(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:上昇後の欧米長期金利低下

FXニュース:上昇後の欧米長期金利低下

参照元 URL

FXニュース:上昇後の欧米長期金利低下

FXニュース:上昇後の欧米長期金利低下

東西FXニュース – 2023年8月23日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年8月23日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の145円81銭前後から円の高値でドルの安値の145円35銭前後の値幅約46銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は145円35~36銭付近と、前営業日同時刻の昨日17時の145円73~74銭付近の前東京終値比で約38銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場で2007年以来の一時4.362%付近の高利回りを記録後の米国10年債には、利回り上昇に伴う債券価格の低下による安値からの買いが入り、昨夜19時15分頃の英国ロンドン外国為替市場では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利低下時のドル売りの影響で、ドルは円相場で一時145円49銭付近まで下落していた。

しかし、欧州長期金利の指標となる欧州国債の利回りも低下したことや、安値からの米国債買いの影響で債券価格が上昇し始めると、利益確定売りの抵抗が入り始めた影響もあって米国長期金利が再上昇したため、ドルの買い戻しが始まった。

昨夜20時頃からは、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国リッチモンド連銀のバーキン総裁が、米国ヴァージニア州のダンビル・ピッツィルバニア郡商工会議所主催のイベントで、6月の米国のインフレ率が市場予想以上の鈍化を見せたことに関しては、「米国経済が深刻なリセッション (景気後退) を起こすことなく、物価安定を達成するソフトランディング (軟着陸) の可能性を示唆している」と指摘し、「2%のインフレ達成の目標は、決して実現不可能な空想上のユニコーンの様なものではない。米国の2%のインフレ達成の目標を途中で変更すると、米国連邦準備制度理事会 (FRB) は信頼を失う恐れがある」と、「2%のインフレ目標の達成と、それを維持することを支持する」と発言し、バーキン総裁は次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 会合の投票権は持たないものの、その後には投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事と米国シカゴ連銀のグールズビー総裁の発言予定や今週のジャクソンホールでのパウエル議長の発言予定もあったために、「2%の米国インフレ目標の達成と維持」のための米国金利の高止まりと維持による長期化が意識され、米国金利の先高感などを受けた米国長期金利が再び4.3%台に上昇した。

昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場では、米国長期金利が昨夜22時50分前頃に再び4.358%付近に上昇したため日米金利差拡大時の円売りドル買いが起き、昨夜22時45分頃に一時146円13銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、欧州長期金利低下時の米国長期金利上昇により、この時間には欧州ユーロに対してもドルが買われた影響が、他の主要通貨である円相場に波及していた。

しかし、昨夜23時に発表された最新米国経済指標の8月の米国リッチモンド連銀製造業指数は、前回の-9と市場予想の-10に対して-7に改善したもののマイナス圏であったことや、同時発表だった7月の米国中古住宅販売件数が、米国に住宅ローン金利上昇後の影響もあって、年率換算件数で前回の416万件と市場予想の415万件に対して407万件に減少し、前月比でも前回の-3.3%と市場予想の-0.2%に対し-2.2%の市場予想以下であったことでは、安全資産の米国債買いも入って利回りが低下を始めたため、市場高値後のドルも主要通貨に対して売られて反落を始めた。

また、米国市場のニュースでは、明日8月24日から26日に米国ワイオミング州で開催が予定されている米国カンザスシティー地区連銀主催の国際経済シンポジウムのジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言予定のイベントリスクに加えて、南アフリカヨハネスブルクでも8月22日から始まり24日まで開催予定の南アフリカ首脳会談のBRICSサミットで、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで、「米ドル依存からの脱却」について議論されることへの警戒感によるドル売りが入ったことも、ドルから買える安全資産の低リスク通貨の円買いに繋がったことでは、今朝未明の午前2時半頃にドルは円相場で一時145円70銭付近に売られていた。

ただし、中国の経済指標の悪化が続いたこともあり、中国経済懸念からは、世界的に流動性が高い安全資産で基軸通貨でもあるドルには買い注文も入っていたことは抵抗要因となり、再びドルは円相場で午前5時20分頃には145円93銭付近に反発したが、米国ニューヨーク株式市場では、米国高金利の長期化予想により、米国企業への貸付ローン金利上昇などによる決算への影響の懸念などからリスク回避の株売りが起きており、米国ダウ工業株30種 (DJI) と米国S&P総合500種 (SPX) が小幅下落の終値をつけていたため、米株安時の低リスク通貨の円買いも入ったことでは、今朝6時直前には再び145円74銭付近にドルが売られたが、米国市場では今週の8月25日の米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長のジャクソンホール会議の要人発言のイベントを控えていたことから、持ち高調整が入ったことでは、瞬時の反発を見せたものの、イベントの結果が分かるまでのイベントリスクのドルの買い控えも入り始めていたことでは短期の反発に留まった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の146円13銭前後から円の高値でドルの安値の145円70銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を145円89銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約33銭の円高ドル安でつけていた。

