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FXニュース:日本政府と日銀の為替介入警戒

FXニュース:日本政府と日銀の為替介入警戒

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東西FXニュース – 2023年05月31日

FXニュース:日本政府と日銀の為替介入警戒

FXニュース:日本政府と日銀の為替介入警戒

東西FXニュース – 2023年05月31日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年5月31日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値139円92銭前後から高値139円31銭前後の値幅約61銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円74~75銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約51銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向はまず、昨日の日本市場の午後に一時140円93銭付近の円安ドル高を記録後に発表され、昨夜17時半から開かれた日本政府の財務省金融庁日本銀行 (日銀 / BoJ) の国際金融資本市場に関する情報交換会の三者会合のニュースを受けて、市場では昨年行われた様な日本政府と日銀による為替介入への警戒感による円買いドル売りが起きていた。

昨夜の会合には日本政府の財務省の神田真人財務官、金融庁の天谷知子金融国際審議官、日本銀行の清水誠一理事達が出席し、会合後に神田真人財務官は、「情報交換会合を通じて、政府と日銀の連携を再確認した」と発言した。会合の目的は、「日本政府と日銀はこれまでにも緊密に連携をしてきたが、日銀の新体制の下でも意思疎通を密に図りながら、市場の様々なリスクへの対応に万全を期すことを確認」したと説明し、為替相場の「円安を牽制する目的ではない」と主張していたが、その一方で、「 (為替相場の) 過度な変動は好ましくない。為替市場の動向をしっかりと注視し、必要があれば、適切に対応していく」とも発言しており、市場では昨年9月に145円台後半で実施され140円台に急落した時のレベルの円安ドル高に迫っていたため、昨年起きたおよそ24年ぶりの日本政府と日銀による大規模な円買いドル売りの為替介入の様な事態の可能性を踏まえた警戒感による円買いドル売りが広がった。

なお、神田真人財務官は、為替介入の可能性については、「必要があれば、あらゆるオプションを否定しないが、今どういう状況にあるかは、コメントを控えたい」とも発言していた。

昨夜の米国債券市場では、米国株価の下落傾向に伴ったリスク回避の安全資産の米国債買いの影響もあり、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が低下したことでも日米金利差縮小時の円買いドル売りが加わり、日本時間の昨夜21時過ぎに対ドルの円相場は一時139円58銭付近を記録した。

ただし、昨夜の祝日連休明けの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で22時に発表された最新米国経済指標の3月の米国住宅価格指数の前月比と1~3月四半期の米国住宅価格指数の前期比と3月の米国S&P ケース・シラー住宅価格指数の前年同月比ともに市場予想以上で米国住宅インフレの想定以上の根強さを示したことや、昨夜23時に発表された5月の米国コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が前回の101.3と前回修正の103.7と市場予想の99.0に対し102.3と市場予想を上回ったことなどでは、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予想による日米金利差拡大予想の円の利益確定売りとドルの買い戻しが入り、再びドルは円相場で140円台に乗せ、一時140円11銭付近に反発した。

しかし、米国株式市場では、今夜この後に控えた米国連邦債務上限問題の米国議会採決を前にしたイベントリスクによる持ち高調整の株売りや、月末前やホリデー後の現金資金調達の株売りなどもあり、米国ダウ平均株価指数 (DJI) が前営業日比で一時200ドル近くも下落したことを受け、米国株安時のリスク回避の安全資産の米国債買いが強まり、米国債の利回りが指標の米国長期金利が低下幅を広げたため、日米金利差縮小時の円買いドル売りと米株安時のドルから買える低リスク通貨の円買いとが相まって、昨夜23時半過ぎには一時139円57銭付近の米国市場および日通しでの円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、テクニカル分析的なサポートラインが139円50銭付近にあったこともあり、市場安値圏からは安値のドルの買い戻しや高値の円の利益確定売りの抵抗が入り、ドル円は139円台後半に反発して推移した。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値140円11銭前後から高値139円57銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は139円79銭付近の前営業日同時刻のニューヨーク終値比では約66銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時50分には、日本の最新経済指標の発表があり、4月鉱工業生産の速報値は、前年同月比が前回の-0.6%と市場予想の2.0%に対し-0.3%で、前月比も前回の1.1%と市場予想の1.5%に対し-0.4%に低下し、同時発表だった4月小売業販売額の前年同月比も前回の7.2%と前回修正の6.9%と市場予想の7.0%に対し5.0%に低下したが、4月百貨店・スーパー販売額 (既存店) の前年同月比は前回の3.2%に対し4.8%と強く、ドル円はやや横ばいに近い推移から抵抗を交えていた。

