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FXニュース:日米金利差予想と米景気で122円台の円安が円高圏に反発の原因

FXニュース:日米金利差予想と米景気で122円台の円安が円高圏に反発の原因|

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FXニュース:日米金利差予想と米景気で122円台の円安が円高圏に反発の原因

FXニュース:日米金利差予想と米景気で122円台の円安が円高圏に反発の原因

東西FXニュース – 2022年3月25日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 欧ガス供給米援助と日欧景気対策差で円安ユーロ高が134円台に
  • ウクライナ情勢ユーロ売りドル買いに米債券利回りでの反発が
  • 日英金利差で161円だった英ポンドが利益確定売りとインフレ懸念で円高ポンド安に

今日2022年3月25日の東京外国為替市場の円相場は、9時から17時の取引時間内の安値が122円35銭前後から高値121円18銭前後までの値動き幅1円17銭ほどで、今夜17時の東京終値は121円75~76銭の前日比13銭で、十三日間連続の円安ドル高を記録した。

原因は昨日もお伝えした通り、日米金利差拡大予想や金融政策の違いが大きいが、今朝までのニューヨーク市場では米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めの利上げペースを加速するとの予想から、日米の金融政策の違いでの円売りドル買いが続いていたことに加えて、ニュース速報で米国の景気指数回復や新規失業保険申請受給率の改善が報道され、米景気回復期待のドル買いで、今朝9時前には一時122円43銭前後の高値の円安ドル高になっていた。

東京とニューヨーク以前の昨夜の欧州市場でも、米国の積極的なインフレ景気政策に対照的な日銀の金融緩和の継続によるインフレや貿易赤字継続の懸念から、低リスク通貨の円売りがあった。

一方、今日も日銀の黒田総裁が午前の衆院財務金融委員会で、進行する円安について、「円に対する信頼が失われたわけではない」とし、輸入資源高騰で一般市民にインフレへの懸念があるとしても日銀は特に問題視しておらず、一部の大手輸出企業に国際価格競合性で大きな利益をもたらす現行の金融緩和政策を「粘り強く続ける」と温度差のある発言をした。

しかも、今朝10時10分に予定されていたはずの日銀の「指し値オペ」が、今日は通知さえなくて行われず、昨日に日本国債長期金利の一時上昇を受けて調整レベルに達していた為、今朝の指し値オペ金利差拡大を期待していた投資家達が裏切られ、朝から利益確定や調整でもドル売りをして、14時頃まで円安が円高になる抵抗が入った。

それまでは、米国のインフレ対策や景気回復で金融引き締めが早期に進むとの予測から米長期金利が上昇していたことがあり、日銀の指し値オペが今日行われれば、債券市場でも日米金利差拡大を予測してのドル買いがあったが、今日は13時頃までは利益確定も含めてドル売りの方が目立ったことで、連日の円安への抵抗で前日比の円高レンジにも入った。

今朝10時の仲値決済も、今日は輸入企業の決済日の集中しやすい五と十のつく「五十日」で、普段なら円安によるドルの追加実需の円安の値動きが期待されるのだが、今朝の円の高値での利益確定売りや、輸出企業などのドル売りで相殺されており、利益確定の投資家だけでなく、日銀の考えるところの「日本経済」の中心の輸出企業なども、受け取った恩恵の外貨のドルを今朝、高利益の高値で売っていたような印象があった。

そのため、何日にも及ぶ大きな円安の流れにはあっても、13時過ぎに121円21銭近い安値になって買い戻されて再び上昇を始めるまでは、今日は前日比では円高ドル安に転じる場面があった。今日の14時も121円43~44銭で、前日17時比19銭の一時的な円高ドル安であったが、安値で買われたドルは再上昇し、夕方には121円台後半の円安ドル高に戻り、東京終値の17時時点では東京前日比で円安ドル高であった。

その後の今夜、時差で朝の欧州市場でも利益確定売りなどのドル売り抵抗があったが、再び円に対してドルが買われて円安ドル高にも転じ、121円台後半付近で20時半過ぎにはそれまでに急激な円安になっていた前日比では、円高と円安の境界の高止まりレンジにも入っていた。

欧州現地時間で昨日より開催の主要7カ国(G7)と北大西洋条約機構NATO)の首脳会議で、脱ロシア産エネルギー問題による景気経済懸念があった欧州ユーロ圏を、原油液化天然ガスを輸出可能な米国やカナダなどが支援する良い方向に向かった。欧州中央銀行(ECB)も今後の金融政策が期待されているため、ユーロの回復は続き、東京終値17時でも134円21~22銭で前日比69銭の円安ユーロ高であった。

また、ユーロは対ドルでも、回復傾向で、17時時点は1ユーロ=1.1022~24ドルで0.44セントのユーロ高ドル安だった。

英国は日英金利差で161円台の円安ポンド高も記録していたが、英国のインフレ加速懸念とともに既に起きていた物価高が今日の速報の英国の景気指数の2月の小売売上高の減少にあらわれており、東京終値17時160円56〜62銭で前日比74銭の円高ポンド安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年3月25日の日本時間(JST)20時50分(英国時間11時50分)付近の、クロス円を中心とした東京前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:50の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 121.64 〜 121.65 +0.02(円安)
ユーロ/円 133.99 〜 134.00 +0.47(円安)
ユーロ/ドル 1.1014 〜 1.1016 +0.0036(ドル安)
英ポンド/円 160.49 〜 160.55 -0.81(円高
スイスフラン/円 131.25 〜 131.31 -0.25(円高
豪ドル/円 91.39 〜 91.43 -0.51(円高

 

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