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FX週刊ニュース (3月5週)|米ドル/円:一時1ドル122円まで急落。目立つ日米金融当局の立場の違い

FX週刊ニュース (3月5週)|米ドル/円:一時1ドル122円まで急落。目立つ日米金融当局の立場の違い|

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FX週刊ニュース (3月5週)|米ドル/円:一時1ドル122円まで急落。目立つ日米金融当局の立場の違い|

FX週刊ニュース – 2022年3月28日
文/高田 – 東西FXリサーチチーム

 

主な点:

  • 米ドル/円:一時1ドル122円まで急落。目立つ日米金融当局の立場の違い。
  • ユーロ/米ドル:神経質な相場続く。各国の思惑を探る投資家。
  • 英ポンド/米ドル:英金融政策発表を終えて一旦落ちついた相場。
  • 豪ドル/米ドル:目立つ豪ドルの安定性。
  • ロシアからの石油の輸入はどうなる?迫られるEUの選択。
  • 金価格一時1950ドル代へ

 

  • 米ドル/円:一時1ドル122円まで急落。目立つ日米金融当局の立場の違い。

週初めの22日から米ドル/円は一段安となり、13時40分頃に1ドル=120円46銭近となり120円を突破した。その後相場のボラティリティーは低くなり、落ち着いたかと思われたかと思われたが、円相場は一時、6年3か月ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=122円台まで値下がりした。

原因としてはアメリカの連邦準備制度理事会FRB)が利上げのペースを速める姿勢を鮮明にし、同時期に公表されたアメリカの景気指数も好調だったことによる、アメリカの長期金利が上昇したことによるドル買いが続いたことである。その一方で、日本銀行は景気浮揚のため低金利を基調とする緩和的な通貨政策を維持するという立場を崩さず、立場の違いが大きく目立つようになってきている。

安全資産として高い価値を誇ってきた日本円の価値が下がってきていることは鮮明であり、来週も日米金融当局の動きに着目する必要がある。

  • ユーロ/米ドル:神経質な相場続く。各国の思惑を探る投資家。

今週は全体的に欧米外国為替市場ではユーロ/米ドルは神経質な相場が続いている。24日20時時点では1.0988ドルと17時時点(1.0978ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。欧州圏の3月PMI(購買担当者景気指数)が予想より良い結果となったことで、一時1.10ドルまで回復したが、回復も一時的なもので終わった。投資家たちが、G7首脳会合や北大西洋条約機構NATO)緊急首脳会議などの協議内容を見極めたいとの思惑も広がるなか、1.09ドル台後半での神経質な動きが続いた。25日、20時時点では1.1014ドルとユーロ安水準であり、今後もこの傾向は続きそうだ。

  • 英ポンド/米ドル:英小売売上高、予想外の減少傾向。

英国立統計局(ONS)は25日金曜日に発表した2月の小売売上高は、前月比0.3%減と、ロイターがまとめた市場予想の0,6%増を下回った。オミクロン株の感染拡大が落ちついていたこともあり、外食が増え、食品販売が前月比0.2%減少したことや、ウクライナロシア情勢を原因としたエネルギー価格の上昇により販売費が0.7%減などが影響したものと思われる。この英小売売上高が予想より低かったこともあり、ポンドドルは1.3160ドル近辺まで下落する場面が見られた。

  • 豪ドル/米ドル:目立つ豪ドルの安定性。

21日、豪ドル/米ドルは0.7409前後で取引されており、22日は0.7380前後、水曜日には0.7508まで上がりそのまま金曜日には0.75あたりで取引を終えた。今週、オーストラリアで大きな金融政策などは見られず、豪ドル/米ドルは比較的安定した推移が見られた。オーストラリア国内の雇用市場と経済が好調であり、ロシアウクライナ情勢によるエネルギー不安の影響を受けづらい地政学的なメリットが大きな原因と考えられる。

  • ロシアからの石油の輸入はどうなる?迫られるEUの選択。

今週の原油先物WTI)価格は110ドルあたりで推移していたが、木曜日に3ドル強、そして金曜日には更に1ドル強の下落が見られた。金曜日には、中国上海市政府がCOVID-19感染により、9日間にわたりすべての企業と工場での製造を停止し、石油市場の需要側の見通しを圧迫した。欧州各国もエネルギー政策に関して足並みが揃わず、木曜日に、臨時のNATO / EU首脳会議が開かれ、すべてのロシアの石油輸入の禁輸が発表される予定であったが、ドイツなどロシアからのエネルギー依存の高い国が反対の姿勢を示し、公式な発表はされなかった。今後EU首脳会議により、ロシアからの全て禁輸となった場合、石油価格の上昇にもさらなる拍車がかかることが想定される。

  • 金価格一時1950ドル代へ

金の値段は週の前半は1920ドルを超えた範囲で変動していましたが、水曜日から1945ドル前後で取引されるようになり、木曜日には一時的に1950ドル(最大1,965.74)を超えた。トレーダーは、FRBが将来のより積極的な利上げを示唆したこと、ロシアウクライナの紛争の長期化により、依然として世界情勢が不安定な中、安全資産としての金塊傾向が続いている。紛争による影響は大きく、物価をハイパーインフレに変え、中央銀行の政策をさらに複雑にする可能性があります。したがって、安全資産として金価格はさらなる高価格の状態にとどまるとが推定される。執筆時点では1935ドルで推移している。

