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FXニュース:米経済指標受け日米金利差拡大

FXニュース:米経済指標受け日米金利差拡大

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FXニュース:米経済指標受け日米金利差拡大

FXニュース:米経済指標受け日米金利差拡大

東西FXニュース – 2023年05月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • GDP改定値が市場予想以上
  • FRBの利上げに長期化予想
  • 長期金利が3.8251%に上昇
  • 時140円23銭の円安ドル高
  • 日米株上昇でリスクオン市場に
  • 高値後のドルの利益確定売りも

今日2023年5月26日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値140円10銭前後から高値139円49銭前後の値幅約61銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円53~54銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約14銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向はまず、昨夜21時半前の欧州英国市場では、安全資産の米国債買いで米国10年債の利回りが一時3.72%台付近に低下時にはドルは円相場で一時139円19銭付近にまで売られていたが、昨夜21時半に米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場で発表された最新米国重要経済指標の1〜3月期米国内総生産 (GDP) 改定値の前期比年率が前回と市場予想の1.1%以上の1.3%増に上昇し、米国GDP個人消費の改定値も前回と市場予想の3.7%を上回る3.8%の伸びを示し、米国コアPCEの改定値も前回と市場予想の4.9%に対し5.0%と、堅調な米国景気と米国インフレの鈍化ペースが穏やかである観測から米国連邦準備制度理事会 (FRB) による利上げ長期化予想が意識され、米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大でドルが買われて円相場で上昇した。

同時発表だった前週分の米国新規失業保険申請件数も前回の24.2万件と前回修正の22.5万件と市場予想の24.5万件に対し22.9万件に改善され、米国失業保険継続受給者数も前回の179.9万人と市場予想の180.0万人に対し179.4万人と堅調であったことも、最近の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言による米国利上げ長期化予想の抵抗要因であった米国景気懸念を後退させ、金利抑制の日本銀行 (日銀 / BoJ) との金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想の円売りドル買いを強めた。

また、堅調な米国経済と労働市場を背景にした米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予想の強まりから、金利スワップ市場では次回6月とその次の7月の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の2会合で、0.25%の追加利上げ幅を既に織り込んだとの話題もあり、円売りドル買いを促した。

米国連邦債務上限問題に関する協議は継続しており、まだ合意に至っていない点ではリスクがあるものの、米国市場では結果的にはデフォルトは回避されるとの市場予想が強まっていたこともあり、堅調な最新の米国経済指標を受けて、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場でも、米国主要株価が上昇してリスク選好のリスクオン市場になり、低リスク通貨の円売りが起きたほか、安全資産の米国債が売られた影響で米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が上昇し、一時3.8251%付近の3月10日以来の高利回りを記録したことで、日米金利差拡大時の円売りドル買いの勢いが増し、今朝4時台にはドル円は140円台に達し、午前4時17分頃に一時140円23銭付近の2022年11月23日以来のおよそ半年ぶりの円安ドル高を記録した。

ドル円相場だけでなく、主要通貨全般に対するドルの値動きのドルインデックスも一時104.31の3月17日以来の高水準を記録し、一時ドル全面高傾向になった外貨からの影響の波及も対ドル円相場に円安ドル高として波及していた。

約半年ぶりの円相場での高値を記録後のドルには利益確定売りの抵抗が入り始めたものの、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は円の高値139円19銭前後から安値140円23銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は140円6銭付近の前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約59銭の円安ドル高であった。

今朝8時半には日本の最新経済指標の発表があり、生鮮食料品を除いた5月の東京都区部消費者物価指数 (CPI) の前年同月比は前回の3.5%と市場予想の3.3%に対し3.2%であったが、続いて8時50分に発表された4月の企業向けサービス価格指数の前年同月比は前回の1.6%と前回修正の1.7%と市場予想の1.4%に対し1.6%でインフレ圧が見られた。

今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場でも米国トレンドを受け継ぎ、今朝9時19分頃には一時140円10銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、日本市場では、およそ半年ぶりの円安ドル高を記録したという今朝のニュースの影響もあり、日本の輸出企業の高値のドル売りによる円買いや、投資系のドルの利益確定売りと安値の円買いの抵抗が強まった。

今朝の日本政府の閣議後記者会見では鈴木俊一財務相が、最近の円安ドル高の進行に関して、「今後とも市場の動向を、しっかりと見ていく」と発言した。

また、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予想に対して、日本銀行 (日銀 / BoJ) の金利抑制の大規模緩和の金融政策の継続による金融政策の方向性の違いが意識されていることが日米金利差拡大予想を強めているが、日本の金融市場では6月あるいは7月に、イールドカーブコントロール (YCC) の見直しが行われるのではという期待が燻っており、日本の経済ニュースの一部が、米国バノックバーン・グローバル・フォレックスの市場ストラテジストのマーク・チャンドラー氏の「日銀が6月か7月に金融緩和策の修正に動くとの観測もあり、円安の勢いはいずれ和らぐだろう」という見解を掲載していた。

