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FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

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FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

東西FXニュース – 2023年01月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月26日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値129円74銭前後から高値129円2銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は129円49~50銭付近で、前日17時の前東京終値比で約94銭の円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因はまず、前回の東西FXでもお知らせしていた通り、昨夜24時に米国と隣接する北米カナダの中央銀行にあたるカナダ銀行 (BoC) が新政策金利を発表し、0.25%に利上げ減速をしたことに加えて、経済情勢が見通し通りに進んだ場合には、政策金利を現在の水準で維持するという追加利上げの停止を示唆したことから、以前に米国の利上げ幅予想に影響を与えた時と同じく、米国連邦準備制度理事会 (FRB) も来週1月31日から2月1日に行われる米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で同様に0.25%の利上げ減速をした後に、いずれは利上げ停止の協議もするのではないかという市場予想が浮上し、米利上げ減速予想で米長期金利が低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になった。

また、今夜この後に最新の米国重要経済指標である四半期実質米国内総生産 (GDP) や個人消費支出 (PCE) 、コアPCEや週間雇用統計や新築住宅販売件数などが発表される米ドルのイベントを控えており、イベントリスクによる米ドルの持ち高調整のドル売りや、結果が分かるまでのドルの買い控えや様子見なども影響している。

時間に沿った市場トレンドの動きとしては、まず昨夜の欧州英国市場で、欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連邦銀行(通称ブンデスバンク)のナーゲル総裁が、「来月と3月のECB理事会で、再び大幅利上げの必要がある」という旨の発言をし、さらに「3月以降にも利上げ継続をしなければならないとしても、驚くことはない」と付け加えたタカ派発言を受けて、欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想が優勢になり、米長期金利の低下時もあり、ユーロ買いドル売りが入ったことの波及などで、円相場でもドルが下げ始めていた。

そして、欧州市場の後半から始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場時間に、先述のカナダ銀行の利上げ減速と今後の利上げ停止を示唆する発表があり、米利上げ減速予想に影響を与えたことから、日米金利差縮小予想による円買いドル売りが強まった。

また米国ニューヨーク債権市場でも、連日の米国債入札や決算シーズンの米株価下落時の安全資産としての米国債買いなどの影響で、米国債価格が上昇するにつれて利回りは低下し、米10年債の利回りが指標となる米長期金利が低下していたことでも、日米金利差縮小時の円買いドル売りや、欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りが入りやすくなっていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の値動きは、円の安値130円2銭前後から高値129円27銭前後の値幅約75銭で、今朝7時頃の終値を129円59~60銭付近で、前日同時刻比で約60銭の円高ドル安であった。

その後に始まった今日のアジア・オセアニア市場では、時差の近いアジア市場では中国が春節旧正月)の連休であることに加えて、オセアニア市場のオーストラリアも「オーストラリアの日 (Australia Day) 」の祝日休場で、日本市場での値動きが世界市場に影響を与えやすくなっていた。

今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝までの米国市場のトレンドを継承した米利上げ減速予想による米長期金利低下時の日米金利差縮小による円買いドル売りが朝から入り、129円台前半付近で始まった。

今朝は日本銀行 (日銀 / BoJ) が、今月開催分の日銀金融政策決定会合の「主な意見」を発表し、「企業の価格転嫁の動きは現在進行形で、物価上昇のモメンタム(勢い)は続いている」等の意見が見られたが、ほぼ同時発表だった先月分の日本企業向けサービス価格指数の前年同月比は、前回の1.7%と市場予想の1.6%に対して1.5%であったことでは、日本にもややインフレ鈍化傾向が見られ、横ばいに近い値動きも混ざった。

今朝10時前の仲値決済では、今日は月末が近いために日本の輸出企業による円買いドル売りの方が、日本企業の輸入実需による円売りドル買いよりもやや優勢であった。

10時台後半に円相場が129円8銭付近のドルの安値圏に入ると、安値のドル買いの抵抗も入ったが、11時台後半に129円58銭付近に達すると、今夜の重要米国経済指標の発表前のイベントリスクなどによる持ち高調整や利益確定のドル売りで上昇分以上に下げ、13時台には一時129円2銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、それからは低下していた米長期金利がやや回復傾向を示し始めたこともあり、再び高値の円の利益確定売りと安値のドルの買い戻しなどが入り始めた。

今日の午後には日本政府の神田真人財務官が、「投機を背景とした急速で一方的な(為替市場の)動きは容認できない」と発言をしたが、口先介入に留まった。

午後からの欧州英国市場の参入でも、欧州ユーロや英国ポンドがドルに対して一時上昇した後には、米長期金利の回復につれて、高値圏からのユーロやポンドの利益確定売りのドル買いの抵抗が入り始め、16時台にはドルが今日の下げ幅を縮め、一時129円74銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は129円49~50銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約94銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、世界のFXトレーダーや投資家達が注目する最新の米国重要経済指標の発表予定があり、日本時間のスケジュールは、22時半に2022年10~12月の四半期の米国実質国内総生産 (GDP) と米国個人消費支出 (PCE) と米国コアPCE、そして先月分の米国卸売在庫と耐久財受注数、前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数も同時発表されるイベントがあり、続いて24時には先月分の米国新築住宅販売件数、27時には米国7年債入札予定もあり、ドルのイベント時の値動きには注意が必要である。来週開催される米国連邦公開市場委員会 (FOMC) に向けた、持ち高調整も始まっている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円41~43銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約50銭の円高ユーロ安になった。

主要通貨であるドルに対する今日の円相場での円高の影響が、欧州ユーロのドルに対するユーロ高よりも比較的大幅であったためにユーロに対する円高として波及していた。また、今日の高値のユーロの利益確定売りでは、米ドルには今日はイベントリスクがあるために、安全資産のドルに続く低リスク通貨の円が買われていたことなども影響した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0919~1.0920ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.39セントのユーロ高ドル安であった。

前述の欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想に対して、米国の利上げ減速予想と米長期金利低下時のユーロ買いドル売りで、ユーロが高値圏になった影響が残っていた。

昨夜の欧州英国市場では、欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連邦銀行のナーゲル総裁だけでなく、東欧スロベニア中央銀行のバスレ総裁も、「今後2回の会合で、0.5%の利上げが適切」とタカ派の発言をしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円65~71銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約6銭の僅差の円安ポンド高であった。

今日の英国ロンドン外国市場の参入時にも、欧州ユーロと共に元欧州連合 (EU) の英国ポンドもドルなどに対して高値圏で推移していたために、円相場にもポンド高の影響が波及していたが、円もドルに対して円高であったために僅差となった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月26日の日本時間(JST)20時17分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時17分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:17の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.77 〜 129.79 -0.66 (円高)
ユーロ/円 141.50 〜 141.51 -0.41 (円高)
ユーロ/ドル 1.0902 〜 1.0903 +0.0022 (ドル安)
英ポンド/円 160.88 〜 160.94 +0.29 (円安)
スイスフラン/円 141.31 〜 141.37 +0.17 (円安)
豪ドル/円 92.42 〜 92.46 +0.41 (円安)

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FXニュース:米国購買担当者景気指数(PMI)が上昇

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FXニュース:米国購買担当者景気指数(PMI)が上昇

FXニュース:米国購買担当者景気指数(PMI)が上昇

東西FXニュース – 2023年01月25日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • リッチモンド連銀製造業景気指数は低下
  • 米2年債入札好調で利回り低下時のドル売り
  • 米PMIが基準50以下に対して欧州は50以上
  • 消費者物価指数 (CPI) 上昇の利上げ予想

