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FXニュース:米利上げ継続予想で長期金利上昇

FXニュース:米利上げ継続予想で長期金利上昇|

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FXニュース:米利上げ継続予想で長期金利上昇

FXニュース:米利上げ継続予想で長期金利上昇

東西FXニュース – 2023年02月07日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年2月7日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値132円62銭前後から高値132円0銭前後の値幅約62銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は132円16~19銭付近で、前日17時の前東京終値比で約37銭の円安ドル高であった。

今日の値動きの原因はまず、先週末に発表された市場予想以上の米国の賃金インフレ継続を示す米国雇用統計と経済指標の米国サプライマネジメント協会 (ISM) 非製造業景況感指数が好景気に転じたことを受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) による次回の早期利上げ停止予測が減退し、利上げ抵抗要因の景気懸念も緩和されたことで、米国の利上げ継続予想によって米長期金利が上昇し、日米金利差拡大時の円売りドル買いが優勢であった。

また、日本銀行 (日銀 / BoJ) の黒田東彦総裁の任期満了を今年4月に控え、次期日銀総裁候補に関する昨日の日本の経済紙の報道もあり、日本政府側からは「聞いてない」という発言もあったものの、ハト派で知られている雨宮正佳副総裁が有力な候補にあることは海外でも意識され、日銀の金利抑止の大規模緩和金融政策の継続予想からも円が売られて主要通貨に対して下げていたことなども影響した。

世界の市場トレンドの動きを追った解説では、まず昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、先述の米国連邦準備制度理事会 (FRB) による利上げ継続予想に加えて、米アトランタ連銀のボスティック総裁が、米利上げ後の最終的なターミナルレート (TR) についてのタカ派発言をしたことが伝わり、今夜この後にはパウエル議長の発言予定も控えており、中立派で知られるものの前回のハト派寄りと比較すると最新データを踏まえてタカ派寄りの発言がパウエル議長からも出る市場予想が増えており、米国債権市場では米10年債の利回りが指標となる米長期金利が上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢で、一時132円90銭付近の1月6日以来の円安ドル高を記録した。

前述の米アトランタ連銀のボスティック総裁のタカ派発言とは、「米国政策金利は、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の昨年末の予測中央値の5.1%に今年達した後、来年もその水準にとどまるというのが私自身の基本的な考えだ」と発言し、想定されていた後2回の0.25%の利上げに加え、さらにもう一回行う可能性や0.5%の大幅利上げの可能性も否定しなかった。

また、同時進行中の米国ニューヨーク株式市場でも、ナスダック (NASDAQ) などの米大企業よりも金利上昇に対する警戒感が強いS&P500種株価指数などの一部の株価が下落したことにより、リスク回避の株売りでドルが買い戻され、決算シーズンで一時高値後の一部の大手株も売られてドルの買い戻しなどがあったことも、為替市場でのドル上昇に影響を与えていた。

ただし、ドルの市場高値圏からは利益確定のドル売りや安値の円買いや、今夜のパウエル議長の発言イベントに向けた持ち高調整や、結果が分かるまでの様子見やイベントリスクによるドルの買い控えなどの抵抗も入り始めた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は132円60~70銭付近の前営業日同時刻比で約1円45銭の大幅な円安ドル高であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝9時頃に132円62銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値から始まったために、今夜のパウエル議長の発言イベントを控えたドルのイベントリスクもあり、市場高値圏からの利益確定のドル売りと安値の円買いが強まり、円相場は今朝までの大幅な下落幅を縮め始めた。

今朝未明2時のニュースでも昨日に続き、日本経済新聞の日経電子版が、「日銀新体制の調整大詰め。政府、雨宮氏に総裁就任打診。市場は円安・株高で反応」というタイトルの記事を掲載し、今年4月に任期を終える黒田東彦日銀総裁の後任人事を巡り、日本政府の調整が大詰めに入り、「政府は雨宮正佳副総裁に就任を打診したことが分かった」と報道を続けており、「与党などとの調整を経て、今月中に国会へ同意人事案を提示する。岸田文雄首相は6日、雨宮氏への打診について『何か申し上げることはしない。私自身、検討を続けていきたい』と、記者団に聞かれて答えた。雨宮氏は都内で打診に関する記者団の質問にコメントを控えた」と報道した。

