文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
2月4日の今日の東京外国為替市場の円相場は朝から円安傾向で、対ドル、英ポンド、ユーロ共に円が下落傾向のスタートとなった。また、明日が土曜で今日が日本の輸出企業の決済日が集中する五十日(ごとうび、又はごとびと呼ばれる5日と10日)にあたるため、円安の方が価格競合性が出る輸出企業の決済の動きも円相場を支えたのではと言われている。
日本時間では昨夜に伝えられた英国中央銀行のイングランド銀行(BoE)の0.25%から0.5%への利上げと金融政策のニュースでは英ポンドが高騰したが、利益確定の売りなども入り始め、その後の上昇率は徐々に落ち着いていき、今朝は円安であったが、夕方には利益確定売りが増えての円高に傾く局面も見せている。
一方、同じく昨夜のニュースで報道された欧州中央銀行(ECB)は、今回は実質的な利上げはしなかったが、理事会後の記者会見でラガルド総裁がインフレの見通しへの警戒を示す一方で、年内利上げの可能性について否定しなかったことや、金融政策の正常化に向けての前向きな姿勢を示したことで、ユーロ経済への期待が高まり、ユーロ買いの動きでユーロはドルにも円に対しても上昇を続け、日本市場の今日もユーロ高の円安が続いた。
しかし、その後、今日の夕方になり、日本時間よりも8〜9時間後の時差の今朝の欧州と英国市場が開いてからは、ドル買いも入り、ユーロの上昇率は対ドルでは鈍化してきている。
今日の日本時間午後19時27分時点(英国ロンドン時間午前10時27分)の、対円での外国為替相場は下記の通りである。
通貨ペア | 記事執筆時の東京外国為替市場の為替レート | 前日比 | 前日比% |
ドル/円 | 114.92 – 114.93 | +0.34 | 0.29% |
ユーロ/円 | 131.83 – 131.85 | +2.39 | 1.84% |
ユーロ/ドル | 1.1470 – 1.1472 | +0.0173 | 1.53% |
英ポンド/円 | 155.77 – 155.83 | -0.38 | -0.24% |
スイスフラン/円 | 124.68 – 124.74 | -0.05 | -0.04% |
豪ドル/円 | 81.65 – 81.69 | -0.26 | -0.31% |
注意:
本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。
当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。
https://www.tozaifx.com/articles/fx-news/daily-report-20220204/