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FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

FXニュース:最新米経済指標受け長期金利低下

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FXニュース:来週の日米欧新金融政策発表控え

FXニュース:来週の日米欧新金融政策発表控え

東西FXニュース – 2023年06月07日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米CPIとFOMCのイベント前の調整
  • 日本株反落で低リスク通貨円買い
  • 欧利上げ予想と景気懸念のユーロ

今日2023年6月7日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値139円56銭前後から高値139円12銭前後の値幅約44銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円46~47銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約16銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向は、昨夜の欧州市場で発表された欧州中央銀行 (ECB) の4月の欧州ユーロ圏の消費者予測調査で、1年と3年先の欧州インフレ期待値が低下し、それまでに発表されていたドイツの4月の独鉱工業受注指数低下による欧州景気懸念も相まって、欧州市場ではリスク回避のユーロ売りと世界的に流動性が高い安全資産のドル買いが優勢になった一方で、米国株式市場では来週の米国新金融政策の利上げ見送りの市場予想を受けた米国主要株価が反発上昇し、堅調さを取り戻す銘柄が多かったことなどから、欧米市場後半と時間の重なる米国市場前半には安全資産の米国債売りで米国長期金利上昇時のドル買いもあり、昨夜22時前にはドルがユーロに対して一時1.0667ドル付近のユーロドルの日通し高値を記録し、影響が他の主要通貨にも波及したため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場でドルは円相場で上昇して始まった。

また、昨日にはオーストラリアの豪準備銀行 (RBA) の市場予想に反したサプライズの利上げ継続の原因が、4月の豪州利上げ見送り後のオーストラリアのインフレの上昇リスクであったことが意識され、次回6月の米国利上げ見送り市場予想にも影響を与えており、7月の米国利上げ長期化予想が強まっており、来週の日米の新金融政策発表予定を控えた持ち高調整では、日米の金融政策の方向性の違いや日米金利差拡大予想の円売りドル買いもあった。

米国株式市場での安全資産の米国債売りで米国長期金利上昇時には日米金利差拡大による円売りドル買いがあったほか、時間外の日経平均株価先物の一時上昇時にも低リスク通貨の円売りドル買いが入り、昨夜23時45分頃にはドルは円相場で一時139円99銭付近の米国市場および日通しの円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、大規模なイベント週を前にした持ち高調整も入り始め、ドル円の140円台目前では利益確定売りが入り、市場高値後のドルは今朝未明の1時5分頃には一時139円57銭付近の米国市場での円の高値でドルの安値を記録した。

米国市場では、来週の6月13日に最新の米国重要経済指標の米国消費者物価指数 (CPI) の発表予定や、6月13〜14日には米国連邦準備制度理事会 (FRB) が米国新政策金利を決める大イベントの米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えており、さらには世界市場でも、翌15日に欧州中央銀行 (ECB) の欧州新政策金利発表と16日には日本銀行 (日銀 / BoJ) の新金融政策決定会合の発表予定も続くという大イベント週を控えているために、イベント前の持ち高調整の後には、買い控えや様子見の値動きなども入り始めたため、やや横ばいに近い値動きも混ざった。

また、この日の米国市場では特に重要な米国経済指標の発表予定がなく、また米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達も来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えた発言自粛期間のブラックアウト中であるために、特に米国市場の後半には、トレンドの方向性に欠けたやや横ばいに近い値動きが続いた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値139円99銭前後から高値139円57銭前後の値動きで、今朝6時頃の米国夏時間のニューヨーク終値を139円63銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約5銭の小幅な円安ドル高でつけていた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標の5月外貨準備高が発表され、前回の1兆2654億ドルに対し1兆2545億ドルにやや減少していたが、為替市場での反応は限られていた。

しかし、今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、米国トレンドを受け継いだ今朝9時6分頃の139円56銭付近が、今日の日本市場での円の安値でドルの高値となった。

