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FXニュース:日米金利差で一時143円87銭

FXニュース:日米金利差で一時143円87銭

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FXニュース:日米金利差で一時143円87銭

FXニュース:日米金利差で一時143円87銭

東西FXニュース – 2023年06月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRB高官達の利上げ発言影響
  • 神田財務官が為替介入排除せず
  • 松野官房長官の円安牽制発言
  • 日銀委員YCC早期見直し意見も
  • スイスフランが史上最高値更新

今日2023年6月26日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値143円66銭前後から円の高値でドルの安値142円94銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は143円18~20銭付近と、前営業日同時刻の前東京終値比で約30銭の円安ドル高であった。また、先週末の米国ニューヨーク (NY / New York) 外国為替市場では、一時143円87銭付近の昨年以来の今年の円安ドル高記録を更新した。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、先週夕方の欧州市場で発表された欧州購買担当者景気指数 (PMI / Purchase Managers’ Index) が軒並み市場予想よりも大幅に低下していたことを受けた欧州景気懸念による欧州株安や安全資産の国債買いの影響などで米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.68%台に低下して始まったことや、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国アトランタ連銀のボスティック総裁が講演で米国の追加利上げに慎重なハト派の発言をした影響もあり、先週金曜の夜22時半前にはドル円は一時142円72銭付近の米国市場と日通しの円の高値でドルの安値をした。

しかし、前日の米国連邦準備理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のパウエル議長に続き、米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が、「今年あと2回の利上げは非常に妥当な見通し」であるとタカ派発言をしたという英国ロイター通信 (Reuters) によるインタビューでのニュースが伝わり、日米金利差拡大予想により米国長期金利が上昇し、円売りドル買いが優勢に転じた。

また、先週金曜22時45分に発表された最新米国経済指標の6月の米国購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、総合が前回の54.3と市場予想の53.5に対し53.0で、製造業も前回の48.4と市場予想の48.5に対し46.3であったものの、サービス部門は前回の54.9と市場予想の54.0に対し54.1と、欧州とは異なり米国では市場予想を上回る6月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) もあったことでもドルの買い戻しが続いた。

米国連邦準備理事会 (FRB) の高官達の発言による米国利上げ長期化予想に加えて、世界の主要通貨の中央銀行の利上げブームの中で日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) だけがマイナス金利の大規模緩和金融政策を維持している方向性の違いから、主要通貨同士でも高金利通貨を買い低金利通貨を売り金利差調整分で自動利益を得るポジティブ・キャリートレードが活発になっていることなどから、円が売られる機会も増えており、先週に追加利上げをした元マイナス金利が1.75%の金利になったスイスフランも、円相場で史上の高値記録を更新していた。

米国利上げ長期化予想の高まりもあって米国長期金利は3.75%台に回復を示し、金利抑制の日銀との日米の金融政策の方向性の違いから、日米金利差拡大予想の円売りドル買いが強まり、一時143円87銭付近の昨年2022年11月以来のおよそ7カ月ぶりの今年の円の安値でドルの高値の記録を更新した。

円相場で年内高値記録を更新後のドルには利益確定売りや持ち高調整の抵抗が入ったものの、先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値142円72銭前後から安値143円87銭前後の値動きをし、先週末の土曜の朝6時頃のニューヨーク終値を143円70銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約59銭の円安ドル高でつけていた。

週が明け、今朝早朝のオセアニア市場では、先週末にロシアの民間軍事会社のワグネルが武装蜂起したというニュースが伝わり、一時週明けの安全資産に対する窓開けがあったものの、週末に反乱は1日で収束という追加ニュースがあったために今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場には特に大きな影響はなく開場した。

今朝8時50分に発表された日本の最新経済指標の5月の企業向けサービス価格指数の前年同月比は、前回の1.6%と市場予想の1.8%に対し1.6%で、日本の企業向けのサービス・インフレ率は、市場予想ほどは上昇していなかった。

しかし、同じく8時50時分に発表された日銀金融政策決定会合の「主な意見」では、長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) について、「将来の出口局面における、急激な金利変動の回避、市場機能の改善、市場との対話の円滑化といった点を勘案すると、コストが大きい」という指摘があり、「早い段階で、その扱いの見直しを検討すべきだ」との一部の委員の意見もあったことでは、日銀の金融政策の修正期待により、今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場では、円買いドル売りの円安抵抗が起き始めた。

