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FXニュース:最新の米国経済指標とFRB連銀総裁発言で日米金利差拡大予想継続

FXニュース:米連邦準備理事会(FRB)の新政策金利発表イベントが目前に |

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FXニュース:最新の米国経済指標とFRB連銀総裁発言で日米金利差拡大予想継続

FXニュース:最新の米国経済指標とFRB連銀総裁発言で日米金利差拡大予想継続

 

東西FXニュース – 2022年8月4日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米ISM非製造業景況感指数が市場予想に反して上昇し米景気懸念が緩和
  • 欧州ユーロ圏小売売上高が市場予想以下の欧景気懸念売りとリスクオン買いも
  • 英国中央銀行BoE)金融政策委員会(MPC)が今夜新英政策金利を発表

今日2022年8月4日木曜日の東京外国為替市場のFXの対ドル円相場の為替レートは、9時から17時の東京外為取引時間の円の安値が134円30銭前後から高値133円43銭前後の値動き幅約87銭で、17時の今日の東京外国為替市場の終値は134円14〜16銭前後で、前日同時刻の前東京終値比で約93銭の円安ドル高であった。

原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場時間に発表された最新の米国経済指標の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数7月分の前月比が56.7で、市場予想の54.0に反して改善し、前回の55.3よりも1.4ポイント上昇しており、ドル売り要因だった米景気懸念が減退した。

また、同日それまでに発表された米経済指標の週間MBA住宅ローン申請指数も前回の-1.8%から1.2%のプラス圏に改善されており、製造業新規受注や耐久材受注の6月分も前回と市場予想よりも増えており、週間米石油在庫も増えていた。

加えて、昨日の東西FXニュースでもお伝えした通り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続予想を後押しする関係者の発言が相次いでおり、昨夜もセントルイス連銀のブラード総裁が米CNBCテレビのインタビューで、米国の記録的なインフレの収束の確認ができるまでは「長期間に渡って、利上げをしなくてはならない」と発言し、日米金利差拡大予想でドルが買われ円が売られていた。

米経済指標が改善し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続しやすくなるという予想からも、金利抑制の日本銀行(日銀)との日米の金融政策の方向性の違いにより、資金は金利の高い国で運用した方が有利であるため、日米金利差拡大予想のドル買い円売りが優勢になった。

今週の始まりに円は約数ヶ月ぶりの高値を一時記録していたこともあり、利益確定や持ち高調整の円売りや、以前の高値圏から手頃感の出たドル買いが入りやすくもなっていた。

そのため、今朝の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の終値が133円80~90銭で、前日比で約65銭の円安ドル高であった。

そのトレンドを受けて始まった今朝のアジア・オセアニアなどの世界市場と日本の東京外国為替市場でも、米経済指標の上昇と日米金利差拡大予想のドル買いの円売りなどで、早朝は134円台前半だった。

しかし、ドル高のニュースを受けて、今朝の日本市場では10時前の仲値決済に向けては、日系の輸出企業や投資関係の利益確定や持ち高調整のドル売り円買いが朝9時過ぎからまとまって入り、10時過ぎには一時133円代前半の133円43銭付近にドルが売られて円が買われ、今日の日本市場での円相場の高値を一時記録した。

ただし、世界トレンドの日米金利差拡大予想などで今日の安値圏のドル買いや高値圏の円売りなども直後に入り始め、11時頃には133円台後半に戻した。

その後も米下院議長の台湾訪問後の米中関係の緊張で、中国軍の台湾周辺の軍事演習の動きのニュースになると、日本時間と時間帯の近い中国を含むアジア市場などで低リスク通貨の円が地政学的リスク回避で買われる機会などもあり、日本市場時間の取引で米10年国債の利回りが指標の米長期金利がやや低下した時にもやや円が買われた時間もあったが、昼頃にも133円台後半付近の前日比では円安ドル高で為替相場が推移していた。

午後に時差で朝の欧州英国市場が参入すると、米経済指標による米景気懸念減退と日米金利差拡大予想で再びドルが買われ円が売られて、134円台に円相場が下落した。

また、日本の株式市場では今日は日経平均株価が上昇しており、15時台に27,932円20銭の前日比190円30銭増で大引けしたため、株安時のリスク回避で買われていた低リスク通貨の円がリスクオンで売られる機会もあった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の貿易収支や今週は米雇用統計などの発表を控えており、持ち高調整後の様子見などの横ばいに近い値動きの時間なども混ざり始め、ドル買い円売りの勢いはやや和らいできたものの、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は134円14〜16銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約93銭の円安ドル高となった。

今日この後に発表予定の米国の経済指標は、20時半に7月チャレンジャー人員削減数、21時半に6月貿易収支と前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数などで、今後の値動き予想の材料として世界のFX投資家達に注視されている。

