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FXニュース:今夜の欧州中央銀行(ECB)の新金利発表に世界が注目

FXニュース:今夜の欧州中央銀行(ECB)の新金利発表に世界が注目|

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FXニュース:今夜の欧州中央銀行(ECB)の新金利発表に世界が注目

FXニュース:今夜の欧州中央銀行(ECB)の新金利発表に世界が注目

東西FXニュース – 2022年10月27日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米景気懸念の利上げ減速予想等で米長期金利が一時4%割れ
  • カナダの景気懸念の利上げ幅縮小も米利上げ減速予想に影響
  • 明日の日銀金融政策会合発表前の持ち高調整の円買い円高

今日2022年10月27日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値の146円37銭前後から高値145円11銭前後の値動き幅が約1円26銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は145円68〜70銭前後で、前日同時刻の前東京終値比では約1円40銭の大幅な円高ドル安であった。

原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国経済指標の9月の米新築住宅販売件数が、米大幅利上げ継続による住宅ローン金利の上昇で悪化予想が出ていた市場予想値ほどではなかったものの、前回の68.5万と前回改定の67.7万件から60.3万件に悪化し、前月比で前月のプラス28.8%(改定24.7%)からマイナス10.9%に転じたことで、米大幅利上げ継続の抵抗要因の米景気悪化懸念が高まった。

米国連邦準備制度理事会FRB)が12月の米国連邦公開市場委員会FOMC)で利上げ幅の縮小について協議するという米利上げ減速予想が強まり、米長期金利が一時4%割れの3.99%付近に低下したことで、日米金利差縮小時のドル売り円買いが優勢になった。

長期金利の低下を受けて、今夜発表予定の欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続予想のある欧州ユーロとの欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りも優勢で、パリティー(等価)以上を回復の対ドルのユーロなどの主要外貨に対するドル安も、他の主要通貨である円相場にドル安として波及した。

また、昨夜は米国と隣接する北米カナダの中央銀行カナダ銀行(BoC)が、利上げ加速による景気減速を理由に、カナダの新政策金利の利上げ幅を市場予想と前回の通常の3倍の0.75%から今回は0.5%に縮小して利上げ減速をしたことも、米連邦準備制度理事会FRB)の今後の景気懸念による米利上げ減速予想に影響を与えていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円35~45銭付近で、前日同時刻比で約1円55銭の大幅な円高ドル安であった。

その市場トレンドを受け継いで始まった今日の日本の東京外国為替市場でも市場開始時には日米金利差縮小時のドル売り円買いのトレンドが継続した。

日本では、今日と明日は日本銀行(日銀、BoJ)の金融政策決定会合が予定されており、日本市場では日銀の現状維持の市場予想が優勢だが、一部の海外では円安要因である日銀の金融政策の今後の政策修正への警戒も見られ、また日本政府と日銀の為替介入に対する警戒はいずれも現状維持が優勢であったために、今朝は急速な円安の価格変更(ボラティリティー)に注意した取引から始まった。

今朝は日本の最新経済指標の発表もあり、前週分の対外対内証券売買契約等の状況の対内株式は、前回の4088億円(前回改定4087億円)からマイナスの-3566億円に転じた。対外中長期債も、前回の3899億円(前回改定4004億円)から1645億円に減少したことでは、やや円が売られた時間もあった。

今朝10時頃の仲値決済でも、日本企業の輸入実需での円売りドル買いが入ったが、続いては輸出企業のドル売り円買いも入った。

午後になると、今日の日経平均株価が下落したことで日本の株安時のリスク回避の円買いが入り、また時差で朝の欧州英国市場の参入では、米国市場のトレンドを受けて米利上げ減速予想などによる米長期金利の低下を受けてドルが売られていたことや、今日からの日銀の新金融政策決定会合の発表を明日に控えたイベント前の持ち高調整の円買いなども入っており、昼過ぎからは一気に円高ドル安の方向に進んだ。

今夜この後には米国の最新の国内総生産(GDP)を含む重要経済指標の発表も予定されており、米ドルのイベント前のリスクから、ドルクロスの持ち高調整も入っていた。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は145円68〜70銭前後で、前日同時刻の前東京終値比では約1円40銭の円高ドル安であった。

今夜この後には最新の米国の重要経済指標の発表予定があり、日本時間で21時半に7〜9月の四半期の実質国内総生産GDP)、米GDP個人消費とコアPCE、9月の米耐久財受注、前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数などがほぼ同時に発表されるスケジュールの米ドルのイベントで、世界のFXトレーダーや投資家達が注目している。

米株式市場でも明日はアップルやアマゾンなどの米主要企業の決算報告が予定されており、米債券市場での米長期金利はもちろんのこと、最近の市場の動向では株式市場でのリスクオンやリスクオフも為替相場に影響を与える可能性があるので、注意が必要である。

一方、ユーロは前述の米長期金利の低下を受けて、欧米金利差縮小時のユーロ買いのドル売りが起きた影響が大きく、昨夜の欧州英国市場で久しぶりにドルと等価(パリティー)回復をし、ユーロドルは今夜17時の今日の東京終値でも1.0065~1.0066ドル付近で、前東京終値比で約0.33セントのユーロ高ドル安であった。

ユーロの円相場は、主要通貨のドルに対する今日の日米金利差縮小時の大幅な円高ドル安の影響などで、午後に一時ユーロやポンドなどの他の主要通貨に対しても全面円高が波及したこともあり、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円の為替レートの終値は146円64~67銭付近で、前日同時刻比で約93銭の円高ユーロ安であった。

午後15時に欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の11月GFK消費者信頼感調査が発表されたが、前回の-42.5と前回改定の-42.8に対して市場予想通りの-41.9であった。

今夜この後には、日本時間21時15分に欧州中央銀行(ECB)の新政策金利が発表される予定である。続いて、21時45分にはラガルド総裁の定例記者会見も予定されており、利上げ継続の市場予想がある中で、欧州ユーロ圏の新金利と金融政策に世界が注目している。そのため、今日のユーロの値動きには、イベント前の持ち高調整なども入っていた。

英国ポンドは、前述の今日の午後の主要通貨に対する一時全面円高の影響があり、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の円相場の終値は168円89〜95銭付近で、前日同時刻比で約1円29銭の大幅な円高ポンド安になった。

昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、米長期金利の低下を受けて英ポンドに対してもドル売りが起きていた。しかし、その後の今日の日本市場では持ち高調整で高値圏のポンド売りで安全資産のドルや円買いの抵抗も入り、ポンドが上昇幅を縮めていた。そこに、今日と明日の日銀金融政策決定会合の発表を控えた持ち高調整のポンド売りの円買いなどが加わったことなども、今日の前日比で円高ポンド安の為替相場の値動きに影響を与えていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年10月27日の日本時間(JST)19時11分(英国夏時間(GMT+1)11時11分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:11の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 146.33 〜 146.34 -0.75(円高
ユーロ/円 146.96 〜 146.98 -0.61(円高
ユーロ/ドル 1.0043 〜 1.0044 +0.0011(ドル安)
英ポンド/円 169.30 〜 169.36 -0.88(円高
スイスフラン/円 147.93 〜 147.99 -0.46(円高
豪ドル/円 94.52 〜 94.56 -0.53(円高

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