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FXニュース:国内長期金利一時0.979%

FXニュース:国内長期金利一時0.979%

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FXニュース:国内長期金利一時0.979%

FXニュース:国内長期金利一時0.979%

東西FXニュース – 2024年5月20日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米景気先行指標は予想以下
  • 米経済の軟着陸期待は継続
  • FRB理事がタカ派の発言
  • 米年内数回利下げ予想後退
  • 米ダウ工業株史上最高終値
  • 日米株価上昇のリスク選好
  • 欧ECB高官利下げ慎重派も

今日2024年5月20日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の155円94銭付近から、円の高値でドルの安値の155円49銭付近の値幅約45銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は155円71〜72銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の155円81〜82銭付近の前東京終値比では約10銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と、時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、先週の日本市場終了後の先週金曜日の夜17時38分頃の英国ロンドン外国為替市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB/ Federal Reserve Board) の高官達のタカ派発言が相次いだ影響で先日の米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の単月下振れでの年内複数の米国利下げ予想が後退し、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.40%台に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いの影響でドルは円相場で一時155円98銭付近の日通しの円の安値でドルの高値を記録し、その後の利益確定や持ち高調整の抵抗を交えながらも155円台後半の高値圏で推移を続けたため、英国市場の後半にあたる先週金曜日の夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は155円85銭付近で、先週金曜日21時21分頃にはドルは円相場で一時155円89銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、先週金曜日23時に発表された最新米国経済指標の4月の米国景気先行指標総合指数の前月比は、前回と市場予想の-0.3%を下回る-0.6%に悪化したことでは、低リスク通貨の円や欧州ユーロなどの主要通貨に対してドルが売られ始めたほか、世界的な安全資産の米国債も買われた影響で債券価格上昇時の利回り低下の影響で米国長期金利が一時4.39%台付近に一時反落したため、深夜24時5分頃にはドルは円相場で一時155円25銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、米国ニューヨーク株式市場では、先週の米国主要企業の決算報告シーズンの影響が続いており、米国経済のソフトランディング (Soft Landing / 軟着陸) 期待の高まりなどから、先週は米国主要株価が一時史上最高値を更新するなど堅調で、米国ダウ工業株30種株価指数 (Dow Jones Industrial Average index) も取引時間中に一時史上初の4万ドル台の大台に乗るなど堅調であったことに加えて、この日も3万9千ドル台の高値圏の取引が続いていたことでは、米国株価上昇時のリスク選好のリスクオン (Risk-on) の安全資産売りで、一時価格上昇後の米国債が利益確定などで売られて米国長期金利が反落後の反発で再び上昇トレンドに戻したため、リスク選好の低リスク通貨の円売りだけでなく債券利回りを受けた金利差トレードで低金利通貨の円を売って高金利通貨の投資用のドルを買い戻す値動きでドルは円相場で反発を始めた。

また、先週土曜日の午前1時台頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のミシェル・ボウマン理事の発言が報道され始め、「今年4月までの米国消費者物価指数 (CPI) のコア指数の平均値は年率ベースで4.3%の上昇率と、昨年後期の平均値を大きく上回っており、当面は米国インフレの高止まりが続くと見込んでいる」と、当面の米国政策金利の高止まりを示唆したほか、「米国政策金利が維持されれば、米国インフレは鈍化していくというのが引き続きの基本的なシナリオだが、この見通しには多くの上振れのリスクがある」と、最新データを注視し、もしも上振れをした場合には、「必要であれば、追加利上げに踏み切る用意もある」とタカ派発言をしたため、米国高金利長期化だけではなく、長期データで米国インフレが上振れした場合の追加利上げの可能性が意識されたことでは、米国長期金利が一時4.427%付近に上昇し、日米金利差再拡大を受けたドルの買い戻しが円相場で続いた。

