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東西FXリサーチ – 英ポンド、EUと協定案と政治宣言案の承認から躍進するが、不安材料は残る

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文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

欧州連合(EU)が25日にブリュッセル開いた臨時首脳会議で、英国との離脱協定案と政治宣言案を承認し、正式決定したことを受けてポンド価格に一時的な安堵感が生まれた。英ポンド/ドル相場はロンドン時間25日午後6時10分(日本時間26日午前3時10分)時点で0.2%高の1ポンド=1.2839ドルの値を付けている。これら承認を受ける前、ポンドドルは一時1.2799ドルまで売られていた。

しかしながら、詳細な貿易内容や仕組みが曖昧なため、市場は楽観的とは言えない。週末に成功したブレクジットの協議にもかかわらず、GBP / USDも今まで通りのスランプレンジで収まっている。

11月頭には英ポンドは1.97%と上昇し、2018年4月18日以降の最大の高値を付けていた。しかしながら、政治情勢不安から上昇と下降を繰り返す英国ポンド。ラリーが収まり、ポンド価格が安定すると考えるにはまだ時期早と言われる。EUからの脱退以後の経済影響、貿易問題も懸念され、不透明な先行きが消費意欲を抑える可能性もある。

そして、離脱反対派を説得しなければならない。メイ政権を支える英領北アイルランド地域政党民主統一党DUP)は、ブレクジットによって英国がEU規制に縛られると離脱への反対表明し、野党・労働党のコービン党首も、現案に不満を抱え反対している。今後のメイ政権の動きからはあ目が離せない。報道によると、英下院での離脱合意案の承認を巡る採決は12月10-11日に行われる可能性があり、ポンド相場は1.35ドルを上回る値上がりもあり得るが、否決の場合は1.20ドルに向けて下落すると可能性があると予測されている。この前後はポンド相場が揺れる可能性が高い。みずほ銀行ロンドンのヘッジファンドFXセールスのニール・ジョーンズ氏は売りをカバーするためにポンド価格を押し上げていると語り、ブレクジット問題で今後も上昇する可能性を言及している。同氏は加えて、投資家は下院の採決への懐疑心からラリーを利用してポンドを売っているとも言う。

一方、イギリス銀行総裁のマークカーニー氏たちはブレクジットの移行がスムースに行われることを期待していると語っている。今の所、先週のEUと英国との離脱協定案と政治宣言案を承認からポンド/ドルは安定している。一方、26日のポンド/ユーロは1.1301と予想されている。

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