今日2023年1月25日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値130円58銭前後から高値130円10銭前後の値幅約48銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は130円45~47銭付近で、前日17時の前東京終値比で約60銭の円安ドル高であった。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、20時台には前日比での円安ドル高と円高ドル安の境界付近の市場反転圏でも推移している。

今日の値動きの原因はまず、前回の東西FXニュースで予告していた通り、昨夜の米国ニューヨーク外国為替市場で最新の米国経済指標の1月の米製造業と米サービス部門と総合の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が発表され、市場予想以上の上昇でドル買いが強まった。しかし、米債権価格の上昇により利回りが一時低下したことや、米利上げ減速予想で米長期金利が低下時には円安の抵抗要因もあり、大幅な円安ドル高には至らなかった。

時間に沿った世界市場トレンドの動向は、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で日本時間の昨夜23時45分に発表された1月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が前回の46.2と市場予想の46.0に対し46.8に上昇し、1月の米国サービス部門業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の44.7と市場予想の45.0に対して46.6に上昇し、1月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 速報値も前回の45.0と市場予想の46.4に対し46.6に上昇し、いずれも市場予想以上の上昇率であったことで、米景気好感でドルが円や主要通貨に対して買われて、円相場で一時131円12銭付近に高騰した。

しかし、131円台のドルの米国市場の高値からは、利益確定のドル売りの抵抗が入り、また深夜24時に発表された1月の米国リッチモンド連銀製造業指数が前回の1と市場予想の-5に対し-11に低下したことでは、ドル売りの勢いが強まり、大幅な上昇分以上に下げたことで、一時129円87銭付近の米国市場の円相場のドルの安値を記録した。

同時進行中だった米国ニューヨーク債権市場では27時に米2年債入札が行われ、好調な入札結果により債権価格が上昇すると共に利回りが低下したことでも、ドルが売られやすくなっていた。

今月末から始まる米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控え、0.25%の米利上げ減速予想が0.5%の利上げ継続予想よりも優勢であったことでも、米長期金利が一時低下しており、米国経済指標での上昇分以上の一時急落の一因になった。

ただし、米国リッチモンド連銀製造業指数は、リッチモンド連銀の管轄地域であるヴァージニア州ノースカロライナ州サウスカロライナ州メリーランド州の製造業部門の景況感を示す指数で、対象地域や製造業に限定されるため、比較すると全米的かつ製造業だけでなくサービス部門と総合の米国購買担当者景気指数 (PMI) の総合的な上昇の方が重要視されたことでは、米国市場でのドルの安値圏からはドルの買い戻しが入り始め、ドルは再び穏やかな上昇トレンドに転じた。

しかし、欧州ユーロ圏総合の購買担当者景気指数 (PMI) が好景気と不景気のボーダーラインである50を超えていたことに比較すると、米国の購買担当者景気指数 (PMI) は50をまだ超えていないことではユーロ買いドル売りの影響もあり、また、米長期金利低下時には日米金利差縮小時による円買いドル売りの抵抗も強かった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は。130円17~20銭付近で、前日同時刻比では約50銭の円高ドル安であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、時差の近いアジア市場の一部が今日も春説(旧正月)の祝日連休で、オーストラリアやニュージランドがあるオセアニア市場や、日本市場での値動きが影響を与えやすくなっていた。

今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済に向けては、今日は25日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく日の五十(ゴトー)日であるために、輸入実需による円売りドル買いで9時台には円相場は一時下落したが、9時55分からは輸出企業による円買いドル売りが入って戻した。

11時台には米長期金利低下時の円買いドル売りもあり、今日の日本市場時間での円の高値でドルの安値の一時130円10銭付近を記録した。

しかし、それから14時台までは、前述の米国購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けた米国景気好感のドル買いなどで、円相場のドルは再び緩やかな上昇を始め、14時台後半に今日の日本市場の円の安値でドルの高値の一時130円58銭付近を記録した。

ただし、午後14時以降には時差で朝の欧州英国市場の参入が始まり、米長期金利低下時のドル売りに加えて、米国の購買担当者景気指数(PMI)は市場予想以上に上昇したとはいえ好景気と不景気のボーダーライン基準の50以下であったことに対し、欧州ユーロ圏総合の購買担当者景気指数(PMI)には50以上の好景気寄りのものがあったために、ドル売りからの参入になったことなどの影響で、円相場でもドルが下落を始めた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は130円45~47銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約60銭の円安ドル高になった。

しかし、今夜その後の欧州英国市場では米長期金利低下時のドル売りなどが続き、18時台からは一時129円台後半の今日のドルの安値を更新した時間もあり、20時過ぎには前日比での円安ドル高と円高ドル安の境界付近の市場反転圏にも推移している。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間に21時に米国MBA住宅ローン申請指数、深夜24時半に週間の米国原油在庫、27時に米5年債入札予定がある。また、米国ニューヨーク株式市場では決算報告シーズンが続き、大手ではテスラなどの決算報告予定があり、株式市場からの値動きの影響にも注意が必要である。

また、今夜の深夜24時に北米カナダ銀行政策金利を発表予定で、以前に隣接する米国の金利予想による為替相場の値動きに影響を与えたことがあるので、カナダドルの値動き予想に加えて、米ドルやドル円への値動き予想の影響などでも市場で注視されている。

欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円92~93銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約52銭の円安ユーロ高であった。

今夜18時には欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の発表があり、1月の独IFO企業景況感指数は前回の88.6に対して市場予想通りの90.2に上昇しており、欧州景気好感によるユーロ上昇の影響が継続していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0877~1.0879ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.12セントのユーロ安ドル高だった。

欧州景気好感のある一方で、今日のニュースでは欧州中央銀行 (ECB) の高官が、大幅利上げ継続に対して慎重な姿勢を示したことが伝わり、ややユーロ売りも入っていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円69~75銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約24銭の円安ポンド高であった。

今日の夕方16時には英国の最新経済指標の先月分の英国生産者物価指数が発表され、前月比の仕入れが前月の-0.2%に対して-1.1%に下げ、出荷も前月の-0.1%に対して-0.8%に低下したことでは、英国インフレにもとうとうピークアウト感があったことではポンドがやや下げに転じたために東京終値付近でも小幅な円安になり、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では20時台には円高ポンド安に市場反転もしている。

オーストラリアの豪ドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の豪ドル円相場の終値は92円58~62銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約96銭の円安豪ドル高であった。

今朝のオセアニア市場で発表された2022年10~12月期のオーストラリア豪消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回る前年同期比7.8%で、オーストラリアの中央銀行にあたる豪準備銀行 (RBA) のインフレ抑制の利上げ継続予想が強まり、日豪金利差拡大予想による円売り豪ドル買いで上昇していた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月25日の日本時間(JST)20時33分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時33分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:33の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.78 〜 129.79 -0.07 (円高)
ユーロ/円 140.95 〜 140.97 -0.45 (円高)
ユーロ/ドル 1.0860 〜 1.0862 -0.0029 (ドル高)
英ポンド/円 159.71 〜 159.77 -0.74 (円高)
スイスフラン/円 140.71 〜 140.77 -0.24 (円高)
豪ドル/円 91.93 〜 91.97 +0.31 (円安)