今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場では、米国市場のトレンドを受け継いだ米国長期金利低下時の日米金利差縮小時の円買いドル売りから始まったものの、今日の日本市場は月末でまた主要貿易先の米国が連休明けの後であったことなどから、今朝9時55分頃の仲値決済に向けた日本企業の輸入実需による円売りドル買い需要があり、9時18分頃に一時139円91~92銭付近の今日の日本市場時間の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、時間外の米国債券市場では、日本時間の午前の取引でも米国10年債の利回りが指標の米国長期金利の低下が継続したことでは、再び日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になった。

また、日本市場では、昨夜の日本政府の財務省金融庁日本銀行 (日銀 / BoJ) の国際金融資本市場に関する情報交換会合後には、急速な円安進行に対する為替介入の可能性が出てきたことや実質上の円安牽制との受け止め方もあり、ロングポジションのドルの利益確定売りによる持ち高調整の円の買い戻しなども入っていた。

その一方で、日本市場と時間帯の近いアジア・オセアニア市場では、今朝発表された中国の最新経済指標の5月の中国製造業購買担当者景気指数 (PMI) が前回の49.2と市場予想の49.4を下回る48.8の不景気側であったことから、中国人民元売りで世界的に流動性が高い安全資産のドル買いや、中国が主要貿易先のオーストラリアでも豪ドル売りでドル買いのリスク回避があった影響が、対ドルの円相場にもドル上昇圧として市場時間には波及したが、ドルに続く低リスク通貨の日本円も買われたために、やや横ばいに近い値動きになっていた。

しかし、今日は日本の株式市場でも日経平均株価が一時500円以上も大幅下落したことでは日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買い需要が強まり、特に15時台の今日の日経平均株価大引けの頃には、終値が3万887円88銭の前日比440円28銭安の大幅下落であったため、日本株安時の低リスク通貨の円買いが強まり、同時に午後からの欧州市場の参入でも米国長期金利低下時のドル売りが円相場及び欧州ユーロに対して先行した影響などで、対ドルの円相場が一時急騰し、午後15時10〜11分頃には一時139円31銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

今夜この後には米国下院で米国連邦債務上限問題の合意案が採決される予定で、様子見の動きと共に期待感なども混じり、最近の経済指標の強さもあり、時間外の米国ダウ先物株価指数 (DJI) が下げ幅を縮小し始めたため、市場安値を記録後のドルには買い戻しが強まっていったが、その最中で日本市場では今夜17時の終値を迎えたため、今夜その後の欧州英国市場時間に向けた買い戻しになった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は139円74~75銭付近で、昨日17時の前東京終値比では約51銭の円高ドル安になっていた。

今夜この後にも最新米国経済指標や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定などがあり、日本時間での今夜のスケジュールは、20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時50分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定、21時50分頃から米国ボストン連銀のコリンズ総裁の発言予定、22時45分に5月の米国シカゴ購買部協会景気指数、23時に4月の米国雇用動態調査求人件数 (JOLTS) 、25時20分頃から米国ボストン連銀コリンズ総裁の発言、25時半頃から米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言予定、26時半頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェファーソン理事の発言、27時に最新の米国地区連銀経済報告のベージュブックの発表などが予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は149円14~16銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約79銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0671~1.0673ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.19セントのユーロ安ドル高であった。

主な原因は、昨夜の欧州市場で欧州連合 (EU) の欧州委員会が発表した5月の欧州ユーロ圏景況感指数が96.5と、前月比や市場予想比で低下し、2022年11月以来の低水準に低下したことを受け、欧州ユーロ圏の景気経済懸念によるユーロ売りの影響があった。

また、5月のフランスの仏消費者物価指数 (CPI) などが欧州インフレ鈍化を示し、ドイツの独長期金利が連日で低下傾向であったことなども、日欧金利差縮小や欧米金利差によるユーロ安の原因になっていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は172円72~78銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約75銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、昨日は英国ポンドが円相場で一時174円台前半の記録的な高値を記録したが、その後には利益確定売りが優勢になり、今日はドルやユーロなどの他の主要通貨に対する低リスク通貨の円買いの円高の影響もあり、円高ポンド安に転じた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月31日の日本時間(JST)19時26分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時26分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:26の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 139.79 ~ 139.81 -0.46 (円高)
ユーロ/円 149.18 ~ 149.20 -0.75 (円高)
ユーロ/ドル 1.0670 ~ 1.0672 -0.0020 (ドル高)
英ポンド/円 172.77 ~ 172.83 -0.70 (円高)
スイスフラン/円 153.49 ~ 153.55 -0.80 (円高)
豪ドル/円 90.60 ~ 90.64 -0.49 (円高)

 

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