継続予想により、欧州債利回りの上昇を受けた欧米金利差縮小によるユーロ買いドル売りのユーロ高ドル安の影響も、ドル円相場にドル安方向の値動きとして波及した。

そのため、先週末土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値132円33銭前後から高値130円77銭前後までの値幅約1円56銭の値動きで、ニューヨーク終値は131円5~15銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円95銭の大幅な円高ドル安で2022年の年末市場を終えていた。

その後に、新年の2023年のFX市場が今日始まったが、今日は日本市場などが正月休みで休場の市場も多いため、市場流動性の減少は続いてはいるものの、年末の米国市場のトレンドの影響の継続や、アルゴリズムによる自動売買の継続などもあり、早朝には一時130円台の前営業日の東京終値比で円高ドル安の今年のFX市場が始まった。

早朝の130円台付近のドルの安値では、朝9時から安値の円売りドル買いやショートカバーが入り、9時台に一時131円4銭付近の今日の円の安値でドルの高値を記録した。この一因には、年末に発表された中国製造業の購買担当者景気指数 (PMI) の悪化を受けて、オフショアで人民元安ドル高のドルの一時上昇があったことも影響していた。

しかし、直後には、仕掛け売りとも見られる利益確定の値動きで再びドル円は130円台後半に戻したが、10時台に一時130円79銭付近の今日の日本市場相当時間でのドルの安値で円の高値を記録したため、再び安値のドルが買われて130円台90銭台になった。

ただし、今度は131円台には乗らなかったことで自動売買の利益確定売りに届かずに、やや横ばいに近い動きが混ざった。

2023年1月17~18日には次回の日銀金融政策決定会合が予定されており、そこでの「日銀の物価見通しの上方修正を検討」という一部報道への警戒からは、ドルの買い控えや一部の円買いがあったために、ドル円は昼から午後も130円90銭台で推移を続けた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値相当時間は130円91~93銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約1円25銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜その後の欧州市場では、欧州ユーロ圏主要国のドイツが開場中で、欧州の最新経済指標の発表があり、17時55分にドイツとフランスの12月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が発表された。ドイツは前回と市場予想の47.4に対して47.1だったが、フランスは前回と市場予想の48.9に対して49.2で、18時に発表された欧州ユーロ圏総合の12月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想通りの47.8であったことでは、欧州の利上げ継続予想が続き、発表イベント後のユーロ買いドル売りで、円相場でもドルが下落し、ドル円は19時台には再び130円台の円高ドル安になっている。

ただし、今夜この後の米国市場は休場予定のため、今夜この後には米国の経済指標発表の予定は特にない。

欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間は139円83~91銭付近で、前営業日17時の前東京終値の140円81~83銭と比較すると、約92銭の円高ユーロ安であった。

原因は、先週末の米国市場から円相場が主要通貨のドルに対して円高であった影響が、今日のユーロ円にも円高として波及していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0678~1.0682ドル付近で、前営業日17時の前東京終値の1.0651~1.0652ドル付近と比較すると、約0.03セントのユーロ高ドル安であった。

何末最後の先週末の欧州英国市場では、前述の欧州中央銀行 (ECB) による大幅利上げ予想が優勢で、欧州債利回りが上昇時の欧米金利差縮小によるユーロ買いドル売りでユーロ高ドル安の値動きをしていた影響があり、今日は欧州市場のドイツの開場によるユーロ需要もあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円の終値相当時間は158円3~9銭付近で、前営業日17時の前東京終値の159円49~55銭付近付近と比較すると、約1円46銭の円高ポンド安であった。

原因は、主要通貨のドルやユーロに対する今日の円高の影響が、英国ポンドの円相場にも円高として波及しており、今年は前営業日比で主要通貨に対する全面的な円高での年始の月曜日となった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月2日の日本時間(JST)20時18分(英国時間 (GMT) 11時18分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:18の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.83 〜 130.86 -1.32 (円高)
ユーロ/円 139.78 〜 139.81 -1.02 (円高)
ユーロ/ドル 1.0681 〜 1.0683 +0.0031 (ドル安)
英ポンド/円 157.71 〜 157.77 -1.78 (円高)
スイスフラン/円 141.60 〜 141.66 -1.27 (円高)
豪ドル/円 88.94 〜 88.98 -0.70 (円高)

