文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム
7月第3週の米ドル/円は今年1月の1ドル112円代近くまで円安が進み、一時期113.14円まで米ドル高・円安が進行した。日銀の期待に沿ってこのまま円安が続くかと期待が寄せられたが、それもつかの間、相場は米ドル安・円高に向かった。米ドル安の背景にはアメリカの実質金利が、反対に円高には ゼロ金利政策が大きく影響している。
円市場は日本銀行が期待していた通りに円安には向かわず、持続する円高に市場の先行き不安が見られる。今月末、日本銀行では2日かけて金融政策決定会合を開き、 超金融緩和の長期化からもたらされる現在の不健康な経済状態を改善するべく議論される。現状が続けば、物価低迷から超低金利政策がさらに継続することが見えている。一部の報道によると長期金利目標や ETF(上場投資信託)買い入れ手法の柔軟化などが選択肢になると報じられている。ちなみにETFは日銀が大型投資家であることは周知の事実だが、ETFは国内の金融市場に流動性をもたらすことを目的に設立された取引市場であることはあまり知られていない.....全て読むにはこちらをクリック!