また、先週末の米国市場で日米金利差拡大予想によりドル円相場が一時143円87銭付近の今年の円安ドル高の記録を更新したことを受け、今朝の日本のニュースで日本政府の神田真人財務官が、最近の円安に関して「急速で一方的だとみられる」と発言し、為替介入の可能性について、「どんなオプションも排除しているわけではない」と言及したことで、市場では昨年秋の様な日本政府の為替介入への警戒感から、円買いドル売りの抵抗が強まり、9時48分頃には一時143円23銭付近に円相場が反発した。

ただし、今朝9時55分の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需の円売りドル買いがあり再びドルが円相場で上昇し、午前10時39分頃には一時143円66銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

その後には、日本の輸出企業の円買いドル売りや年内高値後のドル利益確定売りや、今日の日経平均株価が下落したことを受けた日本株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いなどもあり、円相場は前日比で円安ドル高の範囲ではあるが、今朝までの下げ幅を縮めた。

また、午後には、日本政府の松野官房長官も、「足元では、急速で一方的な動きも見られる」と発言し、「為替相場の動向を、高い緊張感をもって注視する」と円安牽制発言をし、為替介入警戒により日本市場で円が買われる動きがあった。

午後からの欧州英国市場の参入でも、安全資産の米国債買いで、時間外の米国債券市場で米国10年債の利回りが低下した影響もあり、年内高値記録後のドルには利益確定売りや安値での低リスク通貨の円買いが入り、16時37分頃には一時142円94銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、今朝が日米金利差拡大予想による円安ドル高で始まっていたことや、世界的に流動性の高い安全資産でもあるドルには日本市場の安値後には買い戻しが入ったことなどもあり、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は143円18~20銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比で約30銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、特に注目されている最新米国経済指標の発表予定はないが、26時に米国の金融政策の影響を受けやすいことで知られている米国2年債の入札予定があることなどには注意が必要である。

また、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) フォーラムが本日26日から28日まで開催される予定があり、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエルFRB議長を始めとする、主要各国の中央銀行総裁達が多数参加することが知られているため、発言などが注視されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円11~12銭付近で、前営業日にあたる先週金曜17時の前東京終値比で約81銭の円安ユーロ高であった。

主な原因は、日欧金利差拡大による円売りユーロ買いや、他の主要通貨に対する円安の影響が波及していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0900〜1.0902ドル付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比では約0.31セントのユーロ高ドル安だった。

先週金曜の夕方の欧州ユーロ圏の最新経済指標の6月の購買担当者景気指数 (PMI) 速報値の軒並み低下時では景気懸念によるユーロ売りドル買いがあったものの、今日の日本市場では、日欧金利差拡大による円売りユーロ買いの影響や、今日の時間外の米国債買いで米国長期金利が低下時のユーロ買いドル売りの影響などが見られた。

ただし、今夜17時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の6月の独IFO企業景況感指数は、前回の91.7と前回修正の91.5と市場予想の90.6に対し88.5と低調だった。

しかし、今夜この後の26時半頃から欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言予定があり、欧州利上げ継続予想は強まっている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は182円38~44銭付近で、前営業日の先週金曜17時の181円58~64銭付近の前東京終値比で約80銭の円安ポンド高であった。

主な原因は、先週の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の大幅利上げ発表後の日英金利差拡大による円安ポンド高が進行していた。

スイスフランは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の円相場の終値は159円90~96銭付近で、前営業日の先週金曜17時の158円77~83銭付近の前東京終値比では約1円13銭の大幅な円安スイスフラン高であった。

主な要因は、先週にスイス国立銀行 (SNB / Swiss National Bank) がスイスの政策金利を1.75%に利上げし、さらに声明で、「物価安定のために、更なる利上げが必要になる可能性は排除できない」と、利上げ継続の可能性を示唆したことで日本との金利差予想でも買われており、先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、スイスフランは円相場で一時160円33銭付近の史上最高値の記録を更新していた。

また、今夜も17時50分頃からスイス国立銀行 (SNB) のジョーダン総裁の発言機会があり、日本との金利差拡大予想による記録的な円安スイスフラン高が継続している。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月26日の日本時間(JST)19時37分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時37分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:37の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 143.03 ~ 143.05 +0.15 (円安)
ユーロ/円 155.98 ~ 156.03 +0.68 (円安)
ユーロ/ドル 1.0904 ~ 1.0908 +0.0035 (ドル安)
英ポンド/円 182.04 ~ 182.10 +0.46 (円安)
スイスフラン/円 160.20 ~ 160.26 +1.43 (円安)
豪ドル/円 95.47 ~ 95.51 -0.16 (円高)

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