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FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

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FXニュース:米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加

FXニュース:米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加

東西FXニュース – 2023年01月02日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 堅調な米雇用が背景の米利上げ継続に抵抗要因
  • 長期金利の低下で日米金利差縮小時の円買い
  • 欧米株上昇時のリスクオンの安全資産ドル売り

今日2022年12月30日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値132円96銭前後から高値132円11銭前後の値幅約85銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円17~18銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約1円61銭の大幅な円高ドル安であった。

原因はまず、昨日の東西FXニュースでも予告して通り、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で日本時間の昨夜22時半に発表された最新米国経済指標の週間の米新規失業保険申請件数が、前週の21.6万件に対して市場予想通りの22.5万件に増加し、同時発表の米失業保険継続受給者数は前回の167.2万人と前回修正の166.9万人と市場予想の168.6万人に対して171.0万と前回と市場予想を上回る悪化が継続したことで、堅調な米雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB) の積極的な米利上げ継続の抵抗要因と市場で受け止められ、米長期金利が前日の3.88%から一時3.82%以下に低下し、円安要因だった日米金利差拡大予想が減退し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になり、対ドルの円相場が上昇した。

また、年末と月末を控えた持ち高調整や、米国債権市場では投資家達が保有債券の残存年数を延長する目的などでも米国債買いをしていたこともあり、米債権価格が上昇するにつれて、米10年債の利回りが低下し、利回りが指標となる米長期金利の低下に繋がっていた。米長期金利の低下時には、日米金利差縮小時の円買いドル売りが起きやすくなるほか、ユーロなどに対してもドルが売られやすくなる傾向がある。

特にこの米国市場では、前日に米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ継続予想などにより米長期金利が一時3.89%に上昇し、11月以来の高水準を記録した時にドルが買われて一時全面高になった後であったために、利益確定目的の円買いドル売りが起きやすくなっていた。

一方で、同時進行だった米国ニューヨーク株式市場では、米利上げ継続時には企業への貸付ローン金利の上昇などの決算への影響が警戒されていたことが緩和されたことで、米株価が上昇し、リスク選好のリスクオン市場になり、これまでの株安時のリスク回避の安全資産で買われていたドルが、年末の持ち高調整で売られた影響も見られた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は、133円10銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円45銭の大幅な円高ドル安になった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、市場トレンドを引き継いだ日米金利差縮小時の円安ドル高が継続したことで、今朝9時の開場頃の132円96銭付近が今日の日本市場の円の安値でドルの高値になった。

さらに、今日の日本市場では、年末と月末を控えたポジション調整の円の買い戻しや持ち高調整に加えて、今日は30日で日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10のつく日の「五十日(ゴトービ)」にあたるため、年末年始の休業前で輸入実需の円売りドル買い需要が少ないことに対して輸出企業の円買いドル売りはあったために、対ドルの円相場がさらに上昇し、9時55分の仲値決済の直後の10時過ぎには132円台前半になった。

その後の日本市場では、今朝の高値圏の円の利益確定売りや安値のドル買いの抵抗も入り、昼頃には一時132円76銭付近まで戻したものの利益確定売りや持ち高調整で反発し始め、午後からの欧州英国市場の参入では再びドル売りが再開したことで円相場が大きく上昇し、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は132円17~18銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円61銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後の欧州英国市場では、18時台に一時131円55銭付近に円安ドル高が進行したが、そこからは、米長期金利が一時回復傾向を見せたこともあり、高値の円の利益確定売りや安値のドル買いなどで反発を始めて19時頃には一時132円台に戻したが、19時台には131円台後半付近で推移している。

今夜この後の米国ニューヨーク外国為替市場では、日本時間の23時45分に最新米国経済指標の12月の米シカゴ購買部協会景気指数が発表される予定である。

今年は、日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和の金融政策で金利抑制であった日本に対して、米国などが高インフレ抑制のための大幅利上げを継続したために、日米金利差拡大による円安ドル高が急速に進行し、ドル円相場は今年初めの115円台付近から10月頃には一時151円94銭付近へと約37円近い急速な円安ドル高が進行した記録的な年となり、日銀が為替介入を実施するなどの異例な年になった一方で、FX市場ではボラティリティが高く、大きな利益を出しやすい年になり、年末年始を控えたロングポジションのドルの利益確定売りと円の買い戻しがある中で、今日になり先週の日銀発表の後に一時131円台付近に戻してきたわけであるが、もし来年にも日銀が金利抑制の大規模緩和を継続する傍らで欧米が利上げを継続する場合には、再び円安要因である日米金利差拡大による円売りドル買いポジションが形成される可能性もあることには注意が必要である。また、欧米の景気懸念などの利上げ抵抗要因は、利上げ幅の縮小などという形では反映されても、インフレが続く限りには利上げ継続となる可能性もある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は140円81~83銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円31銭の大幅な円高ユーロ安であった。