その一方で、日銀新総裁の以前の発言を踏まえた金融緩和を粘り強く続けるとの市場予想は優勢で、日本市場での高値後のドルの利益確定売りと安値の円買いの円安抵抗により、今朝の140円台から139円台に対ドル円相場は下げ幅を日本市場時間に縮めていったものの、午後にも前日比では円安ドル高の範囲で推移した。

午後14時には日本の最新経済指標の3月景気先行指数 (CI) 改定値が前回の97.5に対し97.7に上昇し、3月景気一致指数も前回の98.7に対し98.8と、日本景気好感の安値の低リスク通貨の円買い要因もあった。

ただし、今日の日経平均株価が上昇しており、日米株高時のリスクオン市場では低リスク通貨の円が売られて、リスクオンでユーロなどが買われた。

午後からの欧州英国市場の参入では、日本市場時間の時間外債券市場取引で米国長期金利の上昇が止まってきたことなどから、高値後のドルの利益確定売りと安値の円買いの抵抗が強まった。

また、欧州市場では、以前に米国金融システム不安が飛び火した経緯があるために、6月の期限を前に未だに上限引き上げの合意に至っていない米国連邦債務上限問題についての警戒感があり、週末を前にした持ち高調整や実需もあって、高値記録後のドルの利益確定売りとユーロの買い戻しなどが入り、今朝までのニューヨーク市場でユーロ安ドル高を記録後のユーロドルがユーロ高ドル安に転じたことも、他の主要通貨であるドル円相場に影響したことで、円相場もドルに対する下げ幅を縮めており、午後16時53分頃と58分頃にダブルボトムを描く動きで一時139円49銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

市場安値のダブルボトムの後には、テクニカル分析的なドルの買い戻しも入り始めたが、今日の東京終値直前の時間であったために、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は139円53~54銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約14銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新の米国重要経済指標などの発表イベントがあり、日本時間で今夜21時半に4月の米国個人所得と米国個人消費支出 (PCE) 及びPCEデフレーターとPCEコア・デフレーター、4月米国卸売在庫、4月米国耐久財受注、23時に5月の米国ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値などが発表される予定である。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は149円86~88銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約42銭の円安ユーロ高であった。

主な原因は、前述の日米金利差拡大によるドルに対する円売りがユーロ円にも波及したことに加えて、日米株価上昇時のリスク選好のリスクオン市場では低リスク通貨の円が売られてユーロが買われていた。また、日欧金利差拡大予想も優勢である。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0739~1.0741ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.18セントのユーロ高ドル安であった。

主な原因は、昨夜の米国経済指標発表後にユーロを含めた主要通貨に対する高値を記録後のドルが利益確定で売られやすくなっていたことや、今日の午後の米国長期金利上昇の一服感から欧米金利差によるドル売りユーロ買いも影響を及ぼしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド相場の終値は172円28~34銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約23銭の円安ポンド高であった。

主な原因は、ドルや欧州ユーロなどの他の主要通貨に対する円安の影響が英ポンド円相場にも波及した。

また、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では英国の記録的な高インフレ継続と高金利の長期化の景気への影響懸念から、ポンド売りドル買いが優勢で、米国経済指標発表後に英ポンドも対ドルも下落した後の安値の買い戻しが、今日は日経平均株価リスクオンの低リスク通貨の円売りで欧州ユーロ買い同様に入り、日英金利差拡大予想も相まったことで円安ポンド高になった。

高インフレと英国景気懸念の傍らで、今日の午後15時に発表された最新英国経済指標の4月の英国小売売上高は、前年同月比では前回の-3.1%と前回修正の-3.9%と市場予想の-2.8%に対し-3.0%であったが、前月比では前回の-0.9%と前回修正の-1.2%と市場予想の0.3%に対し0.5%に上昇していた。

また、今日の夕方に英国のスカイ・ニュースに対してジェレミー・ハント財務相が、「英国のリセッション (景気減退) が記録的な高インフレを抑制するのならば、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の金融政策は支えになる」と発言し、英国利上げ継続予想と日英金利差拡大予想が強まった。

今夜19時台の英国ロンドン外国為替市場では、円相場が主要通貨に対して一時全面安になっている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年5月26日の日本時間(JST)19時18分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時18分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:18の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 139.71 ~ 139.72 +0.32 (円安)
ユーロ/円 149.86 ~ 149.87 +0.42 (円安)
ユーロ/ドル 1.0725 ~ 1.0727 +0.0004 (ドル安)
英ポンド/円 172.55 ~ 172.61 +0.04 (円安)
スイスフラン/円 154.59 ~ 154.65 +0.02 (円安)
豪ドル/円 91.17 ~ 91.21 +0.09 (円安)

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