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FXニュース:日銀総裁発言で金融緩和修正予想減退

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FXニュース:日銀総裁発言で金融緩和修正予想減退

FXニュース:日銀総裁発言で金融緩和修正予想減退

東西FXニュース – 2023年01月23日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月23日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値130円32銭前後から高値129円5銭前後の値幅約1円27銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は130円13~14銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約1円26銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の値動きの原因はまず、先週金曜の夜の日本市場の終了後の欧州英国市場と土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で、金曜の世界経済フォーラム (WEF) の第53回年次総会のスイスのダボス会議のパネル討論に参加した日本銀行 (日銀 / BoJ) の黒田東彦総裁が、物価目標の2%を安定的かつ持続的に達成するため、「現在の極めて緩和的な金融政策を継続する」と発言したことから、日銀の金利抑制の大規模な金融緩和策の継続予想が強まり、日米金利差拡大予想が優勢で円売りドル買いがあり、円相場が下落した。

黒田日銀総裁は、日本の最新経済指標の先月12月分の消費者物価コア指数 (CPI) が1981年12月以来の前年比4%の上昇率を記録して日銀目標の2%の倍に達した件についても、「輸入コストの上昇が主な要因で、消費者物価は2月から減速し始め、4月に始まる2023年度には平均で2%を下回る」との私見と予測を示しており、インフレ抑制のための利上げを日銀総裁は考えていないという姿勢を示したことから、これまでに日本のインフレ圧による日銀の大規模緩和金融政策の早期の再修正予想で買われていた円も売られ、金利抑制姿勢の日銀に反して利上げ継続予想があるドルやユーロやポンドなどが買われた。

また、同じ金曜の夜には米国連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラー理事の講演発言の機会があり、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) では0.25%の利上げを望んでいるが、金融引き締めの継続も支持しているなどの言及をしたことで、米国ではインフレ抑制のための米利上げ継続予想が強まって米長期金利が上昇し、米10年債利回りが3.48%付近の前日比0.09%高の債権市場終値をつけたほか、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが優勢であった。

金曜の深夜に発表された最新の米国経済指標の先月12月分の米中古住宅販売件数も、市場予想よりも堅調で、米利上げ抵抗要因となる米景気懸念もやや緩和されていた。

そのため、先週末の土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の安値130円62銭から高値129円45銭前後の値動きで、129円55~65銭付近の前日比で約1円20銭の大幅な円安ドル高で先週末の米ニューヨーク終値をつけていた。

週が明け、今日の日本市場の開始前の今朝8時50分には前月12月分の日銀金融政策決定会合議事要旨が公開され、今月1月の会合では日銀は金融緩和策を維持したものの、これは前回に日銀が長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) の許容変動幅を±0.25%程度から±0.50%程度への拡大を決めた時の会合要旨であったために、物価動向について委員の一人が「物価上昇のモメンタム(勢い)が強くなってきている可能性がある」との意見を述べていたこともあり、以前に円買いの原因となった再修正圧がやや意識され、安値での円買いの抵抗が入った。(尚、モメンタム (momentum) とは、テクニカル分析において為替相場の変動の勢いや方向性を評価するオシレータ系指標のことを指す。)

今日の日本の東京外国為替市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、9時台前半には輸入実需の円売りドル買いもあったが、今日は日本の輸出企業による円買いドル売り注文の方が優勢で、9時台後半からは円相場は今朝までの下げ幅を縮め、12時頃には今日の日本市場の円に高値でドルの安値の129円5銭付近を記録した。

しかし、そこからは今日の日本市場でも米国トレンドを継承した日米金利差拡大予想による円売りドル買いが再び優勢になった。

特に、今日は日銀が金利抑制のための共通担保資金供給オペレーション(共通担保オペ)を開始したことも原因となり、円売りドル買いを加速させた。共通担保資金供給オペレーションとは、日銀に差入れられた国債社債などの幅広い担保を裏付けにして金融機関などに資金を貸付ける資金供給オペレーションで、今回の貸付期間は1月24日~2028年1月24日の5年間に及び、14時過ぎに予定額の1兆円に対して3兆1290億円もの応札があり、1兆3億円を落札したと発表されたことから、資金供給を通じた日銀の金利抑制姿勢が意識され、反して利上げ方向であるドルやユーロやポンドなどの主要通貨に対して円が売られた。

今日は15時台に大引けした日経平均株価が上昇していたことでも、投資系のリスクオンの低リスク通貨の円売りで上昇トレンドだったドルやユーロなどが買われる一因にもなっていた。

今日は、日本と時間帯の近いアジアの中国や韓国や香港やシンガポール春節旧正月などの祝日で休場であったことも、世界市場のボラティリティ(価格変動性)を高めていた。

午後からは欧州英国市場の参入もあって円相場が更に下落し、16時台には今日の日本市場の円の安値でドルの高値の130円32銭付近を記録した。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は130円13~14銭付近で、前営業日17時の前東京終値比では約1円26銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間での発表スケジュールは深夜24時に先月12月分の最新の米国景気先行指標総合指数が発表される予定である。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は142円1~2銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約2円30銭のより大幅な円安ユーロ高であった。

主な原因は、ドルの次回利上げ幅の市場予想値は0.25%が優勢でその次に0.5%であることに対して、ユーロは次回利上げ幅も0.5%の市場予想が優勢であることから、金利抑制の日銀に対する今日の金利差拡大予想が日米間よりも日欧間の方が大きかったことなどが影響した。

そのため、ユーロドルも今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0912~1.0913ドル付近で、前営業日17時の前東京終値比で約0.72セントのユーロ高ドル安になった。

先週末の英国ロンドン外国為替市場や米国ニューヨーク外国為替市場でも、欧州中央銀行 (ECB) の利上げ継続予想で欧州の国債利回りが上昇し、ユーロ買いの円売りやドル売りが優勢であった。

加えて、今日の日銀の金利抑制の共通担保資金供給オペを受けて、円が主要通貨に対して下げたことで、大幅な円安ユーロ高になっていた。

今夜この後には欧州ユーロ圏の最新経済指標の発表予定もあり、日本時間では今夜24時に1月の欧州消費者信頼感が発表される予定で、26時45分からは欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言予定も、今後の為替相場の値動き予想材料として市場で注目されている。

英国ポンドも利上げ継続予想があるために、今日の日銀の金利抑制オペなどによる日英金利差拡大予想が優勢で、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は161円51~57銭付近で、前営業日17時の前東京終値比で約91銭の円安ポンド高であった。

ドルやユーロやポンドなどの主要通貨に対する今日の円安は、他通貨にも影響を及ぼし、今日は日銀の金利抑制オペにより、主要通貨に対する全面的な円安が目立つ東京終値になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月23日の日本時間(JST)20時19分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時19分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:19の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 130.15 〜 130.17 +1.28 (円安)
ユーロ/円 141.76 〜 141.77 +2.05 (円安)
ユーロ/ドル 1.0891 〜 1.0892 +0.0051 (ドル安)
英ポンド/円 160.91 〜 160.97 +0.31 (円安)
スイスフラン/円 141.40 〜 141.46 +0.61 (円安)
豪ドル/円 91.13 〜 91.17 +2.05 (円安)

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FX週刊ニュース(1月4週)|米ドル/円:日本銀行金融政策決定会合を開催。大きな調整は無しの方向へ

FX週刊ニュース(1月4週)|米ドル/円:日本銀行金融政策決定会合を開催。大きな調整は無しの方向へ|

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FX週刊ニュース(1月4週)|米ドル/円:日本銀行金融政策決定会合を開催。大きな調整は無しの方向へ