原因は、今朝の先物では上昇していた日経平均株価が、株式高値後の利益確定売りや来週の日本銀行 (日銀 /BoJ) の金融政策決定会合のイベントなどを前にしたポジション調整などもあって反落し、前日比で500円を超える大幅な下落幅を見せたことで、日本市場では日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いが活発になり、円相場を押し上げた。

今日の衆院財務金融委員会で、日本銀行 (日銀 / BoJ) の植田和男総裁は、日銀保有の上場投資信託 (ETF) 等を処分する場合の財務影響について、「EFTの配当金がない場合は、その分の収益が下がる」などと質問に回答しており、日銀保有資産の今後の処分については、「具体的戦略を論じるのはまだ早い。物価安定の目標の実現が近づいてきたら、その具体論について金融政策決定会合で議論し、適切に情報発信していきたい」と発言し、日銀が大規模緩和金融政策の一環としてETFを積極的に買い入れた結果、保有資産は3月末の時価で約53兆円、含み益は約16兆円の規模と見込まれており、日銀の大規模な資産売却の際には市場価格に影響を及ぼす警戒感などが出ていた。

日本の株式市場でも、来週の日銀会合予定を控えて、今後の金融政策の影響への警戒感もあり、先日の日本株高値記録後の今日の反落時には、利益確定売りや持ち高調整が強まった。

午後14時には日本の最新経済指標の4月景気一致指数 (CI) の速報値が発表され、前回の98.8と前回修正の99.2年上予想の99.0に対し99.4に上昇したが、4月景気先行指数 (CI) の速報値は、前回の97.7と前回修正の96.9と市場予想の98.2に対し97.6と強弱入り混じった。

今日の日経平均株価は下落を続け、午後15時台に大幅に下落したままの3万1913円74銭の前日比593円4銭安の大幅下落で大引けし、それに先立った日本市場での株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いの強まりで、今日の午後15時頃には対ドルの円相場は一時139円12銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録していた。

しかし、午後からの欧州英国市場の参入では、時間外の米10年債利回りが上昇して日米金利差が拡大し、昨日の安値の139円10銭手前がテクニカル分析的なサポートとなって、高値の円の利益確定売りと安値のドル買いのショートカバーが起き、ドルは円相場で139円台中盤付近に反発した。

また、今朝までの米国市場と同様に、来週の米国と欧州と日本の新金融政策決定会合のイベント週を控えた持ち高調整や様子見が優勢になった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は139円46~47銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約16銭の円安ドル高になった。

今夜この後には米国経済指標の発表予定があり、日本時間で20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時半に4月の米国貿易収支、23時半に週間の米国原油在庫、28時に4月の米国消費者信用残高などが発表される。

また、今夜23時には、北米カナダのカナダ銀行 (BoC) の新政策金利と声明発表予定があり、来週に向けた米国の新政策金利の市場予想に、以前の様に世界トレンドの傾向としての影響を及ぼす可能性があることにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は148円99銭~149円0銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約26銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0682~1.0684ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.32セントのユーロ安ドル高だった。

主な原因は、欧州利上げ予想の日欧金利差拡大予想もある中で、昨夜の欧州経済指標を受けた欧州景気懸念では、リスク回避のユーロ売りで安全資産のドルと低リスク通貨の円買い需要があった。ただし、今日の午後に発表されたドイツとフランスの欧州経済指標は、強弱が入り混じったため、大幅なユーロ安には傾かなかった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は173円8~14銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約38銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、英国インフレ継続の傍らでの英国景気懸念に、元欧州で影響を受けやすいために欧州景気懸念の影響があり、欧州通貨に連動する様に円高ポンド安になった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月7日の日本時間(JST)19時19分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時19分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:19の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 139.36 ~ 139.37 +0.06 (円安)
ユーロ/円 149.12 ~ 149.13 -0.13 (円高)
ユーロ/ドル 1.0699 ~ 1.0701 -0.0015 (ドル高)
英ポンド/円 173.41 ~ 173.47 -0.05 (円高)
スイスフラン/円 153.68 ~ 153.74 -0.15 (円高)
豪ドル/円 93.24 ~ 93.28 +0.09 (円安)

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