今週の経済指標カレンダー
時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日 – 2022年3月28日
20:00 BOEベイリー総裁発言 GBP
21:30 良好な貿易収支 (2月) USD
21:30 小売業在庫(自動車を除く) (2月) USD
火曜日 – 2022年3月29日
08:30 仕事/求職率 (2月) JPY
09:30 小売売上高 (前月比) (2月) AUD
15:00 全国的住宅価格指数 (前年比) GBP
15:00 ネーションワイド住宅価格指数 (前月比) GBP
15:00 小売売上高 (前月比) (2月) EUR
15:00 GfK独消費者信頼感指数 (4月) EUR
22:00 連邦公開市場委員会メンバーのウィリアムズ氏の発信 USD
22:00 S&P/ ケース・シラー住宅価格指数(20都市)
(前年比) (1月)
USD
23:00 消費者信頼感指数 (3月) USD
23:00 JOLT求職 (2月) USD
水曜日 – 2022年3月30日
05:30 米国石油協会 週間原油在庫 USD
06:45 建築許可件数 (前月比) (2月) NZD
08:50 小売業販売額 (前年比) (2月) JPY
09:00 企業景況感指数 (3月) NZD
15:00 経常収支 (Q4) GBP
16:00 KOF先行指数 (3月) CHF
16:00 スペイン消費者物価指数 (前年比) EUR
16:00 スペインHICP (前年比) (3月) EUR
18:10 MPC委員ブロードベント氏の発信 GBP
18:30 10年物イタリア国債入札 EUR
21:00 消費者物価指数 (前月比) (3月) EUR
21:15 ADP非農業部門雇用者数 (3月) USD
21:30 国内総生産 (前期比) (Q4) USD
21:30 GDP物価指数 (前期比) (Q4) USD
23:30 原油在庫量 USD
23:30 クッシング原油在庫 USD
木曜日 – 2022年3月31日
08:50 鉱工業生産 (前月比) (2月) JPY
09:30 建築許可件数 (前月比) (2月) AUD
09:30 民間部門信用 (前月比) (2月) AUD
10:30 中国総合PMI (3月) CNY
10:30 製造業PMI (3月) CNY
10:30 中国非製造業購買管理者指数 (3月) CNY
15:00 企業投資(四半期比) (前期比) (Q4) GBP
15:00 国内総生産 (前期比) (Q4) GBP
15:00 国内総生産 (前年比) (Q4) GBP
15:00 全国的住宅価格指数 (前年比) (3月) GBP
15:00 ネーションワイド住宅価格指数 (前月比) (3月) GBP
15:00 小売売上高 (前月比) (2月) EUR
15:30 小売売上高 (前年比) (2月) CHF
15:45 個人消費 (前月比) (2月) EUR
15:45 消費者物価指数 (前月比) EUR
15:45 フランスHICP (前月比) EUR
16:55 失業率 (3月) EUR
16:55 独失業率 (3月) EUR
18:00 消費者物価指数 (前月比) (3月) EUR
18:00 失業率 (2月) EUR
19:00 OPEC会議 USD
21:30 コアPCE物価指数 (前月比) (2月) USD
21:30 個人消費支出価格指数コア (前年比) (2月) USD
21:30 失業保険申請件数 USD
21:30 個人消費支出物価指数 (前年比) (2月) USD
21:30 個人消費支出価格指数 (前月比) (2月) USD
21:30 個人支出 (前月比) (2月) USD
21:30 国内総生産 (前月比) (1月) CAD
22:00 連邦公開市場委員会メンバーのウィリアムズ氏の発信 USD
22:45 シカゴ購買部協会景気指数 (3月) USD
金曜日 – 2022年4月1日
00:00 スイス国立銀行メクラー理事発言 CHF
06:30 AIG 製造業指数 (3月) AUD
08:50 大企業全産業設備投資短観 (Q1) JPY
08:50 大企業製造業短観指数 (Q1) JPY
08:50 日銀短観大企業製造業業況判断 (Q1) JPY
08:50 日銀短観大企業非製造業業況判断 (Q1) JPY
09:30 住宅ローン (前月比) AUD
10:45 Caixin(財新)製造業購買者担当者指数 (3月) CNY
15:30 消費者物価指数 (前月比) (3月) CHF
16:15 製造業PMI (3月) EUR
16:30 procure.ch PMI (3月) CHF
16:45 イタリア製造業購買管理者指数 (3月) EUR
16:50 製造業購買担当者景気指数 (3月) EUR
16:55 製造業購買部協会景気指数 (3月) EUR
17:00 製造業購買担当者景気指数 (3月) EUR
17:30 製造業購買部協会景気指数 (3月) GBP
18:00 コア指数 (前年比) EUR
18:00 消費者物価指数 (前月比) EUR
18:00 消費者物価指数 (前年比) (3月) EUR
21:30 平均時給 (前月比) (3月) USD
21:30 平均時給(前年比) (前年比) (3月) USD
21:30 非農業部門雇用者数 (3月) USD
21:30 行動者率 (3月) USD
21:30 非農業部門民間雇用者数 (3月) USD
21:30 失業率 (3月) USD
22:45 製造業購買管理者指数 (3月) USD
23:00 ISM製造業雇用指数 (3月) USD
23:00 ISM製造業購買担当者景気指数 (3月) USD
土曜日 – 2022年4月2日
02:00 ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウント USD
02:00 ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数 USD
04:30 米国商品先物取引委員会 英ポンド GBP
04:30 CFTC原油の投機的なネットポジション USD
04:30 米国商品先物取引委員会 金 USD
04:30 米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100 USD
04:30 米国商品先物取引委員会 S&P500 USD
04:30 米国商品先物取引委員会 豪ドル AUD
04:30 米国商品先物取引委員会 円 JPY
04:30 米国商品先物取引委員会 ユーロ EUR
 

 

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