その後に、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝早朝の米国長期金利が低下を始めていたもののまだ4.32%台であったことでは、今朝9時1分頃に145円81銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値から始まったものの、今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済では日本の輸出企業による円買いドル売りがやや優勢で、また今朝10時55分頃には時間外取引の米国長期金利が一時4.299%に低下したことで、日米金利差縮小時の円買いドル売りが入った。

今朝は日本銀行 (日銀 / BoJ) が、定例の公開市場操作国債買い入れ指し値オペ国債購入予算額を増額せずに据え置きにしたことも、日銀の金利抑制への許容の柔軟化と受け止められて、円買いの一因になっていた。

一方で、日本市場と時間帯が近いアジア市場では、中国景気懸念によるリスク回避で、世界的に流動性の高い安全資産のドルや低リスク通貨の円を買う値動きもあり、ドル円にはやや横ばいに近い揉み合いが続いた。

午後15時15分に今日の日経平均株価は上昇し、3万2010円26銭の前日比153円55銭高の大幅高で大引けしたことでは低リスク通貨の円が売られて、16時10分ころにはドルは円相場で一時145円75銭付近に上昇した。

しかし、日本市場や午後から参入の欧州英国市場でも、明日8月24日から26日まで開催予定の今週のジャクソンホール会議で、8月25日に米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の要人発言予定のイベントが注目されており、イベント前の早期の利益確定売りの持ち高調整や、イベントリスクのドルの買い控えなども入り始めて、午後からの欧州英国市場では安全資産の米国債買いの影響もあって、米国長期金利低下に伴うドル売りの動きが強まったことでは、145円台前半に向けてドルが一時急落を見せ、日本市場の円の高値でドルの安値の145円35~36銭付近で17時の東京終値を迎えた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は145円35~36銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の145円73~74銭付近の前東京終値比で約38銭の円高ドル安になった。

その後の英国ロンドン外国為替市場では、ドルは円相場で17時46分頃に一時145円27銭付近にまで売られたが、その後には反発も見せている。

今夜この後にも最新米国経済指標などの発表予定があり、日本時間の今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、22時45分に8月の米国の製造業とサービス部門と総合の米国購買担当者景気指数 (PMI) 、23時に7月の米国新築住宅販売件数、23時半に週間の米国原油在庫、26時に米国20年債の入札予定などがあり、今夜の米国ニューヨーク株式市場の終了後の時間に米国半導体大手株のエヌビディア (NVIDIA / NVDA) の決算報告の発表予定などが注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円30~35銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時159円23~24銭付近の前東京終値比で約 1円93銭の大幅な円高ユーロ安であった。

主な要因は、昨日に2008年9月以来の約15年ぶりの円安ユーロ高を円相場で記録後の高値のユーロに、今日は欧州長期金利低下による利益確定売りが入ったことで、円相場が大きく反発した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0816~1.0820ドル付近と、昨夜17時の1.0925~1.0927ドル付近の前東京終値比で約1.9セントの大幅なユーロ安ドル高だった。

主な要因は、他の主要通貨の円相場での大幅なユーロ安の影響に加えて、欧州長期金利低下時のユーロ売りや、中国景気懸念を受けたユーロ売りで安全資産のドルが買われた影響が見られた。

また、今夜17時に発表された欧州ユーロ圏総合の8月の製造業とサービス部門の欧州購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、いずれも好景気と不景気を分ける50以下になっていた。米国のソフトランディング期待と比較すると、欧州の景気懸念は根強いが、今夜はこの後に米国購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も発表される予定である。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は184円92~98銭付近と、昨夜17時の186円48~54銭付近の前東京終値比で約1円56銭の大幅な円高ポンド安であった。

主な要因は、欧州ユーロに連動しやすい英国ポンドも、今日のユーロ円の大幅な円高ユーロ安の影響が波及していた。

今夜17時半に発表された最新英国経済指標の8月の製造業とサービス部門の英国購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も、欧州同様にいずれも好景気と不景気を分ける50以下であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年8月23日の日本時間(JST)19時28分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時28分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:28の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 145.50 ~ 145.52 -0.23 (円高)
ユーロ/円 157.28 ~ 157.30 -1.95 (円高)
ユーロ/ドル 1.0808 ~ 1.0810 -0.0117 (ドル高)
英ポンド/円 183.87 ~ 183.93 -2.61 (円高)
スイスフラン/円 165.12 ~ 165.18 -0.96 (円高)
豪ドル/円 93.34 ~ 93.38 -0.56 (円高)

 

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。