ユーロは、17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は136円51~54銭付近で、前日比で約93銭の円安ユーロ高であった。ユーロ対ドルは同17時の東京終値が1.0177〜1.0179ドル付近で前日比で約0.01セントの横ばいレンジに近い僅差でのドル高ユーロ安であった。

円相場では今日の日米金利差拡大予想での対ドルの円安がユーロなどの外貨にも波及していたが、日経平均株価高のリスクオンの低リスク通貨売りではユーロが買われる機会もあった。

ただし、昨夜の欧州英国市場では、欧州経済指標の欧州ユーロ圏総合とドイツの非製造業購買担当者景気指数(PMI)7月分はやや上昇していたものの、その後に発表された欧州ユーロ圏の生産者物価指数は上昇し欧州インフレ継続を示しており、欧州連合EU)統計局の欧州ユーロ圏の小売売上高は予想を大きく下回る前月比1.2減のマイナスの結果で、欧州景気懸念のユーロリスク売りで安全資産のドルが買われて、ドル高ユーロ安になっていた。

しかし、昨夜の欧州市場の後半は前述の今朝までの米国ニューヨーク市場と重なっており、日米金利差拡大予想などの対ドルの円安は対ユーロにも波及し、欧州インフレの継続は今後の欧州中央銀行(ECB)のインフレ対策での利上げ継続予想にもつながるために、日欧金利差拡大予想もあって、円に対しては円安ユーロ高で推移していた。

今朝までの米国ニューヨーク市場でも円は対ユーロで続落し、136円10~20銭付近の前日同時刻比で約80銭の円安ユーロ高でニューヨーク終値をつけていた。また、今朝のニューヨーク終値でもユーロは対ドルでは前日比で横ばいレンジの1.0160~1.0170ドル付近で終値をつけていた。

米経済指標の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の改善ではドルが買われて円だけでなくユーロも売られたが、米景気懸念の減退で米株高になり、それまでのリスク回避で買われた安全資産のドルや低リスク通貨の円が売られて、リスクオンのユーロ買いの抵抗が入ったことが横ばいに近い値動きになった理由に挙げられる。また、米株高時のリスクオンと同様に、今日の日本株高のリスクオンでもユーロが買われる機会があった。

また、今日の午後に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの製造業新規受注6月統計は、前回0.7%と市場予想のマイナス1.7%に対して小幅低下のマイナス0.4%で、欧州インフレ継続はあっても、欧州景気懸念の市場予想ほどは悪化しておらず、リスクオンのユーロ買いも継続した。また、今夜の東京終値後の欧州市場では、19時頃には欧州市場での現地実需や欧州利上げ継続予想もあり、僅差でユーロ高ドル安に市場反転もしていた。

英ポンドは、今夜この後すぐの20時の英国ロンドン市場で、英国中央銀行イングランド銀行BoE)金融政策委員会(MPC)が、英国の新政策金利を発表する。英国の政策金利は前回までの利上げで1.25%に達しており、英エネルギーショックの影響などで西欧最悪の年内10%超え予想の英インフレ抑制での利上げ継続予想が現在優勢である。そのため、日英金利差拡大予想などからも、17時の今日の東京外国為替市場の終値は、163円17〜23銭で、前日同時刻の前東京終値比で約58銭の円安ポンド高であった。

ただし、昨夜の欧州英国市場で発表された英国経済指標の英非製造業購買担当者景気指数(PMI)7月分は、前回と市場予想の53.3に対して52.6で下げており、今夜先ほど発表された最新の英国経済指標の英建設業購買担当者景気指数(PMI)7月分は前回の52.6と市場予想の52.0に対しての結果が48.9で、英利上げ予想の一方で、英景気懸念は英ポンドのリスク要因である。しかし、英国ロンドンのシティの金融街には世界中の外資からの投資が盛んで、金利の高い国で資金を運用する利点では、英利上げは英金融街の景気を後押し可能な期待も入っている。

オーストラリアの豪ドルの円相場は、17時の今日の東京外国為替終値は、93円47〜51銭で、前日同時刻の前東京終値比で約43銭の円安豪ドル高であった。ドルやユーロやポンドやスイスフランに対する今日の円安が波及したほか、今朝発表された資源国のオーストラリアの貿易収支が、前回の159.65億豪ドルと前回修正の150.16億豪ドルと市場予想の138.00億豪ドルに対し、176.70億豪ドルに上昇していたことが豪ドル買いに影響した。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年8月4日の日本時間(JST)19時5分(英国夏時間(GMT+1)11時5分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:05の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.16 〜 134.18 +0.95(円安)
ユーロ/円 136.73 〜 136.75 +1.15(円安)
ユーロ/ドル 1.0190 〜 1.0192 +0.0012(ドル安)
英ポンド/円 163.49 〜 163.55 +0.90(円安)
スイスフラン/円 139.73 〜 139.79 +0.34(円安)
豪ドル/円 93.65 〜 93.69 +0.61(円安)

 

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