FX週刊ニュース(1月4週)|米ドル/円:日本銀行金融政策決定会合を開催。大きな調整は無しの方向へ

東西FX週刊ニュース – 2023年1月23日

高田 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米ドル/円:日本銀行金融政策決定会合を開催。大きな調整は無しの方向へ。
  • ユーロ/米ドル:動きの少ないユーロ/米ドル。今後も値動きは当分平行線か。
  • 英ポンド/米ドル:英ポンド/米ドル5週間ぶりの高値を記録。英国の雇用統計は堅調に推移。
  • 豪ドル/米ドル:失業率の悪化が目立つオーストラリア。今後数週間の値動きが重要か。
  • 中国での新型コロナウイルスの規制解除へ。原油価格、規制解除で需要が過去最高に高まるか。
  • 金、ドルに反比例した値動き傾向へ。安全資産として今後も値上がり続くか。

 

今週初めの、17日と18日に日本銀行金融政策決定会合が東京で開催された。昨今の低迷した日本経済の事情を見るに、年初から市場では日本銀行総裁の黒田氏やこの会合への期待度は非常に高かったが、結果的には、多くの専門家の期待を裏切る形で、ほとんどの金融政策に関しては据え置きとなった。

市場では政策調整期待が高まっていただけに、その保守的な傾向へのショックは大きく、結果を受けて金融市場は円安に反応した結果、週の高値をつける131.58円まで上昇する結果となった。しかし、その後円は買い戻される展開となり、18日に発表された米国経済指標の12月小売売上高は前月比-1.1%と、前月-1.0%に続くマイナスとなりこれを材料にしたドル売りも円買いの要素となり米ドル/円は127.57円まで下落したすることとなった。

黒田総裁は記者会見にて、前回会合で拡大した10年国債利回りの許容レンジについて「更なる拡大が必要とみていない」とし、市場の更なる調整期待を一蹴した。前回会合における政策調整理由としてあげた市場機能の評価に関しては「機動的な市場調節運営を行うことで今後は改善していく」との考えを示した。黒田総裁は2023年4月8日の任期満了となり、少なくともそれまでは大きな調整の動きはないとみるのが妥当ではないだろうか。

  • ユーロ/米ドル:動きの少ないユーロ/米ドル。今後も値動きは当分平行線か。

先週、ユーロのトレーダーには多くのニュースがあった。まず、欧州中央銀行(ECB)が利上げペースの鈍化を検討しているとの報道があり、火曜日にはユーロが下落した後、水曜日には予想を下回る米国経済指標がドルを直撃し、回復した。

ユーロ/米ドルは、1.0820の基準値付近で取引され、水曜日に回復を始め、ユーロ/米ドルは1.0886と9ヶ月ぶりの高値を記録しユーロ/米ドルは1.0886と9ヶ月ぶりの高値を記録した。

金融市場は、方向性を失っている結果、米国では、インフレ圧力が急激に後退し、12月の生産者物価指数(PPI)が年率6.2%の上昇となり、前月の7.3%から緩和されたことが確認された。インフレ率の低下は、米国連邦準備制度理事会FRB)が物価抑制のために積極的な金融引き締めを継続する必要がないことを意味する。借入コストの上昇はこのような金融政策の結果であり、したがって経済成長は鈍化する傾向にある。
しかし、米国連邦準備制度理事会FRB)の複数の政策立案者は、中央銀行が現在の金融政策を維持することを示唆するタカ派的なスタンスで電報を打った。セントルイス連銀のブラード総裁は、インフレ圧力を確実に後退させるためには、米国の金利はさらに上昇する必要があると述べた。

一方、ユーロは、欧州中央銀行(ECB)の政策担当者が利上げペースの減速の可能性を議論していることを示唆する市場の話によって、重くなった。火曜日には、2月に50ベーシスポイント(bps)、3月に25bpsの利上げの可能性が噂で指摘された。しかし、欧州中央銀行のフランソワ・ビレロワ・ド・ガロー政策委員は水曜日に、「3月に何をするかについて推測するには時期尚早だ」と発言した。彼の言葉は、ECBが3月に25bpsの利上げを行うというトレーダーの憶測を相殺することとなった。今週、ユーロ/米ドルの方向性を大きく決定するニュースが入らない限りは現在の価格付近を推移することになるだろう。

  • 英ポンド/米ドル:英ポンド/米ドル5週間ぶりの高値を記録。英国の雇用統計は堅調に推移。

米連邦準備制度理事会FRB)が今年第1四半期の利上げ幅を縮小し、その後は引き締めサイクルを一旦停止するとの見方が強まる中、米ドル(USD)は数カ月ぶりの底値付近で脆弱なまま、ポンド円は前週に持ち高を拡大させる結果となる。

小売売上高、生産者物価指数(PPI)、鉱工業生産など、米国の経済指標が軒並み低調だったため、連邦準備制度理事会FRB)の利上げ観測は後退し、米ドルの買い戻しはほとんど行われなかった。
英国の雇用統計は堅調に推移し、インフレ圧力が緩和されたにもかかわらず、イングランド銀行(BOE)による追加利上げへの期待が高まった。11月の英国失業率は3.7%となった。12月の雇用者数は19.7万人、ボーナスを除く賃金は予想の6.3%から6.4%に上昇した。一方、英国国家統計局(ONS)が2日に発表した12月の消費者物価指数(CPI)は年率10.5%となり、11月の10.7%を上回ったが、予想の10.6%を下回ったという。市場は、来月初めにイングランド銀行が50bpsの利上げを実施することに市場は引き続き期待を寄せている。一方、金曜日に発表された英国の小売売上高は、ポンド高に一服感を与える結果となった。12月の英国小売売上高は前月比1.0%減、前年同月比5.8%減となり、市場予想を下回る結果となった。

今週は、中国の旧正月による1週間の休暇と連邦準備制度理事会の「ブラックアウトピリオド」の中、英国のS&Pグローバル企業PMI速報値と米国の第4四半期国内総生産事前データに注目が集まる。
広範な市場センチメント、米国企業決算、連邦準備制度理事会の利上げ予想は、引き続き米ドルの評価に影響を与え、最終的には英ポンド/米ドルペアに影響を与えることになるだろう。

  • 豪ドル/米ドル:失業率の悪化が目立つオーストラリア。今後数週間の値動きが重要か。

昨年12月のオーストラリアの失業率が3.5%と、前回(昨年11月)、事前予想の3.4%よりいずれも悪化したことが明らかになり、豪ドルは下値を模索する展開となった。

雇用者数は1万4600人減少し、予測値(2万5000人増)と昨年11月(5万8000人増)の両方を下回った。
失業率は予想を若干上回ったが、数世代ぶりの低水準を維持した。オーストラリア準備銀行は政策金利である公定歩合パンデミック時の低水準から3.1%に引き上げたが、19日に発表されたオーストラリア雇用統計は、オーストラリアの労働市場が依然として堅調であることを示している。
豪州中銀は、従来の引き締めサイクルである大幅な利上げの目途が立っていないことを示唆しており、先物市場の50%が2月7日の金融政策決定会合で25ベーシスポイント(bp)の利上げを予想している。来月の豪中銀会合に先立ち、25日(水)には重要な2022年10-12月期の豪州消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。

豪州中銀は、CPIが今年後半に8%まで上昇すると予想しており、物価上昇圧力が強まれば、予想より早く8%に到達することになる。
昨夜見られた米ドルの動きは、オーストラリアの金利見通しを考えると、オーストラリア中央銀行にとって頭の痛い問題であることがわかる。
それは18日夜、昨年12月の米小売売上高と生産者物価指数(PPI)が予想を下回る結果となったことで明らかとなった。

