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FXニュース:日米金利差拡大の円安進行

FXニュース:日米金利差拡大の円安進行

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FXニュース:日米金利差拡大の円安進行

FXニュース:日米金利差拡大の円安進行

東西FXニュース – 2024年1月5日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 昨夜の米ADP雇用統計上昇
  • 中東情勢受けインフレ警戒
  • 早期の日銀の修正予想減退
  • 米国早期利下げ予想も後退
  • 今夜米雇用統計発表を控え

今日2024年1月5日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の144円66銭前後から円の安値でドルの高値の145円38銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は145円4~5銭付近と、昨日17時の143円41~42銭付近の前東京終値比で約1円63銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析は、まず昨夜20時前の英国ロンドン外国為替市場では、元旦に起きた日本の石川県能登地震の被害拡大と日本経済への影響懸念により、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の今年早期のマイナス金利解除予想が後退して円が売られた一方で、欧米では中東の産油国のイランで起きた爆発などを受けた中東情勢への懸念もあり、将来的な原油高の可能性から欧米のインフレ警戒感が高まり対円で欧米通貨が買われ、市場で以前は確定値を超えていた米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の今年3月の早期の米国利下げ予想が確定値を下回る減退も見せ、前回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の議事要旨で追加の米国利上げの可能性も排除されていなかったことから米国長期金利が再上昇し、日米金利差拡大による円安ドル高が144円台に進行した。

昨夜22時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場でもドル円は一時144円22銭付近で始まったが、昨夜22時頃には市場後半が同時進行していた欧州英国市場で欧州ユーロ圏のドイツの最新経済指標の発表があり、12月の独消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の速報値は、前月比が前回の-0.4%に対し市場予想通りに0.1%に上昇し、前年同月比も前回の3.2%に対し市場予想通りの3.7%に欧州インフレに上昇傾向が見られたことで今年の欧州の利下げ転換時期の延滞の可能性が意識され、対円だけでなく対ドルでも欧州ユーロが買われた影響と、最新米国経済指標発表前の対円のドルに一時利益確定売りや持ち高調整が入ったことでは、昨夜22時14分頃にドルは円相場で一時144円12銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、その直後の昨夜22時15分には最新米国経済指標の12月の米国ADP (Automatic Data Processing / オートマティック・データ・プロセッシング) 雇用統計の前月比が発表され、前回の10.3万人と前回修正の10.1万人と市場予想の11.5万人に対し16.4万人と前回と市場予想を大幅に上回って上昇し、続いて昨夜22時30分に発表された前週分の米国新規失業保険申請件数も前回の21.8万件と前回修正の22.0万件と市場予想の21.6万件に対し20.2万件に改善され、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の187.5万人と前回修正の188.6万人と市場予想の188.3万人に対し185.5万人と全て堅調であったため、主要通貨に対するドル買いの勢いが増した。

続いて、昨夜23時45分に発表された12月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers Index) の改定値も前回と市場予想の51.3に対し51.4に上方修正され、12月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 改定値は前回の51.0から50.9に下方修正されたものの、いずれも不景気と好景気を分けるボーダーライン (境界線 / Borderline) の50を上回る好景気寄りであったため、米国景気懸念が後退したことも円売りドル買い要因となり、すでに70%の確定値を下回っていた今年3月の早期の米国利下げ予想値がさらに60%台前半に後退し、米国長期金利が4%台に向けて上昇したため、日米金利差拡大による円安ドル高が更に進行し、昨夜23時47分頃にドルは円相場で一時144円85銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、今夜この後の金曜の夜には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長も毎回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の記者会見で重視していることで有名な注目度の高い最新米国重要経済指標の米国雇用統計の発表予定のイベントを控えていることもあり、この時点での堅調な米国雇用関連指標や米国景気指標と欧米のインフレ警戒感を受けた市場予想により円が売られてドルが買われた一方で、イベントリスクによる持ち高調整による早期の利益確定や様子見なども入り始めたことはやや抵抗要因になっていた。

また、同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数のうち、米国ダウ工業株30種 (Dow Jones Industrial Average) は前営業日比で小幅上昇したものの、米国金利警戒感が再燃したこともあって、S&P500 (Standard and Poor’s 500) 種とナズダック総合 (NASDAQ Composite) は、前日比よりも安値の終値に向かったことで、安値圏から低リスク通貨の円が買われたことも横ばいに近い抵抗要素になっていた。

