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FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台|

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FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

FXニュース:日銀金融政策再修正予想で一時127円台

東西FXニュース – 2023年01月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月16日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値128円20銭前後から高値127円22銭前後の値幅約98銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は127円96~97銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比で約41銭の円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因は、明日から始まる日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合を前にした期待値や市場予想による値動きを見せており、日銀に長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正圧が高まっていることに加えて、米国のインフレ鈍化を示した経済指標データによる米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米利上げ減速予想から、円安要因の日米金利差拡大予想が減退し、日本国債長期金利が上昇し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢で、円相場が一時127円台の円高ドル高を記録した。

先月の前回の日銀金融政策決定会合で±0.5%に上方修正されたばかりの日本の長期金利の指標となる国債利回りが上限値を先週金曜までに一時0.545%付近と大きく超えたことで、日銀は史上最大規模と言われる約5兆円規模の国債買い入れオペを連日実施して一時抑制したが、今日も再び変動許容幅の上限値を超えており、日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) の限界が近い可能性から、金利抑制の日銀の大規模緩和金融政策に再修正期待の円買いドル売りが強まっていた。ただし、先週末の米国市場と今日の日本市場の日銀発表前の期待値による円相場上昇後には、欧州英国市場では日銀金融政策のイベント前の高値の円の利益確定売りや、日銀金融政策据え置きの場合に備えた安値のドル買いの抵抗も混ざった。

時間に沿った市場トレンドの動きとしては、まず先週金曜の夜の日本の東京外国為替市場が終了した後から始まった先週土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、先週の米国消費者物価指数 (CPI) の鈍化などの米国経済指標データを受けて米国連邦準備理事会 (FRB) がインフレ抑制のための米利上げペースを減速させる市場予想によるドル売りがある一方で、対照的に日銀には金融緩和縮小予想による円買いがあったため、日米金利差縮小予想の円買いドル売りが優勢で、米国市場は月曜がキング牧師記念日の祝日連休予定であったために連休前のポジション調整で勢いが増し、先週末の米国ニューヨーク外国為替市場で一時127円46銭付近の2022年5月30日以来の円高ドル安を記録した。

また、金曜の夜から土曜の朝までの米国市場では日本よりも時差遅れで週末の日本のニュースが減ったことから、ファンダメンタル分析に加えて、テクニカル分析チャート上で短期移動平均線が長期移動平均線を上に交差(クロス)する上昇トレンド転換時の買いサインと考えられていたゴールデンクロス (Golden Cross) が対ドルの円相場の50日移動平均線と200日移動平均線で発生したこともFXトレーダーの間で話題になり、テクニカル分析予測による自動売買などの円買いドル売りも入っていた。

そのため、先週末の土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は127円80~90銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円45銭の大幅な円高ドル安で先週末の取引を終えていた。

週が明けて始まった今日の日本の東京外国為替市場では、市場開始10分前の8時50分に日銀が日本の最新経済指標を発表し、先月12月分の企業物価指数の速報値は119.5で、前年同月比で10.2%上昇し、昨年9月の10.3%に続く高水準になった。昨年の年間ベースの上昇幅は9.7%と1981年以来と言われる歴史的な高記録であったことからも、日銀会合前の日本のインフレ圧の高まりが意識された。

日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、日本の貿易企業の主要取引先の米国市場が今日はキング牧師記念日の祝日で連休であるために輸入実需は少ないが、円高感から輸入準備資金や投資用の円売りドル買いの抵抗が9時台に入り、ドル円は9時台に一時128円20銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、その後には輸出企業の円買いドル売りや日米金利差縮小予想の円買いなどが続き、ドル円は10時台から再び127円台の円安ドル高へと円相場が上昇した。

今日の日本市場では明日の17日から明後日の18日に予定されている日銀金融政策決定会合が注目されており、日銀が円安要因の金利抑制の大規模緩和の金融政策を再修正する市場予想が高まる一方で、米国トレンドを引き継いだ米インフレ鈍化データによる米国連邦準備理事会 (FRB) の米利上げ減速予想も優勢で、日本国債売りで利回りが指標となる日本の長期金利が今日も日銀許容変動幅の±0.5%を超えたことで、日米金利差縮小予想の円買いドル売りトレンドが継続し、今日の日本市場の正午前には一時127円22銭付近の円高ドル安を記録し、先週末の米国ニューヨーク市場での127円台の円高ドル安の記録を更新した。

ただし、午後からの欧州英国市場の参入では、日銀の金融政策の再修正の期待値で円が上昇し過ぎている観測もあり、実際の結果が異なる可能性もあるために、高値の円には利益確定売りや安値のドル買いなどの抵抗が入り始めた。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は127円96~97銭付近で、前営業日17時の前東京終値比では約41銭の円高ドル安になった。

今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、17時半前に一時128円86銭付近にまでドルが買われて円相場で上昇を続けたが、その後には高値のドルの利益確定売りの円買いも入り、20時頃にはドル円は128円台前半付近で推移している。

今夜この後の米国市場はキング牧師記念日で祝日休場予定のため、米国経済指標の発表予定はないが、英国ロンドン外国為替市場では日本時間の深夜24時から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言予定を控えており、日英金利差も意識される。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は138円54~56銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約72銭の円高ユーロ安だった。前述の日米欧金利差縮小予想から、今日もドルやユーロに対する円高が観測された。

ユーロドルは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0826~1.0828ドル付近で、前営業日17時の前東京終値比では約0.22セントのユーロ安ドル高であった。

米国のインフレ鈍化による米利上げ減速予想では、一時1.0874ドル付近のおよそ8カ月半ぶりのユーロ高ドル安を記録したが、欧州ユーロ圏のインフレも横ばいから低下傾向になってきている予測などが影響し、ユーロの高値圏からは利益確定売りが入り、安値のドル買いの勢いが増したことで、ユーロ安ドル高に転じた。

その原因は、今日の午後16時に欧州ユーロ圏の主要国ドイツの最新経済指標の発表があり、先月分の独卸売物価指数 (WPI) が前月の-0.9%から-1.6%に低下したことで、欧州インフレも鈍化傾向を示したと受け止められ、欧州利上げ減速予想のユーロ売りに繋がった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は156円47~53銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約4銭の僅差の円高ポンド安であった。

原因は、英国のインフレは特にまだ鈍化傾向を示していないことに加えて、先週末の英国ロンドン外国為替市場で発表された2022年11月の英国内総生産 (GDP) が前月比で0.1%増と、市場予想の減少に反して上昇したことから、景気好感と英利上げ継続予想などによるポンド買いがあったことなどから、他の主要通貨よりも小幅な僅差な円高ポンド安であったために、今夜その後の英国ロンドン市場では、20時台には円安ポンド高にも市場反転した。

理由は、今夜この後の深夜頃から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁の発言予定があり、堅調な英GDPが示した英国経済を背景とした利上げが継続されるようなタカ派の発言が出る場合には英ポンドが上昇する可能性もあるために、市場ではイベント前の期待買いが入っているものと見られるが、結果次第では再び英ポンドが上下するために、市場ではイベント前の持ち高調整が進んでいる。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月16日の日本時間(JST)20時33分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時33分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:33の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.12 〜 128.15 -0.24 (円高)
ユーロ/円 138.83 〜 138.85 -0.43 (円高)
ユーロ/ドル 1.0834 〜 1.0836 -0.0014 (ドル高)
英ポンド/円 156.57 〜 156.63 +0.14 (円安)
スイスフラン/円 138.42 〜 138.48 +0.36 (円安)
豪ドル/円 89.34 〜 89.38 +0.10 (円安)

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