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FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に

FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に|

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FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高に

FXニュース:年明けの海外FX市場が前営業日比で円高

東西FXニュース – 2023年01月02日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀のインフレ見通し上方修正検討の一部報道で
  • 中国製造業PMI悪化でオフショア人民元安ドル高抵抗
  • 欧中銀 (ECB) 利上げ継続予想で欧州債利回り上昇

明けましておめでとうございます。本年も東西FXニュースを宜しくお願い致します。

今日2023年1月2日月曜日の日本の東京外国為替市場は年始休場ですが、東西FXで扱う海外FXでは欧州主要国のドイツなどが開場しており、世界FX市場でのお取引が可能ですので、本日も東西FXニュースをお送りします。尚、チャート画像の時間帯は、日本時間より冬季9時間遅れのグリニッジ標準時 (GMT) の英国ロンドン外国為替市場時間になっています。

日本時間で今朝9時から今夜17時までの今日の東京外国為替取引時間に相当する対ドル円相場の為替レートは、円の安値131円4銭前後から高値130円79銭前後の値幅約25銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間には130円91~93銭付近で、前営業日である12月30日金曜日17時の前東京終値の132円17~18銭付近と比較すると、約1円25銭の大幅な円高ドル安であった。

原因はまず、昨年末最後の東京市場が終了した後の先週末金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で、昨年の円安ドル高市場の後の四半期末のポジション調整の利益確定のドル売りや持ち高調整の円買いが優勢であった。

さらに、土曜の朝の日本の経済紙が「日本銀行 (日銀 / BoJ) は1月の消費者物価指数の前年度比上昇率の見通しを上方修正する検討に入った」との一部報道をしたことを受けて、12月の日銀金融政策決定会合でのイールドカーブコントロール (YCC) の10年物国債金利が指標となる長期金利の変動許容幅を±0.25%から±0.5%に拡大したこともあり、円安要因だった金利抑制の大規模緩和の金融政策が今後修正に向かう可能性もあることから、市場の一部では円安抵抗の日米金利差縮小予想による円買いドル売りが加わった。

特に年末もあり、昨年2022年には、高インフレ抑制のために米国連邦準備制度理事会 (FRB) をはじめとする欧米各国が大幅利上げを継続したため、金利抑制の日銀との日米金利差拡大が円安要因となり、ドル円相場は昨年1月の115円台手前付近から急速な円安ドル高が進み、秋には一時152円台寸前になり、日本政府と日銀が為替介入を実施した記録的な年になった。その反動もあり、翌年2023年の一部の米FRBの利上げ減速予想や日本政府と日銀の金融政策修正思惑なども出てきており、ドルの利益確定売りと持ち高調整の円買いなどが進んでいた。

その一方で、米利上げ継続予想や日銀が大規模緩和を継続するという一部の市場予想もあったことから、多くのロングポジションが利益確定売りで閉じられてもドル円は前年末比では大幅な円安ドル高ではあったが、前日比では円高ドル安の値動きになっていた。

欧米ではクリスマスから新年にかけて冬季休暇を取ることが多いため、市場参加者の減っていた年末市場での流動性の減少から、アルゴリズムによる自動売買のエキスパートアドバイザー (EA) などが、値動き幅を増幅したことも市場に影響を及ぼした。

米国市場と後半が同時進行だった欧州英国市場でも年末のポジション調整が進んでおり、主要通貨に対するユーロの買い戻しや、欧州中央銀行 (ECB) の利上げ継続予想により、欧州債利回りの上昇を受けた欧米金利差縮小によるユーロ買いドル売りのユーロ高ドル安の影響も、ドル円相場にドル安方向の値動きとして波及した。

そのため、先週末土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値132円33銭前後から高値130円77銭前後までの値幅約1円56銭の値動きで、ニューヨーク終値は131円5~15銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円95銭の大幅な円高ドル安で2022年の年末市場を終えていた。