一方で、今朝のニュースでも日本政府の鈴木俊一財務相は、日銀総裁候補に関する報道については、「事実関係について、私は承知していない。何も聞いていない」と発言し、「私としては、打診をしたことはない。もちろん、財務省としても打診をしたということはない」と発言しており、これを受けて円買いドル売りの抵抗が強まった。

今夜この後の日本時間26時40分頃からは市場への影響力の大きい米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長がワシントンDCで26時頃から開かれる会合で発言のイベントを予定しており、米ドルのイベント前の持ち高調整のドル売りや安値の円買いや、イベントリスクによる様子見のドルの買い控えなどで、やや横ばいに近い動きも混ざったドルの下げがあり、今日の日本市場では今朝までの大幅な円安ドル高から夕方には小幅な円安ドル高に転じていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円16~19銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約37銭の円安ドル高になった。

また、今夜その後の欧州英国市場ではさらにイベント前の持ち高調整のドル売りが続き、18時台から19時台にはドル円は一時131円台後半のより小幅な円安ドル高も記録したが、その後の20時台に再び132円台に戻してもいる。

今夜この後には日本時間の22時半に最新の米国経済指標の前年12月の米国貿易収支の発表予定があり、26時から開かれるワシントンDCのエコノミック・クラブの会合でのディスカッションや対話で、26時40分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の発言予定があることが市場での注目を集めている。続いて、27時には米3年債入札予定もあり、28時頃からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定もあり、29時には前年12月の米国消費者信用残高も発表される予定で、イベント時の値動きには注意が必要である。米国株式市場でも企業決算報告期の影響が続き、またバイデン米大統領の演説などもある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円72~74銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約36銭の円高ユーロ安であった。

今日の夕方16時台には欧州ユーロ圏の最新経済指標のドイツの前年12月の独鉱工業生産やフランスの同月12月の仏貿易収支や仏経常収支が発表されたが、いずれも市場予想以下であったこともユーロ売りで低リスク通貨の円が買われる一因になっていた。

加えて、前述の米利上げ継続予想による米欧金利差予想などでも、今日はユーロ売りドル買いが優勢になっていた影響が、他の主要通貨である円相場にもユーロ安として波及していた。

そのため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0721~1.0722ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.60セントのユーロ安ドル高だった。

今夜この後にはパウエル議長だけでなく、欧州中央銀行 (ECB) のシュナーベル専務理事もオンラインのイベントで講演発言をする予定などがあり、ユーロもイベント前の持ち高調整や、イベントリスクによる結果が分かるまでの買い控えや様子見の動きが入っている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は158円91~97銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約53銭の円高ポンド安であった。

英国景気懸念もあるが、円相場の値動きでは元欧州連合 (EU) の英国ポンドはEU離脱後も欧州ユーロにつられ安になる時があり、今日の円相場でのユーロ安の影響をポンドも受けていた。

オーストラリアの豪ドルは、今日は豪州中央銀行にあたる豪州準備銀行 (RBA) が、市場予想通りの0.25%の利上げを決定した。およそ10年ぶりの高金利水準になったほか、RBAのロウ総裁の声明では「理事会はインフレ率を目標値に戻し高インフレを一時的なものにするために、今後数カ月でさらなる利上げが必要になると考えている」とのタカ派寄りの見通しも示したことで、豪ドルが買われて上昇した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の豪ドル円相場の終値は91円56~60銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約32銭の円安豪ドル高になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年2月7日の日本時間(JST)20時39分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時39分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:39の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.21 〜 132.22 +0.43 (円安)
ユーロ/円 141.45 〜 141.47 -0.63 (円高)
ユーロ/ドル 1.0697 〜 1.0699 -0.0084 (ドル高)
英ポンド/円 158.28 〜 158.34 -1.16 (円高)
スイスフラン/円 142.56 〜 142.62 -0.30 (円高)
豪ドル/円 91.50 〜 91.54 +0.26 (円安)

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