主な原因は、今日の主要通貨のドルに対する大幅な円高が、ユーロに対しても大幅な円高ユーロ安として波及し、主要通貨に対して一時円が前日比で全面高になっていた。

ユーロドルは、17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0651~1.0652ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.28セントのユーロ高ドル安となった。

昨夜の欧州英国市場では欧州ユーロ圏のドイツやフランスの主要株価指数が上昇し、リスク選好のリスクオン市場になり、安全資産のドル売りでユーロを買い戻す動きが優勢で、対ドルのユーロは上昇し、今朝までの米国市場でも米株高時のリスクオンでドル売りユーロ買いが入った影響があり、今日の日本市場でもその世界トレンドを引き継いだ形となった。

英国ポンドも、今日の主要通貨に対する前日比で一時全面円高の影響があり、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は159円49~55銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約93銭の円高ポンド安であった。

スイスフランやオーストラリアの豪ドルに対しても、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の円相場の終値は一時全面円高をつけており、スイスフラン円は142円87~93銭付近の前日同時刻比で約1円17銭の円高スイスフラン安、そして豪ドル円は89円64~68銭付近の前日同時刻比で約45銭の円高豪ドル安だった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月30日の日本時間(JST)20時22分(英国時間 (GMT) 11時22分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:22の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 131.77 〜 131.79 -2.01 (円高)
ユーロ/円 140.79 〜 140.82 -1.33 (円高)
ユーロ/ドル 1.0683 〜 1.0685 +0.0060 (ドル安)
英ポンド/円 158.70 〜 158.76 -1.72 (円高)
スイスフラン/円 142.89 〜 142.95 -1.15 (円高)
豪ドル/円 89.57 〜 89.61 -0.52 (円高)

 

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FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え|

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FXニュース:年末前の日本市場の円買いで一時全面円高

FXニュース:年末前の日本市場の円買いで一時全面円高

東西FXニュース – 2022年12月29日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いも
  • リッチモンド連銀製造業指数は市場予想超え
  • 米利上げ継続予想で米長期金利が一時3.89%に
  • 欧州ユーロ利上げ継続予想と景気への影響懸念

今日2022年12月29日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値134円47銭前後から高値133円47銭前後の値幅約1円で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は133円77~79銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約14銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な原因は、年末を控えた今日の日本市場で年末年始の休暇前の持ち高調整などの円の買い戻しが強まった影響があり、また休業前の日本企業の輸入実需の円売りドル買いが減少する一方で、輸出企業からのドル売り円買い需要があったことや、米利上げ継続予想による米株安の影響などを受けた日本株安時の低リスク通貨の円買いなどもあり、今日の日本市場で円高ドル安に転じた。

ただし、その前の昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、最新の米国経済指標を受けた米利上げ継続予想により、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが優勢でドルが一時全面高になっており、今朝までのドル円は前日比で円安ドル高であった。

時間の流れに沿った為替相場の市場トレンドの動きの解説では、まず昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場で日本時間の昨夜深夜に発表された最新の米国経済指標の12月の米リッチモンド連銀製造業指数が、前回の-9と市場予想の-10を大きく上回った1になり、堅調な米国景気を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB) による利上げ継続と長期化予想から、米長期金利が再上昇し、一時3.89%付近の11月中旬以来の高水準に達したことで、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢で、ドル円は一時134円50銭付近になり、米国市場では他の主要通貨に対してもドルが一時全面高になっていた。

金利上昇による企業決算への影響などの警戒から、米国ニューヨーク株式市場では株売りで反応し、米株価下落時のリスク回避でも安全資産のドルや低リスク通貨の円も買われた。