これらの米国の経済指標は当初米ドルを軟化させ、AUD/USDは6カ月ぶりの高値となる0.7063まで上昇した。
しかし、複数の米連邦準備制度理事会FRB)高官が従来の強気な姿勢を示し、そのほとんどが大幅な利上げではなく25bpの利上げが適切との見解を示すと米ドルは全面的に上昇し、それに応じて豪ドルも下落した。
市場関係者の多くは、FRBが2月1日のFOMCで25bpの利上げに動くと見ている。会合後の記者会見は、今後の金利動向を占う手がかりとなるため、注視される。
今後数週間は、2023年に向けての方向性を示す手がかりとなる可能性があるため、豪ドル/米ドルにとって極めて重要なものであり、目が離せないだろう。

国際エネルギー機関(IEA)は18日に発表した月報で、中国での新型コロナウイルスの規制解除を受けて、今年の世界の石油需要が過去最高を記録するとの見通しを示した。また、ロシア産原油の価格上限が供給を減らす可能性があると指摘した。 IEAは月報で、「ロシアの供給は、制裁の影響をフルに受けて遅くなる」と述べた。中国は世界の需要増加の半分近くを牽引するが、その経済再開の形とスピードはまだ不透明だと指摘。経済協力開発機構OECD)加盟国では、工業活動の停滞と温暖な気候のため、昨年第4四半期の石油需要は日量100万バレル近く減少することとなった。

欧米は景気後退のリスクにさらされているが、緩やかな後退にとどまるものと推測される。中国経済の再開は、近隣のアジア諸国の回復を促し、中国がインドに代わって世界で最も高い石油需要の伸びを示すことになることが推測できる。月報では、「中国のロックダウン後の回復のタイミングとペースが、2023年のGDPと石油需要の伸びの最大の要因になる」と指摘。

一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国で構成されるOPECプラスによる生産量は、ロシアを筆頭に日量87万バレル減少するため、原油供給の主役は米国になると説明した。IEAによると、昨年12月のロシアの原油生産量は、欧州連合(EU)の海上輸入禁止や欧米諸国の価格上限設定にもかかわらず、日量20万バレルの減少にとどまった。ロシアの原油輸出は昨年5%以下の増加にとどまり、価格も大幅に下落したという。

木曜日のアジア取引時間では、原油先物価格は上昇した。米連邦準備制度理事会FRB)が引き締めサイクルの終了を決定したことで、景気を下支えし、需要を押し上げるとの期待が高まっていることが主な理由として考えられた。

  • 金、ドルに反比例した値動き傾向へ。安全資産として今後も値上がり続くか。

金相場は、米国連邦準備制度理事会FRB)の利上げペース鈍化への期待から、5週連続の上昇となったものの、ドルが堅調に推移する中、小幅ながら下落した。
金相場は、4月22日以来の高値となる1937.49ドルまで上昇した後、0.2%下落し、1928.06ドルとなった。

金曜日、欧州株は全般上昇している中、米国主要株価インデックスは今週軒並み下げ、安全資産としての需要が増している為上昇につながった。
米国金先物は0.2%高の1928.2ドルで決済された。
最近の弱い米国経済指標とFRB政策決定者の発言は、世界的な景気減速に対する懸念を煽り、投資家は安全資産である金に避難する。
金利が低下すると、利回りの低い地金を保有する機会費用が減少するため、利上げ期待が後退すると金は上昇する傾向がある。

しばらく金相場はドルの動きに反比例して動くことになりそうだ。今後の米国の政策方針に目が離せない。

今週の経済指標カレンダー
時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日 – 2023年1月23日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
08:50 金融政策決定会合議事要旨 JPY
22:30 新築住宅価格指数 (前月比) (12月) CAD
23:30 ECBのパネッタ氏発言 EUR
火曜日 – 2023年1月24日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
02:45 ラガルドECB総裁 発言 EUR
09:30 NAB企業信頼感指数 (12月) AUD
09:30 Nikkeiサービス業PMI JPY
16:00 GfK独消費者信頼感指数 (2月) EUR
17:15 製造業購買担当者景気指数 (1月) EUR
17:15 サービス業購買担当者景気指数 (1月) EUR
17:30 製造業購買部協会景気指数 (1月) EUR
17:30 サービス業購買部協会景気指数 (1月) EUR
18:00 製造業購買担当者景気指数 (1月) EUR
18:00 マーケット総合PMI (1月) EUR
18:00 サービス業購買部協会景気指数 (1月) EUR
18:30 総合PMI GBP
18:30 製造業購買部協会景気指数 GBP
18:30 サービス業購買部協会景気指数 GBP
18:45 ラガルドECB総裁 発言 EUR
20:00 CBI製造業受注指数 (1月) GBP
23:45 製造業購買管理者指数 (1月) USD
23:45 マーケット総合PMI (1月) USD
23:45 サービス業購買部協会景気指数 (1月) USD
23:45 ECBの監査役会メンバーJochnick氏発言 EUR
水曜日 – 2023年1月25日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
01:30 2年物中期米国債入札 USD
06:30 米国石油協会 週間原油在庫 USD
06:45 消費者物価指数 (前期比) (Q4) NZD
06:45 消費者物価指数 (前年比) (Q4) NZD
09:30 消費者物価指数 (前年比) (Q4) AUD
09:30 消費者物価指数 (前期比) (Q4) AUD
09:30 トリム平均CPI (前期比) (Q4) AUD
16:00 生産者物価指数(原材料価格) (前月比) (12月) GBP
17:00 欧州中央銀行非金融政策会合 EUR
18:00 景気予測 (1月) EUR
18:00 現況分析 (1月) EUR
18:00 IFO景況指数 (1月) EUR
20:00 フランス合計求職者数 EUR
木曜日 – 2023年1月26日
1日中 オーストラリア – オーストラリアデー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
00:00 BOC金融政策レポート CAD
00:00 カナダ銀行政策金利発表 CAD
00:00 政策金利発表 CAD
00:30 原油在庫量 USD
00:30 クッシング原油在庫 USD
01:00 加中銀記者会見 CAD
03:00 5年物中期米国債入札 USD
03:00 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
18:30 労働生産性 GBP
22:30 コア耐久財受注 (前月比) (12月) USD
22:30 耐久財受注 (前月比) (12月) USD
22:30 国内総生産 (前期比) (Q4) USD
22:30 GDP物価指数 (前期比) (Q4) USD
22:30 良好な貿易収支 (12月) USD
22:30 失業保険申請件数 USD
22:30 小売業在庫(自動車を除く) (12月) USD
22:30 卸売売上高 (前月比) CAD
金曜日 – 2023年1月27日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
1日中 中国 – チャイニーズ・ニューイヤー 祝日
00:00 新築住宅販売戸数 (12月) USD
00:00 新築住宅販売 (前月比) (12月) USD
03:00 7年物中期米国債入札 USD
08:30 東京都区部コア消費者物価指数(CPI) (前年比) (1月) JPY
08:30 東京都区部のコアコア
消費者物価指数(CPI) (前月比) (1月)
JPY
09:00 企業景況感指数 (1月) NZD
09:30 生産者物価指数 (前期比) (Q4) AUD
09:30 生産者物価指数 (前年比) (Q4) AUD
17:00 国内総生産GDP) (前期比) (Q4) EUR
19:30 ラガルドECB総裁 発言 EUR
22:30 個人消費支出価格指数コア (前年比) (12月) USD
22:30 コアPCE物価指数 (前月比) (12月) USD
22:30 個人消費支出物価指数 (前年比) (12月) USD
22:30 個人消費支出価格指数 (前月比) (12月) USD
22:30 個人支出 (前月比) (12月) USD
土曜日 – 2023年1月28日
00:00 ミシガン消費者信頼感見込み最終 (1月) USD
00:00 ミシガン大学消費者信頼感指数 (1月) USD
00:00 中古住宅販売保留 (前月比) (12月) USD
02:00 ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言 EUR
03:00 ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウント USD
03:00 ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数 USD
05:30 米国商品先物取引委員会 英ポンド
投機的ネットポジション
GBP
05:30 CFTC原油の投機的なネットポジション USD
05:30 米国商品先物取引委員会 金
投機的ネットポジション
USD
05:30 米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100
投機的ネットポジション
USD
05:30 米国商品先物取引委員会 S&P500
投機的ネットポジション
USD
05:30 米国商品先物取引委員会 豪ドル
投機的ネットポジション
AUD
05:30 米国商品先物取引委員会 円
投機的ネットポジション
JPY
05:30 米国商品先物取引委員会 ユーロ
投機的ネットポジション
EUR
 