その後に、新年の2023年のFX市場が今日始まったが、今日は日本市場などが正月休みで休場の市場も多いため、市場流動性の減少は続いてはいるものの、年末の米国市場のトレンドの影響の継続や、アルゴリズムによる自動売買の継続などもあり、早朝には一時130円台の前営業日の東京終値比で円高ドル安の今年のFX市場が始まった。

早朝の130円台付近のドルの安値では、朝9時から安値の円売りドル買いやショートカバーが入り、9時台に一時131円4銭付近の今日の円の安値でドルの高値を記録した。この一因には、年末に発表された中国製造業の購買担当者景気指数 (PMI) の悪化を受けて、オフショアで人民元安ドル高のドルの一時上昇があったことも影響していた。

しかし、直後には、仕掛け売りとも見られる利益確定の値動きで再びドル円は130円台後半に戻したが、10時台に一時130円79銭付近の今日の日本市場相当時間でのドルの安値で円の高値を記録したため、再び安値のドルが買われて130円台90銭台になった。

ただし、今度は131円台には乗らなかったことで自動売買の利益確定売りに届かずに、やや横ばいに近い動きが混ざった。

2023年1月17~18日には次回の日銀金融政策決定会合が予定されており、そこでの「日銀の物価見通しの上方修正を検討」という一部報道への警戒からは、ドルの買い控えや一部の円買いがあったために、ドル円は昼から午後も130円90銭台で推移を続けた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値相当時間は130円91~93銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約1円25銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜その後の欧州市場では、欧州ユーロ圏主要国のドイツが開場中で、欧州の最新経済指標の発表があり、17時55分にドイツとフランスの12月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が発表された。ドイツは前回と市場予想の47.4に対して47.1だったが、フランスは前回と市場予想の48.9に対して49.2で、18時に発表された欧州ユーロ圏総合の12月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想通りの47.8であったことでは、欧州の利上げ継続予想が続き、発表イベント後のユーロ買いドル売りで、円相場でもドルが下落し、ドル円は19時台には再び130円台の円高ドル安になっている。

ただし、今夜この後の米国市場は休場予定のため、今夜この後には米国の経済指標発表の予定は特にない。

欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間は139円83~91銭付近で、前営業日17時の前東京終値の140円81~83銭と比較すると、約92銭の円高ユーロ安であった。

原因は、先週末の米国市場から円相場が主要通貨のドルに対して円高であった影響が、今日のユーロ円にも円高として波及していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0678~1.0682ドル付近で、前営業日17時の前東京終値の1.0651~1.0652ドル付近と比較すると、約0.03セントのユーロ高ドル安であった。

何末最後の先週末の欧州英国市場では、前述の欧州中央銀行 (ECB) による大幅利上げ予想が優勢で、欧州債利回りが上昇時の欧米金利差縮小によるユーロ買いドル売りでユーロ高ドル安の値動きをしていた影響があり、今日は欧州市場のドイツの開場によるユーロ需要もあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円の終値相当時間は158円3~9銭付近で、前営業日17時の前東京終値の159円49~55銭付近付近と比較すると、約1円46銭の円高ポンド安であった。

原因は、主要通貨のドルやユーロに対する今日の円高の影響が、英国ポンドの円相場にも円高として波及しており、今年は前営業日比で主要通貨に対する全面的な円高での年始の月曜日となった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月2日の日本時間(JST)20時18分(英国時間 (GMT) 11時18分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:18の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.83 〜 130.86 -1.32 (円高)
ユーロ/円 139.78 〜 139.81 -1.02 (円高)
ユーロ/ドル 1.0681 〜 1.0683 +0.0031 (ドル安)
英ポンド/円 157.71 〜 157.77 -1.78 (円高)
スイスフラン/円 141.60 〜 141.66 -1.27 (円高)
豪ドル/円 88.94 〜 88.98 -0.70 (円高)

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