また、欧州の主要貿易先の中国がゼロコロナ政策の規制を追加緩和し解除の方向に向かったものの新型コロナの感染自体は拡大していることなどから、中国や取引先の世界景気への影響の懸念からリスク回避が強まり、欧州ユーロなどに対しても世界的に流動性の高い安全資産のドルが買われていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は134円45~55銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円の大幅な円安ドル高であった。

しかし、その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、前述の通り、日本市場での年末年始の休暇を前にした持ち高調整で、高値のドルの利益確定売りや円の買い戻しが優勢に転じ、開場の今朝9時過ぎに134円台だったドル円は、今朝10時前の仲値決済に向けての日本の輸入実需の円売りドル買いが休暇前で減少したことに対して輸出企業のまとまった円買いドル売り需要はあったことなどもあり、10時過ぎには133円台に円が上昇してドルが下落し、11時半過ぎには一時133円49銭付近の前東京終値比の円高ドル安に転じた。

また、今日の日本市場の時間外の米債権市場の取引では、米長期金利の指標となる米10年債の利回りの上昇が落ち着いてきたことも、今朝までの日米金利差拡大による円売りドル買いへの大きな抵抗要因になった。

午後15時台には、先述の米株安の影響もあり、今日の日経平均株価が下落し、26,093円67銭の前日比246円83銭安で大引けすると、日本株安時のリスク回避による低リスク通貨の円買いがあり、今日の日本市場の円の高値でドルの安値の133円47銭付近を記録した。

午後からの欧州英国市場の参入では、米長期金利の低下を受けたユーロ買いドル売りが優勢になり、他の主要通貨であるドル円相場にもドル安として波及した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は133円77~79銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約14銭の円高ドル安になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間でのスケジュールは、22時半に前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数などが発表される。

米国連邦準備制度理事会 (FRB) は、堅調な米雇用市場を背景とした利上げを継続していることから、雇用関連の米経済指標はパウエル議長をはじめとするFRB関係者も注視していることが知られている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は142円14~15銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約40銭の円高ユーロ安であった。

今日の日本市場での主要通貨のドルに対する円高が、ユーロに対しても波及していた。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は1.0622~1.0624ドルで、昨日17時の前東京終値比では約0.22セントのユーロ安ドル高であった。

昨夜の欧州英国市場では欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想からユーロ買いドル売りが入った一方で、米国市場では欧州ユーロ圏の金利上昇による景気懸念のユーロ売りドル買いや、米株安時のリスク回避のユーロ売りドル買いが混ざったことに加えて、先述の欧州の主要貿易先の中国の新型コロナ再流行による世界景気懸念による安全資産のユーロ売りドル買いや、同じく安全資産の債権買いで米長期金利が低下時のユーロ買いドル売りなどが、レンジ付近を挟んで市場反転をしながらユーロドルがもみ合う要因になっていた。

今夜その後の欧州英国市場でも、今日の夕方の安全資産の米債権買いなどによる利回りの低下を受けた米長期金利の低下時のユーロ買いドル売りがあったことから、今日の円相場での円高ドル安の影響もあり、19時頃には前東京終値比で僅差のユーロ高ドル安にも転じていたが、19時半過ぎには再びユーロ安ドル高にも転じている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は160円94銭~161円0銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約70銭の円高ポンド安であった。主な原因は、今日のドルやユーロに対する円高が、英ポンドにも円高として波及していた。

昨日17時の東京終値での主要通貨に対する全面円安の巻き戻しもあり、今日の東京終値では円はスイスフランや豪ドルに対しても、全面的な前日比の円高を記録した。

スイスフランは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の円相場の終値は144円32~38銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約39銭の円高スイスフラン安だった。

オーストラリアの豪ドルも、17時の今日の東京外国為替市場の円相場の終値は90円0~4銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約58銭の円高豪ドル安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月29日の日本時間(JST)20時1分(英国時間 (GMT) 11時1分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:01の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 133.75 〜 133.76 -0.16 (円高)
ユーロ/円 142.28 〜 142.30 -0.26 (円高)
ユーロ/ドル 1.0635 〜 1.0637 -0.0009 (ドル高)
英ポンド/円 160.94 〜 161.00 -0.70 (円高)
スイスフラン/円 144.49 〜 144.55 -0.22 (円高)
豪ドル/円 89.82 〜 89.86 -0.76 (円高)

 

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