 

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FXニュース:米新規失業保険申請件数が想定外改善

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FXニュース:米新規失業保険申請件数が想定外改善

FXニュース:米新規失業保険申請件数が想定外改善

東西FXニュース – 2023年01月20日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月20日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値129円29銭前後から高値128円36銭前後の値幅約93銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は128円93~94銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約76銭の円安ドル高であった。

原因はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で日本時間の昨夜22時半に発表された最新の米国経済指標が好調で、前週分の米新規失業保険申請件数は前回の20.5万件と市場予想の21.4万件に対し19.0万件に改善され、米失業保険継続受給者数も市場予想の166.0万人に対して164.7万人に想定外の減少で、堅調な米雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB) による米利上げ継続予想が優勢になった。

同時発表だった1月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も前回の-13.8と市場予想の-11.0に対し-8.9に改善傾向が見られ、先月分の米住宅着工件数も市場予想以上に上昇し、米利上げ抵抗要因であった米景気懸念が後退し、米景気好感と米利上げ継続予想などで、それまでは一時3.32%付近に低下傾向であった米長期金利が一時3.428%付近に上昇し、円安要因である日米金利差拡大による円売りドル買いが起きていた。

ただし、米利上げ継続予想を受けた米国ニューヨーク株式市場では、金利上昇の企業への決算に警戒したリスク回避で、ドルから買える安全資産の低リスク通貨の円が買われたことでは円も下げ渋り、比較的小幅な円安に留まった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値128円25銭前後から安値128円80銭前後の値幅約55銭で、今朝7時頃の米ニューヨーク終値を128円35~45銭付近でつけ、昨夜17時の前東京終値と比較すると円安ドル高であった。

今朝8時半には日本の最新経済指標の発表もあり、総務省の先月12月分の全国消費者物価指数 (CPI) の生鮮食料品を除く総合が前年同月比4.0%上昇し、1981年12月以来のおよそ41年ぶりの上昇率を記録し、日銀の大規模緩和金融政策の修正圧がやや意識され、横ばいに近い値動きの抵抗が混じったものの、今日のドルの上昇トレンドは継続した。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝9時55分頃の仲値決済に向けては、今日は20日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく日の「五十 (ゴトー) 日」であるために、輸入実需のまとまった円売りドル買いが優勢で、円相場は11時頃には128円台後半に下落した。

その後にも今朝までの米国トレンドを継承した日米金利差拡大による円売りドル買いが継続し、午後14時台には129円台に円安ドル高が進行し、14時半頃には今日の日本市場での円の安値でドルの高値の129円29銭付近を記録した。

米国長期金利の上昇時だけでなく、今日は日本の長期金利の低下時にも、日米金利差拡大時の円売りドル買いが入った。今日の国内債券市場では、債券先物が大幅高になったことで、債権価格の上昇につれて国内長期金利の指標となる10年物の国債利回りが低下しており、日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) 再修正圧予想が一時減退し、持ち高調整による円売りドル買いもあった。

今日の日本市場でのドルの高値圏では利益確定売りや安値の円買いの一時抵抗が入り、また午後からの欧州英国市場の参入では、欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言を受けた欧州利上げ継続予想による米欧金利差縮小予想のユーロ買いドル売りがあったために、円相場でもドル上昇の一時抵抗となったものの、一時抵抗の後には再び円相場でドルが上昇した。

その129円台から128円台になった一時抵抗中に、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値をつけたために128円93~94銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約76銭の円安ドル高になった。

ただし、その後の今夜18時台の欧州英国市場では、ドル円は一時抵抗を抜けて反発し、再び129円台のより大幅な円安ドル高にシフトしている。

今夜この後の米国ニューヨーク外国為替市場では、最新の米国経済指標の発表予定は日本時間深夜24時の先月分の米中古住宅販売件数くらいではあるが、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定が複数あり、今夜23時からの米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言と、27時からの米FRBのウォラー理事の発言予定は、両者に次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権があるために世界のFXトレーダー達に注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は139円75~77銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円23銭の大幅な円安ユーロ高であった。

主な原因は、昨夜の欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言で、欧州のインフレ率がやや高止まりして低下傾向を示すデータが出始めてきた一方で、「欧州のインフレ率は、(依然として)極めて高すぎる。インフレ率を適時に2%の目標へと安定させる」などという欧州利上げ継続のタカ派を示唆したために、日欧金利差拡大予想による円売りユーロ買いや、欧米金利差縮小予想のユーロ買いドル売りなどが、今日の値動きに影響を及ぼしていた。

今夜16時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの先月分の独生産者物価指数 (PPI) も、前月の-3.9%と市場予想の-1.2%に対し-0.4%と、下げ幅を縮めたことでも欧州利上げ継続予想が継続していた。

そのため、ユーロドルも今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0838~1.0839ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.31セントのユーロ高ドル安になった。

欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁は、今夜も再び別の発言機会があったことが市場では注視されていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対英ポンド円相場の終値は159円37~43銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約26銭の円安ポンド高であった。

今日の日本の長期金利低下時などには、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) にも英利上げ継続予想があるために、日英金利差拡大予想の円売り英ポンド買いが優勢であった。

ただし、今日の東京終値でポンド円がユーロ円ほどの大幅な円安にならなかった原因は、今日の夕方16時に発表された最新の英国経済指標の先月12月分の英小売売上高の前月比が、前回の-0.4%と前回修正の-0.5%と回復期待のあった市場予想の0.4〜0.5%に対して-1.0%に低下しており、インフレも継続の英国景気懸念による英ポンド売りと安全資産のドル買いや低リスク通貨の円買いの抵抗が入ったことなどが影響していた。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、日米欧英金利差拡大予想などによる円売りが続き、20時台にはドルやユーロや英ポンドなどに対して、前日比で1円を超える円安が進行している。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月20日の日本時間(JST)20時7分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時7分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:07の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.61 〜 129.62 +1.44 (円安)
ユーロ/円 140.49 〜 140.51 +1.97 (円安)
ユーロ/ドル 1.0839 〜 1.0841 +0.0032 (ドル安)
英ポンド/円 160.22 〜 160.28 +1.11 (円安)
スイスフラン/円 141.03 〜 141.09 +0.77 (円安)
豪ドル/円 89.83 〜 89.87 +1.06 (円安)

 

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FXニュース:最新米国経済指標で景気懸念強まる

FXニュース:日銀が大規模緩和金融政策を維持|

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FXニュース:最新米国経済指標で景気懸念強まる

FXニュース:最新米国経済指標で景気懸念強まる

東西FXニュース – 2023年01月19日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米利上げ減速予想で米長期金利低下
  • 米国小売売上高が市場予想を下回る
  • 米卸売物価鈍化で利上げ減速予想も