一方、先週末の米国ニューヨーク株式市場からの為替相場の影響では、先週に史上高値を更新後の米国主要株価三指数のうち、ハイテク企業の割合が多い米国ナズダック総合株価指数 (NASDAQ Composite index) は週末を控えた利益確定売りの影響もあり、前営業日で小幅な反落の終値に向かったことでは低リスク通貨の円が買われる値動きも混ざったが、前述の米国ダウ工業株30種株価指数は堅調さを保ったまま再び史上高値記録の4万ドルの大台に向かい、終値ベースの史上最高値の4万3ドル59セントの終値を記録して前営業日で134ドル21セント高の大幅高となったほか、米国S&P500種 (Standard and Poor’s 500 index) 株価指数も前営業日比で小幅高の終値をつけたことでは、リスク選好で安全資産の米国債売りの影響が続き、米国ニューヨーク債券市場の米国10年債の利回りは先週末の終値時点でも4.421%で、低金利通貨で低リスク通貨の円が売られた。

このため、先週金曜日の夜から土曜日の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の155円89銭付近から、円の高値でドルの安値の155円25銭付近の値幅約64銭の値動きで、先週土曜日の朝6時頃のニューヨーク終値は155円65銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の155円39銭と比べて約26銭の円安ドル高をつけて週末を迎えていた。

週明けの早朝のアジア・オセアニア市場に続き、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時155円76銭付近の始値で、今日の東京株式市場でも日経平均株価が堅調に大幅な上昇を見せたことや、先述の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 理事のタカ派発言の影響などがあったほか、今日の日本市場は20日で5と10が付く貿易関連の日本企業の決算日が集中しやすい「五十日 (ごとおび / ゴトーび) 」であったため、輸入実需の円売りドル買いも活発で、今朝9時55分の仲値決済の後の10時2〜3分頃に、ドルは円相場で一時155円94銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、今朝の日本市場の時間外の米国債券取引では、大規模な米国債買いと日本国債売りの影響があり、米国10年債利回りが指標の米国長期金利は先週末の米国債券市場の終値時点の4.421%から今朝の日本市場の取引で一時4.409%付近にまで低下した一方で、今日は午前11時頃から日本の新発10年物国債の利回りが指標の日本の国内長期金利が一時0.975%付近に上昇し、2013年5月以来の11年ぶりの高利回りを記録したほか、高止まりを続けたため、最近の為替相場に影響を及ぼしている債券利回りを受けた日米金利差トレードの影響もあって日米金利差縮小時の低金利通貨の円が買い戻しで、対ドルの円相場が反発を始めた。

今朝10時台には営業日比で一時600円超高に高騰していた日経平均株価が、国内長期金利の記録的な上昇を受けて日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の追加利上げの可能性が意識された金利上昇警戒感で上昇幅を縮めたことや、利益確定売りで一部の株価が反落を見せたことも国内第一安全資産の低リスク通貨の円買の買い戻しの一因になり、午後15時台に今日の日経平均株価は3万9,069円68銭の終値をつけ、前営業日比282円30銭高の大幅高で大引けしたが、今朝の一時の大幅な上昇幅を半分以下に縮めていた。

今日の日本の債券市場では、日本の国債利回りが指標の国内長期金利が、昨年2023年11月の日銀金融政策決定会合で長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC / Yield Curve Control)を再修正した際に金利が一時急上昇した時の一時0.970%を上回ったままは0.975%で高止まりして午後の終値を迎えても、今日は臨時の日銀の公開市場操作などが通知されなかったため、日銀の追加利上げの可能性が意識され、午後からの欧州英国市場の参入ではスイス市場が祝日休場で市場流動性が減っていたものの、午後15時台の日本の債券市場の終値後の時間外取引で国内長期金利がさらに午後16時台の一時0.979%付近に向けて上昇したほか、米国長期金利も午後15時23分頃には今朝の下げ幅を縮めて先週末の高値圏を超えた一時4.431%付近にまで上昇したものの、夕方の英国ロンドン外国為替市場の参入時のまとまった米国債買いでは午後16時23分頃に一時4.417%付近に反落したため、日銀の追加利上げ観測を受けた持ち高調整の円買いの影響が続き、今日の午後16時25分頃には対ドルの円相場は一時155円49銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、一時低下後の米国長期金利はその後には反発して下げ幅を縮め、夕方には再び一時4.428%付近に向けて再上昇したため、ドルも円相場で市場安値後の買い戻しの反発を見せたが、その反発上昇の途中で今日の午後17時の東京終値を迎えた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は155円71〜72銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の155円81〜82銭付近の前東京終値比では約10銭の円高ドル安になった。

