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FXニュース:最新米国重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)が今夜発表!

FXニュース:最新米国重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)が今夜発表!|

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FXニュース:最新米国重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)が今夜発表!

FXニュース:最新米国重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)が今夜発表!

東西FXニュース – 2022年8月10日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 労働生産性単位労働コストが10.8%上昇し日米金利差拡大予想が優勢に
  • お盆休み前の日本企業決済の五十日と第二次岸田文雄内閣改造の為替への影響
  • ロシアが東欧ハンガリー等への原油輸出パイプを停止し欧州景気懸念再燃
  • 英国中央銀行ラムスデン副総裁が来年利下げの可能性を否定しないと発言

今日2022年8月10日水曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が135円30銭前後から高値134円89銭前後の値動き幅約41銭で、17時の今日の東京外国為替市場の終値は134円93〜95銭前後で、前日同時刻の前東京終値比で約5銭の円安ドル高であった。

原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク市場で米労働省が発表した最新の米雇用統計の4~6月期の労働生産性で、米国企業の賃金指標になる単位労働コストが前期比年率で市場予想の9.5%を超えて10.8%に上昇しており、労働コストの増加分が企業の商品やサービスなどに上乗せや価格転嫁されて値上げに繋がる傾向があるために、米国の物価上昇やインフレ継続に影響を与える可能性が考えられることから、発表後の米長期金利が上昇し、日米金利差拡大予想のドル買い円売りが優勢になった。

ただし、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げ継続予想により影響を与える米インフレ率に関しては、今夜この後の日本時間21時半に、最新重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)7月分の発表を控えており、実際の結果が分かるまでのイベント前リスクでは持ち高調整後の様子見や買い控えなどの抵抗も入っていたために、比較的緩やかな上昇になった。

そのため、今朝の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の終値は135円10~20銭で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比では約15銭の円安ドル高だった。

そのトレンドを引き継いで始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、昨夜の米労働省の単位労働コスト増の発表のニュースを受けて、今朝は米国のインフレ対策で米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げ継続をするのではないかという市場予想が強まり、米長期金利上昇時の日米金利差拡大の円売りドル買いと、金利抑制の日本銀行(日銀)との日米金利差拡大予想での円売りドル買いが優勢になった。

朝10時前の中値決済に向けては、今日は10日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく五十日で、明日は山の日の祝日休業日でお盆休みの連休前の会社も多く、輸入企業の円売りドル買いのオーダーがまとめて入ってドルが上昇し、円は今朝10時前に一時135円30銭付近の今日の日本市場での安値を記録した。

ただし、その後には高値になったドルの利益確定売りや輸出企業のドル売り円買いが入り、また今日は日経平均株価が一時200円以上も下落し、時間帯の近いアジア株も下げた為に、株安時のリスク回避で低リスク通貨の円買いが円安抵抗になった。

昼過ぎになり、日本政府の内閣改造のニュースでは、第二次岸田文雄改造内閣の閣僚名簿が発表され、鈴木俊一財務相は在任を続け、経済産業相に元経済財政再生相の西村康稔氏が起用されたものの、政権自体の変化が特に予想できるような変更点はなかったことから、日本国内市場での反応は限られていた。しかし、海外市場では日本の政治の安定性を問う一部の円売りも少しあり、13時頃に134円89銭付近の今日の高値をつけていた円は、13時過ぎから再び売られ始めた。

しかし、午後15時台に前述の日経平均株価が、27,819円33銭の前日比180円63銭減の下落のまま大引けすると、株安時のリスク回避で低リスク通貨の円買い抵抗も再度入った。

日本市場の午後には時差で朝の欧州英国市場の参入もあり、今夜発表される米ドルの重要経済指標の米消費者物価指数(CPI)を控えたイベント前の持ち高調整やドルの買い控えや、様子見の小動きなども日本市場でも混ざり始めた。

そのため、今夜17時の東京外国為替市場のドル円相場の終値は134円93~95銭で、同時刻の前日比で約5銭の円安ドル高になった。

ただし、今夜この後には、前述の世界の投資家達の注目する米国の重要経済指標の最新の7月消費者物価指数(CPI)が発表されることに加えて、米経済指標のMBA住宅ローン申請指数、6月卸売売上高、7月月次財政収支なども発表される予定で、特に米CPIは為替相場の値動きへの影響が予想されている。

ユーロは、昨日の日本市場終了後の欧州英国市場では、昨日のロシアの「ウクライナ経由で欧州にガスを配給する」という発言で欧州エネルギー懸念が一時減退し、一時は安全資産のドルや円に対してもユーロが買われたユーロ高で、欧州債利回りも上昇していたのだが、その後のニューヨーク市場終了後の今朝に、ロシアはあの意味深な発言の裏で実は、東欧のハンガリーチェコスロバキア等への別の原油輸出パイプを停止していたことが発覚した。今朝の世界ニュースになったために、欧州エネルギー問題での欧州景気懸念が再燃し、今日は安全資産のドルや低リスク通貨の円に対するユーロ売りのユーロ安が再び優勢になった。

そのため、17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円の終値は137円70~73銭で、同時刻の前日比で約7銭の円高ユーロ安だった。同時刻のユーロは安全資産の対ドルにも1.0204〜1.0206ドル付近で、前日比で約0.10セントのドル高ユーロ安で、昨日終値のユーロ高からユーロ安に市場反転した。

英ポンドの英国も次期保守党党首を巡ってまだ政情不安定であるが、今夜の米国インフレ率の重要指標の米CPI発表を前に、英国の年内13.3%の西欧最悪のインフレ予想が再意識され、英利上げ後の投資はあっても英景気懸念で短期売りされる機会もあり、また、昨夜の英国ロンドン市場では、英国中央銀行イングランド銀行BoE)のラムスデン副総裁が、今秋の次の英国の大幅電気代値上げのエネルギーショック後の英国のリセッション(景気減退)予想で、来年の利下げの可能性を「否定しない」と発言したことがFXニュースになり、ポンド売りが起きていた。

そのため、英米市場で英ポンドは安全資産の対ドルで売られて下落したが、米ドルのイベント前なので低リスク通貨の円に対しても英ポンドが売られており、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ポンドの円相場の終値は163円5〜11銭で、前日同時刻の前東京終値比で約10銭の円高ポンド安であった。 しかし、その後の欧州英国市場では、英国投資実需や英利上げ後の日英金利差拡大もあり、横ばいレンジや僅差で円安ポンド高に市場反転もしていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年8月10日の日本時間(JST)19時19分(英国夏時間(GMT+1)11時19分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:19の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.96 〜 134.97 +0.08(円安)
ユーロ/円 138.06 〜 138.08 +0.29(円安)
ユーロ/ドル 1.0227 〜 1.0229 +0.0013(ドル安)
英ポンド/円 163.16 〜 163.22 +0.01(円安)
スイスフラン/円 142.06 〜 142.12 +0.39(円安)
豪ドル/円 94.12 〜 94.16 +0.03(円安)

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