今日2023年1月19日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値128円69銭前後から高値127円76銭前後の値幅約93銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は128円17~19銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約2円7銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因は、まず昨日発表された日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合金利抑制の大規模緩和金融政策が維持されたことで前日に大幅な円安ドル高になっていたために、今回の日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正は見送られたものの今後の再修正への期待値は残り、安値の円買いと高値のドルの利益確定売りなどが入ったことに加えて、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国経済指標を受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ抵抗要因である景気懸念が高まり、米利上げ減速予想を強めるインフレ鈍化を示すデータも継続したことなどから、米長期金利が低下し、今日は日米金利差縮小による円買いドル売りが優勢になった。

米10年債の利回りが指標となる米長期金利の低下時には、ドルは円だけでなく米欧英金利差縮小時の欧州ユーロ買いドル売りや英国ポンド買いドル売りで主要通貨に対しても下げており、それが円相場にも波及したことで、今日は前日比で大幅な円高ドル安に転じた。

時間に沿った世界市場トレンドの動きの解説では、日本時間の昨夜22時半に発表された米国の最新重要経済指標の先月12月の米国小売売上高が、前月の-0.6%と市場予想の-0.8%を下回る-1.1%で、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ抵抗要因の米国景気懸念が高まった。

同時発表の先月12月の米国卸売物価指数 (PPI) の前月比も、前回の0.3%と市場予想の-0.1%に対して-0.5%と、想定以上の米国のインフレ鈍化を示すデータであったことから、米利上げ減速予想が強まって米長期金利が低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りや、欧州ユーロや英国ポンドなどの主要通貨に対するドル売りが起きた。

続いて、昨夜23時15分に発表された12月の米鉱工業生産も、前月の-0.2%と市場予想の-0.1%に対して-0.7%に悪化しており、米国景気減速懸念によるドル売りが継続し、一時127円67銭付近の円高ドル安を記録した。

ただし、その後には高値の円の利益確定売りや安値のドル買いや持ち高調整などの抵抗が入り、米国市場でのドル円相場は円の安値の129円13銭前後から高値の127円67銭前後の値動きをし、値幅は約1円46銭であった。

そのため、今朝の米国ニューヨーク外国為替市場の終値は128円90銭~129円0銭付近で、昨日正午頃の日銀発表前の早朝に前終値をつけていた前日同時刻の前ニューヨーク終値比では約85銭の円安ドル高であったが、日本市場の昨夜17時の前東京終値の130円18~20銭付近と比較すると、約1円24銭の大幅な円高ドル安に転じていた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標も発表され、財務省の先月12月の通関ベースの日本の貿易統計の季調済は、前回の-1兆7323億円と市場予想の-1兆6157億円に対し-1兆7242億円の赤字であったことでは、円安も赤字要因であるためにやや円買いが入り、また米国トレンドを引き継いだ日米金利差縮小予想の円買いドル売りもあって円が買われて上昇したが、前東京終値比で円高ドル安に転じていた今朝は、日本企業の輸入準備資金のドル買い注文の抵抗も混じり、10時台に今日の日本市場での円の安値でドルの高値の128円69銭付近を一時記録したが、揉み合うような形の横ばいに近い売買交錯が起きていた。

そのドルの高値圏からは、輸出企業の円買いドル売りに加えて、米国トレンドを引き継いだ米利上げ減速予想による日米金利差縮小予想の円買いドル売りと、米長期金利低下時の日米金利差縮小時の円買いドル売りなどで、昼頃から午後にかけて円相場が再び上昇し、15時台に今日の日本市場での円の高値でドルの安値の127円76銭付近を記録した。

今日は日経平均株価が下落しており、日本株安時のリスク回避でも国内安全資産の低リスク通貨の円買いがあり、主要通貨に対する円相場の上昇に影響を与えていた。

午後からの欧州英国市場の参入もあり、ドルの安値の底入れを示すテクニカル分析シグナルのダブルボトムを組むような形で127円台を二回記録した後からは市場転換が起き、高値圏からの円売りと安値圏のドルが買い戻される抵抗が入り始め、128円台に戻していった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は128円17~19銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約2円7銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間でのスケジュールは22時半に前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数、先月12月の米住宅着工件数、米建設許可件数、1月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米フィラデルフィア連銀景況指数がまとめて発表されるほか、23時から米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の米ボストン連銀のコリンズ総裁の発言、25時に米週間原油在庫、27時15分からは米FRBのブレイナード副議長の発言予定などがあり、世界のFXトレーダーや投資家達に今後の為替相場の値動き予想データとして注目している。

また、米株関連では今夜の米国ニューヨーク株式市場でも決算報告があり、米株の値動きによっては日本株にも影響を及ぼし、株式市場のリスクオフやリスクオンが為替相場に影響を与える可能性があることにも注意が必要である。

一方、今日は欧州ユーロに対しても円高が波及しており、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は138円54~56銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約2円49銭の大幅な円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0807~1.0809ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.20セントのユーロ安ドル高であった。

昨夜の欧州英国市場では、米国市場と後半が同時進行であったために、前述の米国経済指標を受けた欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りの影響でユーロ高ドル安になっていたが、米国市場で一時1.0887ドル付近の2022年4月以来のユーロ高ドル安水準を記録したことから、その後には高値圏のユーロの利益確定売りや安値のドル買いの持ち高調整などで今日の日本市場では反発し、ユーロ安ドル高に転じた。

ただし、今日の午後に欧州中央銀行 (ECB) 理事会関係者のオランダ中銀のクノット総裁が、「0.5%の利上げは一度だけには留まらず、複数回計画している」と発言したことでは、ユーロが一時上昇した時間もあった。

また、今夜は19時半から欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の発言機会があり、21時半から欧州中央銀行 (ECB) 理事会議事要旨も発表される予定もあり、発表結果によってはユーロドルには再び市場反転が起きる可能性もあることには注意が必要である。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は157円99銭~158円5銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約89銭の円高ポンド安であった。

利上げ要因の米国のインフレが低下傾向を示し、欧州も高止まり傾向であることと比較すると、英国のインフレは継続しており、堅調な英国雇用市場を支えにした英利上げ継続予想による英ポンド買いの抵抗があったために、今日の英ポンドに対しては主要通貨への円高の波及があっても、ドルやユーロほどの円高にはなっていなかった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月19日の日本時間(JST)20時16分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時16分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:16の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 128.57 〜 128.58 -1.67 (円高)
ユーロ/円 139.22 〜 139.23 -1.81 (円高)
ユーロ/ドル 1.0826 〜 1.0828 -0.0001 (ドル高)
英ポンド/円 158.60 〜 158.66 -0.28 (円高)
スイスフラン/円 140.23 〜 140.29 -0.26 (円高)
豪ドル/円 88.49 〜 88.53 -0.88 (円高)

 

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FXニュース:日銀が大規模緩和金融政策を維持

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FXニュース:日銀が大規模緩和金融政策を維持

FXニュース:日銀が大規模緩和金融政策を維持

東西FXニュース – 2023年01月18日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀のYCC再修正見送りで円相場急落
  • 米景気懸念では利上げ減速予想が優勢
  • 欧中銀ECBの利上げ減速予想と買い戻し
  • 堅調な雇用指標とインフレ続く英ポンド

今日2023年1月18日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値131円58銭前後から高値128円22銭前後の値幅約3円36銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は130円18~20銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約1円47銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の値動きの主な原因は、日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合が、金利抑制の大規模緩和金融政策を現状維持する発表をし、長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正を行わなかったことから、円安要因の日米欧英金利差拡大予想により、主要通貨に対して円相場が急落し、一時131円58銭付近の円安ドル高を記録した。