しかし、米国ニューヨーク債券市場では、午前2時台には米国長期金利が一時4.005%付近に上昇するなど、4%台に乗せたことで、日米金利差による円売りドル買いも続いたことでは、ドルは円相場で堅調な推移を見せていた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の144円12銭前後から、円の安値でドルの高値の144円85銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は144円63銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の143円29銭付近と比べ約1円34銭の大幅な円安ドル高をつけていた。

今朝9時頃からの今日の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時144円77銭付近から始まったが、日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、今日は5日で5と10が付く日の日本の貿易企業の決済日が集中しやすい「五十日 (ごとおび)」であったが、まだ年明けでやや持ち高調整の円売りドル買いが先行したために、今朝9時50分頃に一時144円66銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録したが、すぐに輸入実需の円売りドル買いが入り、仲値時の9時55分頃には一時144円88銭付近にドルが円相場で反発した。

今日は日経平均株価 (Nikkei Stock Average) が上昇し、午後15時15分に3万3377円42銭の終値と前営業日比89円13銭高で大引けしたことも、リスクオン (リスク選好 / Risk-on) で国内第一安全資産の低リスク通貨の円買い需要が弱かった。

また、前述の昨夜の欧米経済指標の影響もあり、今朝の日本時間の時間外債券市場で米国長期金利が今朝には一時3.98%台に下げたものの反発し、午後には4.02%台に上昇したため、米国トレンドの円売りドル買いの影響が残る中で、日米金利差拡大による午後からの欧州英国市場参入の円売りドル買いが続いたことで、ドルは円相場で一時145円台に向けて上昇し、午後15時26分頃に一時145円38銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

今日の日本市場の高値後のドルには、今夜この後の米国雇用統計発表のイベントリスクを控えた早期の利益確定売りや持ち高調整と様子見の買い控えの抵抗も混ざったが、再び、今夜の英国ロンドン外国為替市場での買い戻しも入っていたことでは下げ渋った。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は145円4~5銭付近で、昨夜17時の143円41~42銭付近の前東京終値比で約1円63銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後には、最新米国重要経済指標の米国雇用統計などの発表予定や、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定もあり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時半に先月12月の米国雇用統計の非農業部門雇用者数変化と米国失業率と米国製造業雇用者数と米国平均時給などが発表され、続いて深夜24時に同じく重要指標の先月12月の米国サプライマネジメント協会 (ISM / Institute for Supply Management) 非製造業景況指数、昨年11月の米国製造業新規受注、そして27時30分頃から米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定などがあり、イベント時の値動きには注意が必要である。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円44〜45銭付近と、昨夜17時の156円85〜86銭付近の前東京終値相当時間比で約1円59銭の大幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、今年早期の日銀修正予想が後退した一方で、欧州インフレ警戒感の高まりによる日欧金利差の円売りユーロ買いの影響が顕著であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0922〜1.0924ドル付近で、昨夜17時の1.0935〜1.0937ドル付近の前東京終値相当時間比で約0.13セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、今日の午後16時の欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の昨年11月の独小売売上高が前月比と前年同月比ともに市場予想を下回ったほか、今夜19時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新重要経済指標の先月12月の欧州消費者物価指数 (HICP / Harmonized Index of Consumer Prices) の速報値では、前年同月比が前回の2.4%と市場予想の3.0%に対し2.9%と市場予想ほどではないものの前月よりも欧州インフレ率に上昇傾向が見られたが、欧州HICPコア指数の前年同月比は前回の3.6%と市場予想の3.5%に対し3.4%と前回と市場予想をやや下回り、同時発表だった欧州ユーロ圏総合の昨年11月の欧州卸売物価指数 (PPI / Producer Price Index) も、前回と市場予想よりもやや鈍化を示していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は183円75〜81銭付近で、昨夜17時の181円93〜99銭付近の前東京終値相当時間比では約1円82銭の大幅な円安ポンド高であった。

主な要因は、ドルやユーロなどの主要通貨に対する今日の円安の影響の波及に加えて、日英金利差による円売りポンド買いも加わっており、また、今日は英国の住宅インフレに関するニュースがあったことや、今夜18時半に発表された最新英国経済指標の12月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) も、前回の45.5と市場予想の46.0を上回る46.8であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年1月5日の日本時間(JST)20時43分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時43分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:43の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 145.27 〜 145.28 +1.86 (円安)
ユーロ/円 158.56 〜 158.57 +1.71 (円安)
ユーロ/ドル 1.0912 〜 1.0914 -0.0023 (ドル高)
英ポンド/円 183.81 〜 183.87 +1.88 (円安)
スイスフラン/円 170.30 〜 170.36 +1.29 (円安)
豪ドル/円 97.01 〜 97.05 +0.20 (円安)

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