なお、その後の今夜17時21分頃の英国ロンドン外国為替市場では、ドルは円相場で反発後の上昇を続け、一時155円78銭付近の前東京終値の小幅域付近に下げ幅を縮めていた。

今夜この後の米国市場では、特に注目度が高い最新米国経済指標の発表予定はないものの、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定が続き、日本時間の経済カレンダーのスケジュールは、今夜2あ0時30分頃と今夜21時45分頃から米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定、今夜22時頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラー理事とバー副議長の発言予定に続き23時30分頃からジェファーソン副議長の発言予定、27時頃から米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言予定などがあり、これらの米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達は全員が次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持っていることが注目されている。

また、今夜の週明けの米国株式市場も、米国主要企業の決算報告シーズンの影響があり、為替相場への株価上昇時のリスク選好のリスクオンや株価下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) などの影響には注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は169円31〜32銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の169円16〜21銭付近と比べると約15銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、日米株価上昇時のリスク選好のリスクオンで低リスク通貨の円に対して、欧州ユーロが買われやすかったほか、ドイツ連邦10年債の利回りが指標となる欧州長期金利の上昇による欧州ユーロ買いも日欧金利差トレードに影響を及ぼした。

また、先週末の英国ロンドン外国為替市場では、欧州中央銀行 (欧中銀 / ECB / European Central Bank) のシュナーベル専務理事が欧州の利下げに慎重な姿勢を示したことでも欧州ユーロが一時買われたが、スロベニア中銀のバスレ総裁が「6月の欧州利下げは妥当だろう」とハト派発言をした際には売られた一方で、「今年の欧州域内総生産(GDP / Gross Domestic Product) の成長率は、予想よりも良いようだ」と欧州景気懸念を緩和する発言をしたことなどでは、安全資産に対するリスク選好の欧州ユーロの持ち高調整や買い戻しが入り、今日の為替相場に影響を及ぼしていた。

ユーロドルは、今夜17時の東京外国為替市場の終値は1.0872〜1.0874ドル付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の1.0858〜1.0860付近と比べると約0.14セントのユーロ高ドル安であった。

主な要因は、低リスク通貨の円だけでなく、世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルに対しても、日米株価上昇時のリスク選好や、欧州長期金利上昇を受けた金利差トレードの欧州ユーロの買い戻しが為替相場に影響を及ぼしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は197円67〜73銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の197円20〜26銭付近と比べると約47銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、欧州ユーロ同様に英国ポンドも日経平均株価の大幅高を受けたリスク選好のリスクオン市場で低リスク通貨の円に対して買われやすかったほか、今日は英国長期金利も上昇していた。

また、日米株価上昇時のリスク選好のリスクオン市場で買われやすいオーストラリアの豪ドルも、低リスク通貨の円に対して上昇しており、日豪金利差の影響もあり、今夜17時の今日の東京外国為替市場の豪ドル円終値は104円23〜27銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の前東京終値の103円84〜 88銭付近と比較すると、約39銭の円安豪ドル高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年5月20日の日本時間(JST)19時0分(チャート画像の時間帯は、3月最終日曜日から英国夏時間 (BST / British Summer Time) に1時間時差変更され、日本から時差8時間遅れになった英国ロンドン外国為替市場の英国夏時間 (BST / GMT+1 / JST-8) の11時0分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。(なお、米国市場でも3月第二日曜日から米国夏時間 (EDT / Eastern Daylight Time / GMT-4 / JST-13) になっている。)

通貨ペア JST 19:00の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 155.70 〜 155.71 -0.11 (円高)
ユーロ/円 169.23 〜 169.25 +0.07 (円安)
ユーロ/ドル 1.0868 〜 1.0870 +0.0010 (ドル安)
英ポンド/円 197.79 〜 197.85 +0.59 (円安)
スイスフラン/円 171.29 〜 171.35 -0.29 (円高)
豪ドル/円 104.24 〜 104.28 +0.40 (円安)

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