世界と日本の市場トレンドの動きを追った解説では、まず昨日17時までの日本市場の終了後の欧州英国市場では、日本市場のトレンドだった日銀のイベント前の持ち高調整が継続し、米国債利回りが指標となる米長期金利が上昇時の円売りドル買いもあり、昨夜19時台のドル円は一時129円台の円安ドル高になっていた。

ただし、その後の昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、昨夜22時半に発表された最新の米国経済指標の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が、前回の-11.2と市場予想の-8.7に対し-32.9と大幅に減少し、米景気懸念によるドル売りの抵抗が入った。

連休明けだった米国市場で米景気減速懸念による米利上げ減速予想の円買いドル売りも加わったことでは、25時頃にドル円は一時127円99銭付近の円の米国市場高値をつけたものの、安値のドルのショートカバーの買い戻しなども入ったことで、対円のドルはそれまでの欧州英国市場での上げ幅を米国市場で縮めた形になった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の終値は128円12~15銭付近で、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比では約25銭の円安ドル高であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝は正午頃に予定されていた日銀金融政策決定会合の発表を前にしたイベントリスクの円の持ち高調整や買い控えに加えて、今朝9時55分頃の仲値決済に向けても、日本企業の輸入実需による円売りドル買い注文が入り、10時過ぎには一時129円4銭付近に円相場が下落したが、輸出企業の円買いドル売りなどの抵抗もあり、11時台には128円台中盤付近で推移していた。

そして、正午頃に世界が注目していた日銀 (BoJ) 金融政策決定会合の結果発表があった。日銀は大規模緩和金融政策を現状維持する決定をした。日銀の政策金利発表と声明文では、金利抑制が円安要因となっていた長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の許容変動幅上限も、前回に修正した±0.5%のままで据え置いて再修正を見送ったことなどから、円安要因の日米欧英金利差拡大予想の円売りドル買いと円売り欧州ユーロ買いや英国ポンド買いで、減速予想はあっても利上げ継続予想の米国や、欧州と英国などの主要通貨に対しての円相場が急落し、発表後には一時131円台の大幅な円安ドル高になった。

ただし、日銀が公開した最新の今日の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、市場予想通りに物価見通しは上方修正しており、今回の再修正は見送られたが、いずれ再修正時期が来るのではという円買いの抵抗要素は残ったため、一時130円台に戻した。

しかし、15時半頃から日銀の黒田東彦総裁の会合後定例記者会見があり、「長期金利の変動幅を更に拡大する必要はない」と発言したことでは、再びドル円は131円台に反発した。

約1時間近い会見が続く中で、黒田東彦総裁はイールドカーブ・コントロール (YCC) の限界が近いのではということに関しては、「(今後も)一切いかなる変更も検討しないわけではない」と発言したことでは、今回は大規模緩和の金融政策を維持したものの、いずれ限界が近づけば将来的には再修正がされる可能性もあるのではという市場予想は一部で継続し、次第に安値の円の買い戻しや高値のドルの利益確定売りなどの抵抗も入り、ドル円は再び130円台に戻していった。

また、日銀は今回の再修正は見送ったが、日本政府の財務省では、昨日までに連日で日本の長期金利が債権売りで±0.5%を上回る動きを受けたことから予算を検討し、10年債の2026年度の想定金利を1.6%に引き上げたことも、一部の円買い抵抗要因になっていた。

午後からの欧州英国市場の参入では、今日の時間外の米国債市場で米10年債利回りが指標となる米長期金利が低下していたことを受け、安値の円買いとドル売りの抵抗が強まり、夕方には130円台前半を割り込む勢いになった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は130円18~20銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約1円47銭の大幅な円安ドル高になった。

また、今夜の欧州英国市場では、19時台には一時129円台になり、対ドルの円相場は今日の大幅な下げ幅を縮めてきている。

今夜この後には、最新の米国経済指標などの発表予定があり、市場は注目を続けている。 日本時間での今夜の発表スケジュールは、21時に米MBA住宅ローン申請指数、22時半に注目度の高い先月12月の米国小売売上高、米国生産者物価指数とも呼ばれる米卸売物価指数 (PPI) 、23時には米国連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の米アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定、23時15分に12月の米鉱工業生産と米設備稼働率、24時に前年11月の米企業在庫と1月の米NAHB住宅市場指数、27時に米20年債入札、28時に米地区連銀経済報告 (ベージュブック) 、28時に米FRB高官の米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言、30時に11月の対米証券投資などが予定されており、FXトレーダーや投資家達に今後の為替相場の値動き予想データとして注視されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は140円98~99銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円61銭の大幅な円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、今夜17時の日本の東京外国為替市場の終値は1.0827~1.0829ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で横ばいレンジに近い約0.01の僅差のユーロ安ドル高であった。

原因は、昨夜の欧州英国市場で発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの独ZEW景況感調査が市場予想を超えて大幅に上昇したことでは景気好感によりユーロが買われて対ドルで一時上昇していたが、その後に欧州中央銀行 (ECB) 理事が利上げ減速を支持するとの米ブルームズバーク通信の一部報道があったことを受けて欧州債利回りが低下し、ユーロが対ドルで一時大幅に急落し、米国市場では一時1.0775付近のユーロ安ドル高を記録していた。

しかし、今日の午後に欧州中央銀行 (ECB) 高官のフランス中銀のビルロワドガロー総裁が「ラガルド総裁の0.5%利上げガイダンスは依然として有効」と発言し、一部報道にあった「利上げ幅を0.25%に縮小する支持が高まっている」という内容の記事を否定したと市場で受け止められたことでは、ユーロが買い戻されて対ドルで上昇した。

また、今日の午後に発表された元欧州連合 (EU) の英国のインフレ指標を受けて、英国ポンドが上昇したことに連動するかのようにユーロの買い戻しも強まったことで、ユーロドルは前日比で横ばいレンジ付近に回復していた。

19時に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標の12月の欧消費者物価指数 (HICP) の改定値は前年同月比で、コア指数ともに前回と市場予想通りの横ばいの欧州インフレ高止まりを示していた。

英国ポンドは、今夜17時の日本の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円40~46銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約3円1銭の超大幅な円安ポンド高であった。

原因は、今日の日銀発表を受けた日英金利差拡大予想に加えて、英国インフレ継続と堅調な雇用市場を背景とした英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) による利上げ継続予想が相まって円売りポンド買いの勢いが増した影響が大きい。

昨夕発表された英雇用統計で堅調な労働市場を背景とした英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の利上げ継続予想が強まり、昨夜の欧州英国市場でもポンド買いドル売りが優勢であったが、今日の午後に発表された最新英国経済指標の英消費者物価コア指数(CPI)が市場予想を上回り、英国のインフレ継続による英利上げ継続予想などから英国ポンドは対円だけでなく対ドルで上昇していたことで、他の主要通貨よりも大幅な円安ポンド高になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月18日の日本時間(JST)20時36分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時36分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:36の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.24 〜 129.25 +0.53 (円安)
ユーロ/円 139.94 〜 139.96 +0.57 (円安)
ユーロ/ドル 1.0827 〜 1.0829 -0.0001 (ドル高)
英ポンド/円 159.75 〜 159.81 +2.36 (円安)
スイスフラン/円 141.41 〜 141.47 +2.43 (円安)
豪ドル/円 90.72 〜 90.76